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デジタルカメラでレンズを使いこなす、まとめ

2010年11月25日 00:00

「PM 1:57」

PM 1:57

Lumix DMC-FX55

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ここ数日のレンズネタのまとめです。一連のネタをお読みでない方、特に写真、カメラ初心者の方には参考になる記事だと思うので、どうぞご覧になって下さい。

レンズも重要な事に気付いた
F16まで絞り込まないと使えないレンズの訳
馬鹿高いレンズはやっぱり凄かった
意外に良かった20年、30年前のレンズ

以下、まとめです。ただ、主観で述べている部分もあるので、鵜呑みにせずに、ご自分のレンズで必ずテストされる事をお勧めします。

(1) 高価なレンズの描写は優れている

当たり前ですよね。最新の技術、材料で設計、製造されているから高いのですから。写真を常に大きく伸ばす、そんな方はやはり高価なレンズを使うべきかも知れません。

問題は、純正メーカーのレンズとレンズメーカーのレンズ。後者の方が同じスペックでも遥かにお安い。何がどう違うのか?。

これは写真雑誌などでレンズデータを見て貰うしかありません。OEM生産で純正メーカーのレンズでも実はレンズメーカーの設計、製造、そんなレンズも多々ありますしね(PentaxとTokinaの関係なんて皆さんご存じでしょう?(笑))。ただ、個人的には見栄っ張りでなければレンズメーカーのレンズで十分だと感じています。

(2)高倍率ズームレンズは望遠側の描写力が弱い

18-200mmや、18-300mmと言った高倍率ズームレンズはメーカーや設計された年にもよるのでしょうが、恐らくどのレンズも設計に無理があり(特にこの手のレンズは比較的安価で販売されるので)、より大きく物を映し出す必要がある望遠側の描写は悪いでしょう。

A3よりも大きく写真を伸ばす必要があるのだったら、高倍率ズームレンズの望遠側は使い物にならないと思っていた方が良いかもしれません。勿論これは良いレンズと比較しての話です(次の(3)も参考にされて下さい)。

(3)レンズは3段くらい絞ると一番解像力が出る

あくまでも一般論ではありますが、絞り開放から3段前後絞った位置が一番解像力があるとされています。特に細かい風景、遠景を写真に収める時にはこれを覚えておいた方が良いです。F2.8が開放絞りであったらF8が良いとされていますし、普及型のズームレンズだとF5.6と言った暗いレンズが多く、それらはF13~F16と言った絞りにすると良いでしょう。

(4)デジタル専用レンズは規格、設計も異なり、安いレンズでもかなり描写力がある

これはフィルムの厚みとセンサーの厚み、ミクロの世界の話になりますが、デジタルカメラのセンサーってのはかなり薄いらしいんですよ。ですからフィルム用のレンズと比較して、より厳密にピントが要求されるので、これまた一般論ですが、それを考慮して設計されているデジタル専用レンズの方が描写が優れているものが多いようです。

またAPS-Cサイズのカメラで35mm用のレンズを使うと、斜めから余計な光が入り、それは確実にセンサー部分の焦点には合いません。加えて上述した通り、センサーはフィルムよりも薄いのでピントの合わない部分がどうしても出てきましょう。

ですから絞り開放で撮影すると、ピントは来ているようだが、滲んで眠い印象の写真になる事も多いようです。反対にアートを意識し、わざとそれを利用してフィルム用の古いレンズの絞り開放で写真を撮る、なる方法もありましょうが、個人的には絞り開放でもキリッとしていて欲しいものです。

(5)以上を踏まえ・・・

私自身、機材オタクでもテストマニアではありませんが、やはり1度は所持しているレンズを、遠景、近景を絞り毎に撮影テストする事をお勧めします。特に細かい風景や遠景はレンズの絞り位置によって確実に画質が異なります。

ピントに関しては基本的には被写体から1.5メートル、絞り開放で計測する事。もしオートフォーカスを利用して自分の写真が前ピン、後ピンっぽかったら、1度このテストをし、メーカーに相談する事をお勧めします。

ちなみに手持ちのレンズだと、フィルム時代のFA28mmF2.8、FA35mmF2、FA50mmF1.4は確実にAFではピントがずれますから、Pentaxに依頼し、ボディ、レンズともK-7、K20Dで1.5メートルでジャスピンになるように再調整しました(実はこれでもレンズの構造上、さらに近寄ると前ピンになって行きます)。

また、AF調節が本体で出来ない(裏技があるのだが)K10DはこれまたPentaxに依頼し、メーカー基準レンズ(DA55mmF1.4?)で1.5メートルでジャスピンになるようにセットして貰い、近影撮影時はMFにして自分の眼で合わすようにしているんです。

(6)だからこそレタッチが必要だ

フィルム時代のレンズをAPS-Cカメラで遣うと絞り開放描写が甘い、はたまた解像力の悪いレンズは使えない?。

いいえ!、ですからレタッチするんです。数値上の解像度ってのは変化しませんが、見た目の解像力は、シャープとコントラストを付けるだけでワンランクもツーランクも上がった写真になります。

1つ例を挙げます。

解像力のないレンズを使って遠景を撮影していたとします。F11以上絞り込めばある程度の解像力をキープできますが、手持ち撮影だし、ノイズが嫌でISO感度も上げたくない。そこで仕方なくF8で撮影したとしましょう。

案の定、ピントは来ているが、なんとなく眠い写真になってしまった。だからこそレタッチですよね。コントラストを上げて、シャープを掛ける。これでクリアーな写真になります。しかしシャープを掛けていくとノイズも増えて行きます。せっかくノイズのないようにとISO感度を下げて撮影したのに・・・。

そんな時に今度はノイズリダクションを使うんです。ノイズが乗ってしまった部分のノイズを取っちゃいます。ノイズを消すと今度はまた写真が眠くなりますから、ノイズが出ない程度ももう1度軽くシャープを掛けて・・・。

そうすると写真が持つ本来の解像力は屁みたいなものだけど、見た目はF11以上まで絞った写真にかなり近付ける事が出来ましょう。

そう、ノイズリダクションとは長時間露光や高感度ISOでの撮影だけでなく、シャープを効かせた写真にほんのちょっぴり掛けてやる事で、シャープ時の荒れを隠す事が出来ます。

ちなみにPhotoshopでノイズを消そうと思うと非常に面倒なので(何故ノイズリダクションフィルターが標準で添付されないのか不思議、HDRよりも必要な機能だと思うのだが)、この辺はlightroomかphotoshop添付のRaw現像プラグインのCamera Rawで処理するのが簡単でしょうし、lightroom(Camera Raw含め)のノイズリダクションはカメラ内蔵のそれよりも優れている気がします。

最後に。経験上、パソコンの画面で見たシャープと実際にプリントした時のシャープはかなり異なり、パソコンの画面を信用しちゃうとシャープが掛かり過ぎたプリントになる事が多いようです。プリントサイズにもよりますが、パソコンで見た時、シャープはちょっと物足りないくらい掛け、コントラストを上げると結構満足するプリントに仕上がってくれますね。

また、Pentaxのサービスの方から教えて貰った事ですが、個展やフォトコンテスト用として、自家プリントでなく、ラボにプリントを依頼する際は、RAWデータを受け付けるラボを選ぶべきだそうです。つまりプリントはプロに任せろって事ですね。その際にA4くらいの自家プリントを見せ「こんな感じで仕上げてくれ」と言えば、全て良きに計らってくれるそうです。特に階調、そしてノイズリダクションとシャープの関係は素人では真似が出来ないそうです(そんなプロもphotoshopを使っているようですけどね(笑))。

さて、本日の写真、ノイズリダクション機能なんて付いていないLumixのコンパクトデジタルカメラでISO800で撮影しています。風景が風景だけにノイズは気になりませんが、さすがに大きく伸ばしたら色ノイズが凄い。ですから、それを利用し、コントラストを付けてシャープを利用し、ディテールを太くしています。また部分的に焼き込み、覆い焼き処理を施しています。

美しい風景だからこそ、あえて汚く処理してやる事で不思議な雰囲気が出ている気がしません?。画用紙のような用紙に焼いたような・・・。

時間が11:59だったらもっと良かったのにとは思うのでありますが・・・。「シンデレラ」と言うタイトルを付けられますからね(笑)。


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コメント

  1. まりす | URL | Fu/cmvJM

    big daddyさん、こんにちは♪

    いつも充実した内容の記事、写真ですが、今回も素晴らしいですね。
    じっくり拝読したいと思います。

  2. BigDaddy | URL | -

    >まりすさん

    こちらのブログはもはや、薀蓄ブログとなっています(笑)。知っている人からすると当たり前でしょうが、知らない方もいらっしゃるでしょうから、今後もそんな方達に向けて、色々とネタを捻り出したと思っています。

    写真がイマイチなのをカメラやレンズのせいにするな!、なんて言われる事が多いですが、中にはカメラやレンズが悪いって事もあるんですね(笑)。

    多くの安価なレンズは、恐らくとてつもなく大きくプリントを前提としていないんだと思います。

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