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Pentax 645でお散歩写真

2016年05月21日 00:00

桜並木

桜並木

Pentax 645, SMC PENTAX-FA645 MACRO 120mmF4, RDPIII

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Pentax 645で桜を!・・・。そう願いつつ日程が合わず・・・。

東京平野部では4月2日、3日の土日に桜が満開だった。本来ならラッキーと思うべき。しかし天気が悪かったんだ。雨こそほとんど降らなかったものの、どんよりとした空模様。デジタルカメラだったら撮る気にはなっても1コマ100円近く掛かるフィルムで撮る気も起こらない。

645は1年に最低4回、春夏秋冬の風景を収めようとご先祖様に誓った。でも薄ピンク色の花に白く飛んだ空なんて馬鹿馬鹿しくて・・・。 その翌週、近所の桜はもう緑一色。それでも諦めなかった。日本の春と言えば桜しかない訳で、645を手に入れた最初の年でそれを撮れないなんて・・・。

そこで4月9日に満開桜を拝める場所をネット上で色々と探索し、役所にまで電話を入れ状況を確認し、その日、ある場所を訪れた。「ある場所」、申し訳ない、地元ではかなり有名な桜の名所との事だが、全国的には観光地として浸透しておらず、来年もここを訪れようと思ったので内緒!(笑)。人で溢れかえったら、それこそ645でなんて撮りたいとは思わない。

満開を迎えたのは数日前だったのだろう。ちょっとした風で花が散っていく。でもそれが逆に良いんだ。桜を間近で眺めると緑の芽が吹いたりもしているが、少し離れればまだまだ薄ピンク一色。しかも桜吹雪も見られたんだ。天気も午前中はまだまだ白かったが、お昼が近くなった頃から青い空も拝めたし。まさにこの日しかない!、そんな桜撮影日和だった。

機材はPentax 645に45mmF2.8、75mmF2.8、120mmF4Macro(135換算27mm、45mm、72mm)。これにデジタル部隊としてLumix GX7と25mm、14-45mm、45-175mm、マウントアダプターを付けてのPentaxの50mm。これらが(645の為に買ったわけではないのだが)見事にピッタリ収まるカメラバッグも新調した。

お散歩中は右肩に645を下げて首からはGX7、左肩にショルダーバッグ。645にレンズで1.5キロくらいになるだろうから左右丁度良いバランスなんだ。

本当は645のセットが重いと踏んで、そして645を使う時はそちらがメイン、デジタル部隊は記録写真に徹する、そんな思いからPentax MX-1をサブとする筈だったのが、肩に645を背負って、首からデジタルカメラをぶら下げる・・・、この時点でPentax MX-1は使えないのが判明。

MX-1のレビューで述べた通り、MX-1は企画、開発者がとってもお馬鹿さんだから首からぶら下げるとレンズ側が上を向いちゃう。凄いよ。歩いていると上カバーだけが胸と設置しているからそこが支点になりレンズが真上を向くと言っても良いくらい。歩いていて気持ち悪い。

でも良かった。金属の塊である645と3本のレンズセットが重く感じないんだ。だからデジタル部隊もミラーレスカメラなら重さ、大きさが気にならない。次回645で気合を入れる時はSony α6000に16-50mmを持って行こうと思う。

トップ写真、こんな桜並木をお散歩したんだ。用水路を挟んで200本だか300本だかが延々と2キロに渡って植えられていて、周辺は田んぼ。上述の通り、地元では名所であるが、一般には知られていない。とは言え、この日が桜撮影にはベストだっただけに本格的カメラマンが仰山いた。

デジタル一眼レフな人達をチェックしたところNikonとCanonしかいない。Nikonは遠くから見るとどれがどれだか判らないのが、CanonはKissなんて皆無よ(笑)。みんなでっかいカメラだし、レンズだって白。こういう場所にPentaxのAPS-C一眼レフなんかで行くとマイノリティ感をたらふく味わえるに違いない。

しかしこっちは20年くらい前のカメラだけどなんたって彼らよりでかいフォーマットの645だ。そんなNikon、Canonカメラマンなんぞ、そこのけ、そこのけ状態である。カメラマンって人種は面白い。フィルムカメラに敬意を持っているのか、皆さんどいてくれる。

短気だから一番良い場所を長い時間占領している奴を見るとすぐに「どけ!(勿論オブラートに包んで敬語で言うけど)」と言っちゃうタイプだが、そんな言葉を発せずとも1枚シャッターを押せば本当にどいてくれる(笑)。シャッター音とモードラ音が「どけ!」の合図なのだった。

「ガチャン!、グィィィィィィン」

良く写真は腕、センスだ!、なんて言っている人がいるけど、カメラマンが仰山集まっている場所ではカメラが写真を撮ってくれるんだ。大見得を切れるくらいの機材、それが写真を撮る。それと厚顔無恥の私のような図々しい奴ね(笑)。

デジタル一眼レフを使いこんな場所で三脚を広げて長い時間その場を占領していたら蹴り倒しても良い訳。本当にウザッたいから。でもね、この日は2人、大判なカメラマンがいらっしゃった。大判はさすがに手持ちでどーのなんて無理だろうし、やはりフィルムカメラには敬意を表するんだ。そしてそんな彼らは自分達が特殊な人間だと判っている。実に堂々としている(偉そうと堂々は違うんだ)。

いやぁ、大判な人、何年振りに見たろうか?。昔、渋谷だったと思う。写真学校の生徒らしき人々が三脚を立てて大判で写真を撮っていたが、それ以来かな?。

ふと思ったねぇ。Pentaxが今後10年以上メンテナンスをしてくれるのなら645Dって線もありだなと。今の流通価格って30万くらい。本気でネイチャーをやるのだったらPentax K-1を新品を買うよりも645Dの中古を買うなぁ~。

645Dで645レンズを使うと2割くらい望遠になるのかな?、135換算で27mmになる45mmが135換算で35mmになるらしい。75mm、120mmはそれぞれ135換算で60mm、150mmとなる。広角側がちと足りない気もするが、今回お散歩写真を撮って判った。やっぱり私は広角が苦手!(笑)。

どんなフォーマットだろうが広角レンズはあればあったで使うのだが、別に無くても構わない。反対に120mmレンズを使っていて「もっと望遠が欲しい!」と思い、これは200mmF4を買うか?、なんて妄想したくらいだから645Dのフォーマットは丁度良いのかも。

ケチだからこんな計算をしちゃう。月に10本のフィルムを使うとする。1コマ100円として100円x15枚10本で1万5千円。1年で18万だから、今645Dを買えば1年半で元が取れるようなもの。645Dは発売年だったかに2度、Pentaxから借りる機会があり手振れ補正はないけどISO800まで感度を上げても十分な画質を持っている。ネイチャーだったらそれで十分でしょ!。

ただ月に10本も使いません!(笑)。次に645が出動するのは紫陽花の季節、その後はヒマワリ、そして紅葉を経て雪景色、そして1年に1度くらい645で廃墟・・・。頑張っても年6回の出動。そうなると100円x15枚x5本x6回で年間で4万5千円の消費となり、元を取るには6年。ちょっと長いよね。

おっと、妄想に耽ってしまった。本題に戻そう。

この日は5キロくらい歩いたのかな?。腰の調子が良ければ10キロくらいは今回の機材で歩き通せるだろう。しかも一応1枚1枚を集中して撮ろうと思っているのと、ボディとレンズで1.5キロ以上、しっかりと構えてホールドしているからほとんど写真が傾いていない。GX7で撮った写真の方が曲がっている率が高い(水準器は使っていない)。

ずっと以前、本ブログでフィルムカメラで写真が曲がったなんてほとんど経験しなかったのにある日突然写真が大きく傾くようになった、何故曲がってしまうのか?、色々と検証し、苦労したぜ!、そんなネタを何度か書いている。

これってどちらかの肩が上がっていたりと変な癖が付いちゃったのもあるのだが、やっぱりデジタルカメラはナンボ撮ってもタダ!、そんないい加減な気持ちでカメラを構えていたんだと思う。最近はかなり意識してシャッターを切っているので写真が傾く率も大幅に減っている。それよりも645の方が曲がっていない。無意識レベルで脳が上手く働いているのだろうなぁ~。

そんな写真の原点を体験すると問題が出てくる。今回撮影した75コマを見て感じたんだ。

「果たしてこの風景を645で撮る意義があったのか?」

プリントしていないのであくまでも想像でしかないのだが、今回の風景だったらGX7で撮っても一緒だよね?、そんな疑問が浮かんでしまう。カメラマンが集まるところで「どけ!」と無言の圧力を掛けるには便利であるが、それだけの為に645って・・・。

仮に645を使って優れた写真を撮れたとしても所詮A3プリントしかしないでしょう?。Pentax K-1にほとんど興味が無いのもそれなんだ。写真展を開催したり、グループ展に常に全倍プリントで参加するのなら話は別だが、そうじゃないでしょう。

しかも私は135、APS-C、m4/3の画質の違いを見出せない超鈍感人間。立体感?、空気感?、なんですか、それっ?、と言っちゃうタイプでA3プリントだったらMX-1でもいいんじゃないの?、と豪語しちゃうくらい。

なんと言うか・・・。大きなフィルムで残したい!、そう思える風景に巡り会わない限り、意味がない気がするのも事実。

となるとやっぱり四季折々の風景よりも廃墟なんだよなぁ。紫陽花とかヒマワリなんてデジカメで撮ろうがフィルムで撮ろうが変わらんって(笑)。まぁ当分は思考が錯綜するんだろうなぁ~。


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コメント

  1. ド素人志向 | URL | CjlWd7YA

    楽しく読ませていただきました(笑)
    何も言わなくてもモードラ音でキヤノニコフルサイズ軍団をペンタ機で蹴散らせるとは痛快ですねぇ(爆)

    先月初旬件の一本桜を撮りに行った際晴天の土曜だったので多くのカメラマンが思い思いの場所で
    パチパチしておりました。
    私はさすがに毎年同じような写真でマンネリなのでいつもと違うのを撮ろうとK5-Ⅱsにシグマ10-20mmの超広角ズームで
    下から寝そべったり、見上げたりして撮ってましたが
    普及フルサイズ6Dのカメラマンに「初めて来たけど、頭写るからしゃがんでくれ!」
    と言われクルマは地元ではなく京都ナンバーでした。
    マイノリティ感をたっぷり味わえるペンタAPS-C機とは言え、私が来た時既にいて帰る時もまだ撮っていたその人は多分自身と同格のD610でも同じことを言ったと思います(笑)

    今日はドピーカンで休みだったので以前から気になっていたネットで話題の奈良市内最古の某市場を撮りに
    迷彩グリップのk-rに単玉2本とG5に14mm単で出撃し、
    半ば廃墟と化した昭和20年代風情の市場内部をパチパチしていたら、営業中の中華料理店のご主人に話しかけられナゼかカメラ談議に花が咲き話し込んでしまいました。
    アニメの舞台にも登場したようでネット時代になって遠方からもちょくちょくカメラマンがくるとのこと。

    ご主人はカメラが趣味で4x5で大和路を数十年撮っておられ秋にクラブの写真展やるから是非見にきてやーとおっしゃっていました。
    人を撮るのはいろいろ問題あるけど内部を撮るのは全然OKなんでまた寄ってとまで言ってもらいました。

    いつもどおり猿沢池付近やならまちにはニコンAPS-C機ぶら下げた外国人観光客は死ぬほどいてましたが、
    レトロ市場には私以外の部外者はおらず楽しい撮影でした(笑)
    毎回チラシの裏コメすいません(汗)

  2. 田中一郎 | URL | -

    素敵な桜ですなぁ、景色も相まって日本の原風景というのがしっくりきますね
    645Dもいいですが、なんとなく後継機が出そうな645Zを安くなるまで待ってもいいかもしれませんね
    30万ぐらいになるまで何年かかるかわかりませんが...(笑)

  3. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    この記事だと私のメイン機はnikonのフルサイズなんで、スターウオーズなら悪の帝国側のその他大勢の兵士あたりです。
    まあ、最近はお弁当箱デジカメを持ち出すことが多いですけど。
    中型フイルムカメラを主に使用していた世代はそろそろ70歳位で、重いカメラは使えないから防湿庫やら引き出しに眠っていることが多いようです。
    でも、中古屋さんに売りに行くと二束三文の値段にしかならないので、処分を躊躇している人もいますね。

  4. BigDaddy | URL | -

    > ド素人志向 さん

    ありがとうございます。蹴散らすと言うより勝手にどいてくれるってのが正解でしょうか。

    やたらに粘る人いますよね。それだけその風景に思い入れがあり、絶対にモノにしようと考えているのでしょうから悪い事ではないにせよ、時折邪魔臭い人いますねぇ。

    でもなんだかんだと「頭写るからしゃがんでくれ!」、これが正しいんですよ。私も自分の考えた構図に人がいたらオブラートに包んで「どけ!」と言いますもん。それが今回はシャッター音+モードラ音なんですけど(笑)。

    大和路をシノゴ!、そういう人いらっしゃるんですよね。入江泰吉氏の弟子だったりして(笑)。入江氏はLeica使いだったかしらん?。

    私も何年か前、写真展で熊野古道をリンホフで撮られた方の写真展を見て、まぁ迫力ある写真でした。当然全倍以上を大きさでしたね。フィルムは全てベルビアとの事でカリカリしていましたよ。

    レトロ市場、私も行きたいですねぇ。奈良過去に何度か訪れており、ほとんどが神社仏閣の観光だったんですが、柳生の里の殺風景なんだけど美しい様、今でも覚えています。

  5. BigDaddy | URL | -

    > 田中一郎 さん

    良いところでしたよ。まず人がいない!、そこがたまらんです。そこは最寄の駅から遠く、みんな車で来ていて、それでも田んぼのあぜ道に30台くらい止まっていただけで地元の人が大半だったんじゃないでしょうかね。

    645Z、これって現行センサーですよね。後継機が出ても高値な気がします。かと言って645Dがすぐにでも安くなるかと言うとそんな事もなさそうで25万以下まで落ちてくれれば本気で考えるんですけどねぇ(笑)。あとは本文にも書きましたが、メーカーがどれくらいアフターメンテンスをしてくれるかでしょうか。

  6. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    NikonやCanon機のカメラマンが邪魔臭いんでなく、どんなカメラを使っていても図々しく同じ場所ででーんと構えているアホがいるもので(笑)、そういう人には私も鉄面皮になり「どけ!」と言いますねぇ(笑)。

    仰る通り、中判を使われていたカメラマンは年齢的に防湿庫行きなんでしょうねぇ。645Nでも買取価格が1~2万円くらいですから、私がそんなカメラマンだったら売らんでしょうねぇ。工芸品として飾っておきます(笑)。

    今、645Nの価格を見てちょっとショックでした。私が初代645を買った時ってたまたま玉数がなかったのか、今よりも高かったんですよねぇ。ほんの数ヶ月前の話で、だから初代を買ったんですが、今、程度は悪いのでしょうが、3万円ってのがありますねぇ。これならちょっと無理をして645Nを買ったかなぁと。

  7. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    触手がウズウズする話ですね。ふむふむ、そうか645Dがあるのか。などとたわけてみたい。(笑)

  8. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    ネイチャーだけを撮るのなら、ISO800くらいの感度で十分な風景なら、645Dは「あり」だと思うんですよね。
    ただ、使った限り、本当にブレ易かったです。75mmレンズで1/60secでもちゃんとホールドしないとブレましたからねぇ。曇り日の夕方などは最低でも一脚がないと辛いかと。
    ですから楽をするのならK-1となりましょうね。ただK-1を買うのならα7IIでいいかなぁと結局は堂々巡りでして・・・(笑)。


  9. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    ペンタ645ですか~  懐かしいです。
    当時 行きつけの店主が使い、私はブロニカのETRで 草花写真を競ってました。
    35やデジ族が一歩控えてくれる優越感は最高ですよね~

  10. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    羨ましいですねぇ、写真仲間は大勢いましたが、私には行きつけのカメラ店の店主なんていなかったです。近所で仲良しがいなかったです。

    フィルム時代は常に優越感を持っていました(笑)。フラッグシップばかりを使っていましたもんで。デジタルになってからは、まぁ今更見栄を張ってもしょ~がないのですが、観光地に行くとPentaxだとマイノリティ感バリバリでしたから、久々の優越感でしたよ(笑)。

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