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かつて1秒で写真を撮り終える人がいた

2011年02月18日 00:00

「冬の散歩道」

冬の散歩道

Canon EOS-1N, EF28-135mmF3.5-5.6IS

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



昨日の記事、実を言うと書き始めと主旨が全く異なるものになっています。

本当は分割巻上げの「キュッキュッ」から話を発展させ、当時を懐かしむ内容にする予定だったのですが、フィジフィルムの広告に目が行っちゃったもので・・・(笑)。

って事で・・・。

そもそも原宿の撮影で何故フィルムカメラを思い出したか。フィルムカメラ時代、原宿周辺は良く写真を撮りに言った事もありますが、何て事は無い、先日の原宿散歩でフィルムカメラを使っていた若者の姿を見掛けたからなんです。

距離があったのでどんなカメラを使っていたかまでは確認出来ませんでしたが、フィルムを巻き上げる仕草をしていたので、あっフィルムカメラだなと感じたんです。

EpsonのぼったくりデジタルレンジファインダーカメラであるR-D1シリーズはシャッターチャージに巻き上げ動作を行なうが、若い方でそれを使っている人はほとんどいませんでしょうから、あれはやっぱりフィルムだった・・・。

そう、フィルムカメラを使ったカメラマンを散歩写真中にたまたま見掛け、突然、分割巻上げの「キュッキュッ」を思い出した次第です。そして昨日の記事はその「キュッキュッ」は写真を撮る前の儀式でなく、写真を撮り終わった後の儀式である、それを強調しようとしたら「フィルムカメラは合理的に撮影すべし」と言う結論に至っちゃったんですなぁ~。

ここから屁理屈が始まります(笑)。

そもそもLeica、1930年代でしょうかね?(ライカの歴史はあまり知らない)、レンジファインダーカメラを発売し、その後それはLeica IIIになって行く。大判カメラよりもフットワークが軽くなるってんで35mmフィルムタイプが流行するですよね。大判カメラやブローニーフィルムを使う二眼レフよりもLeicaのカメラの方が遥かにシャッターチャンスに強かった。

そう、それを考えると、35mmフィルムカメラでじっくり時間を楽しんじゃいかんのだなと感じちゃう。露出がどーの、ピントがどーのなんて考えて時間を掛けているなんて恥以外の何物でもない。35mmフィルムを使うカメラは速写が使命、そういう歴史なのですから。

だいたい35mmフィルムカメラはデジタル一眼レフと使い勝手は同じです。記録媒体がデジタルかアナログかだけの違いしかないと言い切っても良いでしょう。AEカメラならデジタル一眼レフで写真を撮るのと全く同じ工程となり、フィルムカメラだからゆったりと時間が流れる筈もありません。

そして昨日も述べた通り、一写入魂、一コマに命を賭けるのでなく、一コマ撮る為の「お作法」こそが美学である。如何に効率良くシャッターを切れるか、撮りたい風景を見つけて撮り終えるまでの流れ、これが傍から見てリズミカルでそぎ落とすものがないくらい美しくなくちゃならない。これはフィルムカメラだろうがデジタルカメラだろうが同じ事なのでしょう。

こうなると写真論ではなくナルシスト論になっちゃうのですが、カメラマンってナルシストが多いと思うんですよ。自分の写真が一番だと思う、思わなくちゃやってけないでしょうし、仮に初心者であっても「初心者の中では上手い方だ」と大概は思っている筈(笑)。だってそうでなかったらこんなにも写真ブログが増えませんでしょう。

ずっと以前、人間露出計、そんな知り合いがいました。モノクロネガしか使わないカメラマンだったのですが、おおよその露出は経験で割り出しちゃう。間違っていてもせいぜい1段前後で、後はプリントでど~にでもなる、なんて人でした。

そしてその方は20mm、24mmを多用するカメラマンだったのでピントすら合わせないんですよ。要するにF8くらいに絞り、レンズの距離を2メートルくらい合わせれば、おおよその風景は被写界深度内に入りましょう。ですから構図を確認してシャッターを押すだけ。撮りたい風景を見つけてから撮り終えるまで速い、速い!。1秒ですよ、1秒!。

その人にとっては昨日紹介したフジフィルム広告の文言、「スピードや効率を忘れ、操作のひとつひとつを楽しみたいから」なんて言葉は無縁なんです。もし今もフィルムカメラを使っていても1秒でシャッターを切っているでしょうね。

ゆったりとした時間の流れを楽しむ、これを否定するんじゃないのですよ。つまり1秒で全てを終えようが1枚撮るのに30秒掛かろうが、撮影までの工程が美しくあれば良いのです。何て言いましょか、無駄の無い動きであれば良い。

(この光だったらF8の1/125秒だなぁと言った)露出を知り、装着しているレンズの距離感、自分が思い描いた構図が被写体とどれくらいの距離かを把握する能力、そして被写界深度にマッチするピント調節、これらの経験を積んでいれば、フィルムカメラ云々ではないのですよね。

勿論、私がこれらの経験値が高く、自分の撮影スタイルを美しいとは思っていません(笑)。未だに露出補正値を間違える時があるし、(35mm換算で)50mmレンズならまだしも、他の焦点距離となると被写体との距離感はかなり曖昧ですからね(笑)。

ですからすでに高尚な趣味と化したフィルムカメラだからこそ、それを利用するカメラマンはスマートであって欲しいと言う個人的な願望とでも言いましょうか?。


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