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デジタル暗室の薦め

2010年07月19日 00:00

「田舎道」

田舎道

Olympus C-3040zoom

※2010年7月9日より、ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しました。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来ます。暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。



今日は、長文の続きがあります・・・。

まずカメラ、10年前のシーラカンスデジタルカメラです。300万画素ですが、当時は高級機でした。そしてこの写真はたったの3年前のもの。そうなんです。2007年までこのカメラを使っていたんです。

ところがこれで旅行に出掛けたところ、もう寿命だったのでしょうかねぇ。エネループ電池を利用して100枚も撮れず、結果、3泊の旅行で、午前中はエネループで持たせたものの、午後になると100円ショップのアルカリ単三電池。

アルカリ電池代だともう30枚くらいでジ・エンド。小まめに電源のオンオフを繰り返しても50枚撮れなかった記憶があります。結果、旅行中、電池だけで2千円くらい使いましたよ(笑)。それで、もう御陀仏だ!、と旅行直後に買ったのがRicoh R6だったんです。

思えば壊れなければ、もしかすると未だにこのカメラを使っていたかも知れず。だとしたらデジタル一眼レフだって買っていなかったかもしれないんですねぇ。どうなんでしょうねぇ、壊れて良かったと思うべきでしょうか?(笑)。

話は変わりデジタル暗室。フィルム時代、現像は何とか普通に出来たものの(だいたいは説明書に従っていれば現像は問題ない)、暗室そのものが無かったので、レンタルラボや、友人のカメラマンの暗室を借りてモノクロプリントを仕上げていましたが、まぁお下手ったりゃありゃしません。どうもプリントの才能は皆無のようです、ワタクシ・・・。

ですからコンテストや個展、グループ展にモノクロ写真を使う時は、プロのプリンターマンにお願いしていた訳です。

デジタルカメラになって一番楽しいのが、この写真のように覆い焼き、焼き込み処理と言ったモノクロプリントでの作業。失敗してもすぐにやり直しが効きますし、大好きな森山大道風な写真も簡単に作れちゃいます。

ブログでモノクロ写真を掲載されている方の中には、単にカメラ側の設定でモノクロにしたり、カラー情報をただ破棄しただけでモノクロ写真を作られている人もいらっしゃるでしょうが、少なくともモノクロに使うカラーフィルターの特性や(赤、青、緑、黄フィルターでそれぞれ大きな特徴がある)、赤外線フィルム、コピーフィルム、覆い焼き、焼き込み処理くらいは覚えた方が良いと思いますよ。

この手の手法はフィルムでのアナログの手焼きと、デジタルのレタッチでは手法は違えど、意図は同じ、見せたいところを見せて、見せたくないところを見せない、手焼きでもレタッチでもこの手のテクニックを覚えると劇的に写真が変化しましょう。


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コメント

  1. momonga | URL | aYDccP8M

    フィルム時代の覆い焼き、焼き込みは調べると大変な
    作業でしたね。。

    下手の横好き的写真趣味の私からすると、今の時代は
    (って言ってもここ4〜5年ですよね)素晴らしいですwww

    HDRなんかは邪道ですか〜?(^_^

  2. BigDaddy | URL | -

    >momongaさん

    私は集中力が足りないんだと思います。どこかで気を抜いちゃうから、銀塩プリントでの覆い焼き、焼き込み処理で大失敗ばかりしでかしていたんだと勝手に思っていますよ。

    HDRは、うーん、単なる好き嫌いで言えば嫌いです(笑)。あれはCGの領域だと感じます。ただこのHDRも、元々はこの多い焼き、焼き込み、この辺の作業を参考にしている部分も多々あるでしょうから、否定はしません。

  3. ちくわ | URL | -

    このノイジーなかんじ。日常を切り取ったかんじ。いいですねー。雲もこれぐらいあったほうがモノクロにはいいですね^^

  4. ゆたか | URL | LkZag.iM

    こんにちは。

    いつもありがとうございます。

    BigDaddyさんの記事をず~っとさかのぼって拝見させて頂いています。

    百科事典ですね。(笑)

  5. BigDaddy | URL | -

    >ちくわさん

    ありがとうございます。

    モノクロって日常を非日常にしてくれるので面白いですよね。

    雲だけだと白飛びしてつまらんですし、反対に青空だけだと綺麗過ぎちゃって何かしっくりきません。天候に文句を言っても仕方ありませんけど(笑)。

  6. BigDaddy | URL | -

    >ゆたかさん

    過去の記事まで読んで頂いているとは嬉しい限りです。ありがとうございます。

    百科事典は大袈裟ですよぉ(笑)。
    でも本当はもっと文章中心にしたかったんですよ。初心者にもベテランにも楽しめるようなフォトエッセイを。でもブログの場合、あまりにも長文だと読まれない傾向にあり、最近はかなり抑えているんです。

  7. ケンケン | URL | rolxWucI

    BigDaddyさん今晩は
    何だか凄い! 「THE昭和」の感じですね
    しかも温かく感じますね

  8. izu☆milk | URL | BLqMRigk

    勉強になります!!

    こんばんはv-222
    うちは田舎なんで田舎道だらけなんですけど(笑)、
    やっぱりこうゆう写真見るとおばあちゃんのこととか昔のこととか思い出して
    切なくもうれしい感じがしますv-34

    雲の感じがきれいに出てて、手焼きしたみたいに味がありますね!
    さすがですv-237
    昔使ってたモノクロ用のフィルターと、意図は同じですよね。
    わたしもソフトをもっと使いこなして、
    デジタルモノクロをもっと上手に見せれるようになりたいなーと思います(^_^)

  9. トモ | URL | POQ5NLzM

    手拭いかぶった自転車の人がいきていますね。(拍手)
    私はカラーからはじめたのでモノクロの原理がわかっていません。
    先生にもよくいわれますが、赤はこういう色、黄色は・・・と。ですからカラーで撮ったものをPhotoshop Elementsで加工していますが、平凡な写真になってしまいます。
    こちらで勉強させてくださいね。

  10. BigDaddy | URL | -

    >ケンケンさん

    コメントをありがとうございます。

    上手い具合に農作業に出かけるオヤジさんが収まってくれました。THE昭和、そんな風景ばかり求めていますよ(笑)。

    自分も写真もそうですし、ケンケンさんをはじめ、皆さんのTHE 昭和な写真で癒されています。

  11. BigDaddy | URL | -

    >izu☆milkさん

    フィルター効果はモノクロ用のレンズフィルターと同じ作用をします。本当は性格的に、デジタルでモノクロをやるには、こーやってあーやってとHOWTOを書きたいところですが、それを始めちゃうと原稿用紙何十枚になるので流石に触り部分しか書けません(笑)。

    今は、様々なブログやホームページでデジタル暗室の手法が掲載されていますので、それらをケ名策してご覧になるのが良いでしょうね。私もその口でした。

    さて、私は3代続く江戸っ子なので、懐かしさと言うよりも、このような田舎の一本道に物凄い憧れのようなものがあるんです。こういう場所だったら丸一日写真を撮っていても飽きません。

  12. BigDaddy | URL | -

    >トモさん

    仰る通り、手ぬぐいおじさんが最高です。恐らくこれをオリジナルで見せちゃうと、左の畑の風景も入ってきて、自転車おじさんが強調されないと思うのですよ。ですから敢えて左側はガツンと焼き込み、反対に中央からオジサン側に掛けて、覆い焼きをしています。

    また、最初から、焼き込み処理などを行う、そう思いながら撮影に入ると・・・。

    本来、この自転車おじさんはもうちょっと手前に来た時にシャッターを押したい。人が大きく写っていればそれだけインパクトがありますよね。でもそうじゃなく、この辺のまだおじさんが小さい時にシャッターを押しても、邪魔な部分を焼き込んで行けば、添景にしかならないおじさんも主役になれる・・・。


    デジタル暗室の場合、従来のプリントと異なり、マスクしたりして、例えば空は赤外線フィルムを使ったように、地上部分は青フィルターを使ったように・・・、と部分部分で様々な事が可能ですよね。また広告写真のように一部だけ色を残したり。

    とは言え、やり過ぎはやはりCGっぽくなってしまうと思うので、自分が望む風景よりも、ちょっとだけ大人しくするってのが経験上良かったりします。

  13. tettyan | URL | -

    この記事を読ませていただいてから
    BigDaddyさんと逆方向の都会の街を撮りに出かけました

    いつもはJpegなんですがRAWで撮って
    モノクロ変換の時にフィルター処理の練習をしてみました
    フィルター色によってかなり違う事を実感できました

    どういう状況の時にどうすればいい、なんてことまではまだ全然わかりませんが
    彩度を落としただけの処理とは違うという事が解り
    焼き込みや覆い焼きをもマスターできるよう
    頑張ってみようという気になりました。

  14. BigDaddy | URL | -

    >tettyanさん

    焼き込み、覆い焼きを覚えると、見せたいところを見せる、見せたくないところを見せない、より主題がはっきりし、カメラマンの主張が見る側に伝わると思うんです。

    また、今の世の中、街行く人のスナップが難しくなってきました。その場合、あえて人物を端っこに配し、顔の部分を焼き込んで表情を見えなくする、そんな手法も「あり」ですよね。

  15. Fuwari Funwri | URL | Fu/cmvJM

    BigDaddyさん、こんにちは。

    今日はとてもお勉強になりました。
    写真の加工もあまりしてはいけないものだと聞いていたので、目から鱗でした。
    考えてみれば当然ですよね。
    見せたい部分をより引き立たせるのが芸術ですから。。

    ありがとうございました♪

  16. BigDaddy | URL | -

    >Fuwari Funwriさん

    どこまで加工が許されるか、難しい問題です。以前、別のサイトで、風景写真を撮る時、邪魔な電線を消すのは当たり前だと断言していた人がいましたが、それは違うと思うんですよ。それはやはりCGです。

    またデジタルであっても写真は加工してはならないなんて人もいますが、これもおかしい。少なくともコンパクトデジタルカメラにもデジタル一眼レフにもカメラ内でヴィヴィッドカラーだとかモノクロだとか、色彩や彩度、コントラスト、シャープネスを変更出来るのですから、その時点でレタッチされているんです。

    フィルムでの覆い焼き、焼き込み処理はモノクロプリントでは当たり前ですが、これもアナログ処理ではありますが、加工、即ちレタッチですよね。これはトイカメラでも同じでしょう。

    この辺は主観になりますが、フィルムで可能な事はデジタルで同じ処理を施しても構わない、そう思っています。


  17. Fuwari Funwri | URL | Fu/cmvJM

    BigDaddyさん、お返事ありがとうございます。。
    こうして筋道立ててお話を伺うと納得のお話ばかりです。

    フォトショップでの加工もこっそりやっていたのでこれからは大手を振ってイメージ作りに挑戦したいと思います。
    電線のお話もよく理解出来ました。
    以前花の風景写真で穴が空いているところに花を植えちゃったんですが、それもやっぱりCGになってしまいますよね。。汗
    在るものはある無いものはない、その中で可能な処理であればむしろ写真を良い状態に見せる為にはありですね。

    カメラを使うシーンも考えてみたいと思います。
    本当に何度もお時間を割いてくださりありがとうございました。

  18. BigDaddy | URL | -

    >Fuwari Funwriさん

    要はカメラマンとしてのプライドの問題だと思うのですよ。電線や電柱などを消すってのは、カメラマンとしてプライドがない、つまり、そもそも電線や電柱のない風景を見つけられなかったカメラマンの失態ですよ。失態を工夫するってのはプライドがない証拠です。

    私もフォトショップを使っていますが、一般的なレタッチに関しては(露出、彩度、色彩、シャープネス等)、自分が満足する絵柄よりも少し我慢するくらいがちょうど良いと考えています。

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