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MarkIIじゃないPanasonic Lumix GX7レビューその22 添付ソフトのノイズリダクション
ついでにNikonの現像ソフトであるNX-Dについて

2016年07月08日 00:00

自転車墓場にて

自転車墓場にて

Lumix GX7, G14-45mmF3.5-5.6

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



本題に入る前に・・・。

GX7の話から完全に外れてしまうのだが、昨日、コメント欄にてNikonの添付現像ソフトであるNX-Dの話になり、その方から「NX-DはNikon純正の画像処理エンジンを使っているらしい」なる情報を頂いた。

えっ?、NX-DってSilkypixの画像処理エンジンを使っているんじゃないのか?。Nikonのサイトを見ると堂々と「ニコン純正のRAW現像ソフトだから、ニコンカメラの画づくりをそのまま引き継ぐことができる」と書かれている。

ほんの少し前までNikon D90ユーザーであり、NX-Dはその時に何度か試しており、高い評価はしなかった記憶があり、未だに135センサーの一眼レフならばNikon D610がいいなぁと思っている私としては興味あるネタだった。

試しにD90で撮影された幾つかを撮って出しJPGとNX-D(現時点で最新のVer1.4.1)の撮影時のままで現像した写真を比較し、Photoshopでヒストグラムをチェックすると、あらまぁ、ほとんど同じなんだ。また超高感度撮影時のノイズリダクションもD90の撮って出しにかなり近い写真が出てきた。

※「ほとんど同じ」、「かなり近い」、これは言い換えると「なんだかんだと撮って出しJPGとは異なった写真」となるのだが・・・

「NX-Dの中身がSilkypixじゃないか?」と噂が立ったのはデジカメWatchの記事から。確か「インターフェースがSilikypixに似ている」なんて書かれていた。それを前後して価格.com辺りでやっぱりNX-DってSilkypixじゃないか?、そんな話題になっていったと記憶している。もしかするとその辺から大勢が勘違いしちゃったのか?。

それともどこかの段階でこっそりとSilkypixから内製に変わったのだろうか?。いずれにせよ、最新版をNikon D90の写真で現像する限り、発色もコントラストもノイズリダクションも撮って出しJPGとほぼ同じ写真を出力してくれるので、それがNikon純正だろうがSilkypixだろうがもはや気にしなくても良いのだろう。

とにもかくにもNikonが公式サイトで「純正エンジン」であると断言しているのだから、それを信じるしかなく、Nikonカメラをお持ちの方、是非最新版で試されて頂きたい。

企業の事情なんて我々は知る術も無く、もしかするとNikonカメラに搭載されている画像処理エンジンそのものを今では市川ソフトラボラトリーが担当しているかもしれない。

とにかく噂に翻弄されず、各自が見極めるしかない。そして「NX-D使えるじゃないか!」と思えばNX-Dを使えば良いし、「やっぱり気に食わない」のならLightroomなり他の現像ソフトを使えば良いだけなんだろう。 そして思う・・・。

CanonのDigital Photo Professionalがカメラと寸分違わぬ像を提供するかは知らないもののこれも内製だ。OlympusのOlympus Viewerはカメラで可能な作業の全てが出来る。そして今回NikonのNX-Dが純正エンジンだと判明した。

そう考えると、カメラメーカーである(あった?)Ricoh、Pentaxが未だにSilkypixを、しかも古いエンジンを採用しているのは残念でならないし、家電メーカーであってもPanasonicは頑張って自社製現像ソフトを作るべきだ。市川には何の恨みも無いが、やっぱりカメラに付属する現像ソフトにSilikypixを採用しちゃ駄目なんだよ。

SonyのImage Data Coverterは内製っぽいが、Sonyカメラの画像処理エンジン(特にノイズリダクションとダイナミックレンジ)を全く評価していない私は使わない現像ソフトだ(処理速度も遅過ぎる)。Sonyはセンサーも内製なのだからどうしてカメラ内エンジンも現像ソフトも含めこんなショボい画像処理をするんだろうか非常に不思議・・・。

では本題のLumix GX7レビューへ。

Lumix GX7にはその駄目な市川のSilkypix Developer Studio 4.4SE(以下DS4)と言う現像ソフトが添付される。今日はノイズリダクション機能についてあーだこーだ述べよう。

ノイズリダクションの作用には好き嫌いがあって一概にどの現像ソフトが良いとは言えないのだが、同じ市川が作ったPentax K-5や645Dに付属していたPentax Digital Camera Utility 4のノイズリダクションはひどいものだった。Lightroomのそれと比較したら月とすっぽん、おとといおいでの世界だった。

ところがGX7のセンサーと相性が良いのかDS4のノイズリダクションは悪くはない。少なくとも撮って出しJPGと同等に輪郭を保持し、ノイズを軽減してくれているように感じる。

撮って出しJPGと比較したいところだが、カメラのノイズリダクションを幾らに設定したか覚えていない。困ったものでPanasonicのEXIFデータを参照出来る添付ソフトのPHOTOfunSTUDIOではノイズリダクション値が判らず、さらに全てのEXIFデータを読めるExifToolを使ったところNoizeReductionなるタグは存在しているのに数値がUnknown(65532)と表示される。なんじゃいな?、PanasonicのEXIFっていい加減なのか?。

そんな訳でLightroomと比較してみよう。

本日のトップ写真、写真はF5.6、1/25sec、ISO3200のEV4.7の風景。DS4はフォトスタイルをスタンダードにし、他はシャープネス、ノイズリダクション項目を含め全てデフォルト。LightroomはAdobe Standardでノイズ軽減で輝度を30、ディテールを80にセットした。シャープネスはいじっていない。

以下、マウスクリックで1000x1000ピクセルの等倍切り出しとなるが、今回はあえてどっちがどっちかは示さない。写真A、写真B、似ているでしょう?。

写真A ハイライト 写真B ハイライト
2016-07-08-02 2016-07-08-03
写真A ミドル 写真B ミドル
2016-07-08-04 2016-07-08-05
写真A シャドー 写真B シャドー
2016-07-08-06 2016-07-08-07



Pentax MX-1に付属していたDeveloper Studio 3.0LEではMX-1で撮影された高感度ISOの像では幾ら設定値を変えても汚い像しか見れなかった。MX-1は1/1.7型センサーなので高感度は4/3センサーよりも弱いが、Lightroomはその1/1.7型センサーでも私が撮る風景ならISO3200くらいまで対応出来ている。

Developer StudioはVer3からVer4になる過程でノイズリダクションに大幅な強化があったのではなかろうか?。ここまでLightroomに食らい付けるとはてんで思っていなかった。意外だ。

ISO6400の写真も試したが傾向は同じだ。ブラインドテストをされたらどちらで現像したか判る人は少ないと思う。Lightroomのノイズリダクションはかなり優秀なのでDS4もそのレベルになっている。

前回の記事と今回の結果を踏まえ、DS4はユーザーが求める必要最低限の現像処理は可能だと結論付けられる。処理速度に我慢出来れば(性能の良いパソコンを利用していれば)、無理に他の現像ソフトを使う必要はないかもしれない。

だからつくづく前々回の記事に書いた通り、クリエイティブコントロールが機能されていないのが残念でならない。Panasonicはもっとカメラについて、そしてそれを利用するユーザーの心理を学ぶ必要がある。まぁもっと学ぶ必要があるのはPentax、Ricohなんだけどね(笑)。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    何だか脱線させてしまって申し訳ないです。
    昨夜、NX-Dを最新版にupdateして試してみました。
    撮って出しJPEGとはかなり似ています。パッと見は一緒、ヒストグラムの比較では、コントラストが異なるのか、アンダー側の山がまぁまぁ動きました。D600はEXPEED3、最新版だとEXPEED5ですし、全く一緒なはずはないでしょうが、まぁ及第点だと思います。
    RAWデータではレンズ歪曲補正が適用されてないようなので、他のカメラ設定も影響しているのかもしれません。
    まだサンプルは少ないので、今後、継続検証してみます。
    GX7はモノクロ撮影が多いので、LIGHTROOMで十分なんですが、Panasonicも独自仕様で提供して欲しいですね。

  2. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    Nikonの現像ソフトはフリーソフトのNX-Dが出るまでは、captureNX2という製品名でヨドバシで2万円弱で売られていました。
    このソフトはnikonとアメリカのNik softwareとの共同開発です。ちなみにNik softwareはgoogleに買収されいています。

    話は違いますが、先日私が知人から頂いたM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZの製造が終了したようで、新品で13500円と投げ売りとなっております。

  3. NOBUNOBU | URL | -

    NX-Dについて

    こんばんは。
    NX-Dには、ニコンにメールで確認して、現象を認識しているけれども仕様です…
    と返事をもらった、困った点があります。

    というのも、
    モニターでフィット表示している画像には、ノイズリダクション量を変更した効果が、リアルタイムに画像に表示されません。

    100%とか50%とか、倍率指定すると、そこで表示された部分はノイズリダクション効果が反映されるのですが、
    その状態で、フィット表示に戻すと、
    倍率指定で拡大した部分だけ、リダクションの効果が反映され、他の部分には反映されません。

    なんでしょう、画像の一部の四角い部分だけ反映され、残りはまま…みたいな感じになります。

    とまぁ、

    RAW現像で、ノイズリダクションの作業は結構主要な作業ですので、
    困ったことになっております。

    ちなみに、自分は、シルキーをver.3から現行のver.7まで使っていますが、
    こんなへっぽこなバグは一度もなかったので、

    そんな点でも、エンジンは、市川製ではないのでは…と思っております。

  4. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    いえいえ、私も今後再びNikonユーザーになる可能性もまだありますし、興味あるコメントを頂けて良かったです。多分、そう言われなかったら今後もずっとSilkypix現像だと思い込んでいましたから。

    ただ「純正」って事は難しいですよね。レンズでもそうですが、誰が見てもTamronのOEMでもNikonぶらんどでしたら純正レンズですから、現像ソフトが外注でもNikonブランドで出せば純正となりますもんね。

    レンズ歪曲補正って「カメラとレンズの補正」と言う項目の中に「自動ゆがみ補正」と言う名称でありますよ。D90と16-85mmのセットでオンにすればちゃんと補正されています。

    PanasonicはフラッグシップでもSilkypixの簡易版なんですかね。Pentaxも645ZでもK-1でさえ中身がSilkypixの現像ソフトを使わせるので、両社ともそろそろなんとかしろよって感じですね。

  5. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん


    確かNik製作のNX2は部分補正が出来たけどNX-Dからは出来なくなった、そんな不満が噴出していたんですよね。でも今はNikのレタッチソフトは全てフリーソフトとして入手出来ますから、NX-Dで現像、TIFF出力、それを元にNikのソフトで部分補正をしてと言う運用が可能となり、多少は面倒ですからかなり作りこめると思います。

    m.zuiko12-50mm、うーん、びっくりです。いつまで在庫ありますかね。良い情報ありがとうございました。買うか否かは微妙ですねぇ(笑)。

  6. BigDaddy | URL | -

    > NOBUNOBU さん

    D90のRAWをWindows 64bit用のVer1.4.1で現像する分にはその現象は出ませんねぇ。

    まず100%表示させてノイズリダクションを高画質2013にし、テストなのであえて適用量を100にしました。その状態からフィット表示(ウィンドウに合わせて全体表示)をしても適用量100のボヤッとした像になったままです。つまりフィット表示でもノイズリダクション効果が反映されている事となります。

    カメラによって違うんでしょうかね。2400万画素とか3600万画素だとフィット表示でのノイズリダクションを表示させると著しく遅くなるから反映させないとかあるかもしれないですね。RawTherapaeeがそんな仕様なんですよね。100%表示でないとノイズリダクションは「見た目」オフになっちゃうんです。

    ノイズリダクションを見る限り、Silkypixっぽくはないですよね。高画質2013を使ってもSilkypixの方が綺麗にノイズを消してくれる気がします。


  7. NOBUNOBU | URL | -

    確認

    NX-Dのノイズリダクションの件ですが、
    私も最新のver.1.41で確認したところ、改善したようです。

    上記で記した件は、今年の2月末にニコンとやり取りしました。
    その際は、

    「事象は認識しているが、現在、改善の予定はない」

    とのことでした。

    ニコンのHPで確認すると、

    4月26日のver.1.40aで、

    1.30からの変更事項に、

    • プレビューの表示倍率に関係なくノイズリダクションの効果を反映させるようにしました。

    とあるので、その時に改善されたようです。

    以上、現在は改善している旨、確認でした。

  8. BigDaddy | URL | -

    > NOBUNOBU さん

    機種毎に動きが違っていた訳じゃなかったんですね。

    こういうバグ、もしくは仕様って不思議なのが、Pentaxの現像ソフトなんて未だにゴミ取り機能すら付いていません。ユーザーからすると当たり前の事が「何故これが出来ない?」パターンが多過ぎだと感じています。

    改善、改良されてはいますが、今回のノイズリダクションの件やゴミ取りの件なんかはVer1.0の時点で完成してなくちゃいけないと思うんですよねぇ。

    結果、開発者達は実際には自分とこの現像ソフトなんて使い倒していないんだろうなぁと思わざるを得ません。

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