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MarkIIじゃないOlympus E-M1を買ってもぉた~レビューその20
    僕と手振れの150日戦争 ストラップを上手く使う?

2017年07月29日 00:00

E-M1の手振れ補正の性能テストと言うよりも、如何にぶれないようにカメラを構えられるか?、それに丸々5ヶ月費やした。考えられるありとあらゆる事を行ったと言い切っても良いくらいだ。

テストは25mm(135換算50mm)の焦点距離を使い、2.5メートル先の被写体に対して低振動Lドライブモードを利用し10枚を連写、10~20セット費やし、何コマ止まるか・・・。

ぶれないカメラの構え方、これを言葉だけで解説するのは難しい。良いサイトを見つけた。

撮影に慣れたら基礎の見直しを。プロが使う手ブレしないカメラの構え方
光の魔術師ジョー・マクナリーの極意 カメラの構え方

上のサイトの全てを励行している訳ではないし、いやいや、そんな事はしねぇな、なる項目があるものの、思考は同じ。これらはフィルム時代に雑誌で読んだり、人から教わったりで身に付けていたテクニック。

体のどこかを使ってカメラを固定する。特に額などをカメラに押し付けたり、肩でカメラを押さえる、これは非常に効果的だ。フィルム時代、Canon EOS 1NHSやContax RTS IIIと言って馬鹿でかいカメラを使っていた時、肩でカメラを押さえる、これは常套手段だった。

ところが、何日かに渡ってテストしたところE-M1ではこの手の「しっかりとした構え方」で写真を撮ると止まってくれる確率が物凄く低くなる。となると一から構え方を考え直さなくちゃならないのか!?。

「本格派のベテランピッチャーが突如サイドスローの技巧派に転向、ピッチングフォームを見直し、決め球として新しく覚えたシンカーをインコース低めギリギリに放り込む」

多分それくらい大変。

上のリンクをご覧の通り、ブレないようにするにはカメラを体のあちこちで固定する、しかし判ったんだ。まず、あれは大きい、重い機材には有効だが、軽くて小さな機材では効果は半減、もしくは意味をなさない。しかも上の術はぶれない法則である「焦点距離分の1秒」から半段、1段シャッタースピードを落としてもブレない確率を高くする為のもの。

また手振れ補正内蔵のカメラを使用していてる場合は、仕様上の補正段数までの確率を上げるには効果的。E-M1なら25mm(135換算50mm)で1/3秒なら楽勝でシャッターを切れるがブレる時もある。それを限りなく100%に近い確率で止めるには使えるテクニックだろう。

しかし仕様よりもさらに遅いシャッターを使い、カメラの持つ機能の限界すら超えようとしている時、1/4秒でさえ怪しいのにそれを一気に1秒で止める為の手段じゃないかもしれない。

じゃぁどうするのさ?、新たな疑問が沸いてくる。そこで真逆を実行してみた。試しにEVFを覗かずにてきと~に構えて撮影したんだ。するとどうだろう、「あらっ?、ファインダーを覗いてビシッとカメラを構えた時よりも安定していねぇか!?」・・・。

ここでもう一度ブレの定義を見よう。

「微ブレ」
 一見等倍で確認してもブレているようには見えないが、解像感が若干失われている写真

「小ブレ」
 等倍で見るとブレているのが判るが、A3程度のプリントなら何とか使える写真

上のリンクのようにしっかりとカメラを構えると小ブレはおろかブレブレの写真しか撮れなかったのが、完全にピタリと止まった写真は少ないものの微ブレ、小ブレの確率が増えてきた。うん?、何か見えてきたか?。

EVFのないコンパクトデジタルカメラでブレない写真を撮るテクニックのひとつとして・・・、

「ストラップを首に掛け、そのままカメラを前面に押し出す。ストラップがピーンと張ったところで構えると、カメラを前に押し出す力とそれを引き戻そうとするストラップ(首)の力によってカメラが安定し、手振れしにくい」

なんだっけ?、物理では反作用と言うのだっけか?。これはホントに効果がある。焦点距離にもよるが1200万画素クラスなら広角~標準域程度なら1/4secで綺麗に止まる。コンデジにハンドストラップを使用していて、どうしても手振れが心配な方はネックストラップに付け替える事を強く勧めたい。

※ストラップがちぎれそうなくらい力を掛けると手や首がプルプルし、高周波のブレが発生し、反対によりブレてしまう。首に少し圧力が掛かったかな、くらいのテンションが望ましい

これと同じ事をE-M1でやってやりゃ良いだけ。EVFを覗きながらカメラをしっかりと構えようとするよりも確実に止まる確率は高くなる。

写真は結果、それならば廃墟ではEVFでなくライブビューを使ってコンデジ感覚でパチパチしてりゃ済む。それも1つの手ではあろうが、E-M1を使ってそれってちょっと情けないでしょう?。プライドが許さない。写真はファインダーを覗いて撮るもの、この作法、文化を無視したら写真は趣味として成立しない。それが昭和なカメラマン。

そこで考えた。

「ストラップをたすき掛けにする」

ストラップをたすきに掛けてEVFを覗くとちょうど良い塩梅でカメラがストラップに引っ張られ安定するんだ。首が支点になるのでなく、背中全体が支点になるとでも言おうか?。これはかなり使える。1/4秒ではピタリ賞を連発し、1/3秒でも絶大な効果が出た。さらにはほんのちょっとの体のブレで大きく揺れる望遠レンズ装着時には最大の力を発揮してくれた。

ところが問題発生!。着ている服の量によってストラップのテンションが変化する。テストは真冬に行ったので自宅ではトレーナーかフリースのジャージ、そんな装い。でも屋外では厚手のジャンバーやジャケットを着ている。すると春、夏、秋と冬とでストラップの長さを調節しないとならないのか?。

しかもシャツ1枚の時とトレーナーを羽織った時、それだけでテンションに変化があり、加えて息を吸っている時と吐いている時でも違ってくる。そんな問題が出てきてしまう。

ストラップの長さの微調節は脇で行うと良い塩梅か?。ストラップを長めにし、短くしたかったら(よりテンションを張りたかったら)服とストラップの摩擦によって脇でそれを調節するんだ。あとはどれくらいのテンションでピタリと止まるかを考えるだけで良い。私は左肩掛けなので右脇でストラップの長さを調節している。

上手く行くと冒頭に書いた条件で「1/2秒でも」30%の確率で止まってくれた。ところがその張り具合を間違うと一気に確率は落ち、そうなると100%止まらない。このさじ加減がかなり難しい。

スローシャッターではストラップのテンションによって出来不出来が激しい。引っ張り過ぎてもカメラがプルプルしているのが判るし、弱ければ効果はゼロ。ストラップの張り具合が絶妙でないと1秒の壁を破るのは無理。

E-M1は意識せずにカメラを構えると1/2秒では大ブレ。ところがストラップにテンションを掛けると小ブレ、微ブレが多くなる。しかしテンションを高くし過ぎるとカメラを握る手にも力が加わり、そこで再びブレブレ。カメラを豆腐だと思って持ち、その時に心地良いテンションだと上手く行く。

心地良いテンション、これは感覚的なものであり、困った事に1時間前と今とで変化してしまう。1時間前は10枚1セットを5セット撮影し、40%の確率があったのに今、さっきと同じように撮影しているつもりでも同じ5セットで20%の確率しか出ない。

そしてそれくらいの確率まで落ちると普通にカメラを構えているのと同じく出来不出来が激しい。10枚撮影し4枚止まる時と1枚も止まらない時が出てくる。

1/3秒までなら大した事ない。確率が落ちても10枚連写していれば確実に止まっている写真を作れる。でも「1/2秒」、この長さとなるとちょっとしたテンションの違いが大きく左右される。

そうなると好成績時のストラップのテンションの感覚を自分のものにしないとならない。ピッチャーで言えばボールの握りの強さ、指先の掛かり具合とでも言おうか?、少しでも違うと内角低めにコントロール出来ず空振りを取るどころか外角から真ん中に入ってくる絶好のホームランボールになってしまう・・・。

左肩のたすき掛けから右肩のたすき掛けに変えたり色々とやってみた。でも難しい。但し、進化はしている。初めの頃は大ブレが大半だったのが、次第に小ブレ、微ブレが増えてくる。やがて30%の確率でピタリと止まる。

これに5日間くらい費やしたのかな?。でも・・・。

「この感覚を自分のものに出来ない!」

そこで再び試行錯誤するのだった。続きは次回!。


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コメント

  1. RigelNightBug | URL | GzSZFFvQ

    加減が難しそうですね。
    ストラップと留め金の間に、ゴムとか、伸縮性の有るものをダンパー代わりに挟むとかで、簡易化出来ませんかね…?。

  2. BigDaddy | URL | -

    > RigelNightBug さん

    重たいカメラでも首や肩に負担の掛からないストラップでウレタンのような伸縮性のあるのありますよね。それだといけるかもしれないですね。

    ぶれない、ぶれにくいカメラの構え方、これは恐らく一人一人異なるんだと思います。私のように何ヶ月も試行錯誤する人間もいるでしょうし、簡単にスローシャッターを切れる人もいるのでしょうね。今回のネタのような手法で楽勝で止めちゃう人もいるでしょうし。とにかく感覚的なもので、まぁ1/4秒ですからぶれる時がある、そこから始まったのでエライコッチャでしたよ(笑)。

  3. auf | URL | 3eyVfeeo

    昔は液体ヘリウム使ったスタビライザーだったのに,なんだかんだと
    ブレ補正も進歩したものだと思っていたらまだあるんですね,スタビ
    ライザー.しかもアマチュアでも変えないことはない価格.動画の場
    合はカメラ内補正よりスタビライザーが向いてるんですね.

  4. | |

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    このコメントは管理人のみ閲覧できます

  5. BigDaddy | URL | -

    > auf さん

    動画の場合は歩きながらの撮影も多いみたいで、そうなるとスタビライザーの方が良いのでしょうね。Panasonicな人は動画人口が多いようで使っている人が多いようですが、私自身はカメラマンの多い観光地に行かないからもあるでしょうが、未だに一度もそういう人は見た事がありません(笑)。

  6. BigDaddy | URL | -

    > 鍵コメさん

    旅に出ていたのでコメント欄を閉じていました。

    瞬時に長さ調整が可能なストラップ・・・、はぁ!、商品化されているんですか!。手振れ補正云々よりも、山登りの場合、肩や首掛けだとカメラがブラブラしてウザったいので、そんな時はタスキ掛けをしたいと思う時があり、長さが瞬時で調節出来るのならそれ「あり」ですね!。

    等倍チェックをする、しないは人それぞれ自由ですが、少なくともデジタルでのセンサー、レンズ性能を知るには等倍にして初めて判る事がある訳で、それをしないと断言する人は信じちゃいけませんよ(笑)。

    Pentaxは赤がすぐに飽和する傾向があるように思います。でもK-50のセンサーもK-3IIのセンサーもダイナミックレンジは広いので、明暗に関しては再現像でかなり幅のある調整が出来るかと。m4/3の場合、ダイナミックレンジが狭いので再現像を想定して写真を撮ると撮って出しJPGはお話にならないくらいしょーもなくなります(笑)。

    印刷、写真用印刷でなく安いポスター、カレンダー印刷でもA3ノビまで大きくすると結構感動しますよ!(笑)。また、トッパン印刷とかで市販と変わらないくらいのクオリティの写真集を作れます。幾らか忘れちゃいましたが、「ええぇ!、そんな安いの!」ってレベルです。A4や見開きA3とか、レイアウトも自在です。

    RawTherapeeはまずは判る機能だけ使う、あとは暇を見てチョコチョコ遊ぶ、数年でベテランの領域に達するかと思いますよ(笑)。

    先ずはLightroom用のDCP(カラープロファイル)や、レンズ補正プロファイルをAdobeからダウンロードして、それをRawTherapeeで使う、そこから始めるのが良いかと思います。

  7. | |

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  8. BigDaddy | URL | -

    > 鍵コメさん

    おお!、動画のストラップ、凄いですね。瞬時ですね。こういうのがあるとは知らなかったので、今度、量販店でチェックしようと思います。カメラストラップもそうですが、ショルダータイプのカメラバッグでも同じような商品があれば馬鹿売れしそうな気がします。

    自作ですか。素晴らしいですね。私はイマイチ、仕組みが判っておりません(笑)。仕組みが判れば100円で売っているジャンクストラップと100円ショップで材料買ってみて試すのも良いかもしれません。

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