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2010年総括

2010年12月31日 00:00

「モザイク」

モザイク

Pentax K-5, SMC DA60-250mmF4ED

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



毎年恒例、年末年始は完全なる寝正月です!。デジタルカメラは2008年から始めましたが、2008、2009年と見事に年末年始、写真を撮っておらず、今年のお休みも余程の事がない限り、カメラは握らないでしょうねぇ・・・。

さて・・・。

今年の一番の収穫、それはデジタルカメラの場合、ピントや解像力(解像度)に非常にシビアである事が判った点でしょうか。

それまでの知識はデジタルカメラ創始期の常識となっていた以下。

「APS-Cフォーマットのカメラに135判(35mmフィルム)用のレンズを使うと、レンズの中央部、一番美味しい部分しか使わないので、フィルムよりも良い描写になる」

当時のプロカメラマン、プロライターもあまりデジタルについて知識が無かったのでしょうね。確かにこれは間違いではないけど、反面、こういう欠点もあるよ!、なる情報がほとんど入って来なかった・・・。

Canonの初代のフラッグシップ、Canon EOS-1D、これは400万画素しかなかったから、A4やB4程度にプリントされる事を想定していたのでしょう。ですから今のようにAPS-Cカメラでも1500万画素は当たり前、B1くらいまで対応出来るようになると、その差がカメラとレンズの解像力として問題になってくるようなんです。

つまり・・・。

フィルムが持つ解像力と1000万画素を超えるデジタル一眼レフの持つ解像力では同じフォーマットであればデジタルの方が遥かに高い。フィルムでは見えなかったものが、デジタルでは見えて来ちゃう。写真浦島太郎、こんな事、つい最近まで知らなかった事です(笑)。

そうなると当然ながらレンズの性能が物を言う事になりますよね。極論を言えばしょーもないレンズを装着したデジタル一眼レフよりも専用に設計されたレンズを搭載しているコンパクトデジタルカメラの方が解像力が高いとも言えちゃう。

ではしょーもないレンズとは何?。2つあります。

1つは18-200mm、18-250mm、28-200mmと言った1本でどんな被写体でも切り取れちゃう高倍率ズーム。とっても便利なのですが、設計に無理があるのでしょうね。望遠側の解像力がデジタルのセンサーに追いついていないように思えます(詳しくは下のリンクをどうぞ)。

レンズも重要な事に気付いた
F13まで絞り込まないと使えないレンズの訳

もう1つはフィルム時代のレンズです。これは一概には言えないのですが、少なくとも同スペックの現行のデジタルレンズよりも解像力が勝る事はないと思います。

特にフィルム時代のレンズを、APS-Cフォーマットやフォーサーズフォーマットと言った135フォーマットよりも小さいセンサーを持つカメラに装着した時、上述したように「レンズの解像力の高い中央部分しか使わない」から良い描写をする、しかし言い換えると・・・。

周辺部から余計な光が入ってくる事になりますよね。これは光学系の専門的な話になりますが(昔得た知識やメーカーの人から聞いただけで机上の話となっちゃいますが)、「内面反射」、「像面湾曲」、「球面収差」「コマ収差」と言った問題が出てきます。

フィルムと言うのは紙のような薄さですが、レンズ設計者からすると相当に分厚いそうです。ですから普通は像面湾曲していてもその許容範囲内となりますが、デジタルのセンサーの場合、フィルムよりも遥かに薄く、まっ平らですから、必ず焦点が合わない部分が出て来る訳ですよ。

フィルム時代のレンズは設計を「分厚い幅を持つフィルム」に合わせているので、ある程度像面湾曲があっても問題が無かったけど、デジタルではそれが問題になってくる。結果、絞り開放で写真を撮ると、ファインダー上ではピントが合っているように見えるのに、実際に写された写真(ファイル)はピントがずれている。

特に最短撮影距離近辺で絞り開放なんかで撮影していれば被写界深度は非常に浅く、被写界深度の範囲内に入ってこないレンズが出て来ちゃう。

判りやすく言えば、これを上手く利用したのがトイカメラです。中央はピントが来ているのに周辺部が流れたようなピンボケになっている写真ありますよね。これは恐らく「像面歪曲」と「球面収差」をそのまま利用した描写です。

大袈裟に言えば世界中のレンズ全てにこの現象が出ていると思って良いのでしょう。この手の収差が出てはいるが、以前はそこそこのレンズでもフィルムの厚さの範囲内に入っていたからあまり気にならなかった。でもデジタルの今、センサーがあまりにも薄過ぎるのでこのピントのずれが目立ってしまう・・・。

「デジタルだから描写なんてどうにでもなる」と思っていたのが、実は全く違う。むしろデジタルだからこそ、良いレンズを使わないとならない、そんな解釈、結論に達しました。

良いレンズの条件、これは個人差があって一概には言えませんし、高価であれば高価であるだけ良いに決まっています。でも単純な話、デジタル専用として設計されたレンズならば、個体差はあろうが、とりあえず安心して使える、そう思って良いでしょう。

ちなみに「安心して使える」、これも個人差がありますが、確実に言える事は、デジタル専用レンズならおおよのレンズは絞り開放から2段絞れば「安心して使える」と言う事です。

また、フィルム用のレンズをデジタルカメラで使うと全て駄目と言う訳ではありません。事実は手持ちのFA28mmF2.8、FA35mmF2、FA50mmF1.4は実写レベルで全く問題ないですし(絞り開放、最短距離撮影ではピントを外すが)、海外のその手のテストサイトをチェックしても問題なしですからね。

そんなこんなで、自分の中では、カメラ、写真の浦島太郎状態から、良くここまで理解出来るようになったなぁとちょっぴり褒めてやりたい、そんな1年でしたねぇ。

最後に本日の写真、掲載画像では判りませんが、Pentaxの最新のデジタル一眼レフに最高級のズームレンズで撮影したコマです。正直、フィルムカメラなんて屁!、と思わせるディテール、画質。ですから、ブローニー、6x6フォーマットの想いは別にして、今更フィルムを常用するのに抵抗があるんです。デジタル万歳!。


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コメント

  1. sugitetu | URL | yQcDetO.

    今年も残すところ一日ですね。
    カメラや撮影の考察、なるほどなぁといつも思い読ませて頂いてます。
    来年も楽しみにさせて頂きます。それでは良いお年を!(^^)

  2. BigDaddy | URL | -

    >sugitetuさん

    早いですねぇ。1年も早いですし、28日からあっという間に大晦日。大掃除らしき作業と、ひたすらテレビを見続けていましたよ(笑)。

    私の思考や知識はつい最近まではフィルム時代に得たものしかなく、完全に浦島太郎でした。デジタルについてはレタッチを含め、まだまだ学ぶ事があるようです。それを皆さんと共有できたらいいなと、色々とブログに書いている次第です。

    sugitetuさんもどうぞ良いお年をお迎え下さい。

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