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突然ですがPentax 645Dを使ってみた その2

2010年12月02日 00:00

「安いのか?」

安いのか?

Pentax 645D, FA645 75mmF2.8

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



昨日は価格面を除いて色々と褒めちぎった645Dですが・・・。

あくまでも主観ですが、やっぱり645、つまり4:3と言うフォーマットが無茶苦茶気に食わないんですね。だいぶ以前にも書いたのですが、コンパクトデジタルカメラを含め、いわゆるテレビのブラウン管フォーマットってのが苦手と言うか嫌いと言うか・・・。

これは好み、感覚、慣れの問題。かつて6x6フォーマットのHasselblad(ほんの2年だけですが)を使っていた事もありますし、とにかく一番好きなフォーマットってのが1:1なんですよ。正方形の方が単純で私には楽なんです。縦横、何も考えなくていいのですから(笑)。

唯一4:3がいいなぁと思うのは平面の壁や窓を撮る時。多くは縦位置で撮るのですが、そんな時だけAPS-Cの3:2と言うフォーマットは縦が長過ぎる(横が短過ぎる)と思うだけ。テレビっ子な癖して4:3が苦手ってのもちょっとみっともない気もするんですけどね(笑)。

そしてこれも中判カメラならではの欠点と言うか長所と言うか・・・。被写界深度の浅さです。フィルム時代は背景をボカす写真も多く撮っていたし、Hasselbladに至ってはF8以上絞った事はないと断言しても良いくらい浅めの深度で写真を楽しんでいたのですが・・・。

何故かデジタルカメラになってから、志向が変化した。なるべくなら構図上全てがクリアであって欲しい、そう思うようになったんです。ですから極論を言えばAPS-Cフォーマットのカメラでも不愉快なくらいで、ノイズを気にしなければコンパクトデジタルカメラのカリカリ!、とした写真が今の自分の一番マッチしているんですよね。

ですからRicohのGX100は(単なるトリミングではありますが)1:1フォーマットとして写真を撮れるし、被写界深度が深いのでほぼ全面にピントが合うから最近活用している訳です。街中スナップは如何に全てにピントを合わせるか、そう感じちゃっている。

ですから645Dは35mmフォーマットの1.7倍もある大きなセンサーですから、いい加減に撮っちゃうと見事に失敗写真を量産しちゃう。事実、今回、100枚ちょっと撮影しましたが、好み、好みでないは置いといて、ピントが思う場所にしっかりと来ていて、上手い具合に被写界深度をコントロール出来た写真は1割程度しかなかったんです。つまり90枚は私の中では捨てちゃう写真。

今日の写真のような路地裏ばかりを探索していたのと、いきなり天気が悪化したので暗い場所での撮影が多く、ISO感度も上げたくなかった事もあり、安易にF4とかF5.6くらいで撮っていた写真はほぼ全滅でしたねぇ・・・。

とにかく中途半端なボケが嫌いで、ボカすのだったらガツンと、そうでないのだったらパンフォーカスで全てを深度内に入れる、そうでなくちゃ満足出来ないんです。ブログに掲載する程度の大きさでしたらさほど気にならないのでしょうが、意図と異なる写真が出来上がっているのだから、プライドが許さない(笑)。

今の自分の写真の志向性でしたら、このカメラを扱うには三脚、最低でも一脚は必要となりましょう。でも、そうなるとお散歩写真に一番必要な機動力を失う事になる。せっかくボディの形状のお陰か、中判カメラの割には軽く感じるのだから、本当は手持ちでガンガン責めたい。でも絞り込むには三脚を必要とする、なんだかなぁと思っちゃう・・・。

そもそも路地裏探索にこんなカメラ使ってもしょーがないのでしょうね。やっぱり遠景を撮る為のカメラ、そんな気がします。どのフォーマットのレンズも大概は1.5メートル~5メートルくらいが最高の解像度になるように設計されていて、APS-Cや35mmフォーマットのレンズの最大の欠点は遠景なんですよ。遠景にある葉っぱやビルの窓が1枚1枚しっかりと解像するか・・・。

単焦点レンズだったらある程度の解像は望めるのでしょうが、ズームレンズともなれば、そりゃぁセンサーのサイズの大きな645Dの方が遠景に強いに決まっています。同じPentaxのレンズならAPS-Cも645フォーマットもレンズ設計そのものはさほど変化がないでしょうから、遠景を撮るには645Dの方が良い、そんな結論になりましょう。だとするとやっぱりこのカメラが似合うのはネイチャーフォトなんです。

プロだったら、製本印刷原稿としては300dpiとか350dpiべースなら4000万画素は当たり前で、ポートレート、ブツ撮りでのスタジオフォトに使えましょうが、そんな事、一生しませんしね。

またお散歩写真に不適切な事として、RAWとJPGを同時保存していると、class10のSDカードでも保存するのに10秒くらい掛かるんですよ。何枚か連写していたら30秒以上帰ってこないんじゃないでしょうかね。勿論、その間もバッファが許す限りシャッターを押せますが、プレビューなどが一切出来ない。これはブラブラ散歩で1枚撮っては構図や露出をチェックするタイプのカメラマンには全く不向きなカメラでしょうね。

私自身、普段はあまりプレビューする事はないのですが、初めてのカメラですから、3枚に1枚くらいの割合でプレビュー。まぁファイルが保存されるまでの間、イライラし、カッカし・・・。短気な人間は使えない代物かも(笑)。

まぁでもこれは10秒待てば表示出来ると考えても良いのでしょう。当然フィルム時代はプレビューなんで出来ませんし、それをするには、フィルムバックをポラバックと言うポラロイド形式の物に交換装填して露出や構図等をチェックしていたのですから、それを考えればたったの10秒待つだけ、逆に最高だ!、そう思うべきなのかなぁ。しかもスタジオフォトだったらカメラとパソコンは大概繋がれていて、パソコンのモニターでチェック出来ますからね。

と言う事で、Pentax 645Dに関して、2日に渡っての好き勝手なインプレッション、いや、単なる個人的な感想でした。


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コメント

  1. omu3b. | URL | -

    4:3フォーマットの縦写真、いいですよね~^^
    自分もフォーサーズは縦写真メインでした。

  2. BigDaddy | URL | -

    >omu3b.さん

    確かに縦はしっくり来ますねぇ。中判フィルムカメラだったら普通に持つと縦位置になるカメラの方が多い筈ですから、フィルム時代645を触っていたらきっと自信を持って4:3っていいぜ!、と言っていたでしょうね(笑)。

    フォーサーズ、そうそこが微妙なんですよねぇ。4:3が標準。だから未だに手を出していません。

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