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「フラガール」を観てフラッと産業遺構探索 その8 コーヒーブレイク

2016年08月17日 00:00

現存している炭鉱通勤用の吊橋

現存している炭鉱通勤用の吊橋

Pentax K-5, SMC PENTAX-DFA100mmF2.8macro


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先日のTBSチャンネルでの映画フラガールを、また過去に劇場でご覧になった方、結構気になったのは役者が演じるお国訛りではなかろうか?。

産業遺構探索の旅で現地の方に色々な話を伺った。その時に感じた事・・・。

「久々に言葉のイントネーションの違いが良く判る地域に来たなぁ」

これは訛りを馬鹿にしているんじゃない。とっても新鮮だったんだ。ここ10年は関東、東海、東北を旅しているが、今回強くそう感じたのはどうしてだろうか?。

それは常磐炭田遺構のあるいわき市や北茨城市が観光地ではなく、よそ者が少ないんじゃないか?。そう推測出来る。

いわき市と同じ福島県で内陸に行けば会津がある。勝手なイメージとして浜通り、中通りよりも会津の方が田舎どころか、新潟寄りの只見線沿線や南会津周辺は秘境にも感じる。しかし会津を旅して訛りやイントネーションが気になった事はあまりない。

先日も夏季休暇を利用して会津全般を旅してきたが、確かにお歳を召された方は多少の方言、そしてイントネーションの違いを感じられたが、若い世代はほぼ標準語通りのイントネーションだった(会津旅のネタはまた後日!)。

それは会津が観光地だからなんだと思う。タモリも訪れた会津若松、猪苗代湖があり、ラーメンの喜多方、尾瀬の入り口もある。会津高原と言うスキーリゾートだって・・・。だからホテル、旅館などの宿泊施設や名所、観光地などで働く人々も地元以外の方も多いのではなかろうか?。

我々観光客が出会う、接するのはほとんどが観光事業に従事している人々。だから東北、会津特有の方言なんて滅多に聞けなかったし、訛りが全く無い人、またあっても僅かなイントネーションの違いくらい。

でもいわき市と北茨城市は違った。いわき市の湯本駅に着いてすぐに昼飯を頂こうと駅前の観光案内所を訪れた。若い女性が応対してくれたが、その方のイントネーションは明らかに映画フラガールそのものだったし、紹介された和食屋さんの店員さんも同じ。

宿泊した旅館。夜担当、朝担当の仲居さんは二十歳前後と思われる女の子。2人ともやっぱりフラガールしている。

「映画のフラガールって観た?」

と問うと、、、

「観ましたけどこの辺りはあんなに訛っていないですよ~。あれは脚色ですよねぇ~」

この映画は昭和40年の設定で、炭鉱の町と言うのは1つの閉ざされたコミュニティだから映画での言葉遣いは時代考証に応じた正しいものだと思っている。

さすがに今回の旅で独特の方言や「~だべ」と言った語尾を聞く事はほとんどなかったものの、イントネーションは映画フラガールそのままなんだ。言葉って不思議だ。彼女達の言葉が耳に入ってくると現実なのに映画の世界にいるかのように感じるのだった。

以前、栃木の人かな?。やはり「自分は訛っていない」と言い張っていた人を知っていたが、こちらが聞く限り、言葉は標準語であっても確実にイントネーションは東京とは異なっていた。これはアメリカの東部、南部訛りも同じならしいのだが、意識をしていない、それが当たり前だと思っているから本人達が訛っているのを気付いていないようだ。

東北に赴任していた小学校の教師を知っている。国語の時間、生徒は極普通に教科書を朗読するが、イントネーションが東京とは違うらしい。そしてそれを教師が特に指摘する事もないそうだ。

もう一度書く。訛っている人を馬鹿にしているのではない。今回接した彼女達がみんなフラガールに見えてしまってとっても可愛かった、それを伝えたいのである。彼女達は今、コンビニの店員さんや宿の仲居さんを生業としているが、時代が時代だったら常磐ハワイアンセンターに勤務、フラガールを目指していたかもしれない。

土地柄?、なのかイメージ通り、いわき市でも北茨城市でも茶髪の女の子が多い。勿論東京でも茶髪の子は多いが、より色が明るいと言うか脱色していると言うか・・・。きっと休日にはお洒落をして遊んだり、彼氏とデートしたりしているんだろう。でも言葉はきっとフラガールしているんだ、そう想像すると何ともほのぼの、愛おしい。

赤プル(赤いプルトニウム)と言う女芸人をご存知だろうか?。彼女の舞台以外のでの喋りをご存知だろうか?。YouTubeとかで幾つかあるのでご覧になって欲しい。彼女のラジオ番組模様が一番判り易いだろうか?。方言は一切ない。言葉そのものは標準語。でもイントネーションが違う。北関東独特のものだ。

どうやら福島の海側の方言やイントネーションは東北のものではなく北関東の茨城弁、栃木弁に近いそうだ。なるほど、だから栃木出身のU字工事のお二人の言葉遣いも茨城や福島県南東と共通のイメージがあるんだな。

いわきヘリテージツーリズム協議会のボスガイドさんは県外でも色々とお仕事をされていたそうで訛ってらっしゃらなかったが、このボスを除いて今回の旅で出会った、会話した全ての人が訛っていた、これは非常に面白く楽しい経験だった。

映画フラガールで居酒屋で岸部一徳が演じる吉本が松雪泰子演じるまどかに吠えるシーンがある。これが昔ながらのいわき市辺りの方言なんだろう。そしてこの方言に近かったのが7月26日の記事で紹介したみろく沢炭鉱資料館の館長。90歳と言うご高齢、バリバリの炭鉱マンだったから当たり前と言えば当たり前。

色々と当時の事を解説して下さった。話の前後を読み何を語られているのかは判るものの、言葉そのものに関しては岸部一徳のあの台詞程ではないにせよ、3分の1は理解出来ない状態(笑)。

映画での台詞はコチラを読まれると良いだろう。ちゃんと翻訳してくれている。

本日の写真、好間(よしま)地区にあるつり橋。住居と勤務地である坑口がこうやって川に挟まれていてかつての炭鉱マンはここを頻繁に行き来していたらしい。

もう1つ、最近まで吊橋があったようだが水害だかで今は渡れないらしい。確かにGoogle Mapの航空写真で見る限り、好間町の大畑と言う場所に吊橋らしきものがあり、どうも崩れているみたい・・・。この近辺には廃墟らしいものも見える。今度行った時に確かめてみようと思っている。


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