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広角レンズは苦手なんだが・・・

2016年03月20日 00:00

船溜まりの風景

船溜まりの風景

Canon Powershot G9

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



人は順応性が高いから、ある焦点距離の撮影が苦手でもそれを長く使えばど~にでもなるし、ズームレンズを使っていると広角から望遠まで意外に平均的に使っていて、そんな時、「あれっ?、広角側を結構使ってんじゃん、俺!」と思うのだが、それがいざ広角単焦点1本で挑むとなると・・・。

昨年春だったかにPentaxからK-3IIとK-S2を借りる機会があった。その時についでだからとRicohのGRも借りたんだ。

Pentax K-3IIを試し撮り!
Pentax K-S2を試し撮り!
DA16-85mmF3.5-5.6で試し撮り!
Pentaxユーザーは広角レンズをGRで賄っているのだろうか?

メインカメラにズームレンズを装着しつつ、135換算28mmのGRを時と場合によってポッケから出す・・・、そんな撮影法なら上手くGRを、広角レンズを使えるのだろうが、じゃぁGRだけを持ってお散歩写真出来るかと問われたら、即答、自信を持ってノーと言える。

何しろせっかく貸してくれたGRなのに納得の行く写真を全く撮れなかった。今の時代、135換算20mm、24mmを平気で使いこなす人がいるってのに俺様は28mmですら満足に使いこなせない。28mmどころじゃない。APS-Cセンサーで使うと135換算で36mmの24mmレンズでさえも苦手意識が高い。

勿論、狭い道、狭い道と進んでいく下町昭和探索散歩には36mmと言う画角はちょうど良いのだが、少し視界が開けた瞬間、描いている感覚よりも被写体に近付かないとならない、ワーキングディスタンスを理解できていない自分を発見出来る。

カッチリが好きなのでパースが強調される写真ってのをあまり撮らない。広角レンズはほんの少しカメラが傾いているだけでパースが出ちゃう。

ある風景を撮ろうとする。カメラを構えると空が入り込んじゃう。イメージは空なんて排除したい。あれれ、もっと近付くのかいな、一歩、二歩・・・、目高でファインダーを覗くとほんの少し地面が切れちゃう。カメラをほんの少し下に傾けるだけでパースがつくので中腰姿勢、それでも駄目だ、膝をついてしゃがみ込む・・・、そんなのの繰り返し。

ところがLightroomのフィルター機能を利用してズームレンズの焦点距離データを調べると最広角がかなりの量を占める。何故だろうか?。

手持ちのズームレンズの広角側は(135換算で)26mm~28mm。苦手な画角の筈なのに上手く切り取っている。なぁに話は単純でその手の写真の多くは風景を広く切り取ろうと思っているだけなんだ。意図して広く切り取っている(狭い場所で後ろに引けない場合も含む)。

24mmレンズの36mmと言う画角でも苦手・・・、これの意味するところは36mmも画角があるのに50mmレンズと同じような主になる被写体をカッチリ撮る、そんな構図にしようと思っているから駄目!。

Photohitoと言う写真投稿サイトがあるでしょう?。そこでRicoh GRで投稿された写真を百枚くらい眺めた。

遠景を捉えたネイチャー写真、被写体にガッチリと近付いた迫力写真、そこらの日常を記録的に写した写真、そして・・・、一般には説明写真(寄りが足りず、とっ散らかっていると呼ばれる写真)。おおよそこの4つに分類が出来るんだ。

ここで注目しなくちゃならないのは最後の「説明写真」。写真入門書、HOWTO書の多くに「被写体に寄るべし」と書かれているし、「ここだと思ったところからさらに寄ろう」なんて書いている書籍もあるだろう。

本ブログでは常に写真は限りなく寄った後に半歩、一歩引こう!、と説いている。勿論、迫力をコンセプトに撮る場合は寄って寄って寄りまくるのが最適だろうが、引いた写真の方が絶対に面白い。

野良猫を考えると良いだろう。猫のドアップばかり撮っていたらそれは単なる「猫コレクション」に過ぎない。しかし野良猫がどんな場所で生活しているか、完全な説明写真なのだが、後々見るとそれが良いと感じるようになる。

黒猫

黒猫

Canon Powershot G9

先日から紹介している新たに入手したCanon Powershot G9。意図したわけじゃないのに最広角側(135換算35mm)を撮影コマの39%で使っていた。G9は35~210mmのズームレンズ搭載なのでこれは凄い量だ。だって他の焦点距離は全て10%未満。35mmだけが突出して多い。

勿論35mmと言う画角がぴったりな風景がたまたまあったのだが、コンデジの場合、ズームするにはボディのズームレバーを操作しなくちゃならない。そしてその動作が緩慢なのと意図した位置に止まってくれず、最後は自分の足で前後して構図を微調整するしかない。

そうなると標準域での撮影をイメージしていたのにズームレバーでウィンウィンするのが面倒だから35mmのまま意図した構図になるまで被写体に近付く。結果、39%も35mm側で撮っていた・・・。そして何故かおうちでその39%の写真を見て「うん、この画角が正しかったに違いない」と思っている自分がいる。

心理的なものかもしれない。レンズ交換式カメラでもズームレンズを装着していると、意外と広角側の焦点距離を使っている率が高い。下町路地を散策している時は後ろに引けないから必然的に広角側にシフトしているが、それ以外でも多分ほとんど何も考えずに直感で撮っているんだと思う。

そして広角単焦点レンズを使うと突然に苦手意識が芽生え、写真入門書の通りに無理に被写体に寄ったり、カッチリ撮ろうとしたりしてしまい、結果的にそのレンズを使う意味がなかった写真になってしまう。

G9で35mmで撮影している率が高かったのを知り、近頃はわざとPentaxでは24mmF2.8、Olympusでは17mmF2.8を使うようにしている。どちらも135換算で約35mm。そして無理に被写体に近付いたり、50mmレンズのようにカッチリ撮ろうとしないように努めた。要するに「説明写真」のような風景を、ある意味テキト~にパチリしているんだ。

ずっと以前、わざとヘタウマ写真を撮ろうと思っていた。確か本ブログでもそんな内容の記事を書いた記憶がある。これをまたやり始めたんだ。勿論、寄ったり引いたりと工夫はするが、厳密に構図は調整せずにカメラが曲がっていたら曲がったまんま、反対にあえてカメラを傾けたり・・・。

プロカメラマンでヘタウマ写真の代表って田中長徳と大西みつぐだと思っている。両氏とも己を下手だとは当然思っていないだろうし、ヘタウマを意識している筈もなく、また彼らの信奉者も多いから、これは感性の問題。両氏の写真はさすがプロだ!、とかスゲェとは決して思わないのだが、時折味のある写真を見つけられる。

そしてPhotohito内のGRで撮影された写真を見てもヘタウマさんは沢山いらっしゃる。多分その手の手法がトレンドを通り越して定番になりつつあるんじゃなかろうか?。

「美人は三日で飽きるがブスは三日で慣れる」、昔から男どもはそんな台詞を吐く。これと同じでカッチリとした美しい写真(カレンダー写真のような)はすぐに飽きちゃうのだが、ヘタウマ系の写真は次第に目が慣れてきちゃうんだな。

本日の2枚の写真はG9の35mm側で撮影している。良く見ると水平垂直がしっかり出ていないでしょう?。普段ならこういう写真は没にしたり、Lightroomでチョチョイと修正しちゃうのだが、これはこれで「あり」だなと思ってそのまま掲載した。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    昔は広角、超広角を結構使っていました。
    135換算15-28mmの写真が多かったですね。
    広角は寄れるし、肉眼とは違うパースの効いた画が撮れるので、面白かったんでしょうね。広角から超広角へどんどんエスカレートしていきました。
    ただ自分が撮ってるのか、レンズが撮ってるのか疑問を持つようになって、あまりパースを効かせていない今のようなスタイルに落ち着いています。
    ズームを使うとワイド端、テレ端を使う傾向にあります。間の35mmや50mmは単焦点で使ってるからですかね?素通りしてしまってます。
    コンデジはGX200のステップズームが使い易いです。他のメーカーさんも同機能があるんですかね?24-28-35-50-72で止まってくれるので安心感があります。

  2. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    135換算で45mm、35mm、28mmと常用レンズが広角側に広がったのでやはり広角レンズは好きです。
    最近、気になるのがシグマ SIGMA dp0 Quattro 去年大規模な写真展にSIGMAがブースを出していて、新製品の一押しになっていたマシン。
    135換算で21mm単焦点のコンデジですが、超広角の歪みがなくフラットに撮れるところがいいです。

    大西みつぐさんは地元の人なので、時々お会いします。まあ、お互い挨拶するくらいの面識ですが、お話をしたこともあります。


  3. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    広角が好きな人って結局は肉眼と違う、異世界な風景に楽しみを見出しているのでしょうね。慣れの問題でしょうが、私は本文の通り、水平垂直がすぐに乱れるのが面倒で、特にフィルム時代なんて電子水準器なんて無かった時代ですから楽な50mmに頼りっぱなしでした(笑)。

    ズームの場合、恐らく意識をしないと人って間近の物か遠い風景しか見ていないのでワイド端、テレ端が増えるんだと思います。遠景をテレ端で撮っていてふと俯いたら面白いものがあった・・・、となるとワイド端、テレ端で撮る事になっちゃいますもんね。

    Ricohのコンデジ使いの人の大半はステップズームを好むようですが、私はこれ嫌いなんですよ(笑)。面倒で面倒で。そしてコンデジの場合、主に記録が目的なので上述のワイド端、テレ端しか使わなかったりするもんで・・・。

  4. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    SigmaのQuattroシリーズはもうあの奇抜なデザインが馴染めずただでくれると言っても使わないカメラですねぇ(笑)。

    21mmと言うとかつてRicohのコンパクトフィルムカメラでGR21がありましたよね。Sigmaの一連のコンデジ(と言うかレンズ一体型カメラ)はかなりかつてのRicohのコンパクトフィルムカメラを意識しているんでしょうね。

    大西さんはフィルム時代何度かすれ違いました。下町の河川敷をFujifilmのGA645を持って歩いたのを覚えています。失礼ながら全くオーラを感じず、その時も先に「おっ!、Fujiの中判だ!」とカメラに目が行ったんです。言い換えると、こういう人が街中スナップに適しているんだろうなぁと感じていましたねぇ。

  5. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    僕も今日同じことを思ったのでこちらに書き込み。(笑)とある場所で8-16の広角で撮った写真が軒並みダメダメ。道路が広すぎたり引きすぎだったリで悔しい思いです。旅の写真で貴重なのにと思うと落ち込みます。極端な広角は要注意でした。
    Big Daddyさんの撮影の雰囲気はすごいな。。僕は相変わらずワンカットが軽い軽い。もっとよく絵を見て考えます。

  6. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    いいな!、と思った風景はちょこちょこと構図を変えながら何コマか撮るのでその中から1コマ選び出すので瞬時の判断ではないんです。まぁ1コマ目が一番意図に合った写真になる事が多いのですが、だいたい1コマ目って写真が曲がっていたり変なものが周辺に映っていたりと没になるのも多々でして(笑)。

    8-16mm、これがAPS-Cだとして135換算で12-24mmですから、35mmでアップアップの私にはどう使って良いか迷うと思います。以前Pentaxから魚眼ズームを借りましたが、まぁ何をどう撮るのかさっぱりでしたよ(笑)。

    まぁ慣れもあるんだと思いますよ。8-16mmだけで何度かお散歩すればきっと良いカットに恵まれると思います。

    超広角の場合、レンズの性質をそのまま出すしかなく、ガツンと寄ってパースを強調させるのがまずは第一歩の気がします。まぁ広角下手糞の私の言葉なので説得力が全く無いのですが(笑)。

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