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MarkIIじゃないPanasonic Lumix GX7レビューその3 G VARIO 14-45mmF3.5-5.6

2016年05月13日 00:00

Tokyo Snap

Tokyo Snap

Lumix GX7, G14-45mmF3.5-5.6

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



今日は標準ズームであるG VARIO 14-45mmF3.5-5.6(以下G14-45mm)の描写力を評価してみたい。

調べてみるとPanasonic製の標準ズームレンズは7種類ある。その中で何故このG14-45mmを選んだのか?。m4/3のレンズは安くてもそこそこ写る、これをOlympusで体験しているだけに、話は単純でぶっちゃけ何でも良かったんだ。

12-32mmは望遠側は短過ぎるように思え、そして14-42mmはノーマルタイプとパワーズームタイプがあるが、結局3mmでも長い方が良いだろうと14-45mmにしただけと言っても良い。

それとパワーズームはSony α6000のE16-50mmでの経験でバッテリー食い虫なのが判ったのと、偏見かもしれないが壊れやすいんじゃないかと思って中古は嫌だなぁと。

価格.comとか他の評価、口コミサイトをチョロチョロと眺め、G14-45mmは安い割には描写が優れているらしかったのと、たまたま良いブツが見つかっただけで、例えば見つけたのが14-42mmだったらそっちを買っていたろう。

遠景テストにおいてはレンズとしてはつまらない。と言うのも絞り開放と絞った像とでほとんど変わりがないんだ。m4/3フォーマットなので絞りF4でも135のF8程度の被写界深度があり、解像感に関してはどの焦点距離でも絞り開放で十分と言って良い。

周辺光量はどの焦点距離でもF8まで絞らないと均一になってくれないが、この辺は好き好きだし、GX7には周辺光量を調節する「シェーディング補正」機能があるので気になればそれをオンにしていれば良いだろう。

私は周辺減光は気にならないからこの機能は常にオフにしている。気になったらLightroom等の現像ソフトでで仕上げ直すだけ。

では最広角の14mmのそれぞれの絞りの絵をご覧頂こう。部分切り出しはマウスクリックで1000x1000ピクセルを表示する。手持ち撮影なので構図のずれはご勘弁あれ!。

また撮って出しJPG像は超解像モードをオンにしていたのでRAWから現像したものをご覧頂きたい。Lightroomを使いシャープネスはデフォルト、適用量25のまま。


全体像

2016-05-13-02


中央F3.5

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中央F4

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中央F5.6

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中央F8

2016-05-13-06


中央F11

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F11でいきなりガクンと解像感が落ちるのは小絞りボケの影響だろう。

他はほとんど変わらないでしょう?。通常、優れているレンズでも絞り開放もしっかりと描写しているが、やっぱり半段絞った方がコントラストが高くなるものだが、このレンズはF8まで変わらない描写をしている。

次に周辺部、右側の切り出し像をご覧頂きたい。


右端F3.5

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右端F4

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右端F5.6

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右端F8

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右端F11

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周辺部はF8で甘くなってしまう。但し、これはあくまでもLightroomのデフォルト像であると言うのをお忘れなく。シャープ適用量を50以上にセットすればF8でも通用する像になるし、撮って出しJPGでは超解像モードを利用すれば実はF11も実用になったりする。

本ブログで何度も申し上げている事。像面湾曲がない、もしくはその手の収差の小さいレンズは、仮に全体の解像感が高価なレンズよりも弱くても後処理、シャープネスやローカルコントラストの調整でどうにでもなるんだ。

m4/3用レンズは規格が誕生した時からこの辺はしっかりとしていた。だから逆転現象が生まれてしまう。APS-C規格のレンズの中には小型化をする余り、周辺部の描写が犠牲になっているレンズがある。そして特に安価な普及タイプのレンズは周辺部が大きくボヤけて輪郭を完全に失ってしまうので後からシャープネスを足せないんだ。

ここ数年でようやくAPS-C規格のレンズでもそれを考慮したものが出てきたようだが、今更遅過ぎる気がするし、なんだかんだと大型化していて魅力を失っている。Pentax DA16-85mmF3.5-5.6、あそこまで大きくしないと周辺部が改良されないのだろう。

さて、今回は面倒なので最広角の14mm側のサンプルしか掲載しないが、他の焦点距離でもおおよそ似たような傾向だった。

但し、35mm近辺で若干絞り開放像が甘かった。35mmの絞り開放はF5.5であるが、明らかにF8まで絞った方が綺麗に解像していた。しかしこの傾向は最望遠の45mmでは消える。

そしてもう一度書こう。その35mmでも撮って出しで超解像モードをオンにしたり、Lightroomでシャープ適用量を50まで上げれば十分な画質になってくれる。

勿論、完璧な描写と言う訳じゃない。上を見ればきりがない。しかし特徴的な描写はしないものの必要にして十分な機能を持っていると言える。少なくともα6000のキットレンズE16-50mmF3.5-5.6よりは良い描写だ。凄いなぁ、こんなレンズが1万円ちょっとで流通しているんだから・・・。Pentaxの安かろう悪かろうレンズを使っていた身からするとm4/3はシステムとしていいなぁと感じる。

※全てのPentaxレンズが悪いのではない。でも一部の安価なレンズで「これは売っちゃ駄目だろう」なる代物があるのは確かだ

最後にボケ味について・・・。

うーん、普通かな?(笑)。ズームレンズにボケ味を期待していないので正直どーでも良かったりする。どのみちm4/3でF3.5~F5.6だから135ならF5.6半~F11くらい被写界深度があるのだから最短撮影距離くらいにピントを合わせないとボケすら確認できなかったりする。

本日トップ写真は焦点距離34mm(135換算68mm)の多分絞り開放。クリックすると長辺1150ピクセルになるが、この程度のボケ。そしてそれをもうちょっとなんとかしちゃったのが下。

ほんの僅か、絞りF5.5からF4に開けたくらいをシミュレートしたと言えば良いだろうか。右下の造花が判り易いだろう。この手の斜め奥に向かっていく風景はレタッチで簡単に違和感のないボケを作れてしまう。


2016-05-13-13


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コメント

  1. 田中一郎 | URL | -

    現状APS-C機の利点は馬鹿でかい大砲レンズがいらないという望遠域ぐらいで広角〜標準レンズで良いものを求めると結局135機と大差ない大きさのレンズばかりなんですよね(ボディ込みならまだ幾分小さいですが結局取り回しは大差無いですし)
    もっと小型で高性能に出来ないもんかと思うんですが...

  2. tsunomagari | URL | -

    標準ズームは私も同じものを買おうと思っていたんですが、E-M5+12-50mmを手に入れたので、まぁいいかという感じです。12-50mmは焦点距離の目盛りが無いので、使い辛いと言えば、超使い辛いのですが。
    14-45mmはネット情報でも古い割に光学性能は優秀とありましたが、十分な写りだと思います。やっぱりパナにしておけば良かったかなと少し後悔中。

  3. | |

    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

  4. 型落ちハンター | URL | 4ARdecsc

    この14-45はm4/3の最も初期からあるレンズですが、今なおm4/3最強の描写性能を持つ標準ズームと言われています(F2.8は除いて)。たぶん無理に小型化してないから良いんでしょうね・・

    オリの14-42は開放画質があまりよろしくないですし、パナの12-32は絞っても周辺がやや甘いです。ですから開放から使える標準ズームというのが魅力なわけで、m4/3の主力レンズとして導入したいと思っています。もちろんGM1でも手ぶれ補正が効きますしね・・

    これが開放から使えるのであればAPS-Cと高感度が同等になりますからね・・

  5. BigDaddy | URL | -

    > 田中一郎 さん

    一眼レフの場合、ファインダーも光学なのでファインダー像が歪んでいたらアウトですから、デジタル補正前提でレンズを小さくする事ってのが出来ないんですよね。ですから各社が真剣にAPS-Cでもミラーレスカメラを考えればレンズは小さくなると思うんですけどねぇ。

    Pentaxがいち早くAPS-Cミラーレスに本格参入すればまだCanon、Nikonに勝てると思うんですが、K-1が馬鹿売れしているようで、メーカーとしてはミラーレスなんてな~んも考えていないでしょうね(笑)。

  6. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    お値段の割には良く写るレンズで感動しています。でもtsunomagariさんの場合、m4/3と言う規格があるのでオリの12-50mmがあれば14-45mmは不要ですよね。特にE-M5を手にした場合、セットでは防塵防滴となりますからね。

    うちは連れとカメラ、レンズを使い分けているので同じ焦点距離のレンズが結果的に2つずつになっちゃうのでm4/3でもなんだかんだと金が掛かるのがネックです(笑)。

  7. BigDaddy | URL | -

    > 鍵コメさん

    国が違うと価値観も異なりますが、なるほどそうですか。もしかすると今のLeica=Panasonicと思っている人もいるのかもしれませんね。実際にこの2社って色々と提携していますもんね。

    ただ仮に、ハードウェアなどがLeica=Panasonicだったとしても両社ではコンセプトが全く異なるので、結局は別物のカメラだと思うんですけどね。私はLeicaが買える財力があったら素直に買います(笑)。

    もしかするとその辺りの国ではLumixと言うブランドがまだまだ珍しいのかもしれませんね。何か妙なカメラを持っている人がいる、日本人か?、だとすると日本製か?、って感じで・・・。

  8. BigDaddy | URL | -

    > 型落ちハンター さん

    Lumix G1とセットで販売されていたようですね。となると仰る通り、最も初期のレンズなんですね。m4/3最強の描写性能ですか!、確かにこれくらいの描写をすれば十分だと思っています。大きさだってPentaxのDA18-55mmと大して変わらないサイズですからそんなに大きいとは思いませんしね。

    オリの14-42mmは今後ネタにしますが1600万画素センサーで使うとE-P3で得た時の感動はないですね。勿論、十分な描写ではあるんですが、レンズにはやっぱり「感動」が欲しいんですよね(笑)。SonyのZeissの55mmF1.8の描写とか思いっきり感動しましたもん(笑)。

    あとは安いレンズにありがちな個体差でしょうか。うちの14-45mmは幸い片ボケはなかったですが、片ボケしているレンズとかありそうな予感はしています。

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