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SMC PENTAX 24mmmF2.8

2015年12月27日 00:00

神社にて

神社にて

Pentax K20D, SMC PENTAX 24mmF2.8

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ブログネタ、ここのところいつもネタ切れで四苦八苦。そこで写真雑誌と同じように定期的に同じようなネタを繰り返す!、これが一番楽チンだったりする(笑)。だから今日は2015年1月9日の記事ネタを踏まえて・・・。




SMC PENTAX 24mmmF2.8(以下SMCP24mmF2.8)、周辺にカビがある。順光なら影響は無いが、半逆光くらいでもかなりのフレアーが出てコントラストがなくなってしまう。

でもLightroom CC(Ver6)から採用された霞の除去を使えばそんなフレアーもある程度解消されるので、こんな保存状態の悪い40年くらい前のレンズだって現代のデジタルカメラに使えちゃったりする。勿論、これを135カメラで使ったら周辺部はボロボロだろうけど・・・。


盛大に出ちゃっている

2015-12-27-02

Pentax K20D, SMC PENTAX 24mmF2.8


霞の除去を中心に現像

2015-12-27-03


PentaxがKマウントになって初めて出したレンズ群のひとつで、どうも初代Kマウントレンズが不評だったらしく、すぐにSMC PENTAX-Mシリーズが作られちゃったので短命で終わったシリーズ。そしてこういうのは当然プレミアが付いちゃう。

とは言っても所詮Pentaxの極普通のレンズだからこんなのが5万も6万もする訳じゃないのだが、恐らくジャンクじゃない、完動品がすでにこの世にほとんど存在しないのだろう。だから妙な神話が生まれちゃう。このレンズを所持しているカメラマンのサイトやブログを見るとかなり高評価だったりする。風景写真に使える品だ!、なんて書かれてあったり・・・。

でもうちにあるのは単焦点レンズの癖に像面湾曲らしき現象が半端じゃない。中央部をトリミングしているAPS-Cセンサーの像でさえそう思うのだから、135のフィルムカメラで撮影したらそりゃぁひどい像になる筈なんだ。なのに何故褒められている?。

根っからのPentaxユーザーは余程の事がない限り、Pentaxと言うブランドをけなさない!、そういう掟がある。どんなにひどい仕打ちを受けても裏切られても決して見棄てる事無く、Pentax愛を貫き通すのだろう。

テレビの食レポで不味いものを食わされても「うっ、これは特徴のあるお味ですねぇ、好きな人にはたまらないですねぇ~」、美味しいとは言わないが、決して不味いとも言わないのと一緒かもしれない。

ひとつ言えるのが、その手の内容が記述されている多くが古い記事でPentax K10D辺りを使っているんだ。そう、1000万画素クラスのセンサーで恐らく当時はA3ノビプリントなんて全く普及していなかったろうから、みんなA4プリントだった筈。そう、A4プリント程度だったらおおよそのレンズでそこそこ綺麗に写るんよ(笑)。

ただ、うちでもPentax K10Dでこのレンズを使っている写真があり、等倍で鑑賞する限り、どう見ても周辺部の描写は単焦点レンズとは思えない。丸でDA18-55mmF3.5-5.6の18mm側の描写を見ているよう。だからやっぱり像面湾曲しているんだと思う。

下の写真、曇天でISO200、1/125secだからF5.6くらいで撮影していると思う。切り出し像はマウスクリックで1000x1000ピクセルになるのでご覧になれば判る通り、左端は何とか輪郭があるものの右端はすでにボヤけている。

1000万画素しかないK10D、そしてこの距離で片ボケを見て取れるから像面湾曲も含め、1600万画素のK-5では遠景となると(等倍で見れば)周辺部はピンボケ状態になってしまう。

このレンズでF11、F16まで絞り込んだ事は恐らく無いと思うが、もしかすると全体の解像感は落ちるがフレーム全体の平均を取ればF11くらいが最良の像を結ぶのかもしれない。


全体像

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Pentax K10D, SMC PENTAX 24mmF2.8


左端

2015-12-27-05


右端

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今の時代、広角レンズと言えども単焦点レンズで像面湾曲していたら、Pentax愛に満ち溢れているユーザーはそれを「味」とみなすのだろうが、大半は受け付けない。でも1975年当時は24mmと言う焦点距離は超広角の部類に入っていたろうし、プリントサイズだってA4とほぼ同じサイズの六つ切りワイドが主だったろうからこれくらいの描写でも許されたのかもしれない。

※A3ノビプリント程度なら上の片ボケもさほど大袈裟に騒ぐものじゃない

m4/3と言うシステムはフランジバックの関係からか広角レンズの設計が容易なんだそうだ。それをAPS-Cや135の一眼レフでやると造れない、もしくは造れても巨大化してしまうらしい。14mm(135換算28mm)なんて当たり前に良い描写するらしいし、10mm、12mm(135換算20、24mm)なんてレンズも比較的小さく描写も優れているようだ。

だから街のスナッパーはAPS-Cや135フォーマットのカメラよりも絶対にm4/3を使うべきなんだよねぇ。私は広角表現が苦手だからそういう理由でm4/3カメラが欲しい訳じゃないが、Panasonicの14mmF2.5なんて欲しいなぁと思う。

もしm4/3を単焦点で揃えるのなら(カメラをPanasonic GX7と仮定して)、Panasonicの14mmF2.5、25mmF1.7、そしてSigmaの60mmF2.8の3本セット(それぞれ135換算28、50、120mm)になるだろうなぁ。そう、昔は28mm、50mm、135mmを持つのが定番だったからそんなシステムになるだろう。
海外のサイトでSonyのα7Rにこのレンズを装着してレビューされている方がいた。やっぱり「像面湾曲」と言うキーワードを見つけられ、該当写真を見てもまぁ周辺部は輪郭すらなかったりする。比較されていたCanon NFD24mmF2.8とSigma 24mmF2.8の像は周辺部までカリッとしていたから、SMCP24mmF2.8だけ絞り開放で撮っているんじゃねぇか?、と疑う程。そもそも3600万画素のカメラでNFD24mmF2.8がこれほど解像感が高いとは・・・。

もしSony α7系をオールドレンズの母艦とするのならPentax Kマウントレンズを集めるのでなくCanon FDレンズ群を揃えた方が賢いのだろう。FDレンズ(特にNFD)ってデジタル使いになってもあまりネット上で叩かれているのを見た事が無いから、優秀なんだろうなぁ~。

言い換えると、Pentaxって大昔から像面湾曲とかにうとくてそういうレンズを平気で作っていたって事になる。初代のKマウントレンズはそれ以前のM42マウントと同じ設計でマウントだけ変更したらしく、この時から他社から周回遅れにされていたのだろうなぁ~。

この図式ってRicohの傘下になった今もでそうでしょ。先にカメラが出来ちゃって(カメラと同時に出てくるレンズはしょぼいものばかり)後からレンズが追いついてくる。来春の135一眼レフ発表時にどれだけ画質に優れた専用レンズがあるかだなぁ~。

まぁSonyの3600万画素センサーを採用すると言われているから、しょ~もないレンズは出してこないと思うが・・・。
また他のカメラマンはF2.8から1段ずつ同じ風景を撮影し、中央部と周辺部の等倍で比較されており、それを見てもF8まで絞っても周辺部の描写は大きく改善はされていない。

但し、海外のサイトでもシャープネスは優れているなる意見もあったりと個体差、当たり、外れの激しいレンズなのかもしれない。

上の通り、うちのレンズは片ボケを起こしていて中心でピントを合わせると絞り込めば左の周辺部は被写界深度に入ってくるのに(等倍で確認すると)右側はボケている事が多い。

困った、下書きの段階で上の片ボケ写真を用意してウチの固体は右がボケると書いた後に、該当レンズで撮られている写真を眺めていたら反対に左側がボケている写真も発見された!。

これってどういう事?。ピント調節の為のレンズ繰り出し部分がガタついていて(曲がっていて))ピント位置(レンズ繰り出し位置)によって右がボケたり左がボケたりするって事なのかなぁ~。

それとも自分では周辺部のカビは大した事ないと思っているけど、実際にはそうじゃなく、部分的にシャープネスが失われる程になっていて、同じくレンズ繰り出し位置によってその部分が右にあったり左にあったりって事なのだろうか?。

ただ、いずれにせよ像面湾曲があるのは確かだと思うし、うちのは片ボケが右側の出る確率が多いレンズ。
24mmの焦点距離はAPS-Cだと約36mm、私個人は苦手な画角ではあるが、下町を切り取るにはちょうど良い画角でもあり、ワーキングディスタンスを体に染みこませれば使い勝手のある画角。またSony α7系では数字通り24mmレンズとして使えるので、周辺の描写は酷いもんだが、広角レンズとして面白い存在なのかもしれない。

ではこのレンズ、程度の良い中古品を見つけたら買いか?。

うーん、用途によるかなぁ。オールドレンズとして「欠点」を「味」に変換出来る人には良いかもしれない。しかし単に安価だからと単焦点広角レンズとして購入するときっと後悔するだろう。私はこのレンズ、はなっから優れているとは思っていなかったのでオールドレンズの味として処理をしている。

また上述の通り、広角表現が苦手なので、苦手克服用レンズとして結構重宝しているのだった。最近はOlympus E-P3と17mmF2.8で良く遊んでいるが、せっかくこういうネタを書いたのだから、再びこのレンズで遊んでみようと思っている。

それと像面湾曲が激しいレンズの特徴として、ボケがそこそこ美しかったりする。そりゃぁそうだろう。ピントを合わせているのにそれでも周辺部は被写界深度から外れているんだから絞りを開ければよりボケる。ボケの形状が美しいのではなく、ボケが大きくなるって事なのだろう。

確かに絞り羽根は六角形で点光源が多い背景で撮影するとボケが煩いと思うが、実際に様々な風景を撮影していると広角レンズとしてはそこそこ良いボケ味を持っているのではなかろうか?。ボケ味にはほとんど拘らない人間なので本当にそれが美しいかは何とも言えないものの、像面湾曲のお陰でよりボケるのは確かだと思う。

本日トップ写真、等倍でボケ像を見ても大して意味が無いだろうから、長辺1200ピクセルで掲載した。マウスクリックで右側背景のボケをどうぞ。そんなに煩くは無いでしょう?。


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コメント

  1. 南米パパ | URL | -

    こんにちは。先日の「辛口で理屈っぽい」は褒め言葉ですよ^^

    オールドレンズうちにもあったなぁと思い大掃除がてら押入れの中からXR500というRICOHの一眼を出してきました。XRリケノン50mmF2なんていうレンズです。調べると「和製ズミクロン」などと言われていますが、使ってみた感じは正直微妙でした(汗)それでも30年以上も前のレンズでこんなにカリっと撮れるのか!?という感動はありましたし、楽しめる人にはいいのかもしれません。

    PENTAXのレンズ郡を使えるようにKマウントで出したカメラの標準レンズを数十年の時を経てPENTAX機で再利用され、しかも同じ会社になっちゃってました・・・なんて事を考えながら使うとより楽しめますね。

  2. BigDaddy | URL | -

    > 南米パパ さん

    はい、褒められていると認識しておりました(笑)。

    XR50mmF2、お持ちでしたか!。

    XR50mmF2も3種類くらいありまして、初代のが最も評価が高いようです。うちにあるのはPタイプで光学系は同じなようですが、最短撮影距離が初代のものよりも長くなった廉価版にみたいな感じみたいでしたね。

    RicohとしてはPentax買収は悲願だったのかもしれませんね。だったらHoyaが引き受ける時に名乗りを上げてくれていたらどうなっていたか、そう妄想するのも楽しかったりします。MinoltaはKonicaと合併し、Sonyに引き取られてびっくりするくらい進化したので、同じような道を辿っていたかも・・・。まぁSonyの場合センセー製造メーカーでもあるのでそれが簡単に出来たのかもしれません。

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