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Pentax 645とはどんなカメラ?

2016年05月19日 00:00

桜の並木道にて

桜の並木道にて

Pentax 645, SMC PENTAX-FA645 MACRO 120mmF4, RDPIII

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



とうとう我がブログもフィルムカメラに切り込んだ!。

以前もお伝えした通り、ふとした事でフィルムカメラを再び始めようと、ならば35mm判なんてつまらぬ!、CanonやNikonの馬鹿でかいデジタルカメラ、はたまたSonyのα7RIIユーザーを前にしても決して臆する必要の無いカメラを!・・・。

そう思って手にしたのがPentax 645。今日はこのカメラがどんなものなのか、お伝えしたい。

手にしたのは初代Pentax 645。wikiによると1984年に発表されたとの事。その後AF化された645Nが1997年、その改良版の645NIIが2001年に発売された。

645Nの発売直後、確かContax 645が発売され、それに対抗する為に645Nを改良してどーのこーの・・・。各カメラ雑誌が特集を組んでいたのをなんとなく覚えていたりする。うちにやってきたのは1990年代前半に製造された固体。

当時の定価は22万5千円。実際には15万程度で売られていたのではなかろうか?。今のデジタルカメラの価格を考えるとNikon D750クラスのカメラって事になる。

でもそこはブローニーの645フォーマット。Pentax 645D、645Zよりも大きな56x41.5mmフォーマットになる(645D、Zは44x33mm)、隣にNikon D750ユーザーがいても格が違うってもんさ(笑)。

とは言え、現時点の流通価格は・・・。何しろフィルムカメラで馬鹿でかくてMFしか出来ないのだから幾ら格が高くても誰も使いたがらないのだからたかが知れている。レンズだって45mm、75mm、120mm、それぞれ3万円までは行かない。

MFレンズを使うにせよ、少しでも新しいボディを買った方が良いので645Nを薦められたくらい初代の645は人気が無い。そもそも今時、ブローニー判をやろうなんて多くが私も含め、気が振れちゃっているだけな人間なのだ。そんな人間にしか中判カメラは見向きもされない。

さて中判カメラと言えばレンズも含めてでかい。こんなのを持ちながらお散歩写真出来るか?。最初は「こんなシステムを持っていたら5Kmも歩けない」と思っていた。

計ってみるとボディに電池を入れると1500g、75mmが240g、45mmが400g、120mmが700gだから合計で2840g。Lumix GX7に25mm、14-45mm、45-175mmで1050gだからたかだか3倍弱。意外と重さを感じない。

真夏で3Kgを担いでいたらちょっと嫌かもしれないが、夏以外だったら普通に10Kmくらいは歩けると思う(持病の腰痛は荷物を持とうが持たなかろうが歩けなくなる時は歩けなくなる)。まぁ大した重さじゃない。Pentax K-1に馬鹿でかいズームレンズを2本持ち歩くよりも軽い。実際に645初撮りの日、上の645セットにGX7のセット、合計約4Kgを持って5Km以上歩いていたが全く重いと感じなかった。

※645購入で新たにカメラバッグも新調したんだ。このカメラバッグのショルダーストラップの出来が良いのだろうか、重さを分散してくれているのかもしれない

使い勝手はどうだろう?。

最初の難関はフィルム装填だ。しかしそれはかつて利用していたHasselbladのA12とほとんど同じだったのと、ちょっと失念してしまったがA12はフィルムを巻きつける時にボタンを押すか引っ張るかして何か変な作業が幾つかあったと記憶しているのだが、645のマガジンは単にフィルムをセットしてスタート位置まで巻き上げるだけ。楽勝であった。

使い方はボディ右手側に小さなアップボタン、ダウンボタンがあり、これで全てを行うんだ。一般的なカメラとは異なる操作になるが、説明書を見なくても感覚でなんなく判る(Pentax MEがそんな仕様みたいだ)。

645は絞り優先、シャッター優先、プログラムオート、マニュアル露出が選べ、モードボタンを押しながらアップダウンボタンでセットする。フィルムのISO感度はISOボタンを押しながらアップダウンボタンでセット。撮影は絞り優先AEならばレンズの絞りをAマークにすればアップダウンボタンで絞りを変えていく。露出補正も露出補正ボタンを押しながらアップダウンボタンだ。

露出補正は1段ずつしかない。これはちょっと不便だ。リバーサルフィルムだと厳密に1.3EVとか+0.7EVとか調整したい。このように細かく露出を制御したかったら例えば-1.3EVならば露出補正はせずにISO100のフィルムを装填しているのならISO感度を250にセットするか、露出補正で-1をセットしてISO感度を125にすれば都合-1.3EVだ。

※半段の設定は出来ないようだ

ファインダーには最小限の情報しか表示されない。絞りとシャッタースピード、そして露出補正をした時だけマイナス補正の時は「-」、プラス補正で「+」マークが灯るだけ。だから露出補正したのを忘れると次のコマからエライコッチャになる。

初撮りの日、数コマでこれを結構やらかした。辺りが暗いと思ったから-1EVし、それから5コマ以上で-1EVのまま撮影していた(笑)。運良くPentax 645の露出は好みよりも少し明るく出るのでさほど気にならなかったが・・・。

でも露出補正にISO感度を絡めた場合、常に注意しないとならないだろう。何しろデジタルカメラのようにパチパチ撮れないでしょう?。フィルム1本で15コマなんだから。そうなると次のコマを撮るのは5分後、10分後、下手したら良い風景、わざわざフィルムの撮る必要が無いと思ったら30分以上も肩に背負ったまま。そりゃぁ忘れるって(笑)。

だから今後は面倒でもシャッターを押した直後、すぐに全てをリセットする、そんな運用をしないと何度も同じ間違いを犯すだろう。

当然ブレ補正機能はないし、でかいフォーマットだからブレに弱く、シャッタースピードだけは常に気を付けていた。この日は5本、75枚を撮影しているが、ほとんどのコマでブレは確認出来なかった。

不安だったピントは・・・。

ファインダー像は135カメラの比じゃない。たまげる程でかい。しかしピントの山が掴みづらいんだ。スプリット式のスクリーンが入っているのだが、この中央部のスプリットがこれまた判り辛いんだ。広角レンズを装着していると合っているんだか合っていないんだか・・・。

でも「へたれ」なのでおおよその風景でレンズを絞り込んでいた事もあるが、明らかにミスったのはほんの数コマだった。

とにかく出た目の露出も正しかったし、ピントもある程度絞っていればどーにもでなるのが判ってホッとした。

またもう1つ撮影中注意点がある。これが一番注意しなくちゃならないだろうか?。意識していないとデジタルカメラの要領でちょっとずつ構図を変えながら連続してパチパチしちゃう(笑)。だいたい3コマ目で気付くんだが、この無駄撃ちをなくさないと・・・。

35mm判のカメラならワンカットに数コマ使っても良い。むしろ35mm判カメラの利点は機動力にあるのだからそうあるべきだ。しかし中判カメラともなると一写入魂ではないが、1コマに賭けるくらいの集中力がないと金をドブに捨てるだけ・・・。

120フィルム、amazonでプロビア100F、ベルビア100共に5本セットでおおよそ3500円。現像代がクリエイトで行うと1本500円しない。よって1コマ80円掛かるのが645カメラなんだ。

時にフィルム派に残念なお知らせ。クリエイトのリバーサル2時間仕上げサービスが今月31日で終了との事。なんだかなぁ~、ブローニーフィルムを現像するんでクリエイトのメンバー会員になったのに意味がねぇじゃねぇか!。即日仕上げしたかったらもう堀内カラーしかない(10時半まで受付すれば午後4時仕上げ)。いや、堀内カラーでも良いんだけどクリエイトの方が現像代安いから(笑)。


2016-05-19-02


ご覧の通り、135フィルムが丸でハーフサイズ判のように見える。かなりの近視で裸眼だとピント位置は10センチくらい。これくらいの距離で見るとまぁ解像感は半端じゃない。

本日の写真はその中から1枚。デジタルスキャンしたのでなくPentax MX-1のマクロ機能を利用しパチリしたのをLightroomでなるべくライトボックスで見た発色にレタッチしている。


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コメント

  1. ド素人志向 | URL | CjlWd7YA

    21世紀の今、
    季節毎の撮影スポットでキヤノニコフルサイズ機のヒエラルキーの呪縛にいつも肩身の狭い思いをしておりますが、そうかその手がありましたか!(笑)

    まさに漢のMF一眼レフですねぇ。
    たしかにキヤノニコはプロ機材特化で発展してきましたが中判カメラは存在しませんよね。

    α7Ⅱ貯金はしておられてもサードパーティ製がなくタムOEMレンズしかないのにボッタなK1には
    まったく興味ナシと書かれておられるのにK1レビューマダーのコメの方って何考えてるんでしょうね?(爆)


  2. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    おーー、きましたね。まずは表紙の写真。なかなか良いです。枝ぶり、雰囲気、川、菜の花、春です。。(笑)
    645欲しくなってしまいますよ。解像感良いですもの。今後のレビューが楽しみです。

  3. auf | URL | 3eyVfeeo

    僕も最近フィルムで撮ってみようと思うことがあるんです.6×9,モノクロで.
    ただフィルム現像を考えると手間と時間がかかるのでどうかなぁと.プリントし
    ない分暗室も要らないし昔に比べりゃそれでも楽なんですがねぇ.

  4. むーみんぱぱ | URL | GmPLyD7.

    645購入おめでとうございます。私も以前初代645を使ったことがあり今は645Nを使っています。
    初代645は同時期の135機のPENTAX SUPER Aをそのまま中判にしたような操作性で露出補正が1段ずつなこと
    アップダウンボタンで操作するなどの欠点をそのままひきずっています。巻き上げのSとCの切り替えレバーで1/2段補正ができるようにする改造サービスもあったのですが未改造のBODYでは感度切り替えで対応するしかないですね。またスクリーンも645Nでは改良されていて(ざらざらしたクリアブライトマットからナチュラルブライトマットに変更)初代よりピント合わせは容易でMF用のスプリットやマイクロマットのスクリーンもありました。

  5. BigDaddy | URL | -

    > ド素人志向 さん

    次回のネタがまさにそのヒエラルキーに書いています(笑)。どうぞご覧下さい。

    フィルム時代、ウザったいLeicaオヤジには「でもLeichaって中判ないんだよねぇ~、ぷぷぷっ!」と言ってやりゃ退散してくれました。

    中判、大判はフィルム時代から用途が限られていたので商売としては微妙だったんでしょうねぇ。デジタルの今、Fujifilmが再び中判を作るか否か、数年後が楽しみです。

    あのコメの方は何か勘違いされているんじゃないでしょうかね。それか単なる嫌がらせか・・・。上手く応対しておきました(笑)。

  6. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    ありがとうございます。右側の前ボケの構図がちょっと中途半端かなぁと少し後悔しています。前ボケって難しいですよねぇ。

    645は楽しいですが、本当に興味がおありならばまずは645用のレンズをα7に付けて楽しみって線も「あり」かなと思います。私もいずれα7系を購入したら手持ちの3本の645用レンズでそれをやろうと思っているんです。

    645のレビューはやらんです(笑)。何しろデジタル化する方法がコンデジでライトボックス上のフィルムをパチリしてですから「ほ~ら、こんなに解像感が・・・」なるネタも成立しないんですよね。

  7. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    モノクロなら自家現像されるんですよね?。面倒そうですねぇ。ラボに出すにせよ、東京でもすでにその日現像が出来るのが堀内カラーだけですし・・・。

    フィルムには未来はないでしょうから、フィルムにのめり込むのは危険でしょうねぇ(笑)。私も5本で4千円ならフィルムを買いますが、それ以上高くなったり、リバーサルフィルムがこの世から消えたらフィルムは一切やらんです。

  8. BigDaddy | URL | -

    > むーみんぱぱ さん

    ありがとうございます。年に数回しか使用しないと思いますが、レンズは資産でマウントアダプター経由でデジカメにも装着出来ますので、なんとか楽しめると思っています。

    645Nから操作が普通のカメラになったんですよね。そこまでは知っていたんですが、なるほどスクリーンも改良されたんですか!。それは知りませんでした。今回は予算的に645Nは買えないと判っていたので中古店で手にも取りませんでした。

    操作に関してはデジタルのようにあっち撮ってこっち撮ってとせわしない分、1枚毎に常に設定を確認するようにすればミスは防げると思っています。逆光を除けば露出制御も意外と優秀だったので、特に難しい点はなかったです。

    とにかくピント合わせですね。広角の45mmは全く判らんです。まぁ広角で開放で撮るような時は賭けですね(笑)。

  9. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    私が購入しようとした思った機種です。Pentax 645に75mm付きで30000円でしたが、重さとランニングコストで諦めました(笑)
    私がPentax 645を購入しようとしたのは、引伸し機を持っていたのでモノクロ写真の自家現像をやろうしたのですけど。。。。
    フイルム誰かが使わないと無くなりますね、特にリバーサルフイルムはあっさり富士フイルムが止めたら終わりですから。使ってください。

  10. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    今なら645Dの中古を買って、AFでないMF645レンズを買うってのがコスト的には一番安いのかもしれません。但し、Ricohが645Dの修理を今後10年は続けると言う条件付ですけどね。

    フィルムはホント不安ですね。まず220がないってのがビックリしましたし、富士でリバーサルはベルビア50、100、プロビア100の3種類しかなく、お店の在庫がなくなったらISO400が消えるんですよね。一応ISO400プロビアは5本だけ確保しました。とにかくネガフィルムは使う気が全くないのでリバーサルがなくなった瞬間、ボディは部屋の飾りと化します(笑)。

  11. tsunomagari | URL | -

    ブローニーのデカさがいいのです!
    確かに気が触れているとしか思えません(笑)
    どうせなら、もっとデカイのをってことで、バケペン捜索中です。
    といいつつ、仕事に追われているうちに小さなm4/3を手に入れている訳ですが。
    冷静に考えれば、645もいいですね。
    フィルムですが、バラ売りしてくれるお店があるので、1本2本単位で買って使っています。

    いいお写真を拝見したので、久しぶりのお休みはフィルムカメラを持って出掛けます!

  12. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    バケペンの方がカッコイイんですけどね。もしK-1と組合わせるのならバケペンですね。でもさすがにその機材を持ち歩くのは・・・。それと67用レンズはちょっと高いんですよねぇ。それにK-1があれば実際にはブローニーなんて要らない訳であり(笑)。

    ペンタの645を買っておけば将来、万が一645Dだの645Zだのを買った時にレンズがそのまま使えるってのが良いかなぁと。フィルムは買いに行くのが面倒なのと多分1本当たり安くなるであろうとアマゾンで注文しています。

    フィルムカメラでの撮影、楽しまれてください。

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