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Pentaxの拘りは中途半端

2010年12月16日 00:00

「Black Rain」

Black Rain

Pentax K-5, SMC DA18-135mm F3.5-5.6ED

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



昨日までの3日間、フィルムに付いてだらだらたと書いています。まだお読みでない方は、まずはそれをご覧になって下さい。

ベルビアは妄想度が強い
フィルムの思い出
ベルビアとコダクロームはレジェンドだ

そして今日は、現行のPentaxのデジタル一眼レフ(645D含め)のカスタムモード、「リバーサルフィルム」について再度書いていきたいと思います。

Pentaxはこの「リバーサルフィルムモード」をベルビアとは公言していないんですね。でも多くはそれをベルビアだと確信していますし、実はカメラのこのモードのアイコン、良く見ると富士山の絵が書いてあるんですよ。富士山とフジフィルムとを掛けているんでしょう(笑)。

PentaxのカメラはK-5は別とし、それ以前のカメラはAF機能と連写機能が他社よりも遅れており、報道やスポーツではまず使われないカメラで、プロ、アマ含めて、大半は風景をメインとするカメラマンがユーザーでしょう。

特にネイチャーフォト関連のPentaxユーザーは多いんです。Pentaxは35mmフィルムカメラの他に中判の645、6x7フィルムカメラを今も販売していますから、根っからの、昔からのPentaxユーザーって多いんですよね。アラーキーもPentax 67ユーザーですしね(彼の場合、ネイチャーで使うよりもスタジオフォトで利用しているようです)。

ですからカスタムイメージでベルビアを簡単に再現出来るモードが欲しい、こんな要望が多数寄せられたに違いありません。そこでPentaxは「リバーサルフィルムモード」を追加した。

そして他のカスタムイメージは、彩度、色相、コントラストなど幾つかの項目をユーザーが好き勝手に弄くる事が出来るのに、このリバーサルフィルムモードだけは、全ての項目が変更出来ないようになっているんです。

また「鮮やかモード」でコントラストを+2くらいにすると、ほぼこの「リバーサルフィルムモード」と同じ絵柄になってくれるんですが、「ベルビアはそれ以上でも以下でもない」、そんなポリシーが彼らにあり、それを独立させ、彩度などは変更出来ないようにしたんだと思います。

ところがですよ、そんな拘りがあるのなら、何故ベルビアの対極であろうコダクロームモードも作らないのか?。ですからタイトルに記したように「Pentaxの拘りは中途半端」だと言わざるを得ないんです。

ベルビアはまだ販売されています。フィルムカメラを買ってくればすぐにベルビアを味わえます。しかしコダクロームはすでに全世界でもほぼ在庫が尽きた、さらには現像も確か今年限りで終了との事で(日本ではすでに数年前に終了したそうです)、今後、我々がコダクロームを利用して写真を撮る事は出来ないんですよ。絶滅危惧種でなく、すでに絶滅したのがコダクローム。

ベルビアを模倣したカラーモードがあるのだったら何故、コダクロームを模倣したカラーモードがないのか?。ちょっと解せないですねぇ。いずれファームウェアが更新され、リバーサル1、リバーサル2なんて感じになるのかなぁ・・・。

しかもどうせやるのだったら、ISO感度を拡張させて、ベルビアモードではISO50、コダクロームモードではISO64がデフォルトのISO感度になるとか。そうすればユーザーは結構楽しめると思いますけどね。

645D、K-5の発表で、Pentaxは安泰、未来は相当に明るい、ユーザーとしては嬉しい限り。反面、Pentaxはマウント不変で、1970年代の過去のレンズも使え、さらにマウントアダプターを利用すればそれ以前のレンズも簡単に使えちゃう。

そう、Pentaxは未来を見据えているが、過去も大切にしているのだから、代表的なフィルムを模倣するってのも「あり」だと思うんですけどね。色合いだけでなく、フィルムの粒状を正確に再現するとか、モノクロ現像をもっと追求してみるとか・・・。

本日の写真は、気合を入れてレタッチしないとこんな風合いにはならない・・・、そんなモノクロ。勿論、photoshopでマウスでチョイチョイですが、ある程度レタッチに慣れた人間でないと、また従来の暗室作業を知っている人間でないと、恐らく難しいかと。

Riochのハイコントラストモノクロではありませんが、各社、モノクロ表現にもっと力を入れてもいいかもしれませんね。とは言え、昨日、今日、カメラを握りましたって人が簡単にカメラの操作だけでこの手のモノクロ表現が出来ちゃうってのも不愉快極まりないのですけどね(笑)。

今も尚、モノクロフィルムで現像、プリントされている方は、デジタルでこんなレタッチを施すのもきっと不愉快なのでしょうねぇ。でも彼らには自負がありましょう。フィルムを使っていると言う・・・。

私は単にマウスでチョイチョイとパソコンを操作しているだけですからねぇ・・・。


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コメント

  1. フォトフォト写楽祭 | URL | -

    レタッチはRAW撮りをPENTAX付属のソフトで弄うだけです。
    PhotoShopを欲しいと思うことはありますが、レタッチに嵌るのが分かっているだけに、もう少し見る目を鍛えてからにしたいです。
    PENTAXのカスタムイメージは充実してると思いますが、お考えの様に更に幅を拡げてくれると嬉しいですね。

  2. BigDaddy | URL | -

    >フォトフォト写楽祭 さん

    Pentax付属のソフトだけでも十分と言えば十分だと思います。私の場合は、フィルム時代からPhotoshopで補正やレタッチをしていたので、そっちで全部やった方が扱い易いんです。

    Pentaxのカスタムイメージを活かしつつ、付属ソフトで土台レタッチ?、をして、最終的にPhotoshopで細かい部分をいじる、面倒ですが、そんな作業行程に近頃はなっています。

    「ほのか」をベースにちょっとコントラストと色相、彩度をいじって、昔のフィルム風に仕上げる、結構面白いです。

  3. tettyan | URL | -

    モノクロは見る側にとっても、色々な面で奥深いです

    ・・で、いじり始めましたが
    所詮素人、どうしたいのかが曖昧で
    「これでいいかな」という妥協点みたいなものの幅がものすごく広い状況なんです

    ペンタックスはK10Dで
    M42マウントを使いたくて手に入れましたが
    RAW現像はキャノンのDPPの方が使いやすいです

    K5に行きたいのですが
    純正レンズが無いので、AFや動画は必要ないし
    ちょっと小さいのが難点です

    フィルムに関しては全く解りませんので
    これから過去記事で勉強させていただきます。

  4. ryu.z | URL | -

    素晴らしいモノクロ写真ですね。
    フィルムで撮ったと言ったとしても、大概のカメラマンはこれをデジタルで撮ったと分からないでしょう。

    私もフォトショップでモノクロレタッチをやりますが、ここまで上手く出来ません。
    それに、森山大道氏の写真が頭を過ぎって、物真似になりがち。。。
    その辺りの調整を上手くやって、自分のトーンを作りたいと思うのですが、中々上手くいかないですね(笑

  5. BigDaddy | URL | -

    >tettyan さん

    私も同じです。基本は高コントラストですが、薄い色合いのモノクロも好きで、こんなもんかな?、の幅がやたらに広いです(笑)。

    あくまでも主観ですが、デジタルで撮られたモノクロを見るのでなく、フィルムで撮影されたモノクロの写真集、特に'40~70年くらいのモノクロ写真、図書館等でペラペラ捲るだけで、色々と学べると思います。

    どこまでフィルムで可能か、その辺を理解しているとデジタルからのモノクロレタッチも自信が出て来ると思います。

  6. BigDaddy | URL | -

    >ryu.z さん

    ありがとうございます。

    これは露出を切り詰め、コントラストを高め、最後に覆い焼き、焼き込み処理と、通常の工程だったのですが、結構試行錯誤しながらのレタッチでした(笑)。これくらいのクオリティが毎回チョチョイで出来れば良いのですが・・・。

    森山氏のコピーになる、判りますよ~(笑)。私も時折そうなってしまい、少し戻す時あります。でもコピーはコピーでも良いと思うのですよ。私自身はフィルム時代、プリント処理が超下手だったので、デジタルになった今、森山氏をはじめ、その頃のカメラマンをパクって、楽しんでいます。まずは「楽しむ」、それでいいのでは?、と感じるんです。

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