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Minoltaユーザーはオリンピックの夢を見るか?

2017年07月13日 00:00

足尾にて

足尾にて


Sony α7, Sonnar 55mmF1.8


※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



このタイトル、映画ブレードランナーの原作である「Do Androids Dream of Electric Sheep?」をパクったものである。この言葉は、寝ている間に見る夢なのか、将来の理想を思ったものなのかで解釈が異なり、私は後者だと考えている。

原作は本物の生物がとっても貴重な未来のお話で、人は機械の羊(本物ソックリだが偽物でしかない)を飼うのでなく本物の生きた羊を飼いたい夢があるが、アンドロイド(これも人間ソックリ)は機械羊を飼いたいと思うのだろうか?、そんな問い掛けだと思っている。

人工ダイヤモンド、現在、これが非常に優れているらしい。工業用はもとより宝石としても価値もあるらしい。由緒ある家のレディは100カラットの天然ダイヤモンドの夢を見るが、一代で財を成した成金の奥方は人工ダイヤモンドの夢を見るか?・・・。

ただ、原作を読むと(もうほとんど覚えていないが)、アンドロイドも欲を持つのか?、それが主題であり、もしそうなら本来は「アンドロイドも本物の羊を飼うのを夢見ているのだろうか?」、すなわち「一代で財を成した成金の奥方も天然ダイヤモンドを夢見ているのだろうか?」となる。

まぁ難しい事は置いといて・・・。

フィルム時代、Minoltaユーザーだったカメラマンはその後、Konica Minoltaを経て現Sonyユーザーである確率が高い。レンズ資産があればある程、他社に乗り換えられないし、Minolta、Konica Minolta時代からの使い勝手が馴染んでいるからだ。

ところがSonyはMinoltaユーザー(以降Aマウントユーザー)よりも新規のSony Eマウントユーザーを重視している節がある。CanonがFDマウントを廃止してEFマウントに移行したように潔くAマウントを捨てていれば批判もあったろうが、それはそれで英断と言われたろう。しかし欲を出したのか、社内の保守派が強いのか、Aマウントは生き残った。とは言え現時点ではAマウントユーザーは生殺し状態と化している。

OlympusとPanasonicがそうでしょう?。4/3規格をあっさりと捨ててm4/3規格に乗り換えた。既存のユーザーを多く失ったのは事実にせよ、新規ユーザーが増えて、4/3系センサー搭載カメラに否定的であった私でさえ(ノイズの問題がほぼ解決された今)ぞっこんだ。

Eマウントユーザーはプロであれアマチュアであれ、東京オリンピックでそのカメラ、レンズを使え、オリンピック以降、カメラ業界が斜陽化すると想像していても安泰だと思っているが、Aマウントユーザーは2020年のオリンピックまでに新しいカメラ、α99III、α77IIIが出てきてくれるのか?。

レンズも同様、レンズメーカーの姿勢にも感じられる。Sigma、Tamron、Tokinaと言ったメーカーはすでにAマウント仕様を排除している。各社の最新の技術で造られたレンズをAマウントユーザーはもう使えないのだ。

最近発表されたα9、そして今後のα7 III系の売れ行き、そしてEマウント用の超望遠レンズが豊富にラインナップされれば、Aマウントはお役御免、オリンピック以降廃止になるかもしれない、そんな不安に駆られている筈。

今更AマウントがOVF(光学ファインダー)に戻るとは到底思えず、そうなるとキーはトランスルーセントミラー(以下TLM)にあるのだろうか?。

ネット情報によるとTLMは入ってくる光の30%をAF用に使い残りの70%をセンサーに与えるようで、これを露出で表すと0.5段をロスしている事になり(30%のロスだから1/3段のロスになる、これは間違い)、単純にEマウントカメラよりも高感度耐性が半段弱いとほぼ同じ、ダイナミックレンジも含めα6000のISO4500とα77IIのISO3200の画質がほぼイコールと考えて良いだろう。

その代わりに既存のAマウントレンズで高速AF、高速連写を可能にしている訳だ。つまり高速AF、高速連写を必要としない限り、Aマウントは不要となる。

そして困った事に電子シャッター使用時と言う制約があるもののEマウントで高速AF、高速連写、撮影時のブラックアウト無し、そんなプロ仕様のα9が出てきちゃった。Sonyはこれでオリンピックに行く気満々ってのが判ってしまった(オリンピック前にはグローバルシャッター搭載のα9IIが出る?)。

高速AF、高速連写を可能にするプロ仕様のEマウントが出てくるのは誰もが予想していたろうが、α7のデザインを踏襲するとは誰も考えもしなかったのではなかろうか?。プロ仕様だからもうちょっと人間工学に沿い、ボディを大型化し流線型にする、Aマウントカメラに近いデザインで出てくると想像していた筈だ。

α9は困ったちゃんなんだ。デザインでカメラを選ぶ人も多い。私もその一人で1年程前からα7IIを買うと宣言しているものの、正直、あのデザインはやっぱり使いたいとは感じないんだ。愛着が全く沸かない。しかも私がα7IIに求めているのはボケの大きさだけ、近頃はα6500を買った方が幸せになれるとさえ思っている。

Aマウントユーザー、特にα99系ユーザーもα9がカッコ良ければ素直に移行する人が多かったろう。それがあのどん臭いデザインでしょう?。縦位置グリップを装着すれば馬鹿でかいレンズでも使い勝手は良くなりそうだが、それでもα9で常用されるであろうレンズの大きさを考えるとボディデザインをもうちょっと工夫するべきではなかったのか?。

もし自分がスポーツや鳥を狙うようなカメラマンですでにAマウントレンズを相当数揃えていたらEマウントへの移行は決して考えない。

このネタを書くに当たり、PhotographyBLOGでα77IIのISO1600~6400のRAWデータをダウンロードし、ノイズ耐性をチェックしたところ・・・。

確かに上に記した通り、α6000よりも半段くらい弱いだろうなとは感じるものの、Lightroomのノイズリダクションは強力なのでISO6400まではきっちりと使えると判断した。勿論、ISO6400ともなると風景に向き不向きがあるがそれはα6000でも同じ。「私が良く撮る風景ではα77IIのISO6400でもLightroomで現像すれば使える写真になる」、そう言える。

Lightroomのノイズリダクション

いずれにせよAマウントユーザーは廃墟の暗がりで高感度域を使おうなんて人よりも比較的光が良好な場所でシャッタースピードを稼ぐ為に高感度を利用する人の方が圧倒的多数を占めているだろう。そしてノイズは風景が明るければ明るい程目立たないので、α77IIは十分に力を発揮してくれるカメラだと思う。

被写体が鳥ともなると羽のディテールがどこまで再現されるか、そんな作用も加わりはするが、いずれにせよAPS-Cの高感度域はの写真なんてどれも似たり寄ったり。もしα6000(6300、6500含む)よりもα77IIの方にAF、連写に分があればEマウントに移行する必要はない。

さて・・・。ここで疑問が浮かぶ。

理系人間ではないのでざっくりな話しか出来ないが、TLMは光を透過するハーフミラーが固定されているので常時光をAFセンサーに導けるのが利点。AFは常に被写体を追い掛け、ミラーのバタバタがなくなるのでより連写スピードが上がり、ブレも軽減される。反面、センサーには70%の光しか到達せず、それを無理に100%にゲインアップしているので高感度耐性が半段劣ってしまう。

となると像面位相差AFを使わなければ(ミラーアップの状態)機構そのものはミラーレスと同じになるのだから高感度耐性も同じになるんじゃないの?。今のAF技術はコントラストAFや像面位相差AFでも通常の撮影では十分なのだから、Aマウント用カメラでもミラーアップさせればいいじゃん!。

センサーがどんどんと高画素にシフトされたせいでミラーレスカメラでもそれに見合うレンズはどんどんと大きくなっていく。特に135センサー用のカメラはそれが顕著なようで、幾らα7RIIが、α9が小さくてもレンズが大きいから一眼レフとさほど変わりない容量になってしまう。

だったらα99II、α77IIでいいじゃん!。この2機種でミラーアップ撮影出来る機構を作るだけで多くの要求を満たしてくれる筈。

どうもα99IIもα77IIもミラーアップさせてミラーレスカメラとして使う事は出来ないようだ。そしてSonyはそれをやる気がないみたい。

確かにそれをやっちゃSonyのEマウントカメラの意義がなくなる。ボディが小さくなったが、Sonyのデザイン部門の馬鹿さ加減が世間に露呈したカッコ悪いデザインで出てきた間抜けカメラに成り下がってしまう訳だ。

ふとPentax K-01を思い出した。このカメラはマイクなんちゃらが好き勝手にやった(Pentaxがマイクなんちゃらに好き勝手にやらせちゃった)バカメラでしかないと思っていて(ユーザーさんには申し訳ない)、このカメラにEVFが付いていたら多くのPentax好きカメラマンはそれを手にし、名機と呼ばれていた筈。

どうせレンズがでっかくなるのならわざわざミラーレスカメラ専用のマウントなんて作る必要はない。何故PentaxはK-01路線を諦めちゃったんだろう?。少なくともRiochと合体し、Ricohはミラーレスカメラを作れる技術があったのだから・・・。

Sigma sd Quattroがそうでしょう?。従来の一眼レフ用のレンズを使うように設計されている。PentaxもSonyもこの選択肢がなかったのかねぇ?。

いや、α7系はまだ救われる。あれはオールドレンズの母艦として十分に商品として成立しているカメラだからだ。でもα9はもうちょっと考える余地があったように思うし、α77系、α99系はミラーアップする機構を設け、OlympsuのE-M1系のように旧来のデザインを引き継ぎ、コントラストAFと像面位相差AFだけでも良いので従来のAマウントレンズが使えれば・・・。

※本日の写真は2015年にSonyから貸与された機材で撮影している


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コメント

  1. auf | URL | 3eyVfeeo

    SONYはコニカの流れも引いているんですがコニカに関しては誰も
    言及しませんね.(笑) まぁ実質は何もないんですが・・・.

    将来的に一眼レフが消えるのはほぼ間違いなく,SONYも徐々に終
    息させていくのでしょう.ニコンとキヤノンがまだ一眼レフ主流
    なのが一気にミラーレス化されるのを押しとどめている感じです.

    α9に関してはプロ機ならもっと大きくてゴツくてもいいと思う
    ですがね.ボディが小型なことはさしてメリットにならない.AF
    と連射が進歩したようですが僕にはカンケイナイのでα9にはあ
    まり関心がないです.





  2. RigelNightBug | URL | GzSZFFvQ

    ミノルタも、αの時点で、MDを切り捨ててますし…。

    ※第2世代の、7700i/8700iは衝撃的でした。
     当時、出てそれ程経っていない、EOS-620を、さっさと叩き売って移行しちゃいました(w。

  3. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    小西六と言う老舗中の老舗なんですよね。でもピッカリコニカとヘキサーのイメージしかないですねぇ。むしろフィルム屋さんのイメージがあります。一時期、森羅を多用していた事があります(プロビアよりも安かったからなんですが)。

    Nikon、Canonがいつの時期にミラーレスに進むかでしょうね。東京オリンピックまでは一眼レフ主体で行くのでしょうが、そうなったらそれぞれその後もEFマウント、Fマウントで進むしかなく、企業としては大変な時期に差し掛かっているのしょうね。まぁPentaxが一番ヤバいんでしょうけど(笑)。

    将来、α9の技術がα7系に降りてくる筈なのでそれが楽しみですね。とは言え、今以上の機能、何が欲しいかと言われても、デザインだけなんとかしろっ!、ってくらいなんですが・・・。

  4. BigDaddy | URL | -

    > RigelNightBug さん

    そう言えばそうですね、MDからαへ一気に移行したんでしたっけ。Minoltaって今見てもデザインがカッコイイなと。その流れを汲むα77系、α99系も「これぞカメラ!」ってなデザインなのでEマウントに糞さ加減にウンザリです(笑)。

    私が写真を本格的に始めたのはすでにAF時代に突入していて反対に最初から最後までEOSな人でした。でも旧機になったα9000、AFカメラなのにフィルムが手巻き!、これに魅力を感じ、欲しくてたまらなかった時期がありました。

  5. ピンぼけ小僧 | URL | es1fYYdE

    私は高校生の時からminolta党でしたが、暫く写真をやめていて、それを再開する時にnikonに日和ってしまいました。
    その後、α5700iなんてものをジャンクで拾ってきましたが、レンズ付きで1000円でした。
    結構綺麗で使いやすいですが、電池が800円前後とフイルムの高騰を考えるとちょっと考えてしまいます。

    nikonもミラーレス機の開発を正式発表しましたが、Fマウントどうなるか心配です。
    それにAF-P規格と旧機種が切り捨てられそうで怖い。

  6. BigDaddy | URL | -

    > ピンぼけ小僧 さん

    フィルム時代の仲間を思い出すと宮崎美子のあのCMでMinoltaを買った人が結構いたみたいですね。恐らく初めての一眼レフはMinoltaだったって人、日本には多くいるのかもしれませんね。それほどあのCMはインパクトがありました。

    私が写真にのめりこんだのはすでにAF時代に突入してからで、結果、Canon EOSが一番だろうって事で、MinoltaもNikon、全く縁が無かったです。

    私は今もα9000にぞっこんで、先月かな?、ヤフオクで程度の良いのがあり買おうかどうか悩んでいたら、知らぬ間に物凄い安い値で落札されていてショックだったですよ(笑)。

    Fマウントもそうですが、今後、Canon、Nikonがボディ内に手振れ補正を積んでくるかどうか、これも要チェックでしょうね。Fujifilm、結構良いカメラを作っているのにあんまり売れていないって手振れ補正非搭載、レンズも描写優先で付いていないレンズが多い、これも理由の1つだと思っています。

  7. tsunomagari | URL | -

    タイトルとトップの写真が好き

    おはようございます。
    タイトルいいですね。
    ブレードランナーカッコいいですね。
    サイボーグでもアンドロイドでもないレプリカントって言葉も好きです。

    廃墟のお写真もいいですね。
    最近、撮ってないので、僕もこんなの撮りたいです。

    タイトルに惹かれて書き込みしたかっただけです。すいません。

  8. BigDaddy | URL | -

    > tsunomagari さん

    ありがとうございます。

    確かに映画ではレプリカントと呼ばれていたような気がします。

    今回のタイトル、ちょうどブレードランナーの新しい映画が今年公開されるって情報を耳にし、それに乗っかちまおうと考えました(笑)。30年後を描いたものだそうで、ハリソン・フォードが再び主演!、今年はツインピークスと言い、過去を懐かしめる映画、ドラマが続々やってきますね!。

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