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ロイター、撮って出しJPG

2016年01月04日 00:00

ぐったり・・・

ぐったり

Pentax K-5, DFA100mmF2.8Macro

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普段の正月は大きなイベントも無く、寝正月を決め込んでのテレビ三昧、年末年始一回ずつお散歩写真をする程度。でも今回の年末年始、プライベート時間が皆無!。上のパンダのように夜になるとぐったり・・・。

紅白歌合戦だけは後半から何とか見たけど、以降地上波、CS系の有料放送を含め、テレビを見る暇すらなかった程。だから正月休みと言った感覚が全くなく、明日はなんとか時間を取ってちょっとだけお散歩写真をしようと思うが、明後日からはもうお仕事・・・。

さて!、2016年の初ネタはロイターのお話。遅ればせながら世界的な通信社であるロイターが撮って出しJPGしか認めないなるニュースを昨年末に知った。今日はそれについて。




この話が世界中に広まったのは昨年の11月20日くらいみたい。詳しくは「ロイター RAW 禁止」とか「ロイター 撮って出し」等で検索されたし。

ところでこの「撮って出し」と言う言葉。誰が使い始めたのだろう。意味は判るし、実に上手い表現だ。しかしネット上のそこそこお堅いニュース系サイトで「撮って出し」と言う言葉を見つけると虫唾が走る。普通に「オリジナルJPG」とか書けないものだろうか?。

ロイターがカメラマンに送りつけたとされる内容は以下の通り。

Hi,

I’d like to pass on a note of request to our freelance contributors due to a worldwide policy change.. In future, please don’t send photos to Reuters that were processed from RAW or CR2 files. If you want to shoot raw images that’s fine, just take JPEGs at the same time. Only send us the photos that were originally JPEGs, with minimal processing (cropping, correcting levels, etc).

Cheers,


まず凄いのが日本なら絶対にあり得ない!。お仕事メールで文頭に「Hi,」、文末に「Cheers,」。これって日本語に直すと「おっす!」「んじゃね!」って事でしょう?。それとも海外ってこういう口語的な文章を平気で仕事で使うのだろうか?。海外のビジネス事情にお詳しい方、是非ともお教え頂きたい。

原文で突っ込むところはもう1つ。「from RAW or CR2」。CR2はCanonのデジタルカメラのRAWファイルの拡張子でしょう?。そしてRAWはRAWだからして、CanonのCR2と言うRAWファイルと他のメーカーのRAWファイル」そんな解釈になるのかな?。

だとするとロイターと契約している大半のカメラマンがCanon使いって事なのだろうな。だってNikonカメラも同等に多かったら「CR2 or NEF or RAW・・・」そんな表現なる筈。それともCanon使用のカメラマンばかりが脚色し過ぎた像を送ってくるのだろうか?。

次に問題にしたいのが、これをニュースとして取り上げている一部の日本語のサイトが間違った解釈をしているんじゃないかと言う点。

原文の「please don’t send photos to Reuters that were processed from RAW or CR2 files.」、これって学校で習った英語のまま訳すと「RAWから処理された写真をロイターに送らないでちょうだい!」ってなる。

※この解釈が間違っていたら本ネタそのものが終わる!(笑)

どうも日本のこれを伝えているサイトでは「RAWファイルを送るな、撮って出しJPGを送れ」って誤った訳しになっちまっているみたい。だから掲示板系のサイトでは「今までロイターはカメラマンが送ってきたRAWファイルをわざわざ現像ソフトで現像していたのか!」なんて話になっている。

フィルム時代は撮影済みフィルムを通信社や新聞社に送ってそこが現像やプリントをしていた筈。そりゃぁ戦場でフィルムの現像屋さんなんてないでしょう?。でも今の時代、カメラマンがRAWファイルを送って通信社であるロイターがパソコンで現像するか?。

最初に読んだのがそんな風に書いている日本語サイトだったから「そりゃおかしいんじゃねぇか?」と思って原文を読んでみたんだ。

それと通常あり得ない絵が送られてくるからロイターは撮って出しJPGにしてね!、と言っているのだからカメラマンがデモザイクされていないRAWファイルをロイターに送る筈がない。それともLightroomのサイドカーファイルと一緒に送りつけているのか?(笑)。でもそれだったらロイター側がサイドカーファイルを無視するだけで良い。

勝手な解釈だとこうだ。

「現場のカメラマンはいち早く状況を伝える義務があるのに、わざわざ撮影後にパソコンやスマホを取り出してちまちまRAW現像してあり得ない風景を送ってくる暇があったらどんどん写真を撮影し、間髪を入れずにJPGを送ってきてくれ!」

って事だろうと思う。捏造写真っぽいのも相当あったんだろうなぁ。そこにあったものを消す、ないものを加えると言ったCGレベルの作業をしていたカメラマンもいたのかもしれない。

ただこれにも問題あって撮って出しJPGなのか、RAWから画像処理エンジンとは別に現像ソフトによって著しく加工された写真かを判断する材料ってのがないでしょう?。

確かEXIFのタイムスタンプを見れば撮影時間とファイル更新時間が記録されているから、ここで撮って出しか後から再現像された写真かは判断が付くが、原文を見ると「クロップとレベル補正くらいはいいぜ!(etcとあるので簡単な現像処理の変更なら問題はないと言って良いと思う)」と書いているから時間差があっても問題はない筈。つまり再現像、レタッチは認めているんだ。

となると通信社として真実を伝える義務を果たすには「今後はJPGとRAWをセットで送れ!」が一番良い筈。JPGの方が容量が少ない分短時間で大量に送付出来るが、だったら「後からで良いから該当JPGのRAWも送るように」と義務付けるべきだと思うのだが・・・。

そしてRAW保存しないカメラマンに対してはEXIFを見て、撮影時間とファイル更新時間に違いがあったら全て受け付けない、そうするべきではないか?。まぁこれには逃げ道があってファイル更新時間をexiftoolなどで変更しちゃえばバレないのだが、それでもそうお達しする事である程度の抑止力にはなる。

どうなんだろう、プロカメラマンならどんなジャンルのカメラマンであってもRAW保存は然るべきだとも思う。RAWを保存すると撮影、特に連写時に制約が掛かるが、そこはプロなんだからどーにかするべきか?。

あくまでもネット上の書き込みなどを参照しただけであるが、RAW保存をしないプロカメラマンが結構いるらしい。今の時代、RAWを使わないってのはポラロイド写真を撮っている、オリジナルフィルムを持たないのと同じ意味に思え、プロだからこそRAW保存はするべきではなかろうか?。

少なくとも報道分野では本ネタの通り、RAWファイルの提出も義務付ければ捏造写真は防げるのだから・・・。
撮って出しJPGしか認めないと言う方針はかなり曖昧だし、ロイターが現場をレタッチによって改ざんされた写真かどうかを判断する材料がなくなるんだから、RAWも提出せよ!、じゃなくちゃ真の報道にはならないんじゃないだろうか?。かと言って現場のカメラマンとしては速写、連写を必要とする被写体だったらRAW保存なんて馬鹿馬鹿しい。うーん、難しい・・・。

それと「ホワイトバランスはオートしか使っちゃいけない」、これは盛り込むべきだと思う。ホワイトバランスの変更で写真は劇的に変化する。そしてそうなると各カメラメーカー、特にCanonとNikonがホワイトバランスをさらに研究し、結果、我々アマチュアにそれが還元されるんだ。

※ホワイトバランスを変更してもカメラのホワイトバランスモードが記載されているEXIF部分をexiftoolでオート(それに該当する数値)に書き換えちゃうだけで良い。各メーカーのEXIF仕様はほぼ解析されているから簡単に改ざんできる!

ここでふと思う。いずれにせよ「大袈裟な加工はするな!」、今後報道の世界ではこういう風潮が世界中に広まっていくだろう。そこで新年早々妄想してみた。

まず上述したexiftoolなどを使ってEXIF内容を改ざんできる件、これはどうしようもないのだから、やっぱりJPGとRAWをセットで送付する必要がある。となると今後カメラメーカーが頑張ってRAW+JPGでも8コマ/secを確保し、バッファも50コマくらい溜められるカメラを造るしかない。さらに保存(転送)スピードが速い記録メディアを半導体メーカーがこれまた頑張って作り出す・・・。2000万画素、50コマのRAW+JPG保存が10秒で終わるとか・・・。

それか・・・、RAWファイルは写真を加工する為に全ての情報が詰まっているから馬鹿でかいサイズになる。だったら報道用に超圧縮RAWなる規格を設ければ良い。写真加工用ではなく、加工されているかを確認する為だけに存在しているようなデータを大幅に間引いたJPGレベルのRAW。

JPGレベルに間引かれたRAWから現状のJPGと同じ質の写真を作れるのか微妙なところだが、JPGが8ビット、一般的なRAWが14ビット、圧縮RAWが12ビットだから超圧縮RAWは10ビット?、本当は8ビットRAWで今のJPGと同じクオリティを出せるのなら良い。まぁ単なる妄想なのでとにもかくにも超圧縮RAWからでも秀逸なJPG像は作れるとしておこう!。

そんな間引きRAWだからカメラマンもRAWから加工する、改ざんする意味がなくなるし、ファイルサイズがJPG並みになるのだろうからRAW+JPGでもエンドレスでシュート出来るんじゃなかろうか?。とにかくRAWからデモザイクされた像がレタッチ耐性があるからこんな問題になるんだから、元のRAWのレタッチ耐性を落とせば良いだけでしょう。

4K、8K動画が当たり前になりゃ良いのかな?。報道の場合、静止画として撮られたものか動画として撮られたものなんて関係ないと思う。むしろ全て動画から切り出してちょ~だい!、の方がより真実に近くなる。だって流石に切り出した写真の元になった動画データを提出せよ!、と言われたらフレーム毎にレタッチなんて出来ないでしょう?。そもそも「写真」は真を写したものじゃなく、動画からの切り出しなら限りなく真に近い。

デジタルカメラの動画に関しては無知なので果たして戦場の最前線と言った過酷な現場でどの程度4Kとか8K動画が通用するのか判らないものの、将来的にはそんな方向で行くんじゃないかなぁ~。

それとFujifilmがフィルムシミュレーションにクラシッククロームを追加した。これはFujifilm推しのあるプロカメラマンが、俺が報道の分野ではよりナチュラルに写るのが好まれるからとメーカーに提言したんだと大風呂敷を広げていたが、残念ながら現状、報道の分野でFujifilmのカメラが使われるかと言うとそこまではメーカーとして流行っていない気がする。

とは言えクラシッククロームと言う発色はカメラマンの中で認められている存在であるのは確かなようで、今後、CanonやNikonと言った本当の報道カメラにピクチャースタイル、ピクチャーコントロールに(流石にロイターなる固有名詞は付かないだろうが)報道分野にマッチした発色をプリセットしてくるんじゃなかろうか?。

ロイターもせっかくだからAdobeと組んで「Reuters」と言うカメラ(カラー)プロファイルをLightroom、Camera Rawに盛り込んでみてはどうだろうか?。LightroomだけじゃなくCapture OneでもDxO Optics Proでもそう言った仕様を入れちゃう。報道の人はそれ以外のプロファイルを使っちゃ駄目とかね。そうしたら我々アマチュアも報道ごっこが出来るじゃないか!。「本日の写真は人物スナップなのでLightgroomのカメラプロファイル、Reutersを使って現像しました!、どうです、この発色、生っぽいでしょ!」ってね。

カメラプロファイルは「Reuters Stadnard」、「Reuters High contrast(ポジプリント調)」、「Reuters Low contrast(ネガプリント調)」、これだけありゃいいんじゃないのかなぁ~。そうしたらFujifilmのクラシッククロームなんて誰も見向きもしなくなる。

どうせならロイターが「Reuters Labo powerd by DxO」なんてタイトルでスマホ、タブレット用の現像アプリを作っちゃえば良い。そこで可能な作業なら再現像オーケー。これで出来ない作業は全てアウト!。現状ではこの方法が一番簡単か?。そうだよね、RAW提出を義務付けるのならこれが最適だ!。ロイターさん、この意見、採用してちょ!(笑)。powerd byに続く企業はAdobeでもPhase Oneでも良いっす!。但し、Silkypixだけは絶対に駄目ですぞ!。

そして世界のSonyはこれまた我が道を行くんだろうなぁ。でも東京オリンピックでSonyカメラ、ビデオを使わせたい筈だからロイターに乗っかるか?。2019~2020年までカメラ、ビデオ、テレビはバブル期に突入するっしょ?。そして2020年の東京オリンピックを過ぎたらオリンピックバブルは崩壊。だからその2年で5年分以上を売らなくちゃならない。Sonyもその辺は考えいるだろう。

んで、オリンピックバブルに乗れないのがきっとPentax/Ricohなんだ。「Reuters Labo」はPEFに対応しない。DNG保存にすれば良いのだけど、きっとレンズプロファイルは作ってくれないから(powerd by DxOだったらやってくれるんだろうけど(笑))、色収差、フリンジが出て、広角レンズでは大きく樽型に、望遠では糸巻きに歪んだ像になっちまう。

この段階で他社に一歩遅れを取り、せっかくK-3で同一周回に戻り、春に発売予定の135一眼レフでCanon、Nikonの後姿が見えてくると言うのに東京オリンピックで再び周回遅れ。目に見えているざますね!。報道用のカスタムイメージを作っても何故かロイターじゃなくて「共同通信」だったりして。せめて「AP通信」にしてくれ!。しかもその像は「ナチュラル」と何が違うんだ?、くらいのいい加減な仕様で、Slikypixが作っている現像ソフトのそれも酷い有様でユーザーかブーイングの嵐。

そう言えば今回のネタと全く関係ないがDNGってAdobeが提唱しているRAWの方式。これをいち早くPentaxは取り入れた事になる。要はLightroomやPhotoshopを使う事が前提になっているんだよね。だったら何故Lightroom、Camera RawにPentaxのカスタムイメージのカメラプロファイルがないんだろうか?。

Pentaxの駄目なところってこういうところなんだよなぁ。カメラそのものは素晴らしいのに他が中途半端と言うか詰めが甘いと言うか・・・。


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コメント

  1. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    2020年の東京オリンピックのメイン機材のカメラ各社のフルサイズ機も2世代くらい代替えされていて、動画は8K搭載が当たり前、画素数は1億万画素になるかもしれません。
    まあ、PCの能力が追いつくかわかりませんが、それに価格がどうなるか心配です。
    1億万画素のRAWデータってどのくらの大きさになるもんですかね。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    プロはそこまで行くのでしょうね。テレビそのものは地デジ化が2011年ですから普通に使っていればちょうど2018~20年までに買い替え、イコール、4Kが普及するでしょうから、我々のようなアマチュアは動画はとりあえず4K、800万画素で十分でしょうね。

    2020年にはプロ用は仰る通り超高画素化になっていくでしょうから、プロ機とアマ機の差が大きく開くのでしょうね。現状、どう考えても135なら3600万画素ありゃ良いくらいですからね。そして仰る通りパソコンがどこまで進化するかにも掛かっているのでしょうね。

    高画素化を特に反対している人間ではないのですが、流石に3600万画素を超えたら「そりゃぁいらんだろ!」と思ってしまいます。それともあと4年で「3600万画素でも少ねぇ!」とか言っちゃうのでしょうかね(笑)。

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