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フィルムでデジタルは果たして・・・

2011年01月25日 00:00

「放置された街灯」

放置された街灯

Pentax K-7, SMC DA18-55mmF3.5-5.6AL

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



長いものに巻かれる訳ではありませんが、世界的に名の通った人の意見は、たとえ思考が180度異なっていても、なるほど!、とすぐに心を入れ替えちゃう時があります。

ナショナル・ジオグラフィック誌、皆さんもご存知ですよね。大好きなんで良く読んでいます(勿論、日本語版です)。そこらの三文小説よりも面白く、また知識も増え、頭が良くなったと勘違いさせてくれる雑誌。

ところがここ数ヶ月、実を言うと、このブログのネタを書いたり、撮影した写真の整理をしているだけで1日が過ぎてしまい、読書らしい読書がほとんど出来ていませんでした。幸い、正月休み、気合のネタ書きで、下書きのレベルですが、数週間先までの記事の目処が付き、近頃は空いた時間、ようやく読書に勤しめるようになりました。

ナショナル・ジオグラフィック誌はいつも図書館で借りており、先日、半年前の号からネット予約した時、「ナショナル・ジオグラフィック」のキーワードに引っ掛かったのが、リチャード・オルセニウスと言う人物、そして本のタイトルが「ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 モノクロ写真」。

なんか面白そうだぞ?、って事で借りてみたんです。内容は、どちらかと言うと素人では真似出来ない、タイトル通り、ナショナル・ジオグラフィックのモノクロ写真はこうやって撮られる、作られるなる内容で特に参考になる事はありませんでした。

何たって、シノゴのフィールドカメラ(大判カメラ)を使ってどーのこーのですから(笑)。ただ、あちらのプロがどれくらい気合が入っているか、読み物として面白かったですね。ちなみに2006年発刊ですから、21世紀の今でもシノゴでモノクロ写真をパチリし、それを生業にしているとは驚きでした。

まぁこの人の場合、流石、ナショナル・ジオグラフィックに認められたカメラマン、ただのシノゴでなく、フィルムも使うが、デジタルバックなんかも用意しちゃったりで、日本のプロカメラマンがPentax 645Dが80万円もする!、なんて言っているのが恥ずかしくなるくらい。

多分、この人、通常の撮影では数百万の機材を使っている事でしょう。HasselbladやMamiyaの中判クラスのデジタルバックでも100万を超えるプライスですから、アマチュアには参考になりません(笑)。

また内容の半分くらいはデジタルのモノクロ処理に当てられていますが、デジタルの世界は日進月歩、書かれている事が多少古いんです。ですからこれもアマチュアにはあまり参考にならず。やはりHOWTOとしてしてでなく、読み物、カメラマンのエッセイとして読むのが正解でしょう。

さて、冒頭に書いた「世界的に名の通った人の意見は、たとえ思考が180度異なっていても、なるほど!、と参考にしちゃう時があります」について。

私自身はフィルムを使って写真を撮るのならデジタルに頼ったらフィルムを使う意味がないと思っていて、当然カラーでもモノクロでも成果物はプリントです。ですからすでにデジタル一眼レフ(APS-Cサイズ)から吐き出される画像は一般的な35mmフィルムよりも勝っているから、フィルムを使うのだったらブローニーしか考えられないと思っているタイプ。

でもこの人は・・・、と言うよりプロの世界はって事でしょうか。やはり効率優先なんですよね。本来、効率優先だったらデジタルカメラでしょうが、この人の場合、ティルトシフト、つまり煽り撮影が可能な点で、これは以前にも書きましたが、被写界深度の操作が出来ますから、100年近く前の発明された機材とも言える大判カメラを今も尚利用しているのでしょう。

そしてデジタルバックを使ったり、フィルムを装填するにせよ、スキャンした上でPhotoshopを通してデジタル印刷!。これにびっくりしましたねぇ。幾ら効率優先でもフィルムを使ったらそのまま手焼きプリントするものだとばかり思っていましたから。

つまりですよ、パソコン上でのデジタル暗室のプリントはアナログでの手焼きプリントをすでに超えた、ある意味、そう断言しているようなものなんです。

勿論、十人十色、本物の暗室に篭って、何枚も失敗して焼き上げた1枚が最高のモノクロプリントである!、と言うカメラマンも多いとは思いますが、少なくともナショナル・ジオグラフィックに掲載されるようなモノクロ写真でも、実はデジタルプリントされたものだったってところがミソなんです。アサヒカメラや日本カメラの巻頭に数ページ掲載されるのと訳が違います。

と言う事で、「フィルムでデジタル処理なんて意味がない」と言う前言を撤回!。「フィルムを使う時もデジタルの恩恵を受けても良い事もあろう!」と考えを改めることにします(笑)。

勿論、近い将来、ブローニーで6x6を使う時はデジタルに頼ろうなんて気持ちはさらさらありませんが、全く考えていなかった35mmフィルム。特にモノクロフィルムを使って写真を撮るのならば、デジタル暗室を利用した方がきっと良いのだろう、特に私のようなモノクロ手焼きプリント下手糞人間からすれば、時間の節約にもなりますしね。

最後に。この「ナショナル・ジオグラフィック プロの撮り方」はシリーズ化されており、旅行写真編、風景写真編、人物写真編と色々とあるようです。デジタルカメラ撮影編、デジタルカメラ画像編集編の2種、これも2006年発刊との事で、もし興味ある方は、内容を確かめた方が良いでしょうね。上述した通り、デジタルの世界は日進月歩ですから、書かれている内容が古い事もありましょう。

ちなみにうちの区の図書館だとこのシリーズ、なんと8冊(もしかすると全シリーズある?)も在庫しており、どうせなら全部借りてみようと思っています。恐らく、これらは今回読んだモノクロ写真編と同じく、アマチュアが参考にするような内容ではないとは思いますが、読み物、カメラマンのエッセイとしては結構面白いのでは?、そう感じますね。

そして、「参考にはならない」が、読み物として面白い本は必ず「ヒントがある」、そう思っています。私自身も、フィルムからのデジタルプリント云々の他に、幾つかヒントを見つけています。きっとそれは今後もモノクロ写真に活かされる事でしょう。


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コメント

  1. ゆたか | URL | LkZag.iM

    こんばんは。

    プロの撮り方シリーズの「モノクロ写真」手元にあります。(笑)

    買ったのは数年前ですけれど、これでエプソンのプリンター欲しくなりましたから。

    私は35ミリのリバーサル専門ですけど、フィルムスキャンが一番楽しいです。

  2. BigDaddy | URL | -

    >ゆたかさん

    おお!、お持ちですか!。先日、デジタルカメラ撮影編、編集編も借りてみましたが、この2冊はやはり2006年発行ですからあまり参考になりませんでしたね。

    エプソンの最新プリンター凄いですね。15万位するらしいのですが、A2、半切がプリント出来ちゃうようで・・・。新宿にエプソンのラボがあるので、1度試してみようと思っています。

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