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Sony α6000 レビュー四方山話 その22 α6000+SMC PENTAX 24mmF2.8

2016年03月06日 00:00

下町ハイパー

下町ハイパー

Sony α6000, SMC PENTAX 24mmF2.8


α6000にSMC PENTAX 24mmF2.8

2016-03-06-02

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



本ネタで撮影に利用しているSony機材はSony αアンバサダープログラムのモニター企画にてSonyからお借りしたものです。
α6000とE16-50mmのセットはその大きさ、重さにおいてコンデジのよう。だから2ヶ月もお借り出来たとは言え、最初の1ヶ月で完全に飽きてしまった。そこで自腹を切った。マウントアダプターを購入したんだ!。

今回から数回に渡り、マウントアダプターを介して手持ちのPentax Kマウントレンズでの使い勝手、描写等を紹介したい。

α6000にE16-50mm、このセットは「日常を記録して下さい」、そんなシステムだ。身近なものを撮るには最高のツールであるが、何かを本格的に撮ろう、写真を本格的な趣味として楽しんでいる人間からすると力不足は否めない。

ボディやレンズの質に問題があるんじゃない。十分に合格点を上げられる。しかし暗いズームレンズ1本だけで様々な写真を撮るのは苦痛だ。だから1月も下旬に差し掛かった頃には面白味を感じなくなった。

なんたって「あと1ヶ月以上もα6000を使えるんだ、でもつまらんなぁ~、いっその事、Panasonic GX7でも買ってα6000との比較記事でも書いちゃおうか!」、そう真剣に考えちゃった程α6000、E16-50mmセットに飽きてしまった。

そんな時、ハードディスクを買おうとAmazonでネットショッピングをしていて目に入ったのがマウントアダプター。

「おっ!、意外と安いじゃないか!」
「135センサーのα7にも対応だって!?」
「絞りリングのないPentax DAレンズでも絞り制御が可能だとさ!」

そんなのを見つけ、レビューも見ずにカートに入れちゃった。それがトップ写真。SMC PENTAX 24mmF2.8(以下SMCP24mmF2.8)を装着しており、レンズ根元の銀色部分辺りがマウントアダプターで銀色のリングがレンズ本体の絞りを制御するリングになっている。

このマウントアダプターの凄いところはEマウント用のボディマウントキャップ1個、レンズリアキャップ2個、Kマウント用のボディマウントキャップ1個、レンズリアキャップ1個も付いてきちゃう。これらを普通に量販店で買っただけで千円を超えちゃうのに!。

そして運が良かったのか、このマウントアダプターを買ってすぐにメーカーで在庫切れしたみたいで、2月下旬現在、少なくともAmazonでは購入出来ない!。

さて・・・。

今も述べた通り、このマウントアダプターは絞りを制御出来る。仕組みは簡単でPentaxのKレンズは機械的絞り機構を持っているので、レンズ後部の絞り用の爪がマウントアダプターの出っ張りに引っかかっているだけ。だから銀色の絞りリングを回せばレンズが絞り込まれる。

銀色の絞りリングの稼動は1センチ程しかなく細かく制御するのは難しいが、そこがまた機械絞りレンズの良いところ。

レンズ側の絞りをF5.6にセットしているとマウントアダプター側の銀色の絞りリングを左に目一杯回すとF5.6に、右に目一杯回すと絞り開放になる。絞りをF11にセットしていれば左に目一杯でF11、右に目一杯で絞り開放になる。

だからおおよその撮影ではF8よりも絞り込む事はないのでレンズは常にF8にセットしておけば良い。目一杯回してF8になるから慣れれば「おおよそF4」、「おおよそF5.6」と勘でセット出来るようになる(同時に測光時のシャッタースピードを見ればより正確に絞り込める)。

手持ちのSMCP24mmF2.8はレンズそのものの性能に加え前玉にカビがあるのでF8まで絞り込まないと周辺部までしっかりと解像してくれない。F8専用レンズと言っても良い程だ。

でもF8まで絞り込んでいると撮影状況によってはピントの山が判り辛い。そんな時にレンズ側はF8のままマウントアダプター側の絞りリングを右にくるりと回すだけで絞り開放になってくれ(ファインダー像が明るくなりピントの山を掴み易くなる)、ピントを合わせたら再びアダプター側の絞りリングを左に捻れば良いだけ。

α6000には「MFアシスト」と言う測距枠の拡大して表示してくれる機能がある。これを使って初めてこのレンズで遠景において絞り開放でジャスピンを体験した。

Pentax K-5までのカメラでは遠景(おおよそ30メートル以上)でこのレンズを使うとフォーカスエイドの精度が悪く絞り開放ではピンボケを量産していたが、α6000のMFアシストのお陰で50メートル以上先の風景でもジャスピンになってくれる。やっとこのレンズの遠景でのちゃんとした絞り開放像拝めた事になる(笑)。

※K-5II系K-3系ではAF精度が上がっているのでフォーカスエイド精度も上がっているものと思われる

次の写真、中央の洋館は50メートル以上離れている。K-5ではフォーカスエイドを用いて手動でピントブラケット(コンマ数ミリ単位でピントリングを動かす)をして複数コマ撮影しないとジャスピンを得られなかったが、α6000のMFアシストを利用すると1コマでジャスピンになってくれる。これはあり難い。

※以下等倍切り出し像はマウスクリックで1000x1000ピクセル


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うん、中央部だけに言及すると絞り開放らしく光の滲みが美しく、かつ輪郭もギリギリ存在している。コントラストのある風景で中央だけ描写されていれば良い、そんな風景ならば今後も遠景でも絞り開放が使えそうだ。

※ボヤッとが嫌ならLightroomで明瞭度や霞の除去で調整すれば良いだけ

しかしこのレンズ、ホントに周辺部がグチャグチャする。DA18-55mmF3.5-5.6ALよりも酷いんじゃないかと思う程。今までレンズの質もだろうが、外周にカビがあるから周辺部の描写が悪いと思っていたが、これはカビのせいじゃないね。

次の写真をご覧なって頂きたい。上と同じ構図のままF5.6まで絞った写真の中央と右端の等倍切り出し像だ。中央は当たり前にカリッとしているが右端は無残・・・。


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古いレンズなので個体差もあるし、調整、レストアすればある程度補正されるかもしれないが、以前、海外のサイトでSony α7RにSMCP24mmF2.8、NFD24mmF2.8、Sigma 24mmF2.8を装着した比較写真を見ていて、SMCP24mmF2.8はF8まで絞っていてもまだ周辺部はボケていたから、このレンズはそういう性格なのだろう。

APS-Cセンサーで35mm相当の画角でF5.6まで絞ってもこんなに周辺部の画質が悪いのだから135センサーで24mmの画角のまま使ったら中央部分だけしかピントが合っていない、そんな駄レンズだ。

まぁ当時は六つ切りワイド(A4相当)が一般的なプリントサイズだったからこんな駄レンズでもさほど問題視されなかったのだろうが、NFD24mmF2.8の像を見ちゃうとやっぱりここまで酷いと単に設計が悪いと言わざるを得ない。

とは言え、A4プリントなら周辺部が甘くても近くでジロジロと眺められない限りバレやしない。またA3ノビプリントでも上手く構図すればなんとかなる。この辺は妥協するしかないし、どうしてもきっちり仕上げたいのならFA28mmF2.8を使えば済む問題。

しつこいようだが・・・。

本ブログにてPentaxのDA18-55mmF3.5-5.6系のレンズを常に糾弾し続けているが、これもSMCP24mmF2.8と同じくA4プリントなら周辺部の悪さはちっとも感じない。人間の目はそれほどお馬鹿さん。

問題にしたいのは未だに現行レンズとしてAF駆動にレンズ内モーターも搭載しておらず、(簡易防塵防滴機能付きとは言え)アホみたいな値段で販売しているPentax、Ricohの質に対して不快なんだ。

時にこのレンズ、湾曲も半端じゃない。トップ写真のように直線で構成されている被写体を撮るとファインダーを眺めているだけでイラッとする。ただ上手く補正されているでしょ?。これはLightroomで補正しているのだが、運良く、どこぞのどなたかがSMCP24mmF2.8のレンズプロファイルを作成されていて、それが見事なまでに完璧補正してくれるんだ。

だからこのレンズを使う時はPentaxカメラを利用していてもほとんど撮って出しJPGは使わない。多くはLightroomからこのレンズプロファイルを利用して補正しているのだった。

この、SMCP24mmF2.8は画質においてはDA18-55mm系レンズと同じく酷い有様であるが、40年近く前のオールドレンズだからそれを「味、癖玉」と表現を変えて我慢して使っているに過ぎない。

それと2400万画素あるα6000でこれを使うと撮影後にm4/3サイズにクロップしても1400万画素くらいの写真になる。これでも240dpiでA3ノビプリントが出来ちゃう。となると24mmレンズはそのままα6000で使えば約36mm、m4/3サイズにトリミング前提ならば48mm相当のレンズになってくれる。

決して高画素崇拝人間ではないが、画素数が多いとこれが出来るから便利なんだ。1600万画素のK-5でもm4/3クロップで960万画素くらいになる。ここまでトリミングした事がないので憶測でしかないが、若干品質は落ちるもののA3ノビプリントで200dpi、十分に可能だろう。

3600万画素135センサーを搭載するPentax K-1はAPS-Cクロップで1550万画素(K-5系相当)、m4/3クロップで935万画素になるのでまさに大は小を兼ねる。DFA24-70mmレンズの望遠側はAPS-Cで約105mm、m4/3で140mm相当になるからレンズ1本でも十分楽しめるに違いない。

では4200万画素のSony α7RII、5000万画素オーバーのCanon EOS 5DsRを買えば幸せになれるのか?。いやいや、この二機種じゃないとどうしても撮れない、特大プリントしかしない、そんな人以外は135センサーカメラ、APS-Cセンサーカメラ、m4/3センサーカメラ、1型(2/3型、1/1.7型)センサーカメラの4台買った方がきっと楽しめる筈だ。

以下、α6000とSMCP24mmF2.8で撮影した写真を幾つか掲載する。


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コメント

  1. auf | URL | 3eyVfeeo

    PENTAXがKマウントに変わったとき,24mmはSMC Takumar 24mm F3.5のマウントを変えた
    だけでした.しばらく経って新設計のF2.8が出たわけですが新設計のわりに大したこと
    ない?んですかねぇ.ツァイスとの関係もあった時代ですが.まぁ時代的には古いです
    からね.NFDよりずっと古い.

  2. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    大した事ないと言うよりも失敗レンズに思えちゃいますね。本文の通り、当初は経年による画質の劣化だと思ったのですが、NFD24mmF2.8との比較写真を見たらもう!(笑)。仰る通り、NFDの方が新しいですが、いずれにせよPentaxの広角レンズは今も昔も優れたものは無い!、私個人はそう思っています。

    先日、SMCMの広角レンズを手に入れたんですが、これも駄レンズでした。このお話はまた後日!。

  3. taka | URL | -

    最初の写真のアート、いいですねぇ。描いたのはきっと若い人、高校の美術部の生徒とか。若者の心の発露とでもいうような、ストレートな絵。即興なんだけど、エアコンもガラス戸も塗り、ぶら下がったバッグやリース(?)、さらに右のエアコンにちょこんと乗せられたお猿さん(?)の人形などは心にくいですねぇ。立派なインスタレーションです。ちなみに終わりから3枚目の写真にはお城が描かれてますが、この界隈はアート町内会なのでしょうか。それにしても建物のオーナーは心が広い。いいアートでした。

  4. BigDaddy | URL | -

    > taka さん

    最初の写真の辺りは老人率の高い地域なんですが、確かに老人が描いたとは思えないんですよね。リースにはインドの象のアクセサリーのようなものがぶら下がっていたので作風がやはりインドっぽいのでそういうのに感化された若者の絵って感じがします。

    終わりから3枚目は最初の写真からかなり距離があるのですが(歩いていける距離ではあります)、あくまでも想像ですが、ローマの近くに塔のある街としてユネスコ遺産になっている地域がありますでしょう?。それを描いているんじゃないかと思っています。ここは空き家ぽかったです。

  5. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    私もこのアダプターは持っています。DAなどの絞りがないレンズに使えると購入しましたが、M42ばかりであまり使っていません。24mm中央部分切り出しなかなか良いですよね。。全体の写真見れば雰囲気抜群なんで周辺部は良いのかななどとおもいます。。

  6. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    このメーカーのアダプターは定番のようですね。ただ、今後の記事に詳細を書きますが、個体差があり、手に入れたのはほぼ問題なく使えるのですが、若干の不具合がありました。

    写真は雰囲気、レンズの描写は二の次、これは間違いなく、おおよそのレンズでは周辺部が悪くてもさほど気にならないのですが、NFD24mmF2.8の描写を見た瞬間にPentaxの広角レンズ設計に不信感を持ったのは事実ですねぇ。

  7. むーみんぱぱ | URL | rpdV3krg

    ペンタックスの広角レンズ

    ペンタックスの広角レンズではツァイスとの共同開発とうわさされているK28mmF2とK35mmF2の描写は非常に良いらしいですが、高騰していて手にはいりませんね。Mレンズは小型化優先で作られているので広角れんずでは描写がいまいちのものが多いと思います。今回のK24mm F2.8もMレンズではありませんが、Mレンズの時代に発売されたものでフィルター径が49mmでないためMを名乗ってないとかで、それまでのK24mmより明るいのに小型化した弊害でしょうか。

  8. BigDaddy | URL | -

    > むーみんぱぱ さん

    そう言えばZeissと同じ設計のレンズがあるって聞いた事がありますが、それが24mmF2だったんですね。だとするとZeissを蹴って独自設計になって広角が駄目になったって事ですかね(笑)。

    K24mmF2.8はMシリーズの前のものです。その24mmF2と同じ時代のものですから、Zeissの血が入っていないだけで駄レンズへと(笑)。その後Mシリーズになっても変更されず、そのままAシリーズに突入したみたいです。

    仰る通りMシリーズの小型化に失敗したレンズが結構あるみたいですね。今後のネタになるが、実はそれを知らないでまた駄レンズを買っちゃったんですよ(笑)。そのレンズはその後、すぐに設計が変更されII型となったそうでかなりショックです。

  9. むーみんぱぱ | URL | GmPLyD7.

    もう1本の駄レンズはM28mmF2.8ですか

    ひょっとしてもう1本買われた駄レンズはM28mmF2.8前期型でしょうか。このレンズはたしかに評判悪いですね。その前のM28mmF3.5はいいらしいですが。
    それとお使いのK24mmF2.8はMの名前がついてないけどMレンズの時代の1976年発売で実質M
    レンズであり、Mレンズ同様無理な小型化の弊害があるかもしれませんね。自分は使ったことがありませんが、青空を写すと右にでるものはないとの評価もあるらしく階調表現や発色に重点を置いたレンズなのかもしれません。

  10. BigDaddy | URL | -

    > むーみんぱぱ さん

    そうです、その前期型です。何かの記事で前期型と後期型があってどーのと言うのは記憶にあったのですが、それが28mmだとはちっとも思いませんでした。詳細はいずれに記事にしますが、m4/3なら本当に中央部しか使わないのでm4/3専用とするつもりです。

    いやぁ、なんだかんだと衝動買いは駄目ですねぇ~。値段を見て「安っ!」と思っても何も考えずに買っていましたよ。もう金輪際衝動買いはしません!(笑)。

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