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MarkIIじゃないOlympus E-M1を買ってもぉた~レビューその11 Lumix G14-45mmF3.5-5.6はスゲェ

2017年06月13日 00:00

Tokyo Snap

Tokyo Snap


Olympus OM-D E-M1, Lumix G14-45mmF3.5-5.6


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



前回のレビューの通り、Olympus M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3は12mm側の描写は褒められたものではないものの、それ以外の焦点距離では極普通の描写をし、お値段、そして防塵防滴仕様を考えれば費用対効果が非常に強烈に高いレンズでE-M5markIIだけでなくE-M1でもこれを常用しても良いのではあるが・・・。

M.Zuiko 12-50mmよりもOlympus E-P3のレンズキットであるM.Zuiko 14-42mmF3.5-5.6II Rの方が描写が良いのだから、それよりも優れているLumix G14-45mmF3.5-5.6と比較したらM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3はボロ負けするんじゃねぇの?。雨天以外ではLumix G14-45mmF3.5-5.6を常用するべきじゃねぇか?、そんな疑問が浮かんでくる。

先に結論を書いちゃおう!。

果たしてその通り!。今回、便宜上、E-M1のレビューとしているが、LumixのこのG14-45mmF3.5-5.6をべた褒めする、一見提灯記事に見えてしまう内容になるのをお断りしておく。単焦点並みと言ったら嘘になるものの、普及タイプのズームレンズでこれくらい描写していたら十分だろ!、ってな具合。

このレンズの凄いところは8年前の2009年の発売な事。OlympusならE-P1、LumixならG1の時代、つまりLumixブランドではm4/3の普及タイプの標準域をカバーするズームレンズで最古の商品。

まずはGX7に装着したM.Zuiko 14-42mmF3.5-5.6II Rの記事を参照して頂きたい。

MarkIIじゃないPanasonic Lumix GX7レビューその9 M.Zuiko 14-42mmF3.5-5.6II Rを使ってみる

そこでは「1200万画素のE-P3ではパーフェクトな像を結んでいるし、1600万画素のGX7でもその描写力は変わらないものの、若干感動が薄らぐ」、そんな結論に至っている。

勿論厳密にテストしている訳ではないのだが、己の目を信じれば、、、

「M.Zuiko 14-42mmF3.5-5.6II Rはあくまでも1200万画素のセンサーに対応する為に作られたレンズ」
「Lumix G14-45mmF3.5-5.6は以降の画素数アップも睨んだ余裕のある設計が施されたレンズ」

Panasonicはセンサーメーカーでもある、そしてOlympusはセンサーを他社から調達するメーカー、その違いが出ているのではないか?。G1の発売時にはすでにAPS-Cに対抗するべく次世代の1600万画素センサーの開発は進んでいたろうから、レンズもそれにマッチする性能に仕上げていた、そんな勝手な憶測が浮かんでくる。

以前、どの記事だったか覚えていないが、、、

「M.Zuiko 12-40mmF2.8の描写力は大した事は無い」

プロ用レンズに対してそんな暴言を吐いた。これはLumixのG14-45mmの画質を見ているから。普及タイプの癖にそれ以上の画質を見てしまったからM.Zuiko 12-40mmF2.8に物足りなさを感じるんだ。多分1600万画素クラスのセンサーではM.Zuiko 12-40mmF2.8の実力を発揮出来ないんじゃないか?。PEN-FやE-M1 markIIの2000万画素センサーになって初めてゴージャスな解像感を理解出来るのではなかろうか?。

それではLumix G14-45mmF3.5-5.6とM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3の描写を比較しよう。

まずは12mmと14mmの絞り開放、どちらもF3.5だ。カメラは勿論E-M1だ。桜の木よりもその下の石垣、芝生、護岸のフェンスのコントラストに注目!(以下等倍切り出し像はマウスクリックで1000x1000ピクセル)。


Lumix 14-45mmの全体像F3.5

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Lumix 14-45mmの中央

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M.Zuiko 12-50mmの中央

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Lumix 14-45mmの左端

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M.Zuiko 12-50mmの左端

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続いて同じ12mmと14mmでF5.6まで絞った像、今度は中央と右端をどうぞ。


Lumix 14-45mmの中央F5.6

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M.Zuiko 12-50mmの中央

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Lumix 14-45mmの右端

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M.Zuiko 12-50mmの右端

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Lumix 14-45mmは絞り開放でも中央部はしっかりとコントラストがあるが、それと比較するとM.Zuiko 12-50mmのコントラストが非常に弱いのが判る。周辺部は言わずもがな。

ここで12mm VS 14mmだと比較にならない!、なんて仰る方。まぁ厳密には正しい比較ではないだろう。しかし運用を考えればこの手の風景なら両端に邪魔な物体がない限り、誰もが最広角で写す。これは望遠でも一緒。遠くを写したいと思ったら意識する事無く最望遠までズームする。最広角同士、最望遠同士でテストするのは当たり前。

続いて25mm。絞り開放はM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3がF5.1、Lumix G14-45mmF3.5-5.6がF4.9となり、その比較だ。


Lumix 14-45mmの全体像F4.9

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Lumix 14-45mmの中央F4.9

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M.Zuiko 12-50mmの中央F5.1

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Lumix 14-45mmの左端F4.9

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M.Zuiko 12-50mmの左端F5.1

2017-06-13-15


25mmもLumix G14-45mmF3.5-5.6に軍配が上がる。周辺部は圧倒している。但し中央部は12mmと14mmの時より差は感じられず、M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3も25mmでは健闘している。

ちょっと等倍切り出しするのが面倒になったので以降は申し訳ない。文章だけで信じて頂きたい。

25mmで両者をF6.7まで絞るとLumix G14-45mmF3.5-5.6は左端右端でも解像感バッチリの写真なるが、M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3は十分なレベルを出しているが、Lumixと比較すると「ああ、やっぱりM.Zuiko 12-50mmって駄目レンズね」と再認識しちゃう。

最望遠の45mmと50mmでは・・・。Lumix G14-45mmF3.5-5.6の45mmの絞り開放はF5.6、M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3の50mm側の絞り開放はF6.3になる。

Lumix G14-45mmF3.5-5.6の中央部は人物の表情すら判るレベルまでカリカリするし、周辺部も「これってズームレンズですか?」とユーザーである自分でさえ驚くほど解像している。一方M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3は及第レベルであるものの、Lumixと比較するとやっぱり駄目レンズぶりを発揮する。

F8まで絞っても傾向は同じ。他のレンズと比較しなければM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3の50mm側は「まぁこれくらい解像してれば十分だよね」と言えるのだが、こうやって比較しちゃうと・・・。Lumix G14-45mmF3.5-5.6は中央、周辺部とパーフェクトである。

ここでもう一度暴言をおさらいしよう。

「M.Zuiko 12-40mmF2.8の描写力は大した事は無い」

各レビューサイト、数値レベルの結果は確実にM.Zuiko 12-40mmF2.8の描写は優れているし、M.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3からM.Zuiko 12-40mmF2.8へ移行した方は「おお!、やっぱりプロレンズだね!」とニンマリするだろう。

しかしLumix G14-45mmF3.5-5.6はM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3よりも1枚以上上手の描写をするのでM.Zuiko 12-40mmF2.8を見てもあんまり感動しないんだ。ケチだからしてM.Zuiko 12-40mmF2.8が値段相応に感じない。

勿論、F2.8の絞り開放からガンガン使え、かつ防塵防滴レンズであるので、所有した際に満足感を得られるレンズに違いない。しかし費用対効果を考えるとLumix 14-45mmでいいじゃん!、F8まで絞ったら一緒だよ!、そんな暴言を吐いてしまう。言い換えるとLumixの上級レンズである12-35mmF2.8も私には不要。

数値化しよう。OlympusとLumixのF2.8ズームの画質を仮に100点満点としよう。するとM.Zuiko 12-50mmF3.5-5.6は60点、Lumix G14-45mmF3.5-5.6は80点だ。私には60点と80点の差はそれ以上に感じ、80点と100点の差はそれ以下に感じられる。言い換えるとLumix G14-45mmF3.5-5.6に90点クラスの評価をしている事になる。

そんな私は80点を超えると見分けのつかない馬鹿な目しか持っていない訳で、100点までしっかりと見極められるカメラマンなら当然100点が良いに決まっているし、もしくは100点じゃないと我慢ならないだろう。そんな方はF2.8ズームを使うしかない。でも80点で満足出来る、80点の目しか持っていないカメラマンならLumixのこの14-45mmF3.5-5.6、今なら中古で1万円くらいで買えるので超お勧めだ。

しかも最近のOlympusカメラに装着すれば5軸手振れ補正機構のお陰でF値の暗さもISO感度を上げずに克服出来る。ズームレンズにボケは求めない、そんなタイプのカメラマンならF2.8ズームは不要だ。

※PEN-FやE-M1 markIIのように2000万画素カメラに対してこのLumix G14-45mmF3.5-5.6がどこまで解像するか、もしそれでも解像するレンズなら殿堂入りズームレンズとして称えても良いだろう

と言う事でE-M1の常用レンズはLumix G14-45mmF3.5-5.6に決定した。当然雨では使えないので雲行きが怪しい時にはM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3を使う、そんな運用になると思う。

但し、レンズの評価なんて人それぞれ。ネットで色々と探索していると本記事のようにLumix G14-45mmF3.5-5.6を高評価している人もいればLumix G14-42mmF3.5-5.6 IIが良いなんて人もいたと思う。また評価を数値化している海外のサイトでは、Lumix G14-45mmF3.5-5.6とLumix G14-42mmF3.5-5.6 IIの画質性能はほぼイコールだ。
そうなるとつくづく防塵防滴仕様のLumix G12-60mmF3.5-5.6に興味をそそられる。望遠側が135換算で120mmまであり、F5.6の明るさを持っているのだから使い勝手は半端じゃないと思う。このレンズの存在を3ヶ月前に知っていたらM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3は買わなかったかもしれない。

本ブログはまだPentaxユーザーに読んで頂いていると思っている。そんなPentaxユーザーにはこんなたとえが判りやすいと思う。

防塵防滴だが描写が糞なDA18-55mmF3.5-5.6WRがM.Zuiko 12-50mmF3.5-6.3に該当する。安定した画質を提供してくれるDA17-70mmF4がLumix G14-45mmF3.5-5.6。そしてDA16-50mmF2.8がOlympus、Lumixの両F2.8ズーム。

そう考えるとDA16-50mmF2.8は開放がF2.8固定の防塵防滴だが、ボケが欲しかったら単焦点レンズを使うし、DA17-70mmF4で大きな不満は無い。雨が降ったら画質は悪いがDA18-55mmF3.5-5.6WRを使えば良いだけ。

そしてDA16-85mmF3.5-5.6WRがLumixのG12-60mmF3.5-5.6に相当すると考えて良い。1本でなんとかするのならPentaxユーザーはDA16-85mmF3.5-5.6を、m4/3ユーザーならG12-60mmF3.5-5.6を・・・、ってな具合かな?。

※Olympus最新の12-100mmF4は高いし、でかいし、私ならば開放が明るい12-40mmF2.8を選ぶ

本日トップ写真。RawTherapeeで現像、あえてレンズ補正をオフにしてみた。14mmのF6.7で撮影しており、歪曲は勿論の事、周辺光量もまだ不足している。これがLumix G14-45mmF3.5-5.6の素の状態。

広角側にこんなにも歪みが出ているが、歪み方が素直なのだろうか?。デジタル補正をすると周辺部をエイヤァ~と引っ張っているのに関わらず描写に及第点以上を付けられるのだから・・・。

ミラーレスカメラの普及タイプのレンズの多くはデジタル補正ありき。イコール、補正処理を全てデジタルに任せているのだから確実に安価、かつ小型化出来る。

一眼レフシステムの場合、光学ファインダー上で今回トップ写真のように135換算28mm程度でこんなに歪んでいたら商品にならない。m4/3はおもちゃみたいなレンズでも描写が優れている、それはデジタル補正ありきの設計だからだろう。そこで疑問。この手のレンズの多くはもうちょっと安く販売出来るんじゃなかろうか?。


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コメント

  1. 型落ちハンター | URL | 4ARdecsc

    確かにこうやって比較するとかなりの差がありますね。12-50は解像度というよりコントラストが低く、キリッとしない印象です。気になって自分もM.Zuiko 14-42と比較してみたんですが、やっぱり同じような印象ですね。14-42の方がコントラストが高く、キリッとしています。

    昔作ったプログラムで数値比較してみると明らかな差が出ました。同じ画角で比較すると広角側は14-42の圧勝でした。ただ望遠側は12-50の方が良いんですよね。目視でも12-50の方がカチッとしている感じがします。あくまでも開放の像ですが・・
    http://photo.cyclekikou.net/archives/2840

    実は私もパナの初代14-45または14-42IIのいずれかを買うか検討中なんですよ。というのも今やGM1がメインカメラになりつつあり、手ぶれ補正の付いたんじゃないと困るんですよね。GM1に12-50を付けてみたら冗談みたいにデカいし(笑)、もちろん手ぶれ補正も効きません。

    12-32は広角側の周辺画質に不満が残るんですよね。それでパナの高性能ズームが欲しいわけです。GM1なら小さい方が良いのでやっぱりII型かな? どちらも画質は互角と言われてますしね・・

    私も12-50を激安で買いましたが、ちょっと後悔しています(爆)。やっぱりデカいんですよ。これはもうm4/3のメリットを完全に潰してますね。防塵防滴は関係ないんで、これのメリットって結局、利便性だけかなと思います。そのうち売って買い替えるかもしれません(笑)。

  2. BigDaddy | URL | -

    > 型落ちハンター さん

    直線風景の多い都市散歩なら12-50mmでも全く問題ないですが、遠景、ネイチャーとなるとやっぱり力不足を感じます。明らかに14-45mmの方が良いですもん。まぁ像面湾曲がない分、PentaxのDA18-55mmよりは良いと思います今後も使いますけど(笑)。12-50mmは無理しちゃったんでしょうね。ズーム幅を14-42mmにしておけば・・・、そんな感じのするレンズです。それならもうちょっと小型化出来たかもしれませんしね。

    夏に出るらしいE-M10markIIIは2000万画素になるらしく、現在12-50mmと40-150mmが投売りされており、もしかすると両レンズともE-M10のIII型のキットレンズとして2000万画素センサーに対応出来るII型にバージョンアップするかもしれませんね。まぁ12-50mmは防塵防滴レンズとしてうちでは活躍してくれるから後悔はしてません。

    GM1で常用レンズともなるとLumixの14-42mmのII型が良いのかなぁ。価格.comを見るとII型はズームすると全長は変化するけど大きく変化しないとの事でI型や14-45mmよりも見た目カッチョイイかと(笑)。

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