にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です

RawTherapeeのRetinexを実際に使ってみる

2015年11月25日 00:00

Retinexで蘇った写真

Retinexで蘇った写真

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事からの続き。今回は実際にRawTherapeeのRetinexを使ってみる。




今のカメラにはAE(Auto Exposure)によりメーカーの考える適正露出を瞬時にして弾き出してくれる。そして多くのカメラはファインダー上の風景を複数に分割してそれぞれの輝度を計り複雑な計算によってその値を出す。

ふと、RawTherapeeのRetinexはこれに似ていると思った。RawTherpaeeの考えるAEとでも言おうか?。RAWからの情報を読み解き、明るい部分を抑え、暗く落ち込んだ部分を上げてくれる。人間の目で見ているような風景にしようとするのがコンセプトだろうからコントラストが落ちた像になるんでなく、部分的にコントラストを上げているのでクッキリと見える。

次の写真、Pentax K-5の撮って出しJPG(カスタムイメージの「風景」を色々と弄っている)だ。ほぼ適正露出であろうが、空色が薄く、インパクトが全くない。


2015-11-25-02


こういうしょ~もない写真をなんとかそれらしく見せたい。そんな時にRetinex。

1, カラータブの入力プロファイルLightroomのPentax K-5 Adobe Standardを読み込む。
2, Retinexをオン
3, Strengthを40。
4, Carianceを500。
5, Offsetを-5000。

たったこれだけで下のような絵になってくれる。


2015-11-25-03


ミドル部分の発色は非常に豊かになった。しかし山の稜線部分をご覧になって欲しい。ここにハローが出ているでしょう?。如何にも空にマスクを掛けて色付けしたように見えてしまう。そこで最終的には下のようにRetinexを設定する。


2015-11-25-04


2015-11-25-05


まだ稜線部分にちょっと白く浮き出ている部分があるが、ほとんど目立たないと思う。もしこれで不満ならRetinexのTransmission Mapのカーブの山をもっと左側にセットすれば良い。

そしてシャドー部の彩度が下がっているのでLab調整にてシャドー部を中心に彩度を上げてみる。


2015-11-25-06


その調整を施したのがトップ写真。このまま見ているとまだ稜線部分に違和感があるが、マウスクリックで長辺1200ピクセル像がポップアップするのでその写真をご覧になって頂きたい。

こんなもんなら十分でしょう?。本当はここまでボタン一発で出来てくれれば良いのだが、カメラでも撮影者の意図に合わせるには露出補正をしたり、彩度、コントラスト、ダイナミックレンジを調整してやら無いと100%満足には仕上がらない。

少なくともPentaxカスタムイメージで現場にてチョチョイとこの発色を出すのはほぼ不可能であり、この程度の作業でここまで写真が生まれ変わってくれるのだからRetinexに対して万々歳と言ったところか?。

とにかくこの写真のようにハイライトが白く飛んでいる訳でもなく、シャドーも黒く潰れていない。でもなんとなく写真全体が眠いよねぇ~、そんな風景にインパクトを与えてくれるのがRetinexである。今回は自然風景をまな板に乗せてみたが、都市風景の方が使い勝手があると思っている。また眠い写真と言えば光が全体に均一に回っている曇り日。そんな写真には最適だ。

但し!。この程度の処理ならLightroomやCapture One Pro、DxO Optics Proでも可能なのを忘れてはいけない(笑)。


にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です



コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)