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おやおや、Pentax MX-1がやってきた その7 現像ソフト

2016年04月23日 00:00

MX-1で「miyabi」

2016-04-23-01

Pentax MX-1

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



Pentax MX-1には市川製の現像ソフト、Silkypix Developer Studio 3.0 LE(以下Silkypix)が添付されている。RAW現像したい人はそれを使ってね!、って事。でもこのSilkypixは・・・。

残念ながらPentax特有のカスタムイメージを再現出来ない。しかも現行の市川製の現像ソフトがVer7だから4世代も前の画像処理エンジンが使われている。

先日、ひょんな事からPanasonic GX7に添付される現像ソフトのアップデートページに辿り付いた。するとどうだろう、GX7に添付されている現像ソフトはやはりSilkypix。しかしバージョンがMX-1に添付されているの次の世代であるVer 4なんだ。

MX-1とGX7の発売年を調べたら同じ2013年なのにMX-1はVer3、GX7はVer4・・・、こういうのはなんだかなぁと思う。
たまげたのは高感度で撮影された写真。Silkypixではノイズがほとんど減ってくれない。何をやっても汚い像がモニターから映し出されるだけ。

前回の記事ではLightroomを利用すれば風景とプリントサイズをA3に限定すればISO3200が使えると書いたが、Silkypixで現像するとISO1600も使えないレベルだ。色ノイズも輝度ノイズもほとんど消えないんだ。Pentaxがどれだけ現像ソフトに金を掛けていないかが判ってしまった瞬間・・・。

試しにK-3に添付されているDigital Camera Utility 5(DCU5)で現像してみるとLightroom程ではないが、かなり綺麗に色ノイズ、輝度ノイズを消してくれた。問題はMX-1ユーザーにはDCU5を使わせないRicohの企業姿勢。

そもそも同じブランドのカメラなのに現像ソフトが異なるってのがおかしい。K-5世代のカメラはPentax Digital Utility 4(以下PDCU4)しか使えない。これはかつてのフラッグシップだったPentax 645Dでもそう。645DユーザーはDCU5が使えないのだ。

※DCU5は645Dに対応しているが、645DユーザーにDCU5が提供されない

PDCU4は数年前から一切アップデートされていないのでK-5(K-5II系含)ユーザー、645DユーザーでMX-1ユーザーだった場合、MX-1のRAWファイルを読み取れないんだ。私は運良くPentaxからK-3をモニターする機会を与えられたのでその時にDCU5を手に入れているからそれでMX-1のRAWを現像出来ているが、K-3以前のユーザーはMX-1を手にしてもSilkypixでしか現像出来ず、上述の通り、ノイズリダクションはほとんど機能していない像を見せられてしまう。

こんなせこい差別を未だに行っているのはPentaxだけ!(Canonもカメラによって差別している)。如何に企業としてレベルが低いかが判る。ユーザーを大切にしていない。これってバッタ屋と同じだ。売ったら知らん振り・・・。

現像ソフトだけでも兄弟機のOlypus XZ-2に軍配が上がる。何しろOlympusはRAWが保存出来るカメラの全てでOlympus Viewer 3(以下OV3)が使え、カメラ内現像とほぼ同じ絵に仕上げる事が出来るからだ。撮影時、仕上がりに「ナチュラル」を選んでいても純正ソフトで他の仕上げやアートフィルターを適用出来るんだ。

MX-1はどうだい?。Silkypixの何世代も前の画像処理エンジンを利用して、Pentax特有の色はそれでは決して再現出来ない。

しかもOV3のノイズリダクション処理は海外のレビューサイトで見つけたXZ-2の撮って出しJPGやRAWファイルで検証する限り、徹底的にノイズを消す塗り絵写真になってしまうものの、MX-1の撮って出しJPG、Silkypixで現像された写真よりも遥かにクオリティは高い。MX-1がXZ-2に対抗するにはLightroomとRawTherapeeを使うしか術は無い。

ここで「おや?、他にも汎用の現像ソフトがあるよね?」と思われた方。確かにMX-1のRAWファイルはDNG形式なのでCapture One Pro(以下COP)でもDxO Optics Pro(以下DxO)でも現像出来る。DxOにはレンズプロファイルまで存在する。しかしノイズリダクションに関してはLightroomとRawTherapeeに適わないんだ。DxOでPrime処理をしても及ばない。

勿論、DxOは最新のVer10、COPもVer9.1を利用して現像している。DxOはVer9からLightroomと連動が可能になり、使い勝手が大きく向上したので正規にアップデートをして最新版を利用しているが、COPはVer7から一切アップデートしていなかったので、MX-1の現像をしたい、そんな理由だけで1ヶ月のお試し版をインストールした。

※まぁ単純にVer7からどれくらいCOPが進化したか見たかったんだが・・・

DxOもCOPもPentax K-5やSony α6000のISO6400~ISO12800の写真では健闘している。風景や意図によってはLightroom、RawTherapeeを上回る力を持っている。しかしMX-1のRAWファイルに限ってはDxOもCOPもLightroom、RawTherapeeにノイズリダクションに言及すると不思議と太刀打ち出来ない。

特にDxOのPrime処理にはガッカリした。1枚を現像してJPGやTIFFファイルを出力するのにうちのパソコンで1分以上も掛かるのに結果は散々、どう見てもLightroomの方が綺麗に仕上がっているんだ。

えっ?、サンプル写真を見せろ?。うーん、申し訳ない。もう面倒で・・・(笑)。MX-1にそれほど愛情がある訳でもなく・・・。こうやって綴っている言葉を信用して頂くしかない。信用出来ないと感じられたら皆さんがそれぞれテストして頂きたい。海外のサイトからMX-1のRAWファイルを得て、DxO、COPのお試し版をインストールすればすぐに検証出来る。

さて・・・。

私はLightroomもRawTherapeeも日常的に利用しているので、Silkypixが使い物にならなかったり、DxOやCOPの現像結果が悪くても気にならない。

でも問題もあるんだ。つい先日判明した事。MX-1のRAWファイルをLightroomで現像するとレンズプロファイルが存在しないから歪曲した像が現像されてしまう。

この手のカメラの場合、RAWファイル内にレンズプロファイルが盛り込まれており、それを汎用現像ソフトが読み取って自動修正してくれるのだが(SonyやOlympusのカメラはそのタイプ)、MX-1はやってくれない。「一致するプロファイルを自動検出できませんでした」と怒られちゃう。

これはビックリしたなぁ。実際にはちゃんとRAWファイルの中にレンズプロファイルは盛り込まれている。と言うのもRawTherapeeで現像すると「自動歪曲収差補正」がしっかりと働いてくれるんだ。ちゃんと撮って出しJPG同様の補正をしてくれる。でもLightroomでは認識しない・・・。

RawTherapeeで現像すれば良いし、LigthroomとDxOは連動しているのでレンズプロファイルを適用したい時はLightroomのプラグインを起動させDxOに処理を委ねてしまえば良いから大きな欠点とは言えないが・・・。。

それでも不満は残る。Lightroomでレンズプロファイルが適用されない、これはAdobeがMX-1をカメラとして認めていないか、PentaxがAdobeに解析情報を提供していないのかのいずれかでしかない。なんだかなぁ~。

結論。

MX-1ユーザーでSilkypixを使って現像をしても納得した絵にならないとお嘆きの方!。

Lightroom、RawTherapeeを使って再現像をしよう!。特に高感度で撮影してノイズが消えずに困っているのならそれらを使用すれば満足する絵を提供してくれるだろう。

Lightroomでのノイズリダクション処理法が判らない方はLightroomのノイズリダクションを参考にされたし!。この手順で行えばおおよそ綺麗にノイズを排除出来る。

またK-3やK-S2辺りのカメラをお持ちであったら、インストールされていない、もしくはインストールしてもほとんど使われていないであろうDCU5をMX-1の現像ソフトとして利用される事を是非にお勧めしたい。

DUC5はPentaxカメラが出力するJPGの絵とは異なる発色になるが、 MX-1と言う(いい加減に使う?)コンデジだから多少の違いには目を潰れる。Pentaxの各種カスタムイメージ(MX-1にない銀残し、ポップチューン、ほのか、miyabi等も)が全て使えるし、レンズの歪曲補正も自動で掛かってくれる。

本日の写真は全てDCU5で再現像したもの。MX-1にないカスタムイメージばかりを掲載してみた(各種設定は色々といじっている)。MX-1はDUC5とセットで使ってこそ最大のポテンシャルを発揮してくれるだろう。


MX-1で「ポップチューン」

2016-04-23-02


MX-1で「銀残し」

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MX-1で「ポップチューン」

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MX-1で「ほのか」

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MX-1で「miyabi」

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MX-1で「銀残し」

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MX-1で「ほのか」

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コメント

  1. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    僕もよく行く荒木町のカットが2点、入り口ですね。

    現像ソフト、ニコンは無料公開しているもの新旧どの機種でも使えるから便利ですよ。
    まあ、ソフトの評価はいろいろありますが、全ユーザーに使用させるのがメーカーとして当たり前だと思いますが。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    おっ!、ご存知ですね!。

    荒木町は元々カメラ屋さんに用があって行くだけだったんですが(この日もボディキャップとかフィルターとか幾つか買い物していました)、デジタルカメラを始めてから周辺を良く散歩するようになりました。風情があって良い場所ですよね。

    NikonはNX-DでSilkypix製になっちゃいましたけど、十分に使えるレベルになっており、しょ~もないのはPentaxだけなんですよね。本ブログで何度も述べていますが、Ricohになって体制が変わったのに、こういうところは旧体制のまま、駄目なメーカーだと思います。このままだといつまで経ってもNikon、Canonに追いつけないでしょうね。

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