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我ら「絞り開放隊」が行く・・・

2015年12月21日 00:00

自転車のある風景

自転車のある風景

Pentax K-5, SMC PENTAX-M 50mmF1.4

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



「絞り開放隊」とは前回の記事で紹介した「ジャンクレンズ救出隊」と密接な関係にある非公式団体で、どんな風景でも絞り開放で撮ってしまおうなる主旨の元に運営されている。

例によって隊長一人、隊員ゼロの団体で、その姉妹団体として「一段絞り隊」、やっぱり一段は絞りたいよねぇ~、なる軟弱な団体も存在する(笑)。




この怪しい隊発足のきっかけは2月26日の記事「絞り開放の夕べ」の彼を思い出したから。

今年は単焦点レンズに始まった年で2015年1月の記事の大半は単焦点レンズネタ。そしてオールドレンズの絞り開放は収差の影響でボヤッとするものの芯があるからソフトフォーカスのようだと至るところで書いている。

フィルム時代、人物撮影を除けば絞り開放を使う機会はなんてほとんどない。開放で撮影せざるを得ない状況、当時はブレ補正もなかったし、フィルムもISO400までが主、辺りが暗くシャッタースピードが稼げないと言った場合の緊急回避でさえなんとか一段は絞っていた。

それでもシャッタースピードが稼げない、例えば50mmレンズを使って絞り開放時のシャッタースピードが1/15secだったとする。これくらいだと何かを支えにしたり、気合と根性でブレない写真を撮れる可能性がある。でも1段絞ったら1/8sec、100%ブレるのが判る。そんな時は潔く撮影を諦めていた。

それはデジタルになっても変わらないし、フィルム時代よりも何段も感度を上げられるので大口径レンズ、F1.4やF2の絞り開放なんてフィルム時代よりも使う機会はないと言って良いだろう。でもそれは昨年くらいまで。今年は積極的に絞り開放を使うようにしているんだ。

味覚の問題。人は年を重ねる毎に味覚って変化していくでしょう?。子供の頃は野菜なんて不味いと思っていたけど今では美味しく頂く。またあと10年もすれば体が脂っこいものを受け付けなくなるだろうし、塩分だって控えなくちゃならない。

2月26日の記事「絞り開放の夕べ」、これに感化された・・・、初めてブラックコーヒーを美味いと感じた瞬間と言って良いのかもしれない。

お茶請けに沢庵を頬張る爺さん、婆さんを見て子供の頃びっくりしていた。そんな人、多いと思う。ところがいつからだろうか?、30代半ばくらいかなぁ~、日本茶に漬物が合うと感じ始めたのは・・・。沢庵のつぼ漬けとか茄子の浅漬けなんて最高だ。

それと同じでオールドレンズ絞り開放のアンニュイな描写を一般的な風景に使っても面白いと思うようになったんだ。2月26日の記事「絞り開放の夕べ」で紹介した彼と同じ心境になったんだ。

初夏に借りたSonyのZeiss 55mmF1.8は絞り開放でも収差が抑えられていてシャキッとしている。それが周辺部まで及ぶので遠景でもためらい無く絞り開放が使える優れたレンズ。また最近のズームレンズは各社頑張っているようで絞り開放像でもそこそこの描写をするのでシャッタースピードを考慮すると遠景でもためらわずに開放を使う。A3ノビプリント程度では被写界深度、ボケ具合を考慮しなければそんなコマでも何の違和感もない。

ところがオールドレンズになると「絞り開放だけ」描写が違う。これはA4プリントで判る時があるし、A3ノビなら柔らかな描写はおおよそ理解出来るだろう。

但し、解像度のないデジタルカメラ創生期のコンパクトデジタルカメラのような描写にしか見えなかったり、2世代前のPanasonicのしょぼいセンサーでシャドー部を塗り絵にしてしまうノイズリダクションが掛かったような眠い写真に見えてしまう時はある。でも上手くハマればオンリーワンの写真になってくれる。

被写体に寄ってピントは1点、背景をボケボケにする・・・、そんなのは誰でも出来る撮影法。勿論我が絞り開放隊はそんな風景も臆する事無く撮るが、目指すのはピントが点でなく面、引きの写真でピントを奥に取って無理矢理被写界深度を稼いでしまおう!、そんな趣旨がある。

ピンボケと違って輪郭が滲んでいてもピントに芯があるのでシャープネスを強めたり、現像ソフトを利用して明瞭度や霞の除去、ローカルコントラストの設定である程度硬めの写真だって作り出せるし、霞の除去をマイナスに振って、より全体を滲ませるのも可能。そうなると絞り開放を暗がり専用で使うだけなんて勿体無いと思っちゃう。

ピンホール写真ってあるでしょう?。またHolgaのようなトイカメラで撮影した風景。解像度、解像感って意味あるんですか?、そんな作風。オールドレンズの絞り開放描写ってそれらに近い。ピンホールカメラ、Holgaカメラを使う機会は訪れないだろうが(m4/3のHolgaレンズは持っているけど)、オールドレンズの絞り開放ならいつでも撮れる。

勿論無理に絞り開放を使う必要はない。当たり前だが1段絞れば軟調描写は消えるし、2段、3段と絞っていけば周辺部がカリッとしてくるのだから、写真のクオリティを考えるとF1.4の開放値ならF4~F8くらいまで絞るのが適当だからだ。

まぁとにかく今、このオールドレンズ絞り開放描写がマイブームになっているのだった。それと前回の記事でジャンクレンズ救出隊が入手した絞り羽根がネバったジャンクレンズだって絞り開放だったら関係ないし、その記事で述べた危ない裏技だって使う必要がない。

本日トップ写真、M50mmF1.4の絞り開放。そして構図が違ってしまったが同じ風景をF5.6まで絞ったのが下。どちらもマウスクリックすると長辺1500ピクセルまで拡大するので是非ご覧になって欲しい。


絞りF5.6

2015-12-21-02


シャープネスはLightroomのデフォルトの25なのでトップ写真はピンボケに見えるかもしれないが、次の2枚、トップ写真を等倍で切り出したもの。ピントの芯はしっかりとあり、光の滲みを確認出来ると思う。

ピントは空き缶に合わせている。若干後ピンっぽいかな?。それでも自転車はギリギリ被写界深度に入っているようだ。絞り開放なので周辺部の描写が悪くピンボケには見える人もいるかもしれないが、これくらいなら現像ソフトでローカルコントラストを上げれば良いだけ(笑)。

※クリックで1000x1000の等倍切り出し、シャープネスはLightroomデフォルトの25


2015-12-21-03


2015-12-21-04


後日、再び「絞り開放隊」と題し、様々な写真を掲載したいと思う。

最後に!。「絞り開放隊」は今、隊員を募集している。なぁに、各自のブログで絞り開放写真を掲載すればみ~んな隊員になれる!。勿論同時に「一段絞り隊」も募集中(笑)。


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