にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です

「フラガール」を観てフラッと産業遺構探索 その12 常磐炭礦神ノ山 Part3

2016年09月04日 00:00

やはり空き家はある

やはり空き家はある

Sony α6000, EPZ16-50mmF3.5-5.6


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



今日は常磐炭礦神ノ山の鉱山住宅でモデルハウス状態(要するに空き家)の棟を見つけたので実際の造り、間取り、その辺をご紹介したい。

お邪魔したのはトップ写真の空き家。表側の窓はアルミサッシになっていて古い住宅を修繕しながら最近まで使用されていたのが判る。裏手(玄関側)は下のようになっている。


2016-09-04-02


こういう小道を見るとワクワクする。ここが栄えていた頃は玄関へ続く道であるから、ここの借主達が行き交っていたろう。

この写真の中央にある煙突。先日の記事でもこの煙突が写っていて、それをご覧になった方からこれはトイレ用の排気口である、これがある住宅は内便所であると教えられた。なるほどぉ!、今まであんまり気にならなかったけど、確かに煙突の割には建物の下から突き出ている。そしてこれがあるって事は水洗ではないのを意味する。

間取りは2DK(2Kかな)。部屋は和室8畳、6畳。どちらにも縁側があり、それにキッチン、トイレ、そしてここには風呂もあった。鉱山住宅で内便所、内風呂は珍しく、常磐炭田の末期に造られたのだろうな。修繕は必要だが、住もうと思えば今でも暮らせるだろう。


2016-09-04-03


東京の福生(ふっさ)辺りには今でも米軍用のかつてのアメリカンハウスが民間に転用されて使われている。こういう古い家が好みの人って結構いる。昭和懐古主義者の私もその一人だ。とは言え、別荘感覚で週末毎に訪れるか?、と問われると微妙だ。


2016-09-04-04


2016-09-04-05


玄関入って右がキッチン、左が風呂。そしてキッチンの奥に便所がある。多分昔ながらの間取りで、東京でも昭和50年代くらいまでの古いアパートやマンションを探せば似たような間取りだろう。

こういう家屋は日本文化そのものであり、体験型学習の宿泊施設なんかに利用出来れば面白いとは思うが、やっぱり10年も空き家になっていると痛みが激しい。本気で住むにはご覧の通り、水回りが古過ぎる。

キッチンはこれ毎交換しちゃえば良いのだろうが、体験型学習施設や別荘代わりとして快適に過ごそうと思うと風呂と便所は大掛かりな改修が必要だろう。便所を水洗にするには周辺に下水道を設置しなくちゃならないし、こういう古い家で一番の問題は虫やネズミだ。古い木造家屋だからあちこちに奴らが入り込む小さな穴がある筈で、それらをどうにかしなけば新たな宿泊施設としての利用は不可能なんだろう。

今まで紹介している通り、常磐炭田は福島県いわき市と茨城県北茨城市に跨りまだ相当数存在しているので、その見学ツアーの宿泊施設として使えれば面白い気もするが・・・。

次の写真。ファッション雑誌だかポスターから切り抜いたであろう男性モデルさん。


2016-09-04-06


撮影中は気付かなかったが、おうちに帰って等倍で写真を眺めていると誰かに似ている気がしてきた。


2016-09-04-07


な~んかディーン・フジオカに似ているでしょう?。

彼をwikiで調べてみると元々はモデルさんだったようで、さらにそのモデル時代の写真を検索すると「うーん、やっぱりフジオカさんだよなぁ~」とより感じるのだった。

お隣の部屋はここよりもかなりボロボロでそこには平成16年のゴミ出し表があったので借主は10年前に越されたのが判ったが、ここの部屋がいつまで利用されていたかは判らない。このポスター以外、空っぽだからだ。 もしこのモデルさんがディーン・フジオカだったらここに住まわれていた方は先見の明があった事になる。


にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です



コメント

  1. tsunomagari | URL | tHX44QXM

    長文失礼します。写真と記事で昔の記憶が甦って来ます。
    僕が住んでいたところも2DKでしたが、こちらの方が広そうな感じですね。
    一応、玄関もありましたが、専ら出入りは庭先からでした。
    外風呂だったのですが、風呂と母屋の間に小屋を建てて草履を履かずに出入りしていましたね。水道が風呂場には無く、ビニールホースを引っ張って風呂の水をためていました。なんのことやらサッパリわからないコメントですいません。
    僕が住んでいた当時でもかなり古い貧乏長屋で、母親と一緒に家賃の振込みに行った時に金額を見たら、「人に言うんじゃ無いよ!」と怒られたこともありました。
    親が不在の時に台所の蛇口が壁際から折れて水が吹き出し大騒ぎになった時は近所のおいちゃんに元栓を閉めてもらい助けてもらいました。

    書き出したらキリがないんですけど、昨日、一昨日と沖縄で似たような風景を見て来たので、思い出す力が増幅されているのかもしれません。

  2. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    おお!、自分の写真でそうやって郷愁に駆られて頂くなんて嬉しい限りです。

    鉱山住宅って日当たりの関係なのか、玄関側よりも庭先の方が開放感がありますよね。ホースから引っ張って水を・・・、若い人達がこれを聞いたら「何時の時代?」と首を捻られるでしょうが、一部の大都会は別にして多くの人がそういうのを体験していたんでしょうね。

    平屋の鉱山住宅などが今度は高層化して団地となっていくのですが、間取りは全く変わらないんですよね。最新の団地は別にしておおよそのこの間取りのまま、玄関側は台所、風呂、トイレと水場。奥が部屋。50年もこの間取りだったのでしょう。

    今考えると玄関の隣にトイレっておかしいですよね。外の人にうんこしているのばバレちゃいますよね(笑)。今も東京でも下町を歩いているとその手の長屋風のお宅、沢山ありますねぇ。一軒家だと今度はおおよそ縁側の奥がトイレって決まっていたようです。

  3. auf | URL | 3eyVfeeo

    見学ツアーの宿泊施設にするのはよいですね.しかしここまで古いと住めるよう
    に改装するのは大変でしょうね.電気の配線も変えないと危ない.昔の屋内配線
    ケーブルは危ないですよ.

    すっかり片付けられているのにピンナップ一枚残っているのは面白いですね.

  4. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    福島県と茨城県、もしくは該当市町村などの行政が本気でヘリテージツーリズムで町おこしをしようとするのなら、現存している鉱山住宅を宿泊施設に転換させるのが一番だと思うんですよね。食事だって「鉱山弁当」なんて感じで作れば面白いと思います。仰る通り、電気の再配線も必要でしょうね。今の法律だと引っ掛かりそうですし。

    ピンナップ、この手の空家と廃屋の中間くらいの家屋って家具は空っぽだけど何かしらのポスターが貼られていたり、大概見つかるのが役所などが発行しているゴミ出し日程表なんですよねぇ(笑)。

    廃屋探索する私のような人間にわざとヒントを残しているかのようで・・・(笑)。

  5. tsunomagari | URL | -

    度々の投稿、すいません。

    玄関横にトイレや台所、風呂場があるのはインフラの関係なのかもしれないですよ。水道管を伸ばすのにお金がかかるんじゃないですか?
    うちの水場は全て玄関側でした。
    あと便所は汲み取りの関係で道に近いところにあるんじゃないですかね?
    下水道のあるところに越して来てからはバキュームカーをみなくなりました。

  6. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    確かにそうですね。4部屋、5部屋、はたまた2階があるのなら上下水道などあっちこっち整備する必要がありましょうが、平屋で2部屋+キッチンとなると玄関側にまとめた方が管が1本で済みますもんね。

    便所もそうですね。道側の方が業者さんとしてはありがたいのでしょう。ただ、今回、鉱山住宅を回って、玄関側がちと臭う、しかも日陰になっていてじめっているところが多かったのでより一層臭いが・・・(笑)。

  7. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    私は今古民家を買おうか悩んでいます。。場所や金額など問題山積みです。古民家もここまできてしまうとダメですね。もっともこれは社宅として使ってたのでしょうから素材もお金はかかってないのでしょうね。それにしても以前の住人も綺麗に退去されたんですね。ゴミ少なすぎ。
    ところで、このレンズいい感じですね。楽したい時用に買おうかな。。

  8. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    社宅でも幹部住宅は立地も良く一回り大きく出来ているので程度が良ければ別荘として十分機能すると思います(トイレはぼっとんですけど(笑))。次回のネタでは幹部住宅もちょっと紹介しています。鉱山住宅は鉱山のあるところにしかないので普通の古民家を探すのは大変でしょうね。かつての東海道の宿場町とかにまだしっかりとした古民家がありそうですね。

    この辺りの鉱山住宅は今も賃貸物件として使われているようなので契約が切れたら即撤去なんでしょう。足尾でも現存する鉱山住宅跡、中に家具などは残ってなかったでしたねぇ。

    このレンズ、小さいだけが取り柄ですよ~(笑)。APS-C専用ですし。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)