にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です

Olympus OM-D EM-5markIIレビューその18 強力な手振れ補正におけるスローシャッターの効果

2017年03月17日 00:00

湧水

湧水


Olympus OM-D E-M5markII, M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



手持ちで1秒のシャッタースピードでも風景が止まってくれるE-M5markII、これは何も暗い場所だけに必要な機能じゃない。明るいところでもこの恩恵は大きい。

トップ写真のように滝や川の流れを雲や糸のように表現出来たり、人の流れ、車の流れなどがスローシャッターにより残像が面白い効果を生む。

水流、流れの強さにより1/4~1secくらいで雲や糸のように見えてくる。だからE-M5markIIでなくとも手持ちで1/4secが使えるカメラならそれっぽい写真を撮れてしまう。となるとPentax K-5もSony α6000もLumix GX7も頑張れば手持ちで行ける!、・・・、ではあるが・・・。

私個人は1/4secだと雲や糸になってくれるギリギリのラインだと思っており、流れの強さによっては1/2sec~1secにしたい時も多いだろう。また今挙げたカメラでも手持ちで1/4secは使えるとは言え、それはレンズに広角の焦点距離を使った時に限られる。

結果、レンズの標準域までなら1secで楽勝で止まってくれる、100mmで1/2sec、200mmで1/4secが使えるE-M5markIIがその手の撮影には最高のツールとなる(勿論それぞれ何枚か保険を掛ける必要がある)。

E-M5markII以外にもE-M10markII、E-M1、E-M1markII、PEN-F、E-P5、この辺のカメラは全て5軸手振れ補正機構があるのでどんなに悪くても135換算で中望遠くらいまでは1/2~1/3secでは確実に止まる筈で、Olympusカメラが手持ちでこれらの撮影に長けていると言って良い。

三脚に4000万画素を超える135フォーマット、中判デジタルフォーマットのカメラを付けて撮影すればそれは見事な写真が出来上がるのは判る。しかし全倍(90x60センチ)くらいまで大伸ばししない限り、小さなm4/3センサーでも気軽に手持ちでそれが撮れるのだから、シチュエーションによって機材を使い分ける、デジタル時代の今は当たり前となった。

5年くらい前かな?、写真、カメラ関連の掲示板を見ていると135フォーマット、APS-Cフォーマット、m4/3フォーマット、ブラインドテストでもすぐにどれか判る、やっぱり135フォーマットは違う!、と結構な数のカメラマンがそう呟いていた。

しかしどうだろう、最近、そんな事を言うのを恥ずかしいと感じ出したのか(ブラインドテストでフォーマットの違いを当てられない)、常に小さなフォーマットのカメラを馬鹿にする135フォーマット原理主義者を除き、「プリントしたらどれがどれだか判らない」と言った正直な人が増えてきた。

Pentaxから645Dを、Sonyからα7を借りた事があるから中判デジタルからm4/3フォーマットまで一通り使っている私でもA3、A3ノビプリント程度だとブラインドテストされたら当てる自信は全く無い。

事ある毎に専門家に「センサーフォーマットの違いが判るか?」と問うている。量販店の販売員、カメラメーカーの人(修理や調整で訪れた際)、写真展に写真家本人がいらっしゃった、撮影地で仲良くなったカメラマンetc・・・。ほとんどの人が「プリントしたら判らない」と言う。

さすがにプロカメラマンでm4/3しか使っていない、そんな人はいないと思うが、用途に合わせてm4/3を使うプロもどんどんと増えてきたらしい。

次のネタで画素数に関して述べたいと思うが、m4/3の小さなセンサーにおもちゃみたいなレンズでもA3程度のプリントならば十分に鑑賞に堪えられる写真を作れる。まぁそうでなかったら岩合さんだってOlympusのカメラを使わないだろう。

特に今回のような描写はレンズを絞り込んだ風景になり、ならば小さなセンサーでも手振れ補正機能が優秀なカメラの方が適している気がしてならない。ぶっちゃけm4/3よりも小さな1型、1/1.7型のコンデジでももし手振れ補正が優秀で1秒で止まってくれるのならそれで十分だとも思っている。

※しかもコンデジだと機種によってデジタルでNDフィルターを掛けられるので小絞りボケにも見舞われない可能性もある

カメラの進化により不可能が可能になった。超高感度での撮影、夜景、そして今回のように水流や動体への表現方法・・・。かつては三脚利用が常識だったのが今では不要だ。

冒頭に「手持ちで1/4secが使えるカメラならそれっぽい写真を撮れてしまう。となるとPentax K-5もSony α6000もLumix GX7も頑張れば手持ちで行ける!」と書いた。では実際にPentax K-5でどうだったか、過去の写真を調べた。

するとK-5の限界は1/6secだと判った。17mm(135換算約26mm)だと1/4secでも止まっている写真もあるが、かなり確率が悪い。勿論10枚連写すれば必ず止まる写真は出るのだろうが、K-5の手振れ補正を信用していないからハナっから1/4secで頑張ろうとは思っていなかった節がある。


2017-03-17-02


Pentax K-5, Sigma 17-70mmF2.8-4 OS HS


上は63mm(135換算90mmちょっと)の焦点距離で1/8secの写真。手持ちで6枚撮影しているが、ピタリと止まった写真は1枚もない。この写真もA3プリントでは判らないだろうが、実際には微ブレしている。

1/6secだと滝や川の流れを糸のように表現出来る。しかしこれも標準域まで。中望遠ともなると1/8sec、さらに135換算で100mmを超えると1/10secが限界だったようだ。E-M5markIIは中望遠域で1/2sec、200mmを超えるような望遠域でも1/8secが使える。要するにどんな焦点距離でも今回のような表現が可能。

「Pentax KPならISO25600まで常用域っぽい、手振れ補正も5段あるらしい、E-M5markIIより遥かに表現力が増すぞ!」

ご尤も。そりゃぁそうだ。Pentax渾身の2017年モデルなのだから。でもそれを言い出したらきりがないの。だったら「E-M5markIIは初心者でも2秒で止まるらしいぜ!」となっちまうし、Fujifilm GFX50SやPentax 645Zに三脚を使って究極の高画質の写真を撮るしかないでしょう?。となると高価で大きく重たい機材持って長距離移動出来る財力と体力を作るの先だろっ!、そういう妙な結論になる。

表現力が高い低いなんて話は手持ちの機材だけで考えるべし。うちなら昨年までメインカメラとして頑張ってくれたK-5との比較になる。今後KPを視野に入れているのなら様々な情報を漁り比較検討する。しかしすでにPentaxと決別する決心が付いているので意味が無い(勿論ISO25600が常用可能、5段の手振れ補正効果、これは無茶苦茶羨ましい)。

何はともあれ今までこの手の撮影はほぼ諦めていたのでE-M5markIIは自分にとってK-5を上回る信頼を獲得したと言える。

さて、E-M5markIIよりも手振れ補正効果の弱いそんなK-5でも楽勝でこの手の表現が出来ちゃう。それはノイズ軽減コンポジットと同じ手法を使う。


2017-03-17-03


Pentax K-3, Tamron 18-200mmF3.5-6.3II


おっと、残念ながらK-5でコンポジットした写真が見つからず、以前Ricohから借りたK-3でのコマ・・・。合成する前の写真は下。


2017-03-17-04


シャッタースピードは1/30sec。水流を表現する際に一番使っちゃいけない中途半端なシャッタースピード。これを7コマ撮影し、Photoshopで合成した。多分1/60secでも同じような効果になる。これだと手振れ補正機能のないカメラ(例えばFujifilmのカメラに単焦点レンズ)でもこういう表現を手持ちで出来ちゃう。


にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です



コメント

  1. tsunomagari | URL | -

    手持ちでスローシャッターいいですね。
    私の撮るスナップ写真、特にベトナムの風景だとバイクがスローシャッターでいい感じに写るんです。

    NDフィルター付きのカメラありますね。
    ヨドバシでパナのネオ一眼を見かけて、思わずスゲーと思いました。
    1インチセンサー搭載で広角から超望遠にNDフィルター、手振れ効果は不明ですが、ちょっとだけ欲しいと思いました。

  2. ピンぼけ小僧 | URL | EBUSheBA

    fujifilm X100はNDフイルターあります。手ぶれは補正はありませんが^^

  3. auf | URL | 3eyVfeeo

    手ブレ補正そんなに使わないんですが(使えるレンズが一本しかない)高感
    度が普通に使える,それだけで三脚の出番が減りました.ボディ内補正が常
    識になるとさらに減ると思われます.三脚6,7本持ってるんだけどどうした
    ものか.(笑)

  4. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    なんでも手持ちで撮れる時代がやってきましたねぇ。

    ネオ一眼レフはでかいなぁと思うのですが、この前ビッグカメラで「これなんだ?」と思ったのがTX1でした。コンデジなのになんでこんなに高いんだ?、と思ってスペック見るとなるほどこれくらいするわなぁと。1型センサー、換算25-250mm、4K・・・。これで100mmくらいまでで良いので1/4秒で止まってくれればこれ1台で私が撮る風景の90%は撮れるなぁと(笑)。

    この前、デジカメWatchだったか、8倍以上のNDフィルターを使ってなんて特集記事があって、なるほど、それを使えば昼間にスローシャッターが使えて、ベトナムじゃなくても(笑)、面白いスナップが撮れるなぁと。しかも動いている人物はブレるので肖像権云々も関係なしですしね。とりあえず可変式のNDフィルターを買おうと思っています。銀座とか原宿で使いたいです。

  5. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    まじすか!。ホントだ、光量が1/8になるのが入っているんですね。これ、レンズ交換式にも入れられないんですかね。かなり高価になるのかなぁ。最近可変式のNDフィルターがあるってのを知って、それを買おうかなと思っています。

  6. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    私は手振れ補正がないと駄目な体になっています(笑)。だからα6000にマウントアダプターで単焦点レンズを使っていると時折、それを忘れてブレブレ写真が・・・。ペンタ645用の75mmを110mm相当で使っているですが、1/60secでブレますもん。

    三脚はスリックのを1本しか持っていません。ブツ撮りとか、鉄道とか同じ構図で撮影するのなら三脚は楽なんですが、それ以外で使う事はもうないでしょうねぇ。一脚も最近全く使っていません。一脚よりもカメラの手振れ補正の方が良い結果が出るんですよ~。まぁPenatax 645を使う時は一脚のお世話になっていますし、E-M5markIIだと一脚とのコンビで頑張れば2秒が切れるんですけどね(笑)。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)