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「フラガール」を観てフラッと産業遺構探索 その7 鉱山専用線跡をちょっとだけ!

2016年08月13日 00:00

廃隧道

廃隧道

Sony α6000, EPZ16-50mmF3.5-5.6

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



8月9日の記事からの続き・・・。

皆さん、お忘れなく!、CS系のTBSチャンネル1で明日8月14日、15時10分から「フラガール」が放映される。フラガールを観つつ、l今回の常磐炭礦シリーズを読んで頂ければ一粒で二度美味しいに違いない。

今回はかつて敷かれていた石炭輸送の専用線跡をほんのちょっとだけご紹介したい。

何故ちょっとだけ?、元々今回の旅では廃線跡を巡る予定はなかった。ところがいわきヘリテージツーリズム協議会のボスが「廃墟好きなら専用線のトンネルとか築堤が幾つか残っているけど見たい?」と言うので、「では是非!」・・・。

だからそれらの専用線に沿って探索したのでなく、当初の予定で行く先々の近くに、その痕跡がある場所だけを紹介されパチリしていたんだ。

さすがにガイドさんも「この専用線跡は何々線であーだこーだ・・・」、そこまで詳しくないようで(と言うよりも何々線であーだこーだと口頭で言われてもこっちもチンプンカンプン)、今回は下の2つのサイトを情報源として利用した。

浪江森林鉄道~古の鉄道を訪ねて~
歩鉄の達人

下は高倉線の滑津隧道。美しい煉瓦のトンネルだが奥へ行くとコンクリートに変わる。

滑津隧道

滑津隧道


この場所は知らないと草木の枯れる真冬を除き100パーセント通り過ぎてしまうだろう。何しろ入り口はこんな感じ。


入り口は藪の中

入り口は藪の中


道路から数メートルの位置にあるのだが、ちょっとした盛り土を登り、草木をパキパキ、枝を掻き分けながらでないと入れない。

ここで注意。上記サイトにも書かれていたし、ガイドさんにも言われた事。トンネルの先は民家の庭に繋がっており、防犯センサーがあるらしい。それに引っ掛かると土地所有者に怒られちゃうみたい。多分、廃線マニアが私有地と知らずに仰山訪れていたのだろうな。すぐに追い出されるらしい(笑)。

この高倉線は内郷駅から「フラガール」を観てフラッと産業遺構探索 その3で紹介したみろく沢周辺を超え、常磐自動車道辺りまで続いていたそうだ。

確かにGoogleのストリートビューを見ると常磐自動車道辺りは如何にもかつて列車が通っていたろうな、そんな道だし、その手前に小学校があり、そこを分岐すると別の炭坑へ向かう専用線があったようで、ここもかつては石炭を積んだ列車が走っていたろうなと感じられる風景だった。

次に紹介するのは好間(よしま)炭鉱の専用線。内郷駅から北好間まで延びていた専用線。

トップ写真はその鬼越第一隧道。以前は竹藪の中に隠れて近所の人しか知らない存在だったらしい。今はボランティアさんによって入り口部分のみ草刈、竹刈りが行われている。


少し引くとこんな感じ

少し引くとこんな感じ


トンネル内

トンネル内


そしてトンネルの手前には数百メートルに渡って1メートル程度の高さの築堤が残っている。もしこの先にトンネルがある事を知らなかったら、川もないのになんでこんなところに土手があるんだ?、と疑問に思っちゃうだろう。そしてきっと勘違いするに違いない。きっとかつてはここに土手に沿って川があったんだろう、今は暗渠?・・・。


トンネルを後ろ、築堤の上から

トンネルを後ろ、築堤の上から


築堤に切れ目?

築堤に切れ目?


用水路?、がありそこに橋跡が残っている

用水路?、がありそこに橋跡が残っている


次に磐崎坑に続く道。これは上記2つのサイトにも掲載されていなかったののだが、小野田線から分岐するトロッコ軌道かもしれない。


隧道跡?

隧道跡?


単なる田舎の道にしか見えないが、中央のコンクリ部分を良く見て頂くと湾曲しているでしょう?。どうも昔はここに隧道があったような痕跡。すぐ近くに磐崎坑の坑口があるのでここは元々山がが1つドーンとあったんじゃなかろうか?。

この写真に左手、崖を上っていくとコンクリの遺構があり、これの正体が不明。とにかくこの磐崎坑は草木が枯れてくれないと探索不可能。坑口でさえ下のような有様で、これらの近くには通気用の扇風機建屋がある筈なのだが藪にまみれてどうにもならなかった。


磐崎坑

磐崎坑1


磐崎坑2


最後に神ノ山専用線。撮影したのはその終点の神ノ山の万石(石炭積み込み場)に続く築堤らしき盛り土された道が僅かに残っていた。


築堤

築堤?


この神ノ山の鉱山。ここは残念でならない。後日詳細をお伝えするが、ここは常磐炭田の北茨城市側の遺構で最も大きく、美しいものだった。しかし残念ながら数年前に解体されてしまったんだ。一部分、選炭場が残っているが、太陽光発電所に変貌してしまった。

もしここが残っていたら常磐炭田の目玉になっていたろうに・・・。Google Mapでは現時点の航空写真では発電所、選炭場、万石(どれも推測)の全てが残っているが、ストリートビューでは解体後の太陽光発電所しか確認出来ない。

はぁ、やっと書き終えた。ブログのネタは簡単なものなら30分、長文でも1時間くらいで書いちゃうのだが、今回はゼロから調べ上げ、また写真選定にも時間を食い、かつ磐崎坑の情報を探すのに苦労して、3日間に渡り、3時間は掛かっていると思う。久々にネタ書きが嫌になった瞬間。


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コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    隧道や線路跡は人を吸い寄せるんだと思います。
    よく昔話で隠れ里に迷い込むのは、人を誘い込む何かがあるんじゃないですかね。
    ローカル線の廃線跡は魅力的です。トンネルの先のお家の方もセンサー付けるくらいですから、かなりの人が来るんでしょうね(笑)
    廃では無いですが、僕もぶらぶらして写真を撮るので、結構、私有地に侵入してしまいます。
    結構、歓迎されたりするんで、大きなトラブルにはなりませんが。
    土地柄ですかね。

  2. auf | URL | 3eyVfeeo

    レールがないのは戦時中に回収されちゃったんでしょうね.
    僕の近隣には森林鉄道の跡が多くあります.山の中に突然
    沢にかかるコンクリートの橋げたが現れて驚いたり.やは
    りレールは残っていないです.森林鉄道跡探索も面白いん
    ですが出来るのはせいぜい5月いっぱい.草が茂るとまっ
    たく分からなくなります.

  3. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    廃墟って好き嫌いがかなり激しいのですが、廃線、線路跡ってのは結構な方が興味を持たれるみたいですね。日本人独特の郷愁心とでも言うのでしょうか?。

    アニメ千と千尋が確か道に迷ってその後トンネルを通って云々だったんですよね。神隠しとかトンネルには霊が多いとかこれまた日本人特有のトンネルへの意識?、なんでしょうかね(笑)。

    私有地、ピンからキリなのでしょうね。また過去に何かあった所有者が敏感になるのは仕方ないですよね。トンネル先のお宅も相当神経質になっておられるようでこれも恐らく過去の経験、隧道探索マニアの中でも非常識な人間もいたでしょうしね。

    廃の場合、隧道でも、写真好き以外にも心霊好きな人もいますからそういう連中は夜に活動する訳で、確かに深夜、私有地で見知らぬ人の声がしたら所有者はたまったもんじゃないですよね。

  4. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    常磐炭田は昭和46年くらいまで操業していたので戦時中の話じゃないです(笑)。

    現存している築堤や鉄橋は除き、多くの線路はそのまま道路になっているようで、もしかするとアスファルトの中に線路などがまだ埋まっているかもしれませんね。東京の築地市場なんてそうなんですよね。撤去せずにそのまま上にアスファルトだのコンクリだの盛っているので、掘れている部分で線路が覗いている場所が何箇所かあるようです。これは築地がなくなるまでに探索しようと思っています。

    森林鉄道、楽しそうですね。廃墟探索もやはり5月がギリと思います。北海道の場合、そんな春先だと熊もいるので結構冒険なんじゃないでしょうか。

  5. ハッセルじいちゃん | URL | od2ryG16

    いやぁー これはすごい遺構ですね。
    コメントいただいたところは兵庫県養父町にあった明延鉱山です。
    こんなにも残っておらず、斜面のインクラインだけで、膨大な敷地はフェンスで覆われていて入れない状態でした。
    坑内へは見学できるそうですが、事前予約が・・。
    集落は未だに住んでらっしゃる民家もあり、今回はそれをメインにしました。
    しかしながら、このトンネルは素晴しいですね。
    草に埋もれた入り口、その先は民家の庭。その内電流の通った線を張られちゃいますね。

  6. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    本格的な鉱山跡ともなると北海道、九州を除けばあんまりないんじゃないでしょうか。ですから東京から3時間も掛からない距離でこれだけ大きな産業遺構、考えてみれば凄い事かもしれませんよね。トンネルは今回2つ探索しましたが、他にも幾つかあるみたいです。ただ冬じゃないと無理ですね(笑)。

    でも行政が補助金を出さない限り、これらもどんどん消えていく運命でしょうね。幾つか鉱山住宅を巡りましたが、うち1つは今後は更新契約をしないそうで、全て取り壊すみたいです。恐らく数年後、そこは野原ですよ。

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