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水根貨物線(東京都水道局小河内線)を歩く その1

2017年02月05日 00:00

息ゼェゼェ、右を見ると・・・

息ゼェゼェ、右を見ると・・・


Sony α6000, EPZ16-50mmF3.5-5.6


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



東京都の西の果てから山梨県に掛けて奥多摩湖と言う人工湖がある。東京の都市部から車で日帰りが可能で、近くには鍾乳洞があったり、手前には紅葉を楽しめる渓谷や初心者でも上れるような山もあり、東京都なのに自然を満喫出来る有名な観光地。

そんな場所にも廃な風景がある。今日はそのひとつ、水根貨物線(東京都水道局小河内線)について・・・。

奥多摩湖周辺で最も有名な廃景は奥多摩ロープウェイだろう。関東在住の廃マニアだったら必ず訪れる場所。これに関しては後日再びネタにしたい(とっても大げさに言えば崖とも言える急斜面から落ちて肩裂傷(笑))。

昨年晩秋に紅葉を撮りに行きたいと思い立った。東京からすぐに自然の多い紅葉スポットと言えば千葉県の亀山湖が良い。

2014年12月8日の記事 - たまにはネイチャーフォトでも・・・

ところが亀山湖最大の見所である東京大学の演習林が崖崩れ多発で現在一切公開されていない。私は運良く、崖崩れする以前、最後の公開となった日にそこを訪れてそれはまぁ見事な紅葉を写真に収めていた。それが上のリンク。

あそこは演習林に至るまでの道中でも真っ赤な写真を撮れるのだが、どうせならデジタルになってから一度も訪れていない場所で紅葉狩りをしたい、そこで奥多摩を選んだんだ。

訪れたのは昨年11月下旬。東京都市部の紅葉ピークが12月始めなのでそれよりも1週間早めに行けば美しい風景にお目に掛かれるだろう・・・、果たしてそれは間違いだった。同じ東京都とは言え、都市部と奥多摩とでは全く気候が違う。奥多摩はむしろ山梨県と考えるべきだ。無念、その日は絶句するような風景には出会えなかったのだった。

運良くその数日前に雪が降ったので残雪などを撮れたので満足はしている。2016年12月29日の記事2016年12月31日の記事のトップ写真がそれだ。

その後、里山の風景でもと田舎の町らしい場所を色々と巡っていてふと思い出した。あっ、そうだ!。奥多摩って廃線があったよね?。

以前から申し上げている通り、廃墟好きでも積極的に情報を収集しない悪い癖があり、廃線があった、と言うおぼろげな記憶しかない。でもそんな時にはスマホである。「奥多摩 廃線」で簡単に検索が出来ちゃう。

なるほど水根貨物線、もしくは東京都水道局小河内線と言うのだな。ふーむ、「むかし道」と言う散策路でそれを見られるらしい。んで「むかし道」とはなんじゃいな?。今度は「むかし道」で検索。なるほど!、旧青梅街道なのね!。こりゃぁ廃景があろうがなかろうが行ってみたいざます!。

何しろ古い、旧い風景が大好物。また「xx街道」と言ったネーミングもワクワクする。宿場町や城下町は大好きだし、箱根の旧東海道石畳や日光街道の杉並木は歩いているだけで気分が良い。そして東京都に旧青梅街道、江戸時代の人が歩いた道が残っているなんてそりゃぁ行くしかないっしょ!。

奥多摩ビジターセンターで貰った地図には「『奥多摩むかし道』は、旧青梅街道と呼ばれていた道で、氷川から小河内に達するまでの道です。この街道は、小菅から大菩薩峠を越えて甲府に至る甲州裏街道で、甲州街道より8km ほど近道であったそうです。」と書かれている。

氷川、これが現在の奥多摩駅辺り、小河内(おごうち)は奥多摩湖周辺(奥多摩湖の正式名称は「小河内ダム」)との事で、現在の青梅街道(国道411号線)にほぼ沿った道が山の中に現存し、再整備されているそうな。全コース歩こうと思うと4時間掛かるらしく立派なトレッキング。この日はその行程の5分の1程度を歩いてみた。

むかし道の奥多摩駅側の入り口、のっけからお口あんぐり。「まじぃ?、この坂道登るの?」。強烈な急坂。羽黒坂と言うらしい。舗装はされているが不摂生極まりない私が歩くような道じゃない。それでも登り切ったら廃景がある、鞭打って歩いたさ。息が上がるったらありゃしない。

羽黒坂途中で道をそれるとその先には羽黒三田神社がある。写真で見る限り素晴らしい。

ただ急坂の山道を10分以上登らないと本殿には辿り着けない。ほとんど登山である。羽黒坂の段階でへこたれているのだから、もし今後、ここを訪れるようと予定したらまずは山岳ショップにてトレッキング用のストックを調達しなくちゃならないだろう。
急坂を200メートルくらい登ったかな?。下を向いて歩いていたらもしかすると通り過ぎちゃう?、と言うくらいあっけなくそれはあった。おお!、ここか!。いやいや、頑張って登って大正解!。廃線らしい廃線だ。実に美しい!。それがトップ写真。


近付くとレールが見える!

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廃線路では珍しくトンネル内が塞がれていない。こりゃぁ行くっきゃないっしょ!。どうも以前は積極的にこの廃線路を観光の目玉として活用しようと思っていたみたいだ。


入りましょう!

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出口が見えた

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雪がまだ残っている

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昭和27年竣工だと!

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第三氷川トンネル、熊谷組が造ったとな!。昭和27年、戦後7年でダム建設の為の列車を通し、コンクリートのこんなトンネルを造ってしまうのだから日本ってやっぱりスゲェなと思った瞬間。

良い風景でしょう?。次回の記事はこの第三氷川トンネルの反対方面へ進んでみたい。


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コメント

  1. ハッセルじいちゃん | URL | od2ryG16

    いい所ですね。
    この感じは鉄ちゃんではなく、廃虚系が好むでしょうね。
    ぜひ このままの状態で開放して欲しいです。
    当方にも廃線がありましたが、ハイキングコースとして、綺麗なきれいな遊歩道になっちゃいました。(涙

  2. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    東京都水道局小河内線、残念ながら廃線じゃなくて休止中の路線です。(Wiki記載より)
    だから水根駅も休止駅で廃止にはなっていません。
    東京都から西武鉄道に譲渡され後に奥多摩工業に譲渡され現在に至るようです。

    東京都水道局小河内線、運用されいた時もかなり落石や土砂崩れの多い線だったらしく、運転手、車掌など6人が殉職された大きな転覆事故もあったようです。
    まあ、運行が再開されることはないでしょうが。

  3. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    そうですね、廃墟系もしくは隋道マニアでしょうか。山岳鉄道なのでトンネルと橋の連続なんですよ。
    仰る通り、このままの状態が今後も続くと良いです。まぁ一部の橋では落下の可能性があるとかで基本的には封鎖されているんですけどね(笑)。

    そう言えばハッセルじいちゃんのブログで拝見したのか、他の記事だったか覚えていないのですが、宝塚の辺りに廃線を利用したトレッキングコースってありますよね。そこも雰囲気は良いですよね。

  4. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    そうなんですよ、休線なんですよね。ネタはその4かその5まで続き、その辺の事は次の更新からちょこちょこと書いています。

    ここはしっかりを整備をして無災害であったら大井川鉄道の井川線ほどではないでしょうが、そこそこ集客出来る山岳鉄道になったでしょうね。

  5. のっぽ親父 | URL | ibdEl2N.

    良い景色ですねぇ。線路が残っているって良いです。こちらにも森林鉄道の跡というのはありますが、トンネルはワイン倉庫だし、貯水湖の上の橋桁は歩道に変わっているし。。廃な感じが羨ましい。

  6. BigDaddy | URL | -

    > のっぽ親父 さん

    そうなんですよ、線路や枕木がそのまま残っている、しかも保存されている訳でもなく朽ちるままに・・・、そこが素敵です。これが東京の市街から車で2時間くらいの位置にあるんですから凄いです。春になったらこことは別の森林鉄道跡に出掛ける予定です。

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