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RawTherapeeのRetinexは何かと便利かもしれん

2015年12月01日 00:00

ワンちゃん?

ワンちゃん?

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回の記事を見ると、書いている自分でも「こんな面倒な事をするんかいな!?」と首を傾げてしまう。でもくじけじゃ駄目だ。

霞の除去効果?、ダイナミックレンジが広がるトーンマッピング?、そんなの考える必要はない。Retinexをオンにすればおおよその写真は瞬時でクッキリハッキリするのだから、Lightroomで言うところの明瞭度と似たような感覚で使うのが良いだろう。




おやっ?、なんと文頭で結論が出てしまった。うーん・・・。

とにかくRawTherapeeのRetinexは「ほんのちょっとダイナミックレンジを広げたい」、「眠い写真にメリハリを付けたい」、そんな時に結構便利かもしれない。

通常、ダイナミックレンジを広げたり、メリハリを付ける場合はハイライト、シャドーを補正、そしてトーンカーブを使う。でもRetinexはそれをオートマチックでやってのけてしまう。

勿論、どんなものでもオートマチックは不満は出るもの。車でもそうでしょ?。「ここでシフトアップを勝手にされるのは不快だ!」とか「坂道を下っているんだからなんでギアを落としてくれないんだ!」と文句を言いたくなる。

それと同じで使い続けているとRetienxをオンにしただけではなんだかんだと不満が出てくる。でも「うん、デフォルト値でいいんじゃね?」と思える写真も多い。次の写真。一見すれば1段以上の露出アンダーの写真に見える。ならば露出そのものを1段上げれば済む話だ。


RawTherapeeでのLightroom用 K-5 Adobe Standard像

2015-11-31-02


そこから露出良補正を+1

2015-11-31-03


しかし意図によって「ローキーのイメージのままメリハリを付けたい」、そんな時があるでしょう?。Lightroomならここでトーンカーブと明瞭度の併用となるが、RawTherapeeではRetinexを使う。


Retienxをオンにしただけ

2015-11-31-04


Strengeを35、Varianceを500にした 2015-11-31-05


ここで「露出補正量を+0.3~0.5に抑えてコントラストを上げるだけで良いんじゃないの?」と思われるかもしれない。確かにその通り。どちらを使うかは皆さん次第と言ったところだ。

ただ、単にコントラストを上げるとシャドーが落ち込みハイライトも飛ぶ可能性もあり、それはメリハリとは言わない。Retinexはシャドーを程好く持ち上げてそれぞれの明るさの部分にコントラストを付けてくれるから、Lightroomの明瞭度とは意図は異なるが、それと似たような使い方をするのが良いだろう。

バグなのか理論から得た仕様なのか、Retinexは全ての写真では使えない。オンにした瞬間、著しく彩度が落ちたり、色相が大きく変化する写真がある。そういう写真は幾ら設定値を変えたところで上手く処理されない。

ほんの少し発色がおかしいか?、彩度が落ちたか?、そう思った写真はLab調整等で発色、彩度、色度を調整するだけで良いが「激しくおかしい」、そんな場合は直ちに諦める!。

とにかくオンにして「これは気味が悪い!」と思ったらRetinexは捨て、ダイナミックレンジの上げ下げにはトーンカーブやシャドウ/ハイライト調整、トーンマッピングを、Lightroomの明瞭度っぽい作業をしたいのならディテールタブのディテールレベルのコントラストやウェーブレットなどを使うしかない。
上の囲みも含め、Retinexはネイチャー系の写真よりも街の風景がマッチしていると思う。街の風景だったら多少色相が変化してもさほど違和感を持たないでしょう?。

銀座界隈の洒落た風景から昭和下町風景、はたまた廃墟、とにかく人工物だったらほとんどがマッチする絵になってくれる。特に曇り日や日陰と言った光が回っていてコントラストが緩い風景はLightroomの明瞭度をガツンと掛けたような絵に仕上がってくれるので大変重宝している。

本日トップ写真と以下の写真は全てRetienx処理を加えたもの。JPGのオリジナル像はあえて表示しないので、こういうメリハリのある絵が好きな方は是非ともRetinexを研究されたし!。


2015-11-31-06

Olympus E-P3, 17mmF2.8


2015-11-31-07

Nikon D90, Nikkor 16-85mmF3.5-5.6


2015-11-31-08

Sony α7, Sonnar 55mmF1.8


最後の写真は今年初夏にSony αアンバサダープログラムのモニター企画にてSonyから借りた機材で撮影している。

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コメント

  1. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    RawTherapeeに関するコメントは難しいですね。
    私はメーカーが提供するアプリかLightroomを使用しています。
    自分の納得する色合いにするのは、どんなソフトを使っても難しいのですけど。
    それに色合いを複数写真で合わせるのも大変です。

  2. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    フリーのソフトでここまで出来るってことに感動です。感謝?もともとペンタックスのなんとか(名前すら忘れた)っていうソフトすら使ってないです。あれ使いにくい。。シグマは専用ソフトでなければ使えないので使っていますが。
    BigDaddy さんがここまで掘り下げて使い方レクチャーくださるので、頑張って使います。でもすごい進化です。Raw Therapee

  3. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    RawTherapeeって使用者各自が試行錯誤している気がしてなりません。コメントのやりとりって互いが知っている知識を交換し合う訳ですが、RawTherapeeの場合、互いが知らないからどーにもならないって事がある気がしますね(笑)。

    「色合いを複数写真で合わせる」、まさに今後の課題がこれだったりします。自分の色とでも言いましょうか?。オールドフィルム風にするのは結構簡単なのですが、自分が今目指しているコダクロームとベルビアの中間くらいの色合いが写真毎に設定値を変えねばならず、どうにかならんだろうかと感じている次第です。

  4. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    Photoshopの代替になるGimpがスゲェ、これは随分前から定説と化していますが、私個人はGimpは使い辛くて全く使っていませんでした。RawTherapeeも最初はGimp同様に「なんじゃこれ?」と思っていましたが、仰る通り、最近のRawTherpaeeの進化は凄過ぎます。ユーザーが追いつかないくらいですもんね(笑)。

    そうそう、以前RawTherapeeはSigmaのRAWに対応している筈だと書きましたが、実際どうでしょう?。Sigmaの専用ソフトの方が優秀でしょうか?。

  5. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    シグマ X3F ファイルをRaw Therapeeで開くと 全体がマゼンタよりの緑被りをします。これが画像均一に出るのではなく周辺にランダムにでます。シグマのファイルは使いにくいと思います。ただ、すごいのは以前教えていただいたFastStone Image Viewer
    は特筆で、綺麗な色で一発で表示します。早いし。。Adobeですら対応していないのに・・・ 日本語化すればもっと出そうです。
    FastStone には現像ソフトもあるようですがこれも情報少ないですね。

  6. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    RawTherapeeでもSigmaは駄目でしたか。過去のフォーラムとか見ていると「使えるぞ!」なんてメッセージがあったんでてっきり最新のにも対応していると思っていました。情報ありがとうございます。

    FastStone Image Viewerはコーデック技術があるところみたいなので全社のカメラに対応しているみたいですね。時に、これ日本語化されていますよ。

    http://tiltstr.seesaa.net/article/125999663.html

    上で見つけられます。お使いのバージョンのパッチをダウンロードされてください。このImage Viewerはサムネイル表示が速いのが良いですよね。但し、不思議と苦手メーカーもあるようでOlympusのRAWファイルは1200万画素のE-P3のでも時間が掛かるんです。Olympusが何か特殊な事をしているのでしょうね。

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