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Olympus OM-D EM-5markIIレビューその14 超高感度での撮影で感じた事

2017年03月03日 00:00

グリーンハウスもこの時期は緑が無い!

グリーンハウスもこの時期は緑が無い!


Olympus OM-D E-M5markII, M.Zuiko 12-50mMF3.5-6.3


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E-M5markIIは今までお伝えした通り、ブレ補正機能が半端でないので闇を撮ろうとしない限り、静物撮影ではISO1600まで上がる事はほとんどない。カメラにおんぶに抱っこ、ほんのちょっとのカメラマンの努力、そしていつもの神頼みを持ってすれば暗い廃墟の屋内撮影でもレンズを絞り込む必要が無い限り、ISO800止まり。

しかし敢えてISO1600以上で撮影してみた。ノイズに関しては次回に述べるとして今回はタイトルの通り、超高感度域で撮影した際に感じた事を書いていきたい。

撮影は超高感度テストで使っているいつものグリーンハウス(チャリンコ墓場)。

ここは偶然見つけた笑っちゃうくらいの都内でも珍しいフリーパスの廃墟なのだが、なにしろ交通の便が悪い。うちからだと直線距離は大してないのに電車の乗り換えを必要とし、さらに徒歩でトコトコと歩かないとそこに行けない。結果、チャリンコで疾走するのだが、もう寒いったりゃありゃしない。

ブログネタ用の超高感度のテストなら近くの公園に出向いてチャチャッと撮っちゃおうかと思ったくらい行くのが億劫だった。コンビニ買い物のついでに夜の公園でISO1600、3200、6400と3枚撮っておしまい!。それで十分でしょう(笑)。あとはお得意の脱線で文章量を増やせば体裁を保てる。

しかしレビュー番外編と題して今までここを撮影してきたカメラ(K20D、K-5、X-E2、α7、α6000、GX7)との比較記事を書くのも面白いなぁと己に鞭を打って出掛けたさ。

現地到着~。チャリンコで血流が良くなった直後に静止してパチパチしていると鼻水がブヒョブヒョ(笑)。シャッターを押したと同時に鼻水をズルッとすすってブレブレ。さすがにのE-M5markIIの強力なブレ補正をもってしても鼻水ズルッの時には効果は無い。

では超高感度で撮影して気付いた点を幾つか・・・。

厄介なのが本来EVFは撮影された像を同じものを提供しなくちゃならず、EVFで覗いたままの像がJPGとして生成されなくちゃいけないのにSony α7でも感じた事として、どうも今のEVF技術だと低輝度の風景に対しては無理があるようで、1段以上明るく仕上がってしまう時があるんだ。

どのくらいからEVFの明るさが嘘を吐くか?、ちゃんとテストした訳じゃないが、E-M5markIIで言えばISO800の時、これは流石にこのカメラを持ってしてもブレとの戦いだな、保険でISO1600のコマも押さえよう、と思ったくらいからそれが始まる。

今回、その辺の事情をな~んにも考えず、EVFの像だけを信じてパチパチしていたのでISO1600、3200で撮っているが、これってISO800、1600でもカメラが頑張れば行けるじゃん!、って写真を大量生産してしまった。

超高感度域の写真は肉眼と同じ明るさになるように撮影するよりも半段~1段くらい明るく撮影しておいた方がそれでISO感度が上がっても現像処理が楽なのは事実。

暗い風景を暗く写すとその時点でコントラストがなくなり、眠たい写真になってしまう。その眠たい写真をノイズリダクションでさらに眠たくさせるのだから、そうなるとどこかにメリハリをつける為に明るい部分をより明るく・・・、そんな処理を始める手間が掛かる。

むしろ最初から「うわっ!、明るい!」と思った写真の方が暗くしたい部分だけ暗くすれば良いのだから感度を上げた事により、ノイズが増えても結果的にノイズが見えない写真になる。

しかしE-M5markIIもα7も時折、これって2段近く明るく写ってんじゃないか?、そんな写真もあり、さすがにそうなると「もっと感度下げられたじゃねぇか!、このバカメラが!」となっちまう。

この手の撮影では面倒でも試写をし、その像をライブビューではなくEVFで確認し、明るさを決定するべきだ。

そうそう、それとE-M5markIIには「露出基準調整」と言う機能がある。これはとってもあり難い。この機能はどのカメラにも標準で装備するべきだと声を大にして言いたい。今まで使ってきたカメラの全てと言って良いだろう、あくまでも私の好みであるが、どんな風景でも明るく写り過ぎる、-0.3~-0.5くらいにしたくなる。

E-M5markIIでも同じ。明るい!。そこで今回の高感度テスト後、この露出基準調整を-1/2EVにした。これを行うと明るい風景や白色の物体などは常にプラス補正を強いられるが、輝度が十分ある風景ではEVFはほぼ見た目に写るので暗いと思えばプラスに振れば良いだけ。

またこれを書いている今、カメラを操作して気付いたのだが、この露出基準調整、マイセット毎に保存出来るじゃないか!。となると話は簡単だ。-1/2段にしていたのを通常の撮影では-1/3EV、そして暗がり撮影用として登録したマイセット1で-2/3EVにしてみた。

マイセット1の露出基準値を-2/3EVした事で、上述した「1段以上明るく写ってねぇか?」が「半段くらい明るく写ってねぇか?」に変わり、ちょうど良い。

現在マイセット1はMモード、ISO手動の従来のマニュアル露出で作動させているので、あとはEVF内の露出計を見ながらシャッタースピード、絞り、ISO感度を調節し、露出計が-0.5EVを示せばちょうど良い塩梅。勿論、風景、明るさによって異なるので試写は必要だろう。

暗い場所の撮影が多いカメラマンは暗がり用として露出基準調整をマイセットに登録した方が失敗は少ないと思う。

それにしてもSonyのメニューも糞だったが、Olympusのメニューも同等、もしくはそれ以上ってくらいに複雑で糞だ。

Olympusはこの手の設定は歯車マークの「カスタムメニュー」で行う。そしてこのカスタムメニューはA~Kまでの11のサブカテゴリーに分けられている。

サブカテゴリの中に「露出/測光/ISO」があるから当然ここに「露出基準調整」があると思うでしょう?。でもないんだ。これはマニュアルをくまなく読んでいるか、カスタムメニューに何があるか1つ1つチェックして行かないと判らない場所に存在している。こいつは「その他」の中に入っていやがるんだ。判らねぇって!。

あとなんだっけか?、幾ら探しても見つからない項目があった。マニュアルを見ればいいじゃないか?、そりゃぁおうちではマニュアルを見るさ。しかし現場にマニュアルなんて持っていかないでしょう?。スマホでPDFをダウンロードする?、馬鹿馬鹿しい(笑)。

次にこの手の撮影において、Lumxi GX7との使い勝手の違いに関して書いておこう。

GX7でもE-M5markIIでも絞り優先AEにしているとシャッタースピードを確保する代わりにISO感度をどんどんと上げていくようなプログラミングがされている。ブレ補正機能があるのだからシャッタースピードを下げてISO感度も下げたいのにそうはならない。だからMモードを使わざるを得ないのだが、GX7では絞り優先AEだけでもなんとかなっちゃう。

GX7のISO感度設定はAUTOを含めた感度のセットに加えてISO感度上限の変更も可能なんだ。上限がISO800の時「おいおい、ブレ補正があるのだからあと1段シャッタースピード下げられるじゃないか!」もしくは「うわっ、こりゃISO3200は必要だぞ!」と思えばISO感度設定に割り当てているFnボタンを押してISO感度上限の値を400、3200にセットすれば良い。

しかしE-M5markIIのISO感度設定はISO感度上限を変更する機能は無い。ISO感度の上限を変更したければ先程のカスタムメニューから「露出/測光/ISO」を選び、掘り下げていかないとならない。撮影中にソレを頻繁に行うのは無理がある。となるとISO感度を手動でセットするしかない。

GX7もE-MmarkIIもISO感度設定の並びがAUTO、LOWとか200、400、800、1600・・・となっているからISO AUTOからISO3200にセットするとなるとそれが1/3段設定になっていたらダイヤルを延々と右にクリクリと回す事になる。回し過ぎてISO6400になったりもしちゃう。

そしていざISO3200で撮影したとしよう。その後、再びISOオートに戻してやらなくちゃならない。今度はダイヤルを左にクリクリと回し、結果、行き過ぎちゃって反対側の端っこのISO25600になっちゃう・・・。

これがホントにイラッとする。運良くGX7の仕様はISO感度上限は1段毎でしか設定が出来ないのでISO800からISO3200にするのは2度ダイヤルを回すだけで良い。戻す時も同じ。

E-M5markIIにはISO感度設定を呼び出すには4つの方法がある。

1、モニターのスーパーコンパネ画面からタッチ、もしくは十字ボタンでISO感度を設定する
2、Fnボタンにその機能をセットし、ボタン押下により設定する
3、モニターをLVにし、OKボタンでLVスーパーコンパネを表示させスーパーコンパネと同様の設定する
4、メニューから掘り下げる

4は論外だし、EVFを常用するのなら1と3もまず使わないだろう。多くの方は2で運用していると思う。しかしFnボタンにISO感度設定を割り当てるともれなく同時にホワイトバランス設定も付いてきちゃう。前ダイヤルISO、後WB(もしくはその逆)、これは誤操作する。ISO感度を変更しようと思ってホワイトバラスをいじってしまう・・・。

E-M5MarkIIは誤操作させないようにモードダイヤルにロックボタンがあったりするのだが、何故こういう部分にまで気を配らないのだろうか?。

だからこの風景だけ、このコマだけ感度を大幅に変更したい、そんな時は絞り優先AEのまま使えるGX7がとっても楽。

Olympus OM-D EM-5markIIレビューその2 使い勝手に少し書いた通り、価格.comでOlympusカメラでカスタムメニューのフラッシュの低速制限を任意の値にセットするとフラッシュオフ時でもそのデータが活かされ、ISOオートのままシャッタースピードがカメラマンの意図通りになる、そんな会話がされているが、これは半分正しく半分間違っている。

どのシャッタースピードからそれが正しく動作するのは良く判らないが、例えば高速で移動する動体を撮る場合、フラッシュ低速制限を1/250secにセットすると確かに限りなく1/250secを維持しようとし、ISO感度が上限まで上がっていく。

しかし暗い場所で静物を狙う場合、ISO感度を上げずに1/2secまで粘って欲しい、そう考えフラッシュ低速制限を1/2secにセットしてもこれは働いてくれないんだ。なんだかんだとISO感度を上げやがる。どうやらOlympusの絞り優先AEはISO感度を積極的に上げていくプログラミングがされているようだ。

だから廃墟の屋内でブレる限界のシャッタースピードを使おうと思うとISOオートを解除し、任意のISO感度をセットするか、最初からAE(自動露出)を諦めてマニュアル露出で撮影するしかない。

楽なのはPentaxカメラだ。

ISOオートとISO感度設定は同軸上に存在しないんだ。ISOオートから手動で感度を設定する場合はISOボタンを押す。すると現在の露出に従ったISO感度が表示されるのでそこでダイヤルで回すだけ。

ISOオート上限を1600にセットしていたとしよう。ファインダーを覗いて露出を計ったら感度を1段上げないとブレてしまう。そんな時にISOボタンを押すとスタートが1600だからすぐに3200、6400にセットし直せる。しかもISOオートに戻す際はもう一度ISOボタン押して次にグリーンボタンを押すだけで瞬時で戻ってくれる。

E-M5markIIやGX7はISOオートと個々のISO感度が同軸上にあるから使い辛い。ISOオートはこのように独立しているべきであり、Pentaxはこの手の細かい配慮は半端じゃない。

「えっ?、Pentaxでも出来るのになんでこのカメラは出来ないだよ!」

Pentaxから他メーカーに移行したカメラマンの多くはそう思う筈だし、反対に他メーカーからPetnaxに乗り換えたカメラマンは、、、

「へぇ、こんな便利な機能があるんだ」

と驚かれるに違いない。

Pentaxでは当たり前の機能は他メーカーでは当たり前でない、もしくは最近ようやくその機能を追加されたようなのばかりかもしれない。
まだまだE-M5markIIには文句はある。

ノイズ軽減コンポジット用の素材を撮る場合、構図が乱れると合成する際、大きくトリミングされるのでなるべく構図を崩さずに一気に連写したい。当然電子シャッターの方がブレは少ない筈。しかしE-M5markIIは電子シャッターにすると別名静音モードと言うくらいでシャッター音がしない。

連写中、何枚撮影するか・・・、ISO1600なら4~6枚、3200なら6~8枚、6400なら8~10枚を基準としているのだが、連写中に音が鳴らないと判らない。ついついシャッターを押し続け、ISO1600で4枚で良いところを8枚も撮ってしまう。それが1回や2回なら気にならないが、コンポジットする場合はそこで撮影したカット全てに及ぶので無駄なコマが100枚以上!。GX7は電子音を鳴らせるのでその数を聞いていりゃ良い。

こういうのは使い続ければいずれ慣れてくるのだろうが、こうやってレビュー記事を書いているとついつい細かい部分にまでケチを付けたくなってしまう。

最後に今回の撮影での大失敗話を・・・。

せっかくだからとPentaxの50mmF1.4を持ち込み、ピント1点、浅~い深度の写真を数十枚撮影した。なんと全滅である。焦点距離の設定を忘れてしまったんだ。前回使った電子接点の無いレンズが100mm。だから100mmの設定のまま50mmで撮影していた。ブレブレ!。

Pentax K-5だと焦点距離設定を誤っても焦点距離やシャッタースピードによって偶然なのだろうが1割くらいブレていない写真が撮れるのだが、E-M5markIIは焦点距離別にブレ補正が最適化されているのだろう、ホントに全滅だからビックリした。


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