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MarkIIじゃないPanasonic Lumix GX7レビューその16 SMC PENTAX-FA28mmF2.8ALを使う

2016年06月24日 00:00

Tokyo Snap

Tokyo Snap

Lumix GX7, SMC PENTAX-FA28mmF2.8AL

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m4/3用標準レンズはG25mmF1.7を購入したので手持ちの24mm、28mmレンズは不要なのだが、それはそれこれはこれ。性格的にほんのちょっとマニアックであるのでマウントアダプターを介してSMC PENTAX-FA28mmF2.8AL(以下FA28mmF2.8)を使ってみた。

FA28mmF2.8は一部の間で隠れスターレンズと呼ばれているらしい。隠れスターレンズと言えばFA35mmF2ALの方が有名だが、FA28mmF2.8の画質もかなり優れているらしいし、FA35mmF2よりも良いって人もいるみたいだ。

何を持って優れているか、この辺が非常に曖昧だったりする。私個人はレンズ描写に関しての優劣はあくまでも解像感(レンズの場合解像力と言うのかな?)。被写界深度内にあれば浅い絞りでも周辺、四隅までしっかりと輪郭のあるレンズ、それしか認めない。

そうなるとFA28mmF2.8もFA35mmF2も微妙な存在だったりする。APS-Cセンサーで利用した場合、F5.6まで絞れば周辺まで解像しているが、絞り開放で撮ると当然コントラストが下がる。周辺にも輪郭はあるから撮って出しJPGに納得しなかったら再現像すれば良いだけだが、最近流行の絞り開放から全域でビシッ!、それを求める訳には行かないレンズ。

一昨年Sonyから借りたZeiss Sonnar 55mmF1.8は絞り開放でも周辺まで輪郭があったし、Sonyユーザーからは不評のようだが、FE28-70mmF3.5-5.6、これも全体の解像力は所詮ズームレンズではあるが、絞り開放でも周辺部の描写が著しく悪化せずに輪郭を残している優れたレンズだと思っている。

手持ちのm4/3用レンズではG14-42mmF3.5-5.6はm4/3初期のズームレンズの割にはFE28-70mmF3.5-5.6と同じような描写をしているし、Lumix G25mmF1.7はSonnar 55mmF1.8に匹敵するか感じるくらい絞り開放でも周辺部はしっかりしている。

そうなるとG25mmF1.7とFA28mmF2.8、どっちが優れた描写をしているか?、そんな比較になる。厳密に比較をしていないので以下、あくまでも私の感覚としてお読み頂きたい。

簡単な話、G25mmF1.7の開放F1.7とFA28mmF2.8の開放F2.8が同じくらいの描写をしている。FA28mmF2.8の方が設計が古い為に遠景だと若干光が滲むくらい。そしてFA28mmF2.8はF5.6まで絞れば無限遠に近い遠景でもビシッとするが、G25mmF1.7はF2.8で同じくビシッとするんだ。

そしてかつてのPentaxはすぐに手抜きをするメーカー。FA28mmF2.8ALは絞り羽根が6枚しかない。G25mmF1.7も7枚と多くはないが、一応は円形絞りになっておりある程度絞っても点光源が煩いと感じない仕組み。

135センサーを用いて28mmレンズを28mmの画角で撮影するのなら用途の大半がF8くらいまで絞り込んだパンフォーカス像になる。だから絞り羽根は6枚でも文句は無い。しかしこれをm4/3利用すると56mmの標準レンズになるので、背景をボカした写真も撮りたくなってしまう。そんな時に6枚の絞り羽根は・・・。

Pentaxって本当にセコいと言うかおつむが堅いと言うか・・・。隠れスターと呼ばれているFA35mmF2でさえ絞り羽根は6枚。絞り羽根が増えるのはFA50mmF1.4から。

点光源の形状が六角形になっていてもあんまり気にならないタイプなのだが、万人には薦められないでしょう?。私のようにPentaxユーザーからLumixユーザーになった人間でKマウントのレンズが仰山あっても2万円なんだからG25mmF1.7を買うべきだ!、となる。

優秀なレンズが揃っているm4/3システムでわざわざ他社の単焦点レンズを使う意義、これを考えなくちゃならない。

上述のm4/3のG14-45mmF3.5-5.6、このレンズはOlympus E-P3のキットレンズだったM.Zuiko14-42mmF3.5-.56II Rよりも絞り開放からビシッとした描写をしており、135換算で50mm前後の絞り開放はF5くらい。半段絞ってF5.6で撮れば余程の画質マニアでない限り、満足する描写をする。正直このレンズの描写が良過ぎて他のレンズを使いたいと思わないくらい。

FA28mmF2.8とG14-45mmF3.5-5.6のF5.6の描写を考えた場合、中心部の解像力は恐らくFA28mmF2.8に軍配が上がるが、プリントを考慮した場合、そんなのは些細な差でしかない。またG14-45mmF3.5-5.6は絞り羽が7枚なのでボケはFA28mmF2.8よりも柔らかい筈だ。

つまりFA28mmF2.8のアドバンテージはF2.8~F4までの描写力と明るさしかないんだ。これには幾ら優秀でもG14-45mmF3.5-5.6は真似出来ない。FA28mmF2.8のF2.8~F4でどれだけ撮影するか、どれだけその絞りでないとならない風景があるか?。

CanonのEF28mmF1.8のような大口径レンズならばG25mmF1.7と同じくらいに幅広い表現を可能にするが、FA28mmF2.8は所詮F2.8開放のレンズでしかない。m4/3ではF2.8の開放は単焦点レンズでは暗い部類に入る。無理にそんな暗いレンズを使うよりも便利なG14-45mmF3.5-5.6や、素直にG25mmF1.7を使うべきだろう。

冒頭で述べたような、私も含めた写真を趣味とする者、多くはマニアックな体質を持っていると思う。連れはレンズの描写なんてどーでも良いと思っていて、どちらかと言うと機材マニアを色眼鏡で見てしまうタイプであるが、FA50mmF1.4等の絞り開放での光の滲みを見たりするとやっぱり「おお!」と叫ぶ。

そして真のマニアはは短所を短所とは感じない体質をしており、絞り開放の光の滲みも単なる収差によってそうなっているだけでしかないが、それが大きな長所になってしまい、最新の開放からバシッと決まるレンズをつまらないと言い出す。

つまらない・・・、そうFA28mmF2.8の描写は優等生なんだ。絞り開放でも大きな滲みは出ないし、1段でも絞れば解像力は自慢出来るレベルに上がる。絞り羽根が6枚で中途半端に絞ると点光源が煩くなるくらいで他には欠点と言う欠点が見つからない。G25mmF1.7と言うこれまた優等生なレンズがラインナップされているm4/3でわざわざマウントアダプターを介して楽しむレンズではないかな。

では解像感チェックを・・・。

例によって手持ち撮影なので若干の構図のズレはご勘弁を。現像はLightroom、Adobe Standardで露出だけ整えただけのもの。シャープネスは一切変更していない。等倍切り出し像はマウスクリックで1000x1000となる。


全体

2016-06-24-02


F2.8 中心部 F4 中心部
2016-06-24-03 2016-06-24-04
F5.6 中心部 F8 中心部
2016-06-24-05 2016-06-24-06



F2.8 左端 F4 左端
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F5.6 左端 F8 左端
2016-06-24-09 2016-06-24-10



F2.8 右端 F4 右端
2016-06-24-11 2016-06-24-12
F5.6 右端 F8 右端
2016-06-24-13 2016-06-24-14



周辺部はどんな絞りでもなんとなくモヤッとしている気もするが、これは天候(霞)のせいとセンサーの限界だと思う。m4/3はやはり細かい描写は苦手だ。

上のような天気で遠景ともなればF5.6までは絞りたいところ。次の写真は1枚目が絞りF4、2枚目がF8で撮影している。撮って出しJPGで超解像モードで拡張を選択している。


全体

2016-06-24-15


ピント部分

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ボケ部分1

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ボケ部分2

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全体

2016-06-24-19


中央

2016-06-24-20


左上端

2016-06-24-21


右下端

2016-06-24-22


さて!、これで終えちゃうとFA28mmF2.8愛好家に申し訳ない(笑)。そこで最後に・・・。

FA28mmF2.8はAPS-Cで使うと最も力を発揮してくれる。いずれSony α6000とのセットでレビュー記事でも書こうと思うが、まともな描写でかつ安価なレンズがSigma DN三兄弟しか存在しないSony EシステムだからFA28mmF2.8の意義がしっかりと存在し、十分な準標準レンズ(135換算42mm)になってくれる。

特にローパスフィルターレスのPentax K-3との組み合わせは圧巻だ。K-3発売年にPentaxからK-3を借りてこのレンズのセットで撮影していて、「これならFA35mmF2やDA35mmF2.4は要らないや」と思ったくらいにF5.6でカリカリになってくれる。

半年くらい前までこのレンズは1600万画素ローパスフィルターレスのK-5IIsに最もマッチするレンズだと考えていたが、2400万画素あるK-3だから等倍で鑑賞すると遠景の細かい部分まで見えてくる。良いレンズには高画素のカメラで使った方が良い、最近はそんな思考を持つようになっている。

だから恐らく手持ちのK-5に不具合が出たら、もしくは売却時に安値で叩かれないうちにK-5IIsでなくK-3を買うと思う。


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コメント

  1. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    この文章を読んで素直な感想は、pentax K-1を買って幸せになってくださいです(笑)
    135センサーで、本体5段手ぶれ補正搭載、3600万画素のK-1以外選択の余地なしです。

  2. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    K-1って真正面から見ると他社のより小さいと感じるんですが、上から見るとやっぱり分厚くてでっかいんですよね。Nikon Dfのカッチョ悪さを見ている感じなんです。仮にこのカッコ悪さを我慢しても果たしてK-1を使わなくちゃ撮れない風景があるのか?、と問われるとこれが10万円で売っていても買わないです(笑)。α7IIが10万円だったらすぐに買っちゃいますけどねぇ。

    Ricohのてこ入れが遅過ぎた気がします。今、135の一眼レフは遅過ぎます。ハッセルがミラーレス中判を発表しましたでしょう?。これはPentaxが世界初でやるべきで645Zの時に一眼レフに拘る必要はなかった気もして悔しい気持ちですねぇ。

  3. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    今日はSony大崎で開催さている特約店のお客様の為のSonyフェアに行ってきました。
    Sonyの商品全般のファアですが、液晶テレビとAV、そしてデジカメがメインでした。
    私は知り合いの特約店の人と話した後は、デジカメコーナーでα7ii+85mmf1.4をお借りして、モデルさんの撮影を楽しんできました。このセット最強のポートレート撮影機でした。
    fujifilmの中判デジカメの噂もちらりほらり、ハッセルの半額くらいなら不要機材処分して。。。。

  4. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    そんなフェアがあったのですか。

    85mmF1.4(F1.2)はどのメーカーでも一押しにするレンズですからねぇ。こういうのもPentaxの遅れが気になります。社内にはもうレンズ設計者がいないんでしょうかね。そしてPentaxが85mmF1.4を出した頃、Sonyはきっと135mmF2を出しちゃうんでしょう。

    ちまちまと動く、もしくは猛スピードで近くを動くような動体撮影を除けばもう一眼レフは不要なのかもしれませんね。私個人はすでに不要だと思っています(笑)。願わくは今後のSonyのデザイン部門の人間がアホにならない事を祈りたいです。

    FujifilmはX-Transで行くんでしょうかね。中判ですから画質に余裕がある訳ですし、超高感度もさほど必要としないでしょうからベイヤーで行くべきだと思います。

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