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高画素万歳派ではないのだが・・・

2016年06月08日 00:00

Tokyo Snap

Tokyo Snap

Sony α6000, EPZ 16-50mmF3.5-5.6 OSS

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今日は画素数のお話を。いえいえ、決してアカデミックな内容でなく画素数によって運用が少し変化するよねってお話・・・。

A2、A1、全倍プリント・・・、写真展や写真クラブ等のグループ展でも開催しない限り、そんな馬鹿でかいサイズでプリントしようなんて人はいないと思う。

画期的な発明、激安インクに激安用紙が開発され全倍プリントが1000円!、そんな時代が近い将来来るとは到底思えず、個人で写真を楽しむのならA4~A3ノビプリントが今後も主流に違いない。

テレビモニターで写真を観賞するにせよ、東京オリンピックの頃、ようやく世間で4Kが普及する程度であろうから、それを考慮すると3000万画素を超えるような高画素のカメラなんて不要だ。

しかし135センサーはすでに3600万画素が当たり前になりつつある。高画素を否定しているんじゃない。高画素でもちゃんと写真として成立すれば誰も文句は言わないだろう。APS-Cセンサーで2400万画素が当たり前の時代なのだからそうなるのは然り。

ただ、プロカメラマンや写真展を何度も開催するようなカメラマンを除けばそれ以上画素数を増やしても何の意味もない。最大で今の時点が限界で(ベイヤーセンサーならば)135センサーなら3600万画素、APS-Cで2400万画素、m4/3も1600万画素あれば十分。

カタログや写真集のような印刷原稿には一般的に350dpiが必要ならしい。となるとA3ノビプリントで3000万画素となり、3600万画素のカメラが正当化されるし、2400万画素のAPS-C、増してや1600万画素のm4/3カメラは印刷出来ない、もしくはクオリティに問題ありとなる。

しかし、良くお考えになって頂きたい。一般的な写真雑誌の見開きはA3。おやおや、600万画素、1000万画素時代でも巻頭カラーでドーンとA3写真が掲載されていたのではなかろうか?。

当時は「デジタルカメラはフィルムの階調、解像度に及ばない」と言われていたが、それくらいの画素数で写真雑誌用のクオリティで印刷出来たのも現実。

但し、たかがA4プリントでも2400万画素と1200万画素のカメラとでは出来が全く違う、(350dpiでA4プリントだと1200万画素あれば良いのに)そういう話があるのも事実であり、やはり高画素であるに越した事はないのだろう。
うちにあるAPS-Cカメラ、Sony α6000は2400万画素、Pentax K-5は1600万画素。あくまで一般論としてK-5搭載のSony1600万画素センサーは最高の傑作で2400万画素センサーよりもノイズ耐性において優れていると言われているが、実際にはイコールだと思っている。

※イコールなら今後Sonyが最新技術を駆使しAPS-C1600万画素センサーを作ったらα7IISのAPS-C判のような凄いカメラが出来るかもしれない

だとすると2400万画素あった方が便利。毎度お馴染み、トリミング耐性に優れているからだ。1000万画素切り取るとほぼ4/3センサーと同じになり、かつ240dpiでA3ノビプリントが可能となる。A3プリントなら半分の1200万画素削れ、寄りの足りない横位置で撮影した写真を半分にぶった切って縦位置構図として蘇らせる事だって出来る。

α6000のキットレンズは16-50mm、135換算すると約24-75mmになるが、1000万画素削り4/3サイズにすれば望遠側は135換算で100mmまで伸ばせる。

昨年までK-5にSigma 17-70mmを愛用していた。それが16-50mmに変わったのだから望遠側が足りない。でもα6000の画素数を考えればK-5に17-70mmを使っていたのとほとんど同じ写真を撮れる。

また暗がりでもα6000は有利だ。K-5にて焦点距離50mm、ISO6400、1/30secを強いられる撮影があったとしよう。でもα6000だと焦点距離を30mm、ISO3200、1/15secで撮影し、周辺の1000万画素を削ってしまえばほぼ同じ構図のままISO感度が1段下がった写真を作れる。

Fujifilm X-E2でなくα6000を選んだのは2400万画素センサーだったってのもある。幾らX-E2の高感度耐性が良くても2400万画素センサーの方が使い勝手があると思ったんだ。

これと同じ事は3600万画素のK-1でも言える。K-1をAPS-Cで使うと2100万画素が切り取られ1500万画素になる。十分にA3ノビプリントが可能だ。だから28-105mmレンズの最望遠が150mm相当になる。

K-1は今使っているK-5と同じように使え、135フォーマット対応のレンズを使えば3600万画素の優れた像を出力してくれ、かつ高感度耐性がK-5よりも遥かに強いのだから、ペンタキシアンがK-1をすぐにでも欲しがる理由は理解出来る。もし私が廃墟ばかりを撮るカメラマンだったらK-1を買うかもしれない。

しかしトリミング耐性、被写界深度に無神経になれればセンサーの画素数なんて135で2400万画素、APS-Cで1600万画素、m4/3で1200万画素ありゃ良い。実際、1200万画素しかないNikon D90やOlympus E-P3を使っていて不便を感じた事は一度もない。

むしろトリミングなんてしたら恥、ブレ補正は一部のメーカーの一部のレンズにしかなかったフィルム時代に戻った気分で、水平保持も含め、しっかりとフレーミングするようになる。

若い世代の方に誤解の無いよう書いておこう。

フィルム時代でもトリミングは写真技術として当たり前の手法だった。トリミングしちゃいけないなんてルールは今も昔も無い。しかし一部のアマチュアの間ではトリミングしたら恥ずかしい、そんな風習が根付いていた。

だからこそ視野率100%のファインダーを持つフラッグシップ機じゃないと意味が無かったし(実際には98%くらいしかなかったらしいが)、大きくプリントする際は必ず手焼きでノートリミングを指定していた。

どんな優れた写真でも四隅に無駄なもの、葉っぱが1枚でも写っていたらその写真はお蔵入り・・・。それくらい一部のアマチュアの間では構図、フレーミングってのはシビアだった。

4月初め、桜撮影でフィルムカメラのPentax 645を使った。「あれっ?、四隅にちょいと余計なものが?」ってコマが幾つか見つかった。

ケチ人間だからフィルム代と現像代で1コマ100円近いって判っているから入念にフレーミングしていた筈、実際に水平が出ていない写真なんてほとんどないくらい真剣にファインダーを見つめていた。なのに隅に変なものが・・・。あっ、そうなのね!、645の視野率って92%しかないのね!、後から気付いたのだった。

デジタルの645D、645Zの視野率は98%との事。これだけありゃ十分だし、デジタルだから自在にトリミング出来る。万が一変なものが写っていてトリミングで救済しても周囲には「トリミングしていない!」と言い張れば良いだけ(笑)。
Sony α7IIが欲しい、先月からα7II貯金を始めていると何度も書いている。このカメラは2400万画素しかない。でもそれでいいんだ、このカメラでは大きなボケが欲しいのと645用の45、75、120mmレンズを使って解像感バリバリの写真を撮りたいだけだから。

自家プリントともなると今も尚A4プリントが中心だろう。うちにもA4プリンターしかなく、手始めにプリントするのならA4サイズだし、A3ノビにプリントし直す写真なんてそこから1割にも満たない。A4プリントを楽しむ、そうなると135クラスのボケ量が丁度良い按配だったりする。

フィルム時代の主流は六切りワイドだった。これはA4とほぼ同サイズだからフィルム時代と同じ感覚で絞りを選択出来る。A4でボケを楽しむのなら135センサーが最適だ。

※言い換えるとA3ノビでボケを楽しむのならAPS-Cで十分とも・・・

結局、5月29日の記事のセンサーサイズの話も画素数も同じで、用途に見合ったものを手に入れれば良いだけ。

今の私にはα6000の2400万画素APS-Cセンサーが丁度良いのだった。もう一度書こう。16-50mmと言うしょ~もないキットレンズが成果物にA3ノビプリント、トリミング前提ならば135換算で100mmの画角が使え、超高感度を強いられる撮影でも焦点距離によって1600万画素のK-5よりも1段感度を落とせるんだ。

本日トップ写真、これはエスカレーターに乗り、ある距離、ある高さからじゃないと撮れない風景を16-50mmの50mmで撮影したものを二周り程トリミングしている。それでも1400万画素残している。画角的には75mmくらい。そして下はオリジナル。構図的にはオリジナルの方が遥かに良いのが、テーマが「東京駅」ともなるとトップ写真が秀でている。

オリジナル

2016-06-08-02


とは言え、この風景は手持ちの機材ならばK-5に17-70mm、Lumix GX7に14-45mmを使えば撮れる。だから2400万画素の有り難味は超高感度撮影で感度を下げられる方が高いと思っている。

その例が下。どこぞの廃屋(納屋?)でのコマ。この手の風景を撮影する場合、まずISO感度を見る。かなり上がりそうだと感じたらまずは全体を広角側でパチリする。

この写真は16mmでF5.6、1/10sec、ISO3200で撮影しており、これを意図通りズームさせると24~30mmで1/15~1/20sec、ISO感度が半段は上がる。α6000はこの手の風景でA3ノビプリントならばISO6400でも耐えられるのが質を持っているが、感度は低ければそれに越した事はなく、あえて感度を下げられるように広く写し、後にトリミング、常套手段だ。

これは1600万画素しかないK-5でも良くやっていた。解像度を200dpiまで下げれば1000万画素でもA3ノビプリントが可能で、ならばK-5でも600万画素削れる。これだけ削れれば半段はISO感度を下げられる。

オリジナル

2016-06-08-03


意図していた構図(トリミング後)

2016-06-08-04


但し、この写真は詰めが甘いんだ。まず16mmだから1/8secでも多分ブレない。そして中央を残してトリミングするのだから1段半も絞らず、周辺部の描写が悪くても半段絞った程度で撮れる風景なんだ。となると1/8sec、F4、ISO1200で撮れちゃう。

このレンズは最低でもF5.6半まで絞らないと四隅の描写が悪く、もし周辺もビシッと決めたい、そして2400万画素フルに使おうと思うと24mm、F5.6半、1/10sec、ISO6400、そんな露出になる。それがブレにくい16mmで撮影し、1400万画素にトリミングすれば2段以上もISO感度を下げられる。

だからこの手の小規模な廃屋撮影にはSigmaの19mmF2.8DNの費用対効果が高い。135換算で約28mmだからトリミング前提ならば135換算28-38mmF2.8で絞り開放から使えるズームレンズになってくれる。

国内外の様々なレンズレビューサイトを見るとSigma 19mmF2.8DNの周辺部の描写力は評判とは異なり、Artラインで単焦点レンズの癖して弱い。絞り開放像を等倍で見るとガッカリする。

それでも16-50mmのF5.6半相当の描写をF2.8の段階でクリア出来ているので、ブレ補正機能がなくてもF2.8の明るさがあるので「描写力で勝負するのなら」小規模の廃墟には16-50mmよりもうってつけのレンズだろう。

こういう事を書いていると実はきりがない。ならば2400万画素センサー搭載でボディにブレ補正機能のあるPentax K-3にSigma 17-50mmF2.8が一番費用対効果が高く、レンズを奢るならばSigma 18-35mmF1.8が最高の廃墟専用システムになる。

さらには2000万画素と画素数は減ってトリミング耐性が若干劣るものの、K-3よりも高感度耐性のあるNikon D500にSigma 18-35mmF1.8が最適なのかもしれない。

要するに金に糸目をつけなければ今の時代、どんな写真でも容易に撮れてしまう・・・(笑)。やっぱりPentaxユーザーならば廃墟を撮るにはK-1にTamronのOEMだろうがF2.8ズームが良いのだろう。優れた機材は大きく重い?、いえいえ、金に糸目をつけないのだから荷物係を同行させれば良いだけ!。


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コメント

  1. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    プロ用のフルサイズはnikon D5でやっと2000万画素、一世代前はのD4で1600万画素です。
    まあ、プロカメラマンは機材が揃っているので、トリミングも最小限だからこの画素数でOKなんでしょう。
    私が街撮りで使用しているデジカメはお手軽な弁当箱ミラーレス1600万画素ですが、取り敢えず不満はありません。
    トリミングばかりでなく、最近は4K動画からのスチール切り出しなんてこともありです。

  2. auf | URL | 3eyVfeeo

    東京駅ですか.新しいビルに挟まれた感じがよく出てますねぇ.
    α7使っていて,ライカ判の2400万画素って「いいところ」なんじゃないかと思います.
    古いレンズだとこれ以上画素が増えてもアラが見えてきそうです.もう6×9の画質を
    超えてるでしょう.風景写真専門だったら画質はいくらよくてもいいので,最新のレン
    ズ+5000万画素もアリと思いますが.

  3. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    そう言えばそうですね、プロ用、報道やスポーツの分野だと画素数は少ないですもんね。でも結果的にそういう写真でも通用する、大きなプリントにも耐えられる訳で、無駄に画素数が多いとメーカーは消費者を騙しているんじゃないかって思う事はあります。

    4K動画からの切り出しはもはや写真とは言えないと感じており、将来それが当たり前になったら写真は趣味とは言えなくなるかもしれませんねぇ。

    GX7markIIの新しいTVCMで撮影後自在にピント位置を変えられるってのがありますよね、これもカメラが間違ってピンボケにした写真を救うのならまだしも、撮影意図を撮影後に変えてまでやるってのはどうかなぁと思っています。単純な話で、車がMTからATになった時点で車が趣味でなく下駄になったのと同じでしょうか。

  4. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    都市計画をしっかりとやっていれば東京駅周辺に東京駅よりも高いビルを建てちゃ駄目なる条例が出来たかもしれませんね。日本の道路の基点である日本橋の上に首都高速が走っているとか、文化を考えると東京の町はつまらないんですよね(笑)。

    画素数の話とかになるとデジタルはフィルムを超えたか?、必ずそういう話題になりますが、私はとっくの昔に超えていると思っています。仰る通り6x9くらいの描写力はあるのでしょうね。

    Pentax曰く、645、67レンズはライカ判よりも遥かに描写が良いそうで、α7(私はブレ補正のあるIIが欲しいです)に手持ちの645レンズをつけてカリカリ描写を楽しみたい、そんな夢を追っています(笑)。

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