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Photoshop CS5にするかElements 9にするか・・・

2010年11月19日 00:00

「秋の夕景」

秋の夕景(LOMO風)

Lumix FX55

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



写真レタッチ初心者の方はデジタルカメラを購入した際に添付される写真加工ソフト、RAW現像ソフトを利用されていたり、Picasaのようなフリーの写真管理、編集ソフトを使われている方も多いでしょう。

それで十分と言う方もいらっしゃるでしょうが、何かもっと簡単に何かを出来ないものか、ちょっと物足りなさを感じている方もいらっしゃると思います。そんな時に定番中の定番、Photoshopなのですが、PhotoshopにはCSと、その廉価版のElementsの2つの系統があります。

どっちを買うべきでしょう?。

一番単純かつ明快な答えは「財布の余裕度」ですが、そんな事、当たり前ですよね(笑)。そうですねぇ、自分がどんな処理を写真に施したいのか?、これに尽きる思います。

デジタルカメラで撮影した画像や、フィルムカメラからスキャナーで取り込んだ画像を元に、「写真」の見栄えを良くするだけにしか使わないのだったらElementsで十分、CS5はその画像を元にコンピューターグラフィックにまで手を染める時に使うもの、「基本的」にはそう思って頂いて良いと思いますね。

つまり・・・、本ブログをご覧になっている皆さんだったらCSなんて要らない、Elementsを買えば良いって事になります。本ブログに掲載している写真、そうですねぇ、「99.5%(笑)」はElementsで処理が可能です。

デジタルレタッチの基礎であるレベル補正や色補正、シャープネスなど行なう際、Elementsの方が(クイック編集にて)ユーザーインターフェースが優れていて、、、

スマート補正
ライティング(レベル補正、ハイライト、シャドー部調節)
カラー(彩度、色相)
バランス(色温度、色合い)
ディテール(シャープ)

この操作が編集画面右側で上から順番にスライダをマウスで動かして行くだけで全ての調節が出来るんですよ。メニューをいちいち開いて処理を選択する必要がないんです。慣れてきたら1枚の写真をロードしてクイック編集からレタッチをし、保存まで1分くらいです。

またガイド付き編集では上記のレタッチを含めた大概の機能を説明と共に作業出来るようになっており、より初心者に優しいユーザーインターフェースになっています。メニューから選択するよりもこっちから選んだ方が早かったりするので、これは初心者だけが使う機能でなく、ベテランでも使えますね。

CSの場合は、これらの作業を全て自分の意思で決定していかねばならず、ツールボックスやメニューから1つ1つ選択し、作業を進めていく必要があります。ですから1枚の写真に一般手的なレタッチを施すのだったら、作業効率はElementsの方が優れている事になります。

JPGファイルだけでなく、ElementsはCSに添付されている「Camera Raw」と言うRAW現像機能もあるので、カメラメーカーが添付している専用のRAW現像ソフトを使わずともRAWから1枚の写真を作り上げる事も出来ます。

但し!・・・。

同じRAW現像でもCS5とElements 9とでは設定出来る項目に差があります。CS5付属のCamera RAWは現像ソフトのLightroom 3と同じエンジンを利用していますから、全く同じ事が可能ですが、Elements 9付属のCamera RAWはやはり最低限の設定項目しかありません。まぁそれでも十分と言えば十分ですが、細かくRAWファイルから加工したいって方はやはりCS5を買うしかありません(Lightroom 3とElement 9と言うセットでの利用でも良い)。

また、常に同じ処理を施したいなんて場合。これもCS5とElements 9とではCS5に軍配が上がります。ブログに写真を掲載する程度であれば1日1枚をレタッチしていれば良いでしょうが、フォトアルバムを作ったり、個展やグループ展用の大量の写真をレタッチしないとならない・・・、そんな時にはCSのアクション機能が優れているんです。

アクションとは操作を記憶する、ある種のプログラム。例えば近頃マイブームの銀残し処理をphotoshopだけで行なうと以下のような行程になります。

1、レイヤーを複製する
2、レイヤーの描画モードをオーバーレイにする
3、調整レイヤーを作り彩度を下げる
4、調整レイヤーを作りレベル補正を行なう
5、場合によっては調節レイヤーのトーンカーブでコントラスト、色を整える

この5つの行程は常に行なうもの。これを1枚でなく、1度に10枚、20枚やらねばならぬ・・・、そうなると面倒ですよね。そんな時に、この行程をphotoshopに記憶させるんです。1度記憶させたものはボタンを押すだけでその処理をしてくれちゃう。

意外とこの手の、いつも同じ処理をしなくちゃならないって事がフォトレタッチには多いんですよね。しかもこのアクションと言うのはファイルとして保存出来、しかも海外を探し回ると、様々な処理を自動的に行なってくれるアクションファイルがごろごろしている訳です。

加えて、このような処理を複数枚の写真に対して行なう為の「バッチ処理」を使えば、100枚だろうが、1000枚だろうが、パソコンのメモリが許す限り、自動で全ての写真に同じ処理を施してくれるんです(Elementsにもバッチ処理はあるが限られた機能しか使えない)。

またCS5のCamera RAWではこのアクションのような機能としてテンプレートを保存、読み込みが出来ます。自分で作成した色調データを保存し、読み込んだり、世界に目を向ければ様々なテンプレートが無料で提供されています。でもやっぱりElements 9ではテンプレートの読み込み、保存が出来ないので、同じ処理を施す場合も、1枚、1枚セットしてやれねばなりません。

アクションと類似するものでスクリプトがあります。これは完全なプログラミングでJavaScriptやVisual Basicが使われており、これも海外のサイトを探すと、これを読み込むだけで全て自動で処理してくれちゃうんですね(アクションもスクリプトも無料物が仰山ある)。

Elementsの場合、プラグインフィルターはCSと同じくどんなものでも使えますが、このアクションとスクリプトが使えません。いや、正確に言うと、既存のアクションの再生は可能ですが、アクションそのものを作る機能がElementsにはないんです。

Photoshop CS用に作られたアクションを実行する時、Elementsにない機能が使われている事もあるので、エラーで止まってしまう事もありましょう。結果、スクリプトは勿論の事、アクションも使えないと思っていた方が良いって事なんです。

その辺をどう考えるかでしょうね。大概の、写真で試してみたいレタッチってのはフリーのプラグインで見つけてくる事が可能ですので、大量に写真を加工しないのだったらElements、そうでなく大量の写真を色々と加工する必要性があるのだったらCS、そうなりましょうか?。

ちなみにElementsはレイヤーマスクが使えないから・・・、そんな理由でCSを買われる方がいらっしゃいますが、Elements9からはこのレイヤーマスク機能が添付されていますから、普通にレタッチするのだったら、やっぱりElementsで十分過ぎると言って良いでしょうね。

私自身も普段、ブログに掲載するような写真はElementsのクイック編集でさっさと写真を仕上げ、そうでなく、大量の写真に同じ処理を行ないたい時や、作品としてプリントを前提として仕上げる場合は、Camera RAWで細かく設定したり、アクションやスクリプト、バッチ処理を使うのでCS、そんな使い分けをしています。

最後に本日の写真について。

今回はCS5を使って、トイカメラのLOMO、これを模倣した海外のサイトで見つけたフリーのスクリプトを使ってレタッチしたものです。そして下写真左がオリジナル、右が同じ作者が作ったHOLGAを模倣するスクリプトを利用した写真となります。

※これと同じ事は、レイヤーを作ったり、コントラストや色調などに変化を加える作業を1つ1つ自分で処理する必要はありますが、比較的簡単にElementsでも作成出来ます。


秋の夕景(オリジナル) 秋の夕景(HOLGA風)


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