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それぞれの言い分、そして勘違い、記憶違い

2017年03月01日 00:00

春だけど秋の写真・・・

秋


Canon EOS30D, EF70-200mmF4AL IS


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



Kodakのフィルムをコダックイエローと表現していたカメラマンが多かった。今日はそのKodakフィルムから話を膨らせて行きたい。

コダックイエローは今思えば写真プリントの時点でそっちに色被りしていたのだろうと確信しているのだが(安いラボでしかプリントしなかったからプリント処理がいい加減?)、ネガフィルムでやたらに黄色っぽい写真を良く見ていた気がする。

フィルムの入っていた箱デザインが黄色中心だからユーザーがそのイメージのまま、やがてそれが定説になってしまった、だから「Kodakの発色は黄色い」は真っ赤な嘘だと言う説もある。

今現在、各自の脳内の記憶を辿っていくしかないが、人の脳ってのは勝手に真実を曲げてしまうからもはやそれを検証するのは不可能だ。

ではコダックブルーとは?。私はこの言葉は数年前まで知らなかった。ブルーと言えばやっぱりFujifilmのベルビアとPLフィルターの組み合わせしかねぇだろっ!、と思うのだった。

どうやら廃止されたOlympusの4/3カメラ、当時のセンサーがKodak製でそれで空を撮ると印象深い発色をしたからいつしかそう呼ばれるようになったらしい。カメラマンによってはそれをオリンパスブルーとも言うようだ。しかしこれも真実か否かは何とも言えない。wikipeidaなんてかなりの嘘があると言うし・・・。

おやっ?、以前コダックブルーについてネタを書いた気がする・・・、調べてみると果たしてその通り。せっかくなのでリンクをどうぞ!。

コダックブルー

5年近く前に書いたんだな。これは検証は可能だ。今でもKodak製センサーを搭載したOlympusのEシリーズと、その後のPanasonicやSony製のセンサーを積んだEシリーズ、もしくはE-Mシリーズをお持ちの方ならたった1枚、晴天時の空を同条件で撮れば簡単に比較出来る。なんだかんだと単なる画像処理エンジンの味付けの違いなのかな?、とは思う。

Pentaxのカスタムイメージで言えば「雅(miyabi)」、これの青はかなり特徴的だ。コントラストや彩度は他の「鮮やか」「風景」の方が高いのだが、「雅(miyabi)」の空はまさしく「ペンタックスブルー」と言えるだろう。

1月6日の記事にて、新たに追加されたLightroomのPentax K-3II用のカメラプロファイルを他のカメラでも使えるようにしたと書いた。それからは結構K-3IIの「雅(miyabi)」を多用していたりする。コントラストが弱いのでこれにシャドーを引き締めたり色々とやっているのだが、基本は「雅(miyabi)」。

空の色が・・・、とは別の意味でコダックブルーを理解している。それは当時良く使っていたリバーサルフィルム、ダイナ、ダイナEX、エクタクローム、この辺りのフィルムは日陰になると強烈な青被りをしていた。リバーサルフィルムはホワイトバランスがデイライトに固定されているので日陰で青に被る傾向はあるのだが、Fujiflmのプロビアやベルビアの比じゃない。

※ベルビアは一般に赤被りするとされているが実は青被りもする

ベルビアと言えば風景写真ご用達だった。そしてそれがFujjifilmのデジタルカメラにもフィルムシミュレーションとして搭載されている。しかしその像を見る限り、フィルムシミュレーションのベルビアの発色は彩度が高過ぎるように感じるんだ。

と言うのも我々フィルム組のオッサンのイメージするベルビア、それはRVPと言うISO感度が50しかない初期のベルビアであり、これを活用していたのが風景写真家の竹内敏信。彼の写真は毎月どこかの写真、カメラ雑誌で見ていた訳で「ベルビア=竹内敏信の写真」。

しかしこれは間違いで、正しくは「ベルビアにPLフィルター=竹内敏信の写真」なんだ。PLフィルターを使えば順光なら(どんなフィルムだろうが)おおよそこれでもか!、ってくらいに色が出てくる。

しかし風景写真にPLフィルターは当たり前、標準装備のような時代もあり、やがてあの発色がベルビアそのものだと勘違いしていった、そんな経緯があるのではないかと。そのイメージがあるからFujifilmデジタルカメラのベルビアが彩度が高くてもそれはそれで納得してしまうのだろう。

※他社の画像処理エンジンのVividでもおおよそ彩度が高く気持ち悪くもあるのだが・・・

話がガラリと変えよう。Canonユーザーには申し訳ないが、どうもCanonカメラに良いイメージが無い。正しくはCanonデジタルカメラに良いイメージが無い。フィルム時代、NewF-1AE、EOS-1、EOS-1NHS、EOS-1NRSと歴代フラッグシップを使っていたのでCanonカメラの使い勝手の良さは理解している。

数年前まで知人から長期間、EOS30DにEF-S17-55mmF2.8、EF70-200mmF4LISを借りていた。そこから出力される写真には大満足。そしてある時、知人からレンズ2本を買わないか?、そんな話が持ち上がった。値段を聞くとびっくり。お友達価格なんだ。一般中古価格よりも3割以上安かった。

そこで調べたさ。その頃はEOS60Dが現行機種だったのかな?。だからEOS50DとEOS60Dの仕様やそれらで撮影された写真を毎日のようにチェックしていた時期があった。結局話はお流れとなったのだが、その理由にEOS50D、EOS60Dの画質に納得が行かなかったんだ。

どんなデジタルカメラでも苦手な風景がある。それは遠景の針葉樹。松やヒノキだ。解像力の弱いセンサー、レンズを使うとそれらが綿飴のように見えてしまう。それがたまたま見たCanonデジタルカメラの写真の中にあったんだ。当時は今以上に解像力、解像感命で、如何にカリカリの写真を作るか、そんなタイプだったのでそれを見た瞬間に嫌気が差しちゃって・・・。

EOS30Dは800万画素、そして時代はAPS-Cで1500万画素オーバー。画総数が倍になった事により等倍像は当然大きくなり、細部に渡ってチェックするようになった。これは1000万画素のPentax K10D、K-mから1400万画素のK20D、K-7になって抱いたイメージと一緒。画素数が上がると余程に良いレンズを使わないと駄目なんだ・・・。

ところがEF-S17-55mmF2.8、EF70-200mmF4LIS、この2本は画質の良い高級レンズ。それを使っている、もしくはそれに近い描写力のあるレンズでの写真を見ても「解像感がない」と思っちゃったからそこからCanonデジタルカメラへの興味を失った。

そしてそれに拍車を掛けたのがDxO Markのセンサーテスト。どの機種を見てもSonyセンサーにぼろ負け。それで決定的。CanonセンサーがSonyと同等になるまでCanonのカメラは買わない!、そんな意思を持った。

ところがである!。先月の話。Olympus E-M5markIIを使い倒している時、連れと「この機能でここまで小さいのだからスゲェよな、Canonなんてでかくて幾ら高機能でも使えねぇわ!」、そんな会話になった。すると「あの時も同じ事言っていたよね、大きいから無理って」。

あの時とはEFレンズを買わないかと相談を受けた時だ。針葉樹が綿飴になっていた、これは間違いない、DxO Markの数値を気にしていたのも正しい。しかし、綿飴になるのはCanonだけじゃないし、プリントしたらどんなカメラだって変わらずそんなものはどーにでもなる、一番のネックはボディとレンズの大きさ、これは今の撮影スタイルだったら100%無理!、そう言って断ったのを突然思い出したんだ。

これが人の脳の怖さよ!。連れの一言がなかったら、今後もずっと「Canonカメラは解像力がないから嫌い」、そんな思考しか無かったと思う。昨年末くらい?。Canonがセンサーの外販を始めるなるニュースがあった。その時も「いやいや、誰がCanonのセンサーなんて使うんだよ、これを買い取る企業は大人の事情なんだろうなぁ」と思っていたのだから。

ちょっと考えれば判るお話。DxO Markの通り、センサー性能がSonyより劣っていたとしても、そして営業力、販売力、企画力など総合的にCanonと言う企業そのものが優れていようが、粗末な商品だったら消費者はそっぽを向く。でも世界で一番売れているレンズ交換式カメラシステムはCanonでしょう?。

本日の写真、勿論、EOS30Dでのコマ。この写真を選択するに当たってEOS30Dで撮影されたコマをざっと数百枚眺めたが、「写真はタイムマシーンである」、いやぁ、懐かしいなぁ、この時の撮影での出来事、良く覚えている。

RawTherapeeのニュートラルのまま露出補正+0.5EVし、フィルムシミュレーションのVeivla 100 Genericを使い現像した。DxO Film PackのGeneric Fuji Velvia 100と実は同じ発色。DxO Film Packは有料だがRawTherapaeeは無料である。

意外と地味っしょ?。でもこれは現行フィルムのVelvia 100Fと同じ傾向にある。そう、フィルムはデジタルカメラ程彩度は高くない!。


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コメント

  1. 型落ちハンター | URL | 4ARdecsc

    私がCanonに興味を示さない理由はもちろん敵だからってこともありますが(笑)、センサーの性能が相対的に低いんですよね。Canon製がSonyより絶対性能に劣るということもあるでしょうが、最大の要因はセンサーサイズの差ではないかと思っています。ご存知のようにCanonのAPS-CセンサーはNikonより一回り小さく、135換算の倍率が1.6倍となります。

    DxOmarkのスコアを見ると、Kissクラスではm4/3に毛が生えた程度の性能しかないんですよね。Nikonの足下にも及びません。やっぱりセンサーサイズは嘘をつかないんです。それに同じ18-55mmのズームでも換算29mm始まりになってしまうわけですから、CanonのAPS-Cは絶対買わないと思ってしまいますね・・

  2. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    私もいろいろとレンズ交換式デジカメを使っていますが、CANONは使ったことがありません。
    まあ、メインをNikonで揃えているとCanonは通常ないですけどね。
    普段よく近所で野鳥を撮っている方々のデジカメは台数的にはnikonとcanonとあまり変わらないのですが、高級機と成るとCanonに軍配が上がります。
    1DXに単焦点の500mmという組み合わせの方が複数いるのは驚きですよ。

  3. auf | URL | 3eyVfeeo

    針葉樹の葉が綿飴に・・・って2000年ころデジタルカメラ最大の欠点として
    よく言われましたね.たしかに風景を撮ると気になったものです.USMをマル
    チで掛けたりして.

    でも最近は全然言われないし僕自身も気にしてないです.EOS 5Dの時点であま
    り気にならなくなったような.

    カメラのメーカー,僕はどこでもいいです.強いて言えばパナに親しみを持っ
    てるかな.

  4. BigDaddy | URL | -

    > 型落ちハンター さん

    多分、SonyよりもCanonのセンサーが劣っていてもRAWから現像すればどうにでもなる気がします。また一般のAPS-Cセンサーよりも一回り小さい、これもあんまり気にならないのですが、仰る通り、Kiss系は勿論の事、7DIIでもOlympusのE-M1marIIが全て上回ってしまっているってのは幾ら一民間企業のテスト結果とは言え、DxOの数値、ちょいと微妙ですよね(笑)。

    特にダイナミックレンジ番長のK-5を使っていた身としては「同じAPS-Cでm4/3と大して変わらないカメラ」、そんな認識を持つのは確かです。SonyとCanon、センサー性能に大きく差がある、同じ日本企業として不思議なんですが、何か特許絡みでCanonが踏み込めない何かがあるのかもしれませんね。

    まぁでもやっぱり私には「でかい」、そのイメージの方が悪いです。

  5. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    面白い事にフィルム時代からCanonとNikonの両方を使っていると言うユーザーって少ないんですよね。私は当時Canon派でしたからNikonは一度も触った事無かったですし、周囲のNikonユーザーは反対にCanonカメラを知らないって人が多かったように感じます。それがデジタルの今でも同じなんですね。

    サンニッパだって普通の人は買いませんよね(笑)。1DXに単焦点の500mm!、さすがにそれを見栄で買う人はいないと思いますので、まぁ野鳥に命賭けているんでしょうし、そのセットがその人にとって鳥撮りには最適なのでしょうね。

  6. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    でも確かEOS50Dか60Dでそういう写真を仰山見た記憶があるんですよね(笑)。それで1500万画素を超えるCanonカメラはJPG撮って出しは駄目、RAWから現像しないと、そう思い込んでいました。

    勿論Sonyの2400万画素センサーでも遠景の草なんて単なる「色」になったりしますから、Canonだけがどーのって話ではないと思いますけどね。それを草として見たかったら大金で中判デジタルに行けって事なのでしょう。

    私もカメラメーカーどこでも良いのですが、やっぱりでっかいのは駄目ですねぇ。体力云々ではなく、「おしゃれじゃない」と思っちゃうんです。Pentax 645Zなんかを街で使ったら逆におしゃれかもしれませんけど(笑)。

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