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Sony α6000 レビュー四方山話 その13 バッテリーライフは仕様書通り

2016年02月11日 00:00

ミラーレスのバッテリーライフには「?マーク」が灯る

ミラーレスのバッテリーライフには「?マーク」が灯る

Sony α6000, E PZ16-50mmF3.5-5.6OSS

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



本ネタで撮影に利用しているSony機材はSony αアンバサダープログラムのモニター企画にてSonyからお借りしたものです。
バッテリーがどれくらい持つか・・・、Sony α7とほとんど同じ。仕様にはEVF使用時、CIPA基準で310枚とあり、実際に平均を取ると300枚。α7でバッテリーの貧弱さを経験していたから驚きはしないが・・・。

α6000がSonyサンタさんから送られてきてから撮影枚数とその時のバッテリー残量を9回分メモしておいた。8割程度がJPG+RAW保存で残りはJPGのみの保存。

撮影1回目、225枚 残り34%
撮影2回目、177枚 残り73%
撮影3回目、286枚 残り 0%
撮影4回目、114枚 残り78%
撮影5回目、588枚 残り0%
撮影6回目、302枚 残り0%
撮影7回目、347枚 残り0%
撮影8回目、216枚 残り45%
撮影9回目、182枚 残り56%

これを見ると2回目は177枚撮っているのに残り73%だったり、5回目では588枚も撮っている。7回目では300枚を遥かに超えた。となると平均300枚どころか350枚を優に超えるんじゃないか?、と思うでしょう?。

でも違うんだ。撮影2回目は絞り値毎の画質のテストで連写はしないまでも短時間でパシャパシャ撮影していた。5回目の撮影では恒例の超高感度テストをし、ノイズ軽減の為のコンポジットをする為に大量に連写している。そして7回目では動いている列車の撮影に100枚程連写している。

これによりミラーレスカメラは撮影枚数ではなく、カメラが起動している時間の方が重要で、それがバッテリーライフに繋がっているのが判る。

面倒でやっていないが、自宅で椅子に座って短時間で適当にパシャパシャと連写していれば1000枚くらい撮れちゃうかもしれない。スタジオでポートレート撮影やブツ撮りなら500枚くらい平気で撮れちゃうのだろう。だから撮影枚数でバッテリーライフを語っちゃならないと結論付けられる。

Sonyのバッテリーは2時間に満たないんじゃなかろうか?。その間ならオートパワーセーブせずに1枚も撮らなくても、反対にひたすらパシャパシャと1000枚撮影してもほぼ一緒なんだろう。取説を見ると連続動画撮影時間が90分とあり、連続して静止画を撮っても90分前後でバッテリーが切れるに違いない。

「パワーセーブを1分に設定し、1分以上撮らないと確信があった時のみ電源をオフ、フラッシュは使わない」

上の条件でのお散歩写真では平均して300枚、まぁ仕様通りだから大きな文句は言えないものの・・・。

問題はα6000が表示しているバッテリー残量。これが全く当てにならない。残りが20%台になると瞬時と言って良い程すぐにシャッターを押せなくなる。

撮影3回目は260枚撮影したところ残量を見たら24%だった。この値が正しいとするとあと80枚撮れた筈なのに26枚でおしまい。しかも20%を切った時だったろうか?。構図上、EVFを覗けず、LVに切り替えて何枚か撮影したところいきなりエンプティマークが表示されてしまったんだ。その後電池の抜き差しを何度か繰り返し、なんとか286枚まで漕ぎ付けた。

一眼レフの場合、ライブビュー撮影機に切り替えるとそこで電圧が大きく変わるのか、その時点で残量表示はあてにならなくなる。Pentax K-5では残り3分の1表示くらいでライブビューを起動させて数枚撮影しているといきなり残量目盛りが1つ減り、下手するとエンプティマーク。この場合、電池を抜き差しすると元に戻ったりするが・・・。

しかしミラーレスカメラの場合、EVFとLVとではEVFの方が電気を食うので上記のLVに切り替えた途端のエンプティマークは明らかにおかしい。
撮影6回目と7回目はもっと酷い有様で、それぞれ残量が21%、17%と出てから10枚程度撮影したらエンプティ。電池を抜き差ししてさらに数枚なんとか撮れた、そんな状態。

α7でも残量が減ってくるとその数値は嘘表示が多かったように記憶しているが、さすがに20%台からいきなりエンプティになってしまう事はなかったからα6000のバッテリー残量表示は何かおかしい気がしてならない。

取扱説明書を見ると「温度が極端に高いか低い場合、正しく表示されない」とあり、また残量表示と実際のズレが大きかった場合は、「バッテリーを一度空にしてから充電すると正しい表示になる」とあるが、どちらも該当していない。おやおや?、Sonyさん、取説でまた嘘を吐いているのか?。

手持ちのOlympus E-P3は残り10%くらいからすぐに空になったり、また以前Fujifilmから借りたX-E2は同じミラーレスだが、正確とは言い切れないし、ばらつきはあったもののバッテリー残量表示で不快に思った事はないので、α6000のように20%からいきなり0%になる程の嘘表示はしなかったと記憶している。

だって本ブログではE-P3、X-E2のレビュー記事を書いているから、もしそんな状態だったらたいそうご立腹していた筈で、ブログで悪口を叩いていた筈だからだ。

とにかくα6000のバッテリー残量表示は見ても無駄。150枚撮影したところで残量が50%だったとする。ならば300枚でエンプティ?。でも後半の撮影で連写を多用していたらきっと400枚以上記録出来る。反対に前半の50%で連写を多用し200枚を超えたところで残り50%になってもその後同じく200枚撮れるとは限らない。

※へたっているバッテリーを宛がわれた可能性はあるのかな?

今のところ連写をしない状況においての平均は300枚だから仕様通りだ。しかしそれはあくまでも平均値であるから、常に最低の状態を考えていないとならず、結果、、、

「α6000はオートパワーセーブを1分に設定し、その他、こまめに電源のオンオフを繰り返し、EVF中心で撮影をすると10度~15度程度の気温の中では270枚まではバッテリーを気にせずに安心して撮れる」

これしか言えない。平均300枚だからそれを越えない時だってある。暗がりで撮影しているとする。そんな時α6000のAFは時折AFが全く合わない、信用出来ない時がある。だいたいISO6400が必要になってくるとターゲットによってピントが合わない。

そんな時はDMF、MFアシストを使ってマニュアルでピントを合わせていくが、しっかりと合わせようと思うと時間が掛かるからその時点で電気を大幅に食ってしまう。そんな撮影が多かったら決して300枚を超えない。

ミラーレスカメラは本文で何度も述べている通り、撮影枚数云々でなく起動している時間によってバッテリーライフが大きく変化する。よってオートパワーセーブを10秒にセットすると数十枚は枚数を稼げる。

しかしオートパワーセーブが10秒、これは微妙な値で「ちょっと待てよ、設定を変えようかな」なんて思っているとそれが働いちゃう。

そして不思議なのがオートパワーセーブが働いてスリープ状態になった直後に復帰させようとシャッターを半押ししても認識してくれないんだ。

α6000ではオートパワーセーブが働いてスリープになってから約2秒待たないとスリープ状態から復帰しないようで(なんとその2秒間では電源のオンオフも作動しない!)、この2秒がとにかく腹が立つ。だからバッテリーライフが短くなってもオートパワーセーブは1分にセットしているのだった。

α6000のオートパワーセーブは「30分、5分、2分、1分、10秒」から選択するが、こういうのって直接数字入力するインターフェースの方が良いと思うのだが皆さん如何だろうか?。

10秒の他に20秒、30秒もセット出来れば・・・。
またバッテリーライフは撮影枚数ではなく起動している時間と深い関係にあるのだから、大規模な廃墟を見つけてそこで2時間近くパシャパシャしていたらそれだけでバッテリー1個を消費する。その日の予定で廃墟を3つ回るのなら撮影枚数に関係なく3つのバッテリーが必要なんだ。

今は冬至からまだ1ヶ月ちょっとしか過ぎておらずまだまだ日は短いからバッテリーが2個もあればお散歩写真程度ならなんとかなるものの、夏至前後では午後6時過ぎ、頑張れば7時まで行けちゃうのだからバッテリー3個、いや4個は用意したい。

α6000は空からフル充電するのにUSBからの本体充電で5時間以上を費やす。夏に旅に出ていたらどうなると思う?。午後6時に宿にチェックイン、すぐに1個目のチャージを開始。2個目を始めるのが午後11時過ぎ。3個目はなんと朝の5時に目覚ましを掛けなくちゃならない。4個目の充電は?、出来ないじゃないか!。となると余分に更にもう1個バッテリーを用意する必要が出てくる。

無理でしょう?。そうなると別売りの充電器を買うしかない。これだと3時間くらいで充電してくれるので本体充電と充電器充電を同時に行えば空になった4個のバッテリーは翌日のチェックアウトまでには完了する。それでも「なんとか完了する」のだから、到着が夜遅くになった、早朝出発する予定、そんな場合には充電器をもう1つ買わねばならない。

α6000の市場価格は機能の割には非常に安価に設定されていてお買い得感が強い。しかし予備のバッテリーを3個に充電器も買うのだから(もし純正に拘るのなら)余分に2万円を出費するんだ。

勿論これはα6000に限った事でなく、全社のミラーレスカメラに言える事なのだが、だからこそミラーレスカメラをメインシステムにするのに躊躇してしまう。

Sonyを筆頭にカメラメーカーは省エネカメラ、もしくはタフなバッテリーを作り上げるかしない限り一眼レフには勝てない。もしくはバッテリー如きで儲けを出そうと思わない事だ。純正バッテリーは今の価格の半値で提供するべき。

純正のバッテリーであるNP-FW50、Amazon価格で約5000円のところ互換バッテリーは1400円程度。同じくAmazonで純正の充電器とバッテリーキットが約9000円のところ互換充電器と互換バッテリーのセットが2000円。互換バッテリー、互換充電器はリスクが伴うが、ここまでの値段差は何?。

しかもそれが1つのカメラメーカーだけでなく全社のバッテリーが高い。どう考えたって業界全体でバッテリーの価格を決めているんでしょ?。業界そのものが消費者ありきじゃない。日本製ってだけであそこまで高いのはおかしい気がする。しかも最近の純正バッテリーって中国製もあるのだから・・・。

純正バッテリーが2500円だったら誰もここまで文句は言わないだろう。4つ買っても1万円なのだから。本体に付いていたバッテリーを含めて5個、厳冬地であっても1000枚近くは写せるでしょ。そして「バッテリーライフがミラーレスカメラの欠点だ」なる風潮もきっと無くなる。

純正が5千円、互換が1400円・・・、要するに安心料として3600円もSonyに払っている事になる。この価格はちょっとあり得ない。
充電器を使うと3時間弱で充電が完了するが、α6000のバッテリー容量はたかだか1000mAh程度で一般的な一眼レフの半分程度。だから充電器の出力量が極端に少ないのが判る。しょ~もないバッテリーにしょ~もない充電器で利益を出そうとしているのがSony。

キットレンズのE16-50mm付きのα6000にしょ~もない純正予備バッテリー3個としょ~もない充電器を買うくらいなら中古のK-3を得て、そこそこの性能を持つ数万のコンデジを買った方が遥かにマシ。

レンズ交換式システムとしてミラーレスが普及しつつある今だからこそ、一眼レフシステムに拘る人がいても良いと思う。

まぁ最近の互換バッテリー&充電器は安定しているらしいから+1万円で丸一日撮影出来るくらいにはなる。うちにあるOlympus E-P3用の互換バッテリーは純正より容量が多く数十枚多く撮影出来たりする。もう2年近く使用しているが、本体が壊れる予兆はないし、バッテリーそのものの寿命を感じた事も無い。それでもユーザーがある程度のリスクを背負い込まなくちゃならない。


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コメント

  1. 型落ちハンター | URL | 4ARdecsc

    私は不思議とミラーレスカメラでバッテリー切れに困ったことがないんです。多いときは一日300枚くらい撮りますが、それでもバッテリーは余裕で残っています。

    この前、手ぶれ補正のテストをやったときは300枚ほど連続で撮りましたが、バッテリーは一目盛りも減りませんでした。GM1Sはバッテリーの保ちが悪くてCIPA基準では220枚なんですが、フラッシュを使わず、こまめに電源を切っていれば一日は余裕で使える気がします。

    やはり撮影枚数よりも起動時間で決まるので、こまめに電源を切ることがポイントですね。私は一枚撮ったらすぐ電源を切る癖があるので、電源スイッチの位置を気にします。OM-Dのように左手側にあるのはいただけません。何を考えてるんだか・・

    ただ電動ズームだとレンズ繰り出しで電気を使っちゃうので、あまり頻繁に切るとかえってバッテリー喰いそうですね。私が電動ズーム嫌いなのはそういうこともあるんです・・

    おっしゃるように純正バッテリーが高すぎるんですが、純正だってどうせ中国製です。そんなもんこだわる方がおかしいと思います。不思議と互換品の方が保ちが良かったりしますしね・・(笑)

  2. pokopen | URL | mQop/nM.

    ウチでは互換バッテリーは使用していますが、互換充電器はリスクが高い(と思う!)ので、使いません。純正の充電器ってすごく複雑なんだよね。

  3. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    バッテリー容量も問題ですが、バッテリーの形状の種類の多いのが困ります。
    どうせなら単三と単四の形式にバッテリーをまとめられないもんですかね。
    デジカメの初期は単三が主力電源でしたよ。
    まあ、Pentaxのデジタル一眼で単三が電源のモデルもあるのだから。

  4. BigDaddy | URL | -

    > 型落ちハンター さん

    CIPA基準で220枚のところを一日を余裕で過ごせるって凄いですね。郊外や旅行でも撮りたいものが決まっているので結構こまめに電源オンオフをするんですが、お散歩写真の場合、何も考えずに撮っているので1枚撮ってはオフにして・・・、これはどうも性格的に出来ません。

    OM-Dもそうですし、今度のPEN-Fでもデザインありきの電源スイッチ、私もこれ嫌いなんですよ。電源スイッチはシャッター周りにあるべき、右手の人差し指でオンオフ出来るシステムにするべきだと強く思っていますねぇ。

    電動ズームレンズはそのズームとAFが食うのとレンズ内のブレ補正でもかなり消耗するみたいです。PentaxではSigmaの17-70mmでレンズ内ブレ補正をオンにしているとボディ内補正よりも確実に枚数減りますもん。レンズ内補正の場合常に補正し続けているのがネックなのでしょうね。

    そう言えばα6000のバッテリーも中国製でしたね。同じ中国製で純正は3倍近い値段で売っちゃうんですから・・・。恐らくSonyを含め日本のカメラメーカー側は「品質管理をしっかりとしている」とか言い訳をするのでしょうが、それでも高過ぎますよね。

  5. BigDaddy | URL | -

    > pokopen さん

    純正バッテリーには純正充電器、互換バッテリーには互換充電器が良いなんて話は良くネットで交わされていますよね。

    私がα6000をもし買うのなら純正バッテリーなんて決して買わないでしょうから、試しに互換バッテリーも買うかと思います。ただ火を噴くとか言われちゃうとドキッとしますけど(笑)。


  6. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    業界の事情ってのがあるのでしょうね。また各メーカー、各カメラ、ボディ形状や大きさも異なりますし、良く「バッテリーを含めて重量が何グラム」なんて表記を見ると、小さいとか軽いのが良いみたいな風潮もあるんでしょうかね。

    そもそも私がPentaxを選んだのは単三電池、エネループが使えたってのもあるんです(K-m時代)。他社の一眼レフは知らないのですが、以降K-5から現行のK-3IIまで同じ規格のバッテリーが使えるのでバッテリーを何個も買う必要が無いのは便利です。

    Sonyも一度Nexシリーズであの容量のないバッテリーを選んでしまったから今の状態になっちゃったんでしょうね。確かにNex、α4桁、α7シリーズと共通なのは楽なんでしょうが、4つ、5つ持っていないと丸一日撮れないってのはやっぱり不快ですねぇ。

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