にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です

MarkIIじゃないOlympus E-M1を買ってもぉた~レビューその15 高感度域は如何に!? JPG編

2017年06月29日 00:00

ラクダとカバ

ラクダとカバ


Olympus OM-D E-M1, Lumix G25mmF1.7


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



恒例の高感度域のチェックだ。今回は撮って出しJPG編。

Panasonicセンサーと言われているE-M1はSonyセンサーを積んでいるE-M5markIIよりも高感度耐性が若干悪いと言われている。Dxo MarkのISO許容感度はE-M1が757、E-M5markIIは896。約1/4段の差でこれは誤差の範囲とも言えるが果たして・・・。

E-M5markIIと同一条件でテストすれば良いのだが、そこまでするのはかったるい。またいつも高感度テストをしている例のグリーンハウスに出掛ける暇が無かったので被写体も全く別のものでテストしている。要はどの感度まで使えるか?、それだけ判れば良いでしょう。

ぶっちゃけちゃうとE-M1でテストの為にどこかへ出掛けるのって馬鹿馬鹿しい。何しろE-M1の高感度耐性は撮影前から、、、

「同種のセンサーを持つLumix GX7とイコール(DxO Markの値は718)、DxO Markのテストは信頼出来るものだからE-M5markIIよりほんの少し弱いと感じる時があるだろうが、それは現像ソフトのノイズリダクション処理で人間の目では違いが判らない」

そんな答えになるに決まっているからだ。わざわざいつものグリーンハウスまで出掛ける必要は無いだろう。

まずISO800の像をご覧頂こう。1/2sec、F2.8でEV1の風景だ。

※以下切り出し像はまうすクリックで1000x1000等倍像になる、また今回の撮って出しJPGの「高感度ノイズ低減」は全て「弱」設定となっている


全体

2017-06-29-021


部分切り出し1

2017-06-29-022


部分切り出し2

2017-06-29-023


所詮、m4/3なので大した像ではないのは確か。

次の写真は昨年までメインカメラだったPentax K-5のISO800、1/20sec、F4.5の写真だ。高感度には定評のあるAPS-Cの1600万画素SonyセンサーをPentaxが画像処理するとこうなる。高感度NRはオート設定だったので「弱」か「オフ」のどちらかだろう(Pentaxの撮って出しJPGはNRオフでも微妙にNRが掛かる)。


全体

2017-06-29-031


部分切り出し1

2017-06-29-032


部分切り出し2

2017-06-29-033


全く異なる写真なので参考程度のとどめて頂きたいが、画質はほぼ一緒。ISO800ならm4/3とAPS-Cと言うセンサーの大きさによるノイズのありなしはおおよそ無視して良い。

次にISO1600の像を。露出はISO800像と同じにしたつもりが1段開けていた。ISO1600、F2、1/4secでの撮影。厳密な比較にはならないが、ISO1600のノイズの傾向は見て取れるだろう。


全体

2017-06-29-041


部分切り出し1

2017-06-29-042


部分切り出し2

2017-06-29-043


撮って出しJPGでも健闘していると思う。この程度で「やっぱりざらつきあるから駄目だよね」なんて言っている人、アホか、全倍以上の大きなプリントしかしない人だと思う。この程度の描写ならA2プリントでも問題ない。当然4Kテレビで見たってへっちゃらだろう。

勿論、K-5の写真と比較するとISO1600になってくると明らかにK-5に軍配が上がる。どちらもノイズは出るがK-5の方がノイズの質は不快にならない。むしろフィルム時代の粒子のようでそこに「美」を見出せる。一方E-M1は等倍で確認すると気持ち良くないのは確か。(私なら)K-5のISO1600で女性ポートレートを撮れるがE-M1ではISO800に収めたい、そんなレベル。とは言えE-M1のISO1600撮って出しJPGが使い物にならない訳じゃない。

OlympusカメラはE-M5系、E-M10系も含め、ブレ補正機能は半端じゃない。今回は135換算50mmの画角になる25mmレンズでテストしており、その焦点距離ならば1/2secまでは誰でも手持ち楽勝。と言う事はISO1600の画質が及第以上であれば静物を撮る分にはAPS-Cや135センサー搭載カメラとのセンサー面積比よりも被写界深度も考慮して差は少ないと言い切って良い。

勿論、Sony α7RIIとE-M1とで写真を並べられて比較されたらそりゃぁα7RIIの方が優れた絵になるに決まっている。A2プリント程度でも違いが出てしまうかもしれない。しかし我々は写真の画質をチェックする為に写真を撮り、人様にそれをお見せする訳じゃない。

増してやグループ展に参加して、両隣の写真がα7RIIで撮影された同じ場所でのネイチャー、もしくはポートレートカット・・・、そんなシチュエーション、限りなくゼロに近い、いや、ゼロだって!。

センサーが小さい程、レンズの解像力が要求される。同じ大きさにプリントすると無理が出てくるからだ。これを数値化してくれるのがMTFと呼ばれるものであり・・・。

例えばSony α7RIIに世界最高峰の描写をするSigmaの50mmF1.4Artと、E-M1とLumix 25mmF1.7での組み合わせで全く同じ風景を撮影し、それをA2プリント以上の大きさの写真にしたとすると、センサーの大きさ+レンズの解像力でα7RIIとSigma 50mmF1.4に軍配が上がるだろう。

Sigma 50mmF1.4に対抗するにはせめてSigmaの30mmF1.4DNを使わないと・・・。

でもそんな発表の場なんて機材自慢、解像力自慢大会でも開催しない限り、あり得ないでしょう?。
最後にISO3200の写真。ISO3200、1/8sec、F2.8で撮影しており、ISO800の写真と同じ明るさで撮影している。感度を2段上げているのでコントラスト(ダイナミックレンジ)の違いにも注目して頂きたい。


全体

2017-06-29-051


部分切り出し1

2017-06-29-052


部分切り出し2

2017-06-29-053


全体のコントラストはISO800の写真よりも強い。よってダイナミックレンジが狭まっているのが判ると思う。しかしこれでも十分写真として成立しており、6EV程度しかないリバーサルフィルムよりもダイナミックレンジは広いだろう。

ノイズ量そのものはISO1600と大差ない気がする。しかしノイズの質が悪くなっている。ボツボツと言った大きなあばたのようなノイズが見て取れる。

恐らくノイズ軽減を「標準」に上げればこの大きなあばたノイズは消えてなくなるだろうが、その分、ディテールも失う筈で、人物写真でない限り、E-M1のノイズ軽減量はどんな感度でも「弱」で良いと結論付けて良いだろう。

※私個人はE-M1もE-M5markIIもノイズ軽減は「オフ」にしている、A3プリント想定ならISO3200を超えない限りオフで大丈夫

そんな訳でISO3200までは私が撮る風景であれば撮って出しJPGでも満足出来る写真に仕上がってくれたE-M1、誉めてやりたいところだが、唯一、大きな欠点がある。

それは・・・。

2/3秒くらいからRawTherapeeで言うところのインパルスノイズのような小さな白点ノイズが出てくるんだ。どうやらこれがE-M1で大きな問題となっている「長時間露光時ノイズ」みたいなんだ。

実を言うとE-M1購入当初、この長時間露光時ノイズの事を知らなくて(いや、知ってはいたが1秒でも出てしまうとは全く思わなかった)、この白点ノイズが大量に出てしまったので故障カメラだと思い、返品したんだ。お店側も「うん、これはおかしいね!」と言ってあっさりそれに応じてくれた。

ところが交換したE-M1でも全く同じ症状。お店で在庫のE-M1で試して貰ったところ全機種で1秒の露光でこの白点ノイズが出てしまう。そこでOlympusのサポートに連絡を取るとまずこの現象をOlympusでは把握していなかったってのが呆れる。白点ノイズが出ているJPGをメールで送ってくれと言う。

いやいや、そっちが保有している機材で試せばいいじゃないか!。この現象を出すテストは簡単。カメラにボディキャップを装着し、マニュアル露出、MFで1秒の露出でISO800~ISO6400までの写真を撮れば感度が上がるにつれ真っ黒な画像の中に大量の白点が出てくるから!。ISO800でもざっと数えるだけでも30個以上確認出来る筈。

果たして・・・、

「長秒時ノイズ低減をオンにして下さい、これで白点ノイズは消えます」

との事。ここでびっくりしたんだ。えっ?、2/3秒とか1秒って長秒時なの?。たった1秒でセンサーが(熱によって)音を上げるのかよ?、長秒時って10秒とか20秒とか30秒じゃねぇの?。

サポートに尋ねた。カメラの設定は長秒時ノイズ低減はオートにしてあるのでカメラが自動で判断してくれるんじゃねぇの?。

「オートでなくオンにして下さい」

はぁ?、何言ってんだ、こいつら?。オンにしたら1/2secだろうが1/4secだろうが長秒時ノイズ低減処理をしちゃうじゃねぇか!。しかも常時オンにしたら連写出来ねぇじゃねぇかよ!(実際には連写モードにすると長秒時ノイズ低減がオフになる)。

ファームウェアのアップデートで修正するべきであろうが、E-M1発売直後から問題になっていたようで、そうなると不治の病なのだろうね。

たまたまカメラの長秒時ノイズ低減を使えば消えてくれるってだけで、この(1秒でも発生する)現象は長秒時、センサーの熱によるノイズとは別物のような気がしないでもない。

だってこの不具合に気付いたのは真冬。カメラの電源をオンにして1枚目で白点が出てくる。センサーが冷え冷えの状態でもそうなるんだから・・・。

対症療法としてはRAWからLightroom等の汎用現像ソフトを使う事。不思議とそうするとこの白点ノイズはほとんど出ない。全く出ない訳ではないが、白点ノイズがあっても通常のノイズリダクション処理で消えてくれるし、RawTherapeeならインパルスノイズ低減で全て消える。

ううん?。センサー由来の問題の可能性もあるが、JPGに大量の白点ノイズが出てしまう、またOlympus Viewerで現像しても白点ノイズが出る、でも汎用現像ソフトでは・・・。って事はだよ!。Olympusの画像処理エンジンが悪さをしているだけでしょ?、どうなのさ、Olympusさん!。

A3プリントくらいならほとんど目立たないのでさほど気にしなくても良いとは思うが、もしこれがNikonの製品だったらリコールレベルで大騒ぎになるだろう。Olympusだから許される?。

いやいや、そういう思考は良くない。Pentaxでもそうなの、K-5の信頼出来ない分割測光やAFがお馬鹿さんなのも本来はリコールレベル。この手のものは徹底的に叩かなくちゃいかん!。E-M1ユーザーはカタログ落ちした今でも声を荒げるべきだ。今からでも遅くはない。

「1秒の撮影で白点ノイズが出るが、Lightroomで現像すれば消えてくれる。カメラのファームウェアとOlympus Viewerの更新を切望する」

そのようにE-M1ユーザーはサポートに一報するべきだろう。Olympusが嘘を吐いていなければ「1秒で長秒時ノイズのような白点ノイズが出る」、これをE-M1発売時から今までの4年、Olympusは全く関知しなかった事になる。イコール、この不具合を報告したのが私が最初って事でしょう?。

だとするとOlympusは今後もこれをファームウェアで修正しようとは考えない。全世界のユーザー分の1のクレームなんて確実に無視される。だからこそE-M1ユーザーが今こそ吠えるべきなんだ。

しっかし、Olympus、Pentaxだけでなく他のメーカーにも言えるが、ユーザーがちょっと使っただけで不具合が発見出来る程度の事、何故発売前のテストで気付かないのだろうか?。


にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ
にほんブログ村のランキングに参加中です



コメント

  1. RigelNightBug | URL | GzSZFFvQ

    大量の白点ノイズ、自分の場合、この記事程極端では無いにしても、E-PL5でも、10秒程度でゴマ塩状態でしたし、E-P3では、笑いがこみあげて来るレベルでした。

    当時の小川町にサンプルを持ち込んで確認した処、「ピクセルマッピングを実行しろ」との指示を受けましたので、それ以降、長時間撮影の前に、1~2回程度、行なっていますが、幸いな事に、確かに、特にE-PL5では、かなり目立たなくなりました。

    只、機種は不明ですが、やはり同様の症状の別の方は、効果無しと途方に暮れていらっしゃいましたので、一概に、此れで解決とは行かない様です。

  2. BigDaddy | URL | -

    > RigelNightBug さん

    E-PL5はE-M5と同じSonyセンサーだと思いますが、それでも長秒時にノイズが出まくるんですか。

    E-M1のこの現象はピクセルマッピングでは治りません。やはりPanasonicセンサー特有の欠点なのでしょうね。でも本来それを画像処理エンジンでカバーするのがE-M1のそれは出来ていないって事になるんだと思います。撮って出しJPG派の人にはきつい欠点でしょうね。

    RAWから汎用の現像ソフトで現像するしか今のところ術はないようです。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)