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MarkIIじゃないPanasonic Lumix GX7レビューその14 GX7とα6000を比較してみよう

2016年06月18日 00:00

Tokyo Snap

Tokyo Snap

Lumix GX7, G14-45mmF3.5-5.6

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



Lumix GX7とSony α6000は共にお弁当箱デザイン、似ているのでパッと見ただけで判断が付かない時がある。では仕様上でこの二機種、どれだけ異なるか、検証したい。

「まとめ」ではないので今回はなるべく主観を交えず、数値や仕様そのものについて書いていくつもりだ。それを皆さんがどう判断されるか・・・。

1、寸法、重さ(バッテリー込)

α6000は幅120.0 x 高さ66.9 x 奥行45.1mm、344g
GX7は幅122.6 x 高さ70.7 x 奥行54.6mm、402g

また沈胴タイプの小型の標準ズームレンズと組み合わせると、、、

Sonyは16-50mmF3.5-5.6で116gだから合わせて460g、Lumixでは12-32mmF3.5-5.6がありこれは70g、装着した重さは472gとなる。

この通り、寸法、重さはほとんど変わらない。

2、プライス

GX7はすでにカタログから消えているので両者とも本記事を下書きしている5月中旬での中古市場相場で比較したい。

GX7はおおよそ32000円、α6000が42000円、また上記沈胴タイプの小型標準ズームが共におおよそ15000円で、最小キットとしてシステムを組むとGX7とα6000とで1万円の開きがある。

この1万円の差は何だろう?。市場の原理、人気度もあろうが、単純にこれがセンサー分の差額とも言えなくはない。m4/3よりもAPS-Cセンサー、1600万画素よりも2400万画素の方が高い、そう考えて良いのかもしれない。

当然、「レンズが優れていたら」と言う条件が付くが、センサーは面積、そして画素数大きい方が表現の幅が広い。APS-Cの方がダイナミックレンジは広く、ノイズ耐性もある。そして画素数が多ければトリミング耐性も高い。

大きさ、重さ、お値段、そしてセンサーサイズ、全てにおいてα6000が勝っている。が・・・。

3、手ブレ補正

GX7はボディ内に手ブレ補正を持っていてα6000はない。

GX7のボディ内手振れ補正は大した事ないと言われているが、それでもMarkIIじゃないPanasonic Lumix GX7レビューその5 ブレ補正を検証するで実験した通り、焦点距離によって1.5~2段半の効果があり、これはPentax K-5とほぼ同じ結果。十分に機能していると思う。

それを考慮すると手振れ補正が内蔵されていないレンズを使用した場合、GX7の方がISO感度を落として撮影出来るのでm4/3とAPS-Cセンサーの高感度域の描写力の違いがほぼイコールとなる。

但し、α6000は2400万画素もあるのでA3程度のプリントが前提の場合、上手く高画素を利用してトリミングをして写真を完成させれば高感度においてはα6000有利となっていく。

4、シャッター速度

GX7は60~1/8000sec、バルブ撮影は120secまで。α6000は30~1/4000sec、バルブ撮影は無限(仕様通りなら)。

天体写真など、長時間露光をする方はバルブ撮影が制限されないα6000の方が良いかもしれないが、最高シャッタースピードが1/4000secと1/8000sec、これをどう考えるかである。たかが1段、されど1段。

と言うのも晴天時でISO100でF1.4の明るさで撮影するとだいたい1/4000secを超える。GX7はISO200スタートだが拡張感度を利用すれば1/125secが利用出来るので明るいレンズを利用したい時はGX7の方が良い。

但し、m4/3センサーとAPS-Cセンサーではダイナミックレンジに違いがあり、後者の方が広い。だからα6000で本来F1.4、1/8000secが適正露出であった際、+1EVしてF1.4、1/4000secで撮影してもRAWから最現像時に露出を-1EVすれば大きな問題ではないのも事実。

5、露出ステップ

α6000は露出ステップに1/3、1/2段を選べるのだが、GX7は1/3段しか選べない。この仕様がかなり不思議でならない。

私は通常、PentaxでもSonyでも1/2段を使っている。何故ならそれで露出に不満があったら再現像すれば良いと思っているし、1/2段の方が絞りやシャッタースピードを素早く任意の値に変更出来るからだ。

例えばF2からF11に変更したかったとする。1/2段なら10回ダイヤルすれば良いが、1/3段だと14回と5回も多く回さなくちゃならない。

F2からF11まで頻繁に変更する事はなかろうが、F2からF8くらいまでは結構行う。この辺はカメラマンの性質にもよるだろうが、私のような短気人間にはGX7の1/3段と1/2段をユーザーが選べない仕様にはウンザリしていたりする。

6、電子シャッター

Sony α6300には電子シャッターが搭載されたようだが、α6000には機械シャッターしかない。GX7は電子シャッターが搭載されており、擬似的なシャッター音を追加したり、サイレントモードと言う無音、そしてAF補助光を照射しない撮影モードが存在する。

電子シャッター搭載のGX7の方が街撮りには適していると思う。

7、MモードでのISO感度

α6000はPentaxで言うところのTAV(絞り、シャッターをセットすればカメラが自動的にISO感度を設定してくれる)と同じ機能になるMモードでISOオートが使える。でもGX7のMモードはISO感度はユーザーが任意の値をセットしなくちゃならない。

MモードでのISOオートの利点は絞り優先の場合、両カメラともブレ補正を無視してシャッタースピードを速めてISO感度をガンガン上げる傾向にある。そしてシャッター優先だと絞りを開けてISO感度を下げる傾向にある。

そこで絞りとシャッターをカメラマンが好みの値に設定出来、かつISO感度が適正露出になるようにカメラがセットしてくれるモード、これがMモード+ISOオートだ。GX7にはそれがないので明らかに使い勝手は悪い。

8、EVF

GX7は発表時にEVFの倍率の低さが欠点として指摘されたが、それ云々よりも(主観ではあるが)どう見てもα6000の方が綺麗に見える。

GX7はオーバー目の露出で撮影するとEVF上ではかなり色が転ぶと言うのか薄くなり撮影中にビックリする時がある。

仕上がりも似たような傾向になるのでEVFがどーのよりも画像処理エンジン、もしくはセンサー由来の欠点かもしれない。

9、バッテリーライフ

厳密にテストした訳ではないが、私の使い方ではα6000で300枚超、GX7は230枚撮れれば御の字。1つのバッテリーで70枚以上の差が付く(撮影環境によっては100枚以上の差が出る)。

これはα6000ならバッテリー2個で十分な撮影でGX7は3個、α6000で3個のところGX7では5個必要になる計算だ。

社外バッテリーを使えば大した差ではないが、問題は充電時間。2個に対して3個、3個に対して5個、旅の最中に宿で充電に掛かる時間を考えれば金額以上の差がある。

いずれにせよ、そんな時の為にGX7もα6000も充電器を買い足す必要がある。

α6000の充電器は別売り、基本は本体充電であるが、これが5~6時間掛かるんだ。だから充電器を買い足した。充電器からだと4時間足らずで充電を終えられるので、旅先でも本体充電も含め3つの充電は可能。

GX7は充電器が同包されており、バッテリー容量が少ないので3時間程度で充電を終えられるが、撮影が1000枚を超えたら6個のバッテリーを消費する。それを考えると充電器を2つ買い足し、充電器3個体制でないと時間的にかなり厳しい。

ちなみにOlympus OM-D E-M5markIIのバッテリーライフはα6000と同じくらいでバッテリーは3つあれば足りる。

10、MF時のアシスト機能

GX7もα6000もMF時のアシスト機能として部分拡大、ピーキング表示が備わっている。しかし使い勝手はGX7が上。

と言うのもGX7の部分拡大はユーザーが任意に倍率を決定出来るが、α6000は2つの拡大倍率しか選択出来ない。そしてその倍率が利用する焦点距離によっては丸で使い物にならなかったりする。

またピーキング機能はGX7はMF時のみに輪郭が強調されるが、α6000はピーキングをオンにしているとAF、MF関係なく輪郭が強調されてしまう。撮影中、常に色付けされた輪郭を見るのは耐えられないだろう。

11、タッチパネル

Sonyのカメラは頑なにタッチパネル搭載を拒んでいる。確か最新のSony α7RIIでも採用していないんじゃなかろうか?。

タッチパネルの有り無しは使い方によって優劣が決まるが、私個人はこれはあった方が便利だと思っている。

12、カスタム設定

ユーザーモードや各種ボタンの割付、これらはGX7が多岐に渡る。自分だけの使い易い設定にする事が可能だ。

但し、α6000が使い辛いか?、と問われるとそうでもない。言い換えれば細かな設定をせずともコンデジ感覚で楽に撮影出来るのがα6000。

この手のお弁当箱デザインのカメラはサブカメラ、サブシステムとして利用される方も多く、だとするとコンデジ感覚のα6000の方が使い易いかもしれない。

13、処理スピード

GX7は全ての操作がもったりしている。ワンテンポ遅れるような感覚とでも言えば良かろうか?。EVFと背面LVFの自動切換えをしてくれるアイセンサー1つとってもGX7はワンテンポ遅れるんだ。Pentaxユーザーなら判るかもしれない、内部処理においてK-5がGX7、K-3がα6000・・・。

人の脳は全てにおいて相対的に考えるそうだ。だからK-5にGX7を併用していれば気にならないが、GX7とα6000を併用したり、仮に今後K-3を手にしたらGX7の処理の遅さにイラッとするだろう。

14、電子水準器の有無

GX7にはそれが備わっておりα6000にはない。

α6000の大きな欠点としてこの電子水準器非搭載が各種掲示板で語られている。確かに三脚を利用した撮影には電子水準器は有り難い機能だ。しかし私個人は常に手持ち撮影なので電子水準器の有無は全く気にならないでいる。

あるに越した事はないものの、以前にも申し上げ通り、電子水準器がなくちゃ写真を撮れないようじゃおしまいだ。写真の水平を維持出来ないカメラマンは電子水準器に頼らずに何故曲がってしまうのか、それをしっかりと考えるべきだろう。

またもし曲がっても現像ソフトで曲がりを修正し、トリミングすれば良いだけの話である。

15、レンズを含めたシステム

明らかにGX7に軍配が上がる。m国内外のm4/3規格に参画しているメーカーのレンズを利用出来る。

α6000は135センサーにも対応したFEレンズも含めれば一通りレンズは揃っているものの・・・。この辺はSonyにサイトに行けばすぐに判る。費用対効果を考えると欲しいと感じるレンズが非常に少ない。

AFに固執しなければマウントアダプターを利用して様々なレンズを付けられるが3番、10番で書いたようにその手のレンズ、そしてMF時に勝手が良いのはGX7だ。

16、センサーサイズと画素数

α6000はAPS-Cセンサー2400万画素、GX7は4/3センサー1600万画素。トリミング耐性も含め明らかにα6000の方が優れており、多岐に渡る運用が可能だ。

上の15にてα6000の欠点はレンズだと指摘しているが、α6000のキットレンズである16-50mmF3.5-5.6、これは周辺部に難がありどの焦点距離でもF8まで絞らないと(等倍鑑賞において)使えないレンズだ。しかし1400万画素にトリミングしてしまえば周辺部が(見る限り1段分改善され)135換算で32-100mmと言うレンズに変身する。

17、アイカップ

非常に細かい事かもしれないが、GX7にもα6000にも太陽光を遮断する専用のアイカップがある。どちらもしっかりと遮光してくれるのだが、α6000のそれはとにかく外れやすい。なんと購入後、初めて使ったら、おうちに帰ったらもうないんだ!(笑)。

部品代として千円もしないが、それでも無駄な出費をしてしまった。今後もこのアイカップ、きっと無くすだろうなぁ~。知らないうちに外れてバッグの中に転がっているのだから・・・。

GX7のアイカップは今まで一度も外れないし、仮に外れたとしても細かい紐がついていて、それをストラップに絡ませられるようになっているのでその紐が切れない限り、決して無くさない。


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コメント

  1. 田中一郎 | URL | -

    ソニーの考え方はよくわからないですねー
    下位機種のa5100にはタッチパネルが搭載されているのに何故か新型のa6300では結局搭載しませんでしたから...
    ライブビュー撮影ならタッチパネルはもう必須だと思うんですがねぇ

  2. BigDaddy | URL | -

    > 田中一郎 さん

    あっ、いけねぇ、タッチセンサーじゃなくてタッチパネルでしたね(笑)。

    それにしてもα5100にはタッチパネル搭載なんですか!。知りませんでした。となるとEVF付きにはタッチパネル無し、EVF無しにはタッチパネル、そんな信念があるんでしょうかね。水準器を突然省いたりと不思議なメーカーですね。センサーさえ良ければ未だにNex-7が一番使い易いのかなぁと思いました。


  3. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    α用レンズ一本も持っていないのになぜか昨晩α6000中古をポチってしまいました。(笑) さてどう使うか考えます。街撮り用の予定です。

  4. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    おお!、ただの無駄遣いですぞ!、と思ったらα7をお持ちなんですよね。サブカメラと考えるとα6000は安くて良いと思いますねぇ。

    あくまでも勝手な意見ですが・・・。

    記録、スナップを割り切って18-200mmかなぁと(18-200mmはでかいので私は好みませんが)。16-50mmは中古なら安いし持っていて損はないかと。あとはSigmaのDNシリーズでしょうか?。

    ただ、α7がメインと考えると135センサーに対応し、かつリーズナブルなFE28mmかEF50mmが一番良いかなぁと思いますねぇ。私もいずれそんな体制になるでしょうし。

  5. ちさと | URL | -

    パナGX7

    今、ソニーに乗り換えるか考えていたので、参考になりました。

  6. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    現在、私が所有しているM4/3機はLUMIX G7なので、GX7M2との機能面の差は本体内手振れ補正がないくらいです。
    G7は14-140mm付でGX7M2本体より安いのでコストパフォーマンスは良いと思います。
    これにSigma DN三兄弟と鳥撮り用に100-300mmというレンズ構成です。
    野鳥を撮るにはEVFがセンターにある方が、やはり撮り易いです。

  7. こんばんは。
    私は、GX7を選択しましたが、α6000も候補に上がりました。
    しかし、どうも私は、手にした時のちょっとチープな感覚と、
    シャッター音が好みじゃなかったこと。そしてやはり、
    レンズラインナップの差が大きかったです。

    もういとつ。GX7のEVFは、私も違和感があります。
    ただ私は、どうもコントラストが高すぎる印象なんです。
    モニター画質は、調整したんですけどね。
    未だにしっくりきません。ここは、オリンパスのE-M5Mk2や、
    FUJIのT-X1の自然な見え方が好みですね。

  8. BigDaddy | URL | -

    > ちさと さん

    コメントありがとうございます。もしご覧になっておられないのなら本ブログにてα6000の詳細をレビューしておりますので右側のカテゴリから該当ページをどうぞ。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

  9. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    瞬間を狙う必要のある写真だとレンズの光軸上にファインダーがあるのが本当は望ましいのでしょうね。

    機能面で言えばG7やGX8の方が良いでしょうね。なんだかんだとmarkIIを含めGX7はEVFの見え具合がかなり厄介です。小さいとか解像度がないとかでなく色再現が悪過ぎるんです(イコール、センサー、画像処理そのものも悪いのかもしれませんが)。

  10. BigDaddy | URL | -

    > tomohiro さん

    α6000と小型の16-50mmはAPS-CセンサーとEVF内蔵コンデジと思うべきなのでしょうね。そしてたまたまマウントアダプターを使えばどんなレンズでも使える・・・(笑)。

    とにかくα6000は安く上げる為だったのか電子シャッター、電子水準器を削った、ここがポイントですが、でも両方がある6300は買いたいと思う値段ではない訳で、結局、Sonyはレンズのラインナップも含め135センサー搭載カメラを買って貰いたいのだろうと思わざるを得ませんよね。

    EVFの見え方。α6000も結構コントラストが高いです。シャドーがとにかく無茶苦茶濃く見え、それを信用してプラス側に露出補正すると失敗する時があります。

    OlympsuとFujifilmのEVFは確かに優秀ですね。不思議ですよねぇ、PanasonicやSonyってEVFもセンサーと同じく内製なんでしょうかね。

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