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怪しい裏技、実絞り優先AEを使う時の注意点

2015年12月23日 00:00

初冬の風景

初冬の風景

Pentax K-5, SMC PENTAX 24mmF2.8

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12月19日の記事で紹介した電子接点のないKマウント用レンズで絞り優先AEを使う方法で、その時にあまりにも文章が長くなるので割愛した注意点を今回は述べたい。




このレンズロック外しの裏技は推奨する撮影法ではないのでPentaxに確認を取っていないが、その手のレンズでロックを外したまま実絞りで写真を撮っているとどうも測光方法がスポット測光になってしまう気がしてならない。

と言うのもほんのちょっと構図を振るだけで露出が大幅に変化する。いわゆる露出が暴れるんだ。白色の被写体と黒色の被写体とでは明らかに露出値が大きく違う。スポット測光でなくても狭い範囲の部分測光くらいにはなっているのかもしれない。

だから従来通りのマニュアル露出でグリーンボタン押下でシャッターをセットする方式よりもシビアに露出を管理、絶えず露出補正ダイヤルをプラス、マイナスへとグリグリする必要がある。

特に絞りやピント位置を変えて連続で撮影する際には注意が必要。カメラを三脚に固定せずに手持ちでカメラを構え連続的に撮影しているとどうしても構図がずれるでしょう?。自分ではほんのちょっとずれただけと思っていても測光範囲が狭いから平気で1段以上露出が変化してしまう時がある。

ではどうするか?。なぁに簡単だ!。例えばF2.8、F4、F5.6と同じ風景で3枚の写真を撮りたかったとする。その場合最初のF2.8のコマでAEロックしちゃうんだ。すると露出は保持されるからそのまま1段ずつレンズを絞っていけばF4では1段アンダー、F5.6では2段アンダーになってしまうから2コマ目のF4で露出補正を+1EV、3コマ目のF5.6で+2EVにすれば良い。

※電子接点のあるレンズだと絞りを変えれば勝手にシャッタースピード、もしくはISO感度を上げ下げしてくれるので絞り情報を伝達する手段のあるPentaxの通称Aレンズなら露出補正する必要ない筈

「絞り開放隊」はいつも「一段は絞り隊」と行動を共にしているから、M50mmF1.4を使っている時はF1.4とF2のコマを必ず写すし、露出を一定にしたいのでAEロックして絞る毎にプラス補正する手法で撮影しているんだ。

K-5は露出補正が+-5EVまで可能なのでF1.4のコマをAEロックしてもF8(露出補正+5EV)まで対応出来る。そしておおよその風景はF8よりも絞り込まないので、これが一番確実な方法だと思っている。

最初のF2.8のコマで露出補正、暗い部分を測光していて-1EVしていたとしたらF4で0EV、F5.6で+1EVの露出補正になる。反対に明るい部分を測光し、F2.8で+1EVが適正露出ならF4で+2EV、F5.6で+3EVになるから、最初のコマで明るい部分を測光するべきではない。

F1.4でハイライト基準で測光して+2EVしていたら+5EVまでしか露出補正が出来ないので、F1.4、F2.8、F5.6の3枚を撮ろうと思うとF5.6が駄目になる。

だから連続的に撮影する場合は18%グレー部分、もしくはそれよりも暗いと感じる部分を代理測光して露出補正なしか、-1EV、-2EVくらいの露出補正からスタートしてAEロック。

もしF1.4で-2EVの露出補正が適正になっていればF16を使ってもK-5の最大露出補正量は+5EVだから適正露出になる。

これは絞り開放隊だからの話。F1.4を基準にして、F1.4で撮影後、F8のコマも撮る時があるからこう言う作業になる。

絞り開放隊ってなんだよ?、そんな隊長一人しかいない隊なんて知るかよ!。絞り開放で撮った直後にF8なんぞ使わない!、なんて方はこの囲みの内容は無視して良い。
便利なハイパーマニュアルがあるのに何故この裏技実絞り優先AEを何故使いたいか?、それはISOオートを使いたいから!。明るいところではISO100だけど暗い路地になったらISO400が必要。そんな風景毎にISO感度を変えるのが面倒だからレンズが落ちるかもしれないリスクを負いながらも実絞り優先AEを使う。

ドピーカンなら絞りF1.4で1/4000secくらい、F16まで絞り込んでも1/30sec、50mmレンズ(135換算約76mm)ならブレ補正効果もあるのでISO感度の上げ下げは不要になる。そんな時は素直に従来の方式、グリーンボタンを押すだけのハイパーマニュアルを使っている。これなら中央重点測光になり、微妙な構図の変化程度なら露出値が大きく暴れる事はない。

問題は曇天時。曇天でも明るい場所ならISO100でも十分撮影が可能だが、暗い路地に入ってF8まで絞り込むとISO400が必要になる。午後3時も回れば感度をISO800に上げざるを得ない。

そんな日は最初からカメラをISO400、800にセットしても良いが明るい場所や浅い絞りならISO100が使えるんだ。少しでクオリティの高い写真を撮りたいのならISO100で可能な風景はISO100、ISO200がブレないのならISO200で行きたい訳で結果ISO100~ISO800までを頻繁に変更しなくちゃならない。これが面倒臭い。だから実絞り優先AEでISOオートの恩恵に与るのだった。

但し、残念ながらこのISOオートでも注意点がある。ある時気付いたんだ。24mmレンズ(135換算36mm)を使っているのに暗い場所でもシャッタースピードが1/60secから中々下がってくれないんだ。

例えば実絞り優先AEでF4にセットすると1/60sec、ISOが3200になってしまう。ちゃんと電子接点が付いているレンズだとそんな場合1/20~1/30sec、ISO1100~1600にしてくれるから不思議(勿論レンズ焦点距離は24mmにセットしている)。

だから暗い場所でファインダーを覗きながら1/60secから落ちないと判ったら、K-5クラスのカメラだとISO400とISO800の差はさほど感じないが、ISO800とISO1600の違いは大きく、ISOオートのまま1/60secのISO1600で撮るのなら面倒でもISOオートを解除し、1/30secのISO800、ブレ補正を信じて1/15sec、ISO400で撮るのが望ましい。

さて、電子接点のないKマウントレンズはシャッター押下時に初めて指定した絞り値まで絞り羽根が絞り込まれる。それをレンズ裏側の絞りレバーによって機械的に行っている。とするとだよ!。

単なる推測であるが、このレバーを無効にすれば良い訳でしょう?。接着剤で固めると本体側に影響が出るだろうから、レバーを根元から折ってしまえばM42レンズのように常に実絞り測光になる気がする。流石にこれを手前のレンズで行うのは怖くて未確認であるが、機械の動きからして多分間違いないと思う。そうすればレンズを本体にロックさせても絞り優先AEが使える筈・・・。

本日の写真も実絞り優先AE、ISOオートにしていたら1/60sec、ISO200となったのでわざわざISOオートを解除してISO100にセットし、半段プラス補正をして1/45secで撮っている。まぁISO100とISO200との差はほとんどないとは思うが、こういう事には結構神経質なのだった(笑)。

このコマ、絞り開放隊出動時のコマ。だから絞り開放で撮影している(結果、実絞り優先AEでなく普通の絞り優先AEと変わらない)。

このレンズは中心部に関しては絞り開放でもそこそこの解像感を持っている。順光やこの風景のように光の乱反射が少ない?、ような風景だと光の滲みも少なかったりする。ピントの合っている部分を下に示そう。背景のボケと一緒にご覧になって欲しい。

※クリックで1000x1000の等倍切り出し像


2015-12-23-02


満足する描写かと問われると首を横に振るが、ワーキングディスタンスは2メートルくらいだろうか?。被写体までの距離が短ければ短い程、周辺にカビが生えた35年くらい前のオールドレンズでも絞り開放だろうが十分の画質を持っていると思っている。等倍でこの程度だからプリントすればどうにでもなる。

このレンズで10メートル先くらいの被写体を絞り開放で狙った事は何度もあるけど、それを超える遠景を開放で撮った事がない。A3ノビプリントを想定してこのレンズの絞り開放像がどの距離まで耐えられるか、正月休みを利用して試そうと思う。

遠景を絞り開放で撮影した際、そこにオールドレンズとしての味が加われば良いのだが、単に寝ぼけたような絵、センサーサイズの小さなコンデジ以下の画質になってしまったら意味がなく、その辺を検証しなくちゃならない。


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