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MarkIIじゃないPanasonic Lumix GX7レビューその21 添付ソフトの調子ツールは面白い

2016年07月06日 00:00

廃校の裏門

廃校の裏門

Lumix GX7, G14-45mmF3.5-5.6

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



※今回の写真、アスペクト比を3:2になっているが撮影でその設定にしているだけ

Lumix GX7には市川ソフトラボラトリーのSilkypix Developer Studio 4.4SE(以下DS4)と言う現像ソフトが添付される。今日はコントラストを設定する「調子」についてあーだこーだ述べよう。

詳細を述べるつもりはない。気になった部分だけ書きたい。

詳細をお知りになりたいのなら皆さん各自がDS4をダウンロードして、ネットに転がっているLumixカメラのRAWファイルをダウンロードしそれで色々と試されると良いだろう。

Silkypix Developer Studio SEバージョン

上からリンクを辿れば最新の4.4SEをダウンロード出来ると思う。

製品版のSilkypix Developer Studio、最新はVer7。Pro版のお値段はちょっとビックリ。ダウンロード版で¥28,080、パッケージ版ともなると¥34,020だとさ!。人の価値観はそれぞれだがNikon、Fujifilm、Pentaxカメラに添付される市川製の現像ソフトを使う限り、ボッタクリ価格だと思う。

※バンドル品を使っている場合(今回のLumix版のような)、先月まで半額くらいで買えたようで、どうしてもSilkypixが欲しい場合は、この手のキャンペーンを常にチェックする事だろう

使い方、機能はさすが同時起動出来ないだけあってFujifilmのRaw File Coverter EX2(RFC2)とほぼ同じ。画像処理エンジンはイコールでRFC2ではFujifilmのフィルムシミュレーション、FS4ではPanasonicのフォトスタイルがあるだけではなかろうか?。

さて・・・。

撮って出しJPGに満足が行かず再現像したいと思う写真を考えると私は主に2つ、露出に不満、ノイズ処理に不満な時。

次の写真、GX7の言うがままの露出。桜の色や手前の畑の土色を見ると適正露出ではあるが、空がちょっと白けちゃっている。この日のこの時間帯、実際にこんな中途半端な空色だったので忠実色と言っても良いだろう。でも写真は忠実色よりも記憶色、さらにはそれをデフォルメした方が良い場合が多い。


撮って出しJPG

2016-07-06-02


通常、ここで空の色を出したい時の処理として、露出を切り詰め、空の色を出し、ミドルからシャドーに掛けて落ち込んだ露出をプッシュする作法を取るが、今回は他の処理を施した。まずLightroomで現像した写真をご覧頂こう。


Lightroomで空の色を出す

2016-07-06-03


カラープロファイルはAdobe Standardのまま、かすみの除去を+30、ブルーの彩度を+30、ブルーの輝度を-40にしている。

LightroomはCCになってからこのかすみの除去が空には非常に有効に働いてくれる。PLフィルターを使った時の効果に似ているとでも言おうか。白っぽさが取れるのでこれに空の彩度と上げ輝度を下げれば簡単に空の青さを表現出来る。

これをDS4でやってみよう。

DS4にはかすみの除去と言った便利なツールはないので他の処理で代用するしかない。

まずカラーの調整だ。ここではせっかくDS4を使っているのでGX7になくDS4にある彩度高めの発色をするフィルム調V1を使う(フィルム調V2も彩度は高くなるが緑がギラつくので好みではない)。

ホワイトバランスも少しいじろう。GX7のカメラオートは優秀で薄曇り時としては完璧だが、空を強調したければあえてここを少し青を強調しデフォルトが5276Kのところ5100Kにする。これで少し全体に青が乗る。

そして次がミソ。ここで「調子」を使うんだ。調子は言い換えるとコントラスト。

この処理は好みによるので「これがベスト!」なる設定はない。コントラスト中心を0.60、ガンマを0.90に変更したのが下。


DS4の調子を使って空の色を出す その1

2016-07-06-04


コントラスト中心はそのままに、コントラストを1.00、ガンマを0.90、黒レベルを20にしたのが次の写真。コントラストを下げているが、空も雲も桜も十分な発色をしている。


DS4の調子を使って空の色を出す その2

2016-07-06-05


露出補正で輝度を下げるのではなく、ガンマ値で輝度を下げる(色を暗くする)、ここがミソ。あとはコントラストの上げ下げで如何様な写真も作れる。

この「調子」は全体のコントラストをLightroomよりも楽に調整してくれるツールで、唯一DS4で気に入っているツールだ。但し、それぞれの項目名が非常に判り辛いのでこれを使われようと思われる方はオンラインヘルプを読まれた方が良いだろう。

とにかくLightroomのかすみの除去やDxO Optics ProのClearView(かすみの除去とほぼ同じ作用)のような機能がないDS4なのにここまで発色を豊かに出来るのだから面白い。

反対に使いづらいと感じているのはファインカラーコントロール。これはPentax Digital Camera Utility 4の頃からこの円グラフ方式には疑問を持っていた。

これとほぼ同じユーザーインターフェスを持っているのがCapture One Proだが、こちらの方が扱い易いし、LightroomやRawTherapeeのようなスライダー形式のHSLエディターの方が遥かに勝手が良い。

またCapture One Proのそれよりも作用が少ないのも魅力がない。今回の写真でも空だから青の彩度を上げ、輝度を下げれば本来ならば呆れるくらいの青が出てくる筈だが、そうはならない。DS4のこのツールは微調節しか出来ないと言い切っても良い。

LightroomやRawTherapeeは大胆に色を変化させられるがその分、色が破綻する。しかし破綻したらしたなりに修正が可能なので私はLightroom、RawTherapeeに軍配を上げる。

このファインカラーコントロールを使う時は全体の彩度を彩度スライダーで上げて特定の色の彩度、輝度を下げたい時くらいにしか使えないかなぁ~。

嫌いな写真のひとつに緑がギラついた風景がある。順光でコントラストがあるのなら肉眼でもそう見えるのでさほど気にならないが、曇天や日陰で緑がギラギラしていると気持ち悪い。でも曇天だから全体の彩度は上げたい。そんな時に緑だけ彩度、輝度をファインカラーコントロールで下げてやる。

トップ写真はそうやって作り込んだ写真だ。カラーで彩度がかなり高くなるフィルム調V2を使って空の色を出しているが、それだと全体を占める緑がギラついてまぁ気持ち悪い。廃校と言う郷愁のイメージから大きく離れてしまう。だからファインカラーコントロールを使って緑の彩度、明度をガツンと下げている。

※但し、これはフィルム調Kにファインカラーコントロールで青を強めればほぼ同じ絵になる


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