にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です

Sigma SD Quattroに思いを馳せる

2016年07月24日 00:00

足尾にて

足尾にて

Sony α7, Sonnar 55mmF1.8

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



本ネタで撮影に利用しているSony機材は昨年春にSony αアンバサダープログラムのモニター企画にてお借りしたものです。
本ネタの大部分はSigma sd Quattroのサンプル写真が初めて掲載された7月初めに書いているので3週間前の見解、そう思ってご覧になって頂きたい。

とその前に・・・。

Fujifilm直営のプロラボ「クリエイト」から葉書が来た。イベントDMかな?、と思ったら新宿店閉鎖だってよ!。同時に銀座店も閉鎖し、新たに富士フォトギャラリーのある場所に銀座本店として再スタートするらしい。仕事場から近い新宿店が閉鎖ってのは痛いなぁ~。

まぁフィルムカメラ(Pentax 645)は年に数回しか使わないから別に銀座でもいいんだけど、それ以前にクリエイトって即日仕上げサービスも終了しちゃったんだよねぇ。わざわざ銀座に現像依頼と受け取りとで2度も行くなんてあり得ない。

となると堀内カラーに行くしか術はない。あそこは今でも新宿店があり、朝10時かな?、それまでに出せば夕方までに仕上げてくれるサービスがある。新宿の量販店や中古屋サンを巡って、お散歩写真していればその日に受け取れる。まぁ堀内だったら多少高く付くがビッグカメラでも受け付けているし・・・。

Fujifilmが中判デジタルカメラを出すとか出さないとか噂になっているが、これが出ちゃったらフィルム事業からの撤退はないにせよ、またフィルムの値段がゴソッと上がるんじゃなかろうか?。現像代も値上げされるかも・・・。

ついこの前買ったVelvia 100の120判が5本セットで3600円、これならあんまり高いとは思わないが、5000円とかになったら1本、15コマで1000円+現像代でしょ、さすがに無理だな。長期を見据えれば頑張ってPentax 645D(Zじゃない)を買った方が結果的に安く上がる。

って事で本題へ。

その645Dに解像感に関して匹敵するとか言われているFoveonセンサー、相変わらず高感度は弱いようだ。どうもISO800でも微妙ならしい。まだSD Quattroの高感度域のサンプルが少ないのでここはDP Quattroシリーズの写真を見ながらあーだこーだ述べたい。

まず1つ言えるのはPentaxユーザーの中で空にシャープノイズが出てしまう特殊なエクストラシャープネス描写が嫌い、もしくはPentaxのAPS-C一眼レフを使われていてISO1600も使いたくない、そんな方はQuattroシリーズは絶対に使えないと断言したい。

パッと見る限り暗い風景では(ノイズが目立ちやすい風景では)K-5のISO1600がDP QuattroシリーズのISO400くらいだから、上のようなPentaxユーザーがDP Quattro、そして(センサー、画像処理に進化が無かったら)sd Quattroで使える感度はISO200まで。

とにかくDP QuattroシリーズはISO400から全体にザラザラしてくるんだ。私はこのザラザラ感、フィルム時代なんてわざと日中にISO1600のネガフィルムを使っていたくらいだから嫌いじゃない。正しい評価とは言えないが、当時のISO400のリバーサルフィルムに近い絵」とでも言おうか?。

実際に手持ちカメラで撮影された写真をLightroom等で再現像する場合、特にシャドー部にわざと粒子ノイズを加えたりしている。銀塩写真らしさが出るし、それによって解像感が増して見えるんだ。

ただISO800の像が微妙。見た目はK-5のISO2200くらいの像。ノイズは見苦しいとは思わないものの、ノイズリダクション機能が働いているのでFoveonセンサーの最大の長所、解像感での感動がないんだ。この程度だったらK-3やSony α6000のISO2200でも十分出せるんじゃねぇか?、さすがにマゾじゃないからISO400までしか使えないカメラはちょっと躊躇ってしまう。

SigmaユーザーはPentaxユーザーに似ているところがあり、欠点を欠点を思わない自虐的な人間が多いようでこのISO400ですでにザラザラする写真を今述べた表現「リバーサルフィルムらしい絵」に置換してしまう。多分私がSigmaユーザーになっても「そういうものだと判って買っているから気にならない」と平然と言ってのけちゃうに違いない。

実際、DP QuattroやSD Quattroを手にした、手にしたいカメラマンの中でSigmaしか使った事がないカメラマンなんてほぼゼロだろうし、手持ちの機材全てを投げ打ってSigmaに一本化するカメラマンもほとんどいないと思う。

そこに出てくるのがSonyユーザーだ。SigmaはSAマウントレンズをSony Eマウントカメラで使えるようにMC-11と言うマウントアダプターを用意した。Sonyカメラを今後も使いつつ、SD Quattroをシステムに加える。そして今後のレンズはSigmaレンズを中心に揃える・・・。

Sony α6300(α6000)ユーザーなら最高だろう。SD Quattroと同じAPS-CセンサーだからSigmaの(MC-11に対応している)APS-C用レンズの全てが利用出来る。

一般的な風景を撮る場合、少なく見積もっても5割以上のコマはISO400に収まる筈。となると日中はSD Quattroを使い、早朝や夕方でISO400を超えるような風景、もしくは動体撮影を強いられる風景でα6300を使う、そんな運用が考えられる。

レンズだってぶっちゃけSigma 17-70mmF2.8-4や18-300mmF3.5-6.3と言った便利ズーム1本ありゃ良いし、α6300には単焦点のDNシリーズを用意しても面白い。また135センサーのα7IIを相棒とするのならこれまた24-105mmF4の1本で十分だったりする(α7系ユーザーは次に発売されるSD Quattro Hを選んだ方が良いのだろうが)。

※MC-11は動体が駄目なんだっけか?、まぁ駄目なら駄目で動体用にSony純正レンズを1本持てば良い

カメラの常識が変わる。SD QuattroとSony Eマウントカメラの併用は交換レンズならぬ交換ボディなんだ。レンズはお気に入りを1本だけ持ち、ISO感度や撮影対象によってボディを変えていく・・・。

RicohのGXRはこれに近い思考で制御のみを担当する本体と、センサーとレンズが一体化したモジュールに分かれていた訳だが、あまりにも奇をてらい過ぎたのとシステムがセンサーの進化に追いつけず不人気カメラに成り下がった。でもSD QuattroとSony EマウントカメラはこのRicohの方式を現実的にしたものと言って良いだろう。

そしてSigmaのレンズだけで物足りなかったらSony Eマウントカメラに他のマウントアダプターを利用して新旧含めた他社のレンズを使うだけ。

レンズは資産。そしてデジタルの今、ボディは使い捨て。SD QuattroとSony Eマウントカメラ、そしてMC-11はそれを決定付けたと言って良い。

しかもプライスにびっくり。α6000張りの撒き餌カメラ、初期価格が8万円、1年も過ぎれば6万円?、そんなリーズナブルな価格。α7II貯金がSD Quattro貯金に変更されるか?(笑)。

とにかくSony Eマウントカメラと併用している限り、仮にISO400までしか使えないカメラであっても試しに使ってみる価値はあると思う。

本日の写真はSony α7とPentax K-5で足尾を訪れた際のもの。この日は2機種合わせて869枚を撮影し、うちISO400までが686枚の78パーセント。先日からスタートした「フラガールでフラッと・・・」、その時も879枚中756枚の86パーセントがISO400以内に収まっている。

廃墟中心の旅であっても天気さえ良ければ高感度域を使うのは30パーセントに満たないんだ。廃墟撮影でもレンズにブレ補正さえ付いていればSD Quattroは戦力になる。

但し!。SD Quattro、でっでかい!・・・。いやぁ、ちょっとビックリした。あそこまでデカイとは思わなかった(笑)。α6000やLumix GX7が当たり前だと思い始めている今、この大きさを見てかなり萎えるのは確かだ。


にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です



コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    すいません。まず本文より冒頭に反応しています。新宿閉店で銀座の1店舗ですか。クリエイトも大阪と合わせて2店舗のみになるんですね。
    フィルムの発色を楽しむのは、ますます贅沢な趣味になりますね。
    今日、久しぶりにフィルム出して来ました。と言っても当日受け取り可能な120ネガフィルムですけど。まぁ贅沢な趣味ですね。

    SD Quattro、デザインから想像すると小型っぽいですけど、実機はデカイですよね。あのデザインで、あの存在感、ちょっと私は食指が伸びません(笑)

  2. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    SD Quattroのレビュー記事の写真ほとんどiso100ですね(笑)
    ヨドバシでSD Quattro少し触ってみましたがAF遅いです。
    それにSD Quattroのセンサー汚れやすいのか、sigmaからセンサークリーニングの告知出てます。
    初期のトラブルをもう少し見たほうがいいかも。

  3. auf | URL | 3eyVfeeo

    foveon,興味はあるんだけど購入するまでにはなかなか至りませんね.良さがあるとし
    て,実際に使ってみないと分からない.

    SD Quattro,ボディから円筒が伸びている形になっていますよね.あの部分がはずれて
    Eマウントが出てくるといいなと思うんですが.(笑)

  4. おかべさせ | URL | -

    sd Quattro買いました。
    18-35と18-300との組み合わせで使ってますが、AFはクソ遅いですw ちょっとでも暗くなったら、MFで拡大して合わせた方が速いです。

    高感度はISO400がギリ。320で暗部ノイズが増え色味が若干減る。250以下は色味は良好ですが、ISOが高いほど暗部ノイズが多い。って感じです。

    って書くと良いとこ一つも無さそうですが、良いんですよ! ホントに!

    色が自然になって先代までと比べたら格段に良化。色ノイズ除去した時の耐性が向上しました。そして、ディテールの良さは相変わらず。

    出てくる絵はホントに良いです。
    RawTherapeeで弄るのが楽し過ぎます。

    ただやはり撮影自体は苦行ですねw EVF、モニター周りの処理速度の遅さが酷すぎて。カメラ自体の触り心地は良好なんですが。

  5. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    東京、大阪以外の方はビッグカメラ等の量販店を利用したり、今ではネットでフィルムを送れば現像されて帰ってくるようなラボもあるので多少高く付きますが、当分は大丈夫だとは思うのですが、とにかくフィルムの値上げをされちゃたまらんですねぇ。今でリバーサルフィルム代+現像で1コマ90円行かないですが、堀内に出すと100円近くになり、これでフィルムが値上がったら100円オーバーですからね。6x6や6x7の人なんてすでに100円超えですし。

    220ホルダーを買って220フィルムを使った方が安上がりなのでしょうが、220フィルム自体がもうほとんどないんですよね。

    SD Quattro、ボディ単体だとなんとか我慢出来るのですが(Nikon D7200の中央のでっぱりがないくらいの大きさみたいです)、Sigmaのレンズって全部がでかいので、レンズを付けると萎えるんですよねぇ(笑)。

  6. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    海外のレビューサイトでまだほとんどレビューされていないのを考えると、もしかするとSD Quattroブームって日本だけ?、って思っちゃったりします。そして日本のサイトは仰る通り相変わらずユーザーの知りたい事をやらない。ISO100が良いのは当たり前なんですからISO400、800、1600くらいを10枚くらい見せろって言いたいです。機材を貸し出す条件としてISO100以外公開しちゃ駄目なんてお達しでも出ているんじゃないかと勘ぐってしまいます。

    AFはISO100で十分に撮れるような明るさだとそこらのコンデジくらいのスピードは出るみたいですね。でもYouTubeで見る限り、暗い場所ではMFで合わせた方が良いかもらいの遅さでしたね。

    初物、初期ロットってのはやっぱり危ないんでしょうね。Pentax K-1に興味が無い理由の1つにそれもあるんです。Nikon D750に対抗出来るようなK-1弟分として画素数を抑えて連写に特化したK-2とかが15万くらいできっと出てくるでしょうし(笑)。

  7. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    まぁISO800が使えればAPS-Cですし焦点距離によってはF4くらいの絞りでおおよその風景は撮れるので日常では問題ないと思うのですが、数少ないレビューを見る限り、ISO400が限界っぽいですね。当然A3プリントくらいならISO800なんてへっちゃらだと思うのですが、それを言い出したらFoveonの意味がないんですよね。

    Eマウントだったら・・・。世界中のカメラマンがそれを望んでいるかもしれませんね(笑)。Sigmaとしては自分とこのレンズを売らなくちゃならないので仕方ない仕様だとは思います。落としどころがMC-11なんでしょうね。

  8. BigDaddy | URL | -

    > おかべさせ さん

    おお!、買われましたか!。多分スゲェ像が出てくるんでしょうねぇ。

    YouTubeとか見ていると日中のAFなら私は我慢出来るスピードです。でも夕方以降や屋内だとかなりきつそうですね。コントラストAFってコンデジの機構をそのまま持ってきているだけなのにどうしてあんなに遅くなるのか不思議です。

    ネット上のISO400以上のサンプルが少ないのでDP Quattroシリーズでチェックする限り、ISO800くらいは私なら行けます(笑)。暗部のノイズはそこを思いっきり潰してカットして高コントラストに仕上げたら、また昔からの方法として高感度に弱いカメラでは一定の感度からはモノクロ、そんな使い方なら十分に機能するとは思っています。ハイライト側のダイナミックレンジがどのくらいあるかによるのでしょうかね。

    時にDP Quattroは問題ないのですがネットで転がっていたsd QuattroのRAWはWindows用のRawTherapeeでは参照すら出来ません(Sigma専用現像ソフトでは参照できました)。おかべさせさんから過去に頂いたコメントを拝見するとLunix系をお使いなんですよね。とりあえずWindows用のRawTherapeeで現像が出来るようになり、RAWサンプルがあちこちで落とせるようになってから色々と考えるしかないですねぇ。

    まぁ今年は3台もカメラを買ったのでもう買いませんから来年以降の話なのでゆっくりと検証して行きたいと思っています。

  9. おかべさせ | URL | -

    先代までも直接RAWを弄ると色が破綻してしまうので純正の現像ソフトで露出を丸めてtiff出力、RawTherapeeで修正のパターンです。説明が足りなくてすみません。
    前コメでも書きましたが、RTで色ノイズを修正しても先代までだと画像全体の色があせてしまっていたのですが、sd Quattroで出力した画像はかなり粘ります。
    あと、暗部の輝度ノイズやモヤモヤした感じもRTで修正すると綺麗に仕上げられますね。多少のディテールは減じますが、それでも他のカメラの画像と比べたら圧巻です。
    あくまで、等倍で見た時ですけど。

    コメント長くなってすみません。

  10. BigDaddy | URL | -

    > おかべさせ さん

    なるほど、一度純正ソフトを通すんですね。二度手間になりますが、Sigma、そしてFoveonはそういうのがきっと似合うのでしょう。言い換えると本気でパラメータをいじって現像をしようと意識させる像なのでしょうね。

    純正ソフトで彩度やコントラストを弱めで現像し、RawTherapee内のフィルムシミュレーションを使って整えるってのが楽しそうです。カメラマンの良い写真を撮ろうと言う根性が試されるカメラなのでしょう。

    これを買うか否かはやっぱりもうちょっと様子を見たいですね。α7II購入はほぼ決定事項なので、SD QuattroのライバルはPentaxのK-70なんですよ(笑)。

  11. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    まさしく全てを売ってシグマ ソニー になった私にぴったりの話題なのに出遅れコメントで悔しいのっぽ親父です。(笑)上記のおかべさせさんがおっしゃるように苦行と喜びを持った不思議なカメラです。もともとソフトもカメラもボロクソに言われるのは慣れていますが、出てきた画像で我慢ですよ。今回の高ISOの話ですが私はまだ使っていませんがビニングとはという特殊な現像?設定?があるようで
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
    FOVEON X3 Quattro センサーの TOP 層の4ピクセルを「瓶詰め(だから「ビニング」)」して1ピクセルとして扱い、センサーの各層のピクセルが 1:1:1 であると見なして画素数 1/4 サイズで現像する処理。ノイズが低減される。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    だそうです。。(笑)やたら SFD(7コマ撮影の合成?超解像)がいろいろ話題に上っているようですがこのビニングこそ素晴らしいと話している方も多いようです。どちらにせよそこまで使っていませんが。。私には充分です。ただ一眼レフも必需です。EVFが辛い。SD15がやはり使いやすいですね。

  12. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    SD Quattro関連のネタは多分今後も幾つか出来そうです。

    私のカメラライフがのっぽ親父さんを追うか否かは今後の世界中のSD Quattroのレビューに掛かっています(笑)。でもホント微妙です。MC-11はSonyカメラをメインに据えるとEFマウントを買った方が将来的には良いのでは?、でもそれだとSAマウントのSD Quattroは使えないんですよね。

    ビニング、ちょっと調べてみました。それをやっている2つサイトを見つけまして、そのうち1枚がのサンプルを見た限り、ちょっとどうでしょうねぇ。妙な感じでしたよね。Pentaxのエクストラシャープネスをフルにして輪郭に気持ち悪いシャープノイズが乗っているような・・・。

    恐らく使いどころがあるのでしょうね。高周波のある人工物、人物、そしてクローズアップは駄目そうに見えました。ビニングする際はシャープを弱めれば良いのかも知れません。

    ビニングではなく普通に現像処理をした後にサイズを4分の1に縮小するじゃ駄目なんですかね?。それとA4、A3プリントならプリント時にどうせ縮小するのだからビニングって要らない?、とSigma未体験者は思ったりしていますよ(笑)。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)