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Lumix GX7の微ブレ問題を検証する

2017年05月02日 00:00

キューポラのある風景

キューポラのある風景


Lumix GX7, G14-45mmF3.5-5.6


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



どんなカメラでも三脚でガチガチに固定しても微ブレは起こるらしい。シャッターが機械的に動くのならばそれは避けられない。OlympusやSonyのミラーレスカメラは電子先幕シャッター(Olympusは低振動モードと言う)を使う事でそれを解決しているが、Lumix GX7には電子先幕シャッターなる機能がない!。

えっ!、だとするとGX7を購入したのが昨年の3月だから丸々1年、微ブレた写真を俺は撮っていたのか!?。そこで一体どれだけブレるのか検証してみた。

GX7には電子先幕シャッターなる機能が無い。あるのは機械シャッターと電子シャッターのみ。電子シャッターは機械シャッターを使わない方式で欠点として主に動体で被写体がねじれてしまう一般に「ローリング歪み」、「こんにゃく現象」と呼ばれる欠点が出る。ご存じない方は「ローリング歪み こんにゃく現象」で検索されたし。

また色々なサイトを見ていると静物でも電子シャッターだと歪む事が判った。これは手振れ補正をオンにしている際、センサーが手振れに応じて動いているからそれが像に現れてしまう。近頃のカメラのシャッターは縦走り式を採用しているので縦線が歪んでしまう事がある。

ただこれは電子シャッターのせいでなく、手振れ補正の欠点だと言う意見もあるようで正直良く判らん。とにかく像の歪みを完全に無くすにはボディ側の手振れ補正機能をオフにするか、手振れ補正が働かない高速シャッタースピードを使うかしかないのは確かなようだ。

GX7の場合はレンズ側に手振れ補正機構があればボディ側がオフになるのでそのセットで使っている分には静物撮影ではほとんど歪みは出ないと考えて良いかもしれないが、手振れ補正のない単焦点レンズも多用するので油断は禁物なのかもしれない。

もう1つ大きな欠点がある。それはフリッカーと呼ばれる現象。主に蛍光灯下で出る現象でこれはコンデジでもGX7でも何度か経験している。対処法としてはシャッタースピードを1/100sec以下で撮る事でおおよそ室内での撮影はそんなシャッタースピードは上がらないのでさほど気にしなくても良いが、フリッカーが出る時は盛大に出てそれは失敗写真でしかないので注意は必要だ。

とにもかくにも機械シャッターで微ブレを通り越して目に余るような小ブレが出てしまうのなら今後はこんにゃく現象やフリッカーの恐怖におびえながらも電子シャッターを使わざるを得ず、Olympus OM-D EM-5markIIレビューその21 微ブレ問題は解消されたのか?、これを下書きした翌日、早速テストをしたのだった。

ここでもう一度おさらいをしよう。本ブログでは「微ブレ」と「小ブレ」を使い分けている。

1、微ブレ

等倍で見ると像が二重になっていないからブレていないとは思うが、なんとなく解像感がなかったり、中央はガチピンなのに周辺部になると粗悪レンズを使ったようにピントがズレているような写真。

そして完全にブレていない写真と等倍にて比較して初めて「あっ!、ブレているじゃないか!」・・・。

その手のブレを「微ブレ」と呼んでいる。

2、小ブレ

パソコンのモニターに全体像を表示している時に解像感がないと感じ、等倍にした瞬間、ブレていない写真と比較するまでもなく、確実にブレているのが判る、これを本ブログでは「小ブレ」と呼んでいる。

下のように書いた方が判りやすいかも・・・。

微ブレ:
「なんとなく眠たい、そしてブレていない写真と比較するとブレているのが判る」
小ブレ
「等倍表示した瞬間に明らかに解像感が欠落、もしくはブレているのが判る」

微ブレ:
「2倍まで拡大してもピント位置はそれなりに見える」
小ブレ:
「2倍まで拡大したら見られたもんじゃない」

微ブレ:
「現像ソフトでシャープネスを強めに調整すれば(等倍時でも)問題ない」
小ブレ:
「現像ソフトでシャープネスを強めてもなんだかスッキリしない、これを小ブレ」
要するに微ブレはブレていない写真と比較すると「なんだかなぁ」とは思うが、使用に耐えられる写真。でも以前Olympus E-P3で起こったブレは問題視せざるを得ない小ブレ。

Olympus E-P3レビューその26 不具合?
Olympus E-P3レビューその27 不具合のその後&立体感とは?

そしてE-M5markIIは上に記したE-M5markIIレビューその21の通り、それは「微ブレ」でありおおよそ無視しても問題ないレベルだった。

まぁ今までGX7が小ブレしているとは感じていないのだから気にしなくても良さそうだが、とにかくテストしないと気持ち悪くてしょ~がない。

先に結果を書いちゃおう。

「機械シャッターでは確実に『微ブレ』しており、電子シャッター使用時にはそれが解消される」

以下、等倍の部分切り出しはマウスクリックで1000x1000ピクセルとなる。また今回、ピンボケや手振れと言った他の要因を排除する為にカット毎に3コマずつ撮影しているので、描写の違いは機械シャッターと電子シャッターの違いでしかないと断言出来る。


全体

2017-05-02-02


機械シャッター部分切り出し

2017-05-02-03


電子シャッター部分切り出し

2017-05-02-04


これはLumix 14-45mmF3.5-5.6の45mmをF8まで絞り、1/125secで撮影している。

一目瞭然、A4プリントなら違いは判らないだろうが、これくらい描写に異なるとA3プリントで比較したら確実に機械シャッターで微ブレを起こしているのが判る。勿論比較しなければ微ブレとは気づかないだろう。しかし「レンズの描写悪くないか?」と言われてしまうかもしれない写真。

次に45mm、F9、1/200secで撮影した写真。


全体

2017-05-02-05


機械シャッター部分切り出し

2017-05-02-06


電子シャッター部分切り出し

2017-05-02-07


これも等倍で比較したら明らかに機械シャッターではブレているのが判る。しかしこれくらい遠方で、被写体がこのように遠景で人工物中心ならばさほど気にしなくて良いと思う。A3プリントならまず気付かれない。A2プリントでどうか?、ってところだが、どのみちA2プリントなんて皆さんされないでしょう?。

次に22mm、F8、1/125secで撮影したカットを。


全体

2017-05-02-08


機械シャッター部分切り出し

2017-05-02-09


電子シャッター部分切り出し

2017-05-02-10


等倍でじっくりと観察すれば違いが判るが、この風景では微ブレは無視しても良いレベルだろう。同じ場所で31mmで撮影した写真もほぼ同じ。無視しても構わない微ブレだった。

最後に41mmで撮影した写真をご覧頂こう。全体像はトップ写真。これは45mmと同様に等倍比較した瞬間に明らかにブレているのが判る。


機械シャッター部分切り出し

2017-05-02-11


電子シャッター部分切り出し

2017-05-02-12


キューポラ煙突の質感が丸で異なるでしょう?。勿論、これは等倍にして気付くレベルなので小ブレではなくギリギリ微ブレと言えるかな?。

ズームレンズの最広角から最望遠までくまなく16カット撮影して、機械シャッターの微ブレが気になるのはおおよそ40mmを超えてから。しかもカットによっては解像感が著しく悪く、小ブレに認定したくなるのもあった。

もしかするとレンズの描写力も関係するのかもしれない。14-45mmF3.5-5.6はミラーレスカメラ創世記の古いレンズであるが描写力は今でも通用する。それでも望遠側は広角~標準よりも劣っているのかもしれない。これに微ブレが加わって解像感を失っている可能性もある。

うーん、これは難しい判断だ。40mm以降の解像感を見るとA3プリントで問題はないと感じるものの、シャープネス調整などは等倍にしてチェックするのだからここまで違うのを確認してしまうと精神的に機械シャッターは使いたくないのは事実。

何故これに今まで気付かなかったのか?。

単純に望遠側の描写力が少し悪いと最初から思い込んでいたのとローパスフィルターのあるカメラだから遠景が寝ぼけているのは当たり前、そう考えていた。

また撮って出しJPGはせいぜい構図確認用としてチラ見するだけでほとんど採用せず、見るのはRAWファイル。となるとちょっと解像感がないくらいならシャープネスを足してしまえば済む問題。

そう、ここで解像感がないと言っている40mmを超えてからの風景はLightroomでシャープネスをデフォルトの25から50にするだけでこの微ブレは全く気にならなくなるんだ。

うん、ここ重要ポイント!。もう一度太字で!。

GX7の機械シャッターは本ブログで定義した微ブレは確認出来る。微ブレはA3プリントではほとんど気にならないものだし、Lightroom等の汎用現像ソフトでシャープネスを少し強めるだけで等倍で確認してもおおよそ満足する写真になる!。

とは言え、今後少しの間テスト的に電子シャッターを使ってみようと思う。その際にローリング歪みが頻出するようなら今までの通り機械シャッターを使う、そうでなければ動体撮影以外では電子シャッターを利用する事になるだろう。

結論を出すのは3ヵ月後くらいを予定している。


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コメント

  1. auf | URL | 3eyVfeeo

    ボディ内手ブレ補正と電子シャッターの相性が悪いとは始めて知りました.
    まぁ今のところはカンケイナイんですが.DMC-G5使っていたときはずっと
    電子シャッターでした.フリッカーは要注意ですね.蛍光灯の他にも水銀
    灯,ナトリウム灯で問題になります.

    今のキューポラってこんな形なんですね.

  2. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    135mmを超えたくらいから手振れ補正の揺らぎが大きくなり、それが動体撮影と似たような状態になってしまうんじゃないでしょうかね?。ですから細かな動きをする広角~標準くらいまではほぼ問題ないんだと思います。あとは町の夜景撮影でどれだけ街灯で影響があるかでしょうね。夜景撮影の場合はメカで切った方が良いのかなぁ。今度試してみます。

    キューポラで有名な埼玉は川口で2009~2012年くらいに掛けて当時現存していたキューポラを1基を残して全て撮影している筈で、それでも10基はなかったかと思います。基本はほぼこんな形であとは煙突が2つ連結されていたり、周辺に良く判らないパイプが仰山あったりでしたねぇ。何故1基を撮っていないか?。それは無茶苦茶とんでもない場所にあり、行くのがかったるかったからでした(笑)。

  3. ピンぼけ小僧 | URL | es1fYYdE

    panasonicの手ぶれ補正、dual i.s.2に進化しましたがどうなですかね。
    レンズもdual i.s.2に替えないといけないようですが。

    私はLumixG7、電子シャッターばかり使っています。

  4. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    数年後、うちのGX7はGX7markIIに変わっているでしょうが、今調べたところGX7markIIはDual.I.S.2にはならないようですね。まぁ通常4段の補正があれば問題はないでしょうけど最新の技術はやはり気になりますよね。私の場合、GX7でも人間ジャイロセンサーで頑張っていますので今のところは大丈夫かなと(笑)。

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