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Olympus OM-D EM-5markIIレビューその17 ノイズ軽減コンポジット

2017年03月11日 00:00

チャリンコ墓場

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Olympus OM-D E-M5markII, M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



E-M5markIIのライブコンポジットではなく、カメラレビュー恒例のPhotoshopで行うノイズ軽減用のコンポジットのお話。

レビューその15レビューその16でお伝えした通り、E-M5markIIのノイズ耐性はm4/3の割には優れているし、最強のブレ補正機能を持つお陰でISO感度を大幅に上げなくても暗い風景を撮れる。

通常の静物撮影ならISO800を超えない。しかしそれは「明るいレンズを装着した場合」に限られる。12-50mmは広角側でF3.5だが望遠側ではF6.3、25mmですでにF5.1の明るさしかなく、そうなると暗い場所ではISO1600が中心となっていく。

当然ISO3200、6400を使わざるを得ない時もあり、ISO3200の像はさほど悪いとは思わないものの、さすがにISO6400ともなると風景によっては使いたくない。m4/3センサーだからそれは仕方がない(これはAPS-CのPentax K-5やSony α6000でも同じ)。だからノイズ軽減コンポジットは必要不可欠だ。

今回の超高感度域でのテストではISO6400じゃなくちゃ駄目、そんな風景に出会わなかったが、一応参考までに。本日トップ写真、これはF5、1/8sec、ISO6400で撮影している(ブレ補正を信じて1/2sec、ISO1600でも撮れる風景)。

オリジナルJPGは下。見た目(こういう写真も「あり」ではあろうが)露出不足になっている。シャドー部の等倍切り出し像も掲載しておく(以下、等倍切り出し像はクリックで1000x1000ピクセルの像がポップアップされる)。


2017-03-01-02


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これだと暗いと判断し、トップ写真のようにシャドー部だけをプッシュした。Lightroomで輝度ノイズはそのままにカラーノイズだけ取り去ったのが次の切り出し像。


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さすがにここまでノイズが荒いとA4プリント程度でも画質の悪さは見えてしまう。そこでコンポジットである。このカットは7コマ撮影していたので同じ現像処理を施し、Photoshopに渡し、合成、スタック、平均値を取ってノイズを軽減させ、さらにCamera Rawを呼び出し、コントラストを高めたりしたのがトップ写真となる。等倍切り出しは下。


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Adobeのフォトプランを申し込めばLightroomとPhotoshopを自由に利用出来、ちょっとの手間でこういう事が可能なのだから、撮影中はそれも考慮し、様々な撮影を試みるべきだ。

画像の合成にはパソコン、ハードウェアのパワーが必要になる。ノートパソコンのように2~4GB程度のメモリでは1600万画素のカメラなら6枚の合成が処理時間に我慢出来る限界だろう。1600万画素カメラなら8GB、それ以上の画総数ならば16GBのメモリは積みたいところだ。

Lightroom等で調整した写真を直接Photoshopに渡すのでなく、一度JPGに保存し圧縮してもやはり8GBは必要なので、これからノートパソコンを買われるような方は、どれだけ増設メモリを追加出来るか、それを知るべきだろう。安いノートパソコンは4GBしか詰めないものばかりだ。
ISO400、ISO800で撮れるのならわざわざこんな作業は不要だが、135センサーを下回る面積のセンサーならISO1600まで上がったらコンポジット用のコマも撮っておくべきだと思う。ISO1600の像を従来のノイズリダクション処理に委ねた場合とPhothospでコンポジットした際のノイズの軽減効果、どちらが優れているか?。

A3プリント前提で、適切な露出を与えていればどっちでも構わないが、今回のようにシャドー部を無理に明るくした場合には確実に後者の画質が上回る。

但し、コンポジットにも欠点はある。

・手持ち撮影となるのでPhotoshopが微妙に異なる構図をそれを上手く合成する為に外周がトリミングされる
・1コマでも構図が大きくずれると合成が上手く行かない時がある
・ノイズだけでなく輪郭部分も多少甘くなる
・ピンボケ、手振れていたら(それらのコマを排除しない限り)おしまい
・被写体が動いたら被写体ブレとして現れ、風景ならば動感を表現出来ても、人物や動物ならこの手法は諦めるしかない

でもやる価値は大いにある。1秒のシャッタースピードで風景を止めるにはカメラと人間が頑張る、そしてコンポジットはパソコンとPhotoshopが頑張る、その違いでしかない。

例えばだ。カメラがてんで頑張ってくれないOlympus E-P3。史上最悪のセンサーは当時のPanasonicの技術力は他社に全く追い付けず、風景専門のカメラマンならISO400が限界、それ以外の人でもISO800を超えた写真は撮らないであろうくらい高感度域の性能が皆無だった。

私はノイズには寛容だし、自分の撮る風景には多少ノイズが残っていても影響を受け辛くISO1600まで常用しているが、そんなタイプでもISO3200はちょっと遠慮したくなる。それでも6コマでコンポジットすれば問題のない写真になってくれるし、撮影意図とでも言おうか?、工夫次第で、誰もこのカメラで撮りたいとは思わないであろうISO6400も使える。

Olympus E-P3レビューその16 高感度画質、コンポジット

パソコンとPhothshopが頑張ってくれるのだから、ノイズ耐性が今の基準を大きく下回っているカメラでも効果が高く(古いコンデジだって連写さえ出来れば効果がある)、合成する枚数により大きく改善されるし、超高感度域が得意なカメラはより一層画質が向上する。特にローパスフィルターレスのカメラは超高感度域でもコントラスト(輪郭)が強いので効果が高いようだ。

勿論、このノイズ軽減コンポジットと言うレタッチはJPG撮って出し派の方でも使える。その際、ノイズは合成中に取り除かれるのだから、わざわざ輪郭を消してしまうカメラ側のノイズリダクションはオフが望ましい。

E-M5markIIはISO800までは文句のない写真を提供してくれるので常にノイズリダクションはオフでも構わないだろう。また私のように通常撮影ではシャープネスを+1にしているとノイズリダクションはオフよりも弱をセットした方が良く、となるとマイセットにコンポジット用の設定として低振動シャッター、連写、ノイズリダクションオフで登録しておけば使い勝手は向上する。


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