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SMC P24mmF2.8は難しいレンズだ

2011年07月19日 00:00

夏!

夏!

Pentax K-7, SMC P24mmF2.8

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昨日書いた通り、24mmレンズはPentaxの一眼レフではAPS-Cフォーマットなのでこれを135換算すると36mm相当のレンズになる。これが今楽しくてしょーがない。

36mmと言う焦点距離はシャッタースピードが1/15秒でも上手く行けばブレない写真を撮れる。まずそこが素晴らしいではないか。

これが35mmレンズを使うと135換算で52mm相当のなるので、幾らブレ補正が効いているとは言っても1/15秒で鮮明な画質は得られ辛い。私のようにレンズを絞り込む事が多いカメラマンにとっては実にあり難い。

今夏は相当な猛暑になるとの事で、となると休日のお散歩写真、今まで昼から撮影していたのが、涼しくなる夕方にシフトされる。まぁ3時から6時くらいが適当な時間帯となり、となると幾ら夏とは言え、4時を過ぎれば日陰部分はかなり暗い。

だからこそ可能な限り、短い焦点距離のレンズでブレを抑えたい。となると遠近感がある程度抑える事が出来る(135換算で)35mm相当のレンズが使い易いように思えるようになった。

勿論、普段メインに使っているDA18-55mmF3.5-5.6ALと言うズームレンズをボディに装着し、ISO100~3200のオート設定にしていればどんな風景にも応える事が出来ようが、このレンズ、広角側は歪曲収差が大きいので、なるべくなら単焦点レンズの方が、後々レタッチして収差補正を最小限にする事が出来るので便利。

ただ、ここで誤っちゃならないのは単焦点の方がズームレンズよりも各収差補正が出来ているから写りが良いと言う写真界の常識、これはある意味「嘘」である。「同年代に発売されたレンズ」を比較した時のみに有効な言葉なのではなかろうか?。

正直、30年以上前のSMC P24mmF2.8と言うレンズ。単焦点だから写りがべラボーに良い!、なんて口が避けても言えない。絞り開放では大きく球面収差が出るようでかなり甘い描写になってしまうし、では絞ったらキリリとシャープになるのかと思えば、全くそうでない(笑)。

しかもレンズで一番厄介な収差は恐らく像面湾曲だと思う。中央はピントがしっかりしているのに端っこではボケちゃう、そんな写真を撮った事、皆さんもあると思う。これはデジタルカメラのセンサーが傾いている可能性もあるが、多くはこの像面湾曲だと思う。

一般に安いレンズ程、この収差がひどいし、フィルム時代のレンズをデジタルカメラで使うと、より一層この欠点が出てしまうレンズが多いらしい。つまり、現行の普及型のズームレンズの方が昔のフィルム用単焦点レンズよりも画質が良いなんて事も多々ある。

と言う事でこのSMC P24mmF2.8と言うレンズは様々な収差を体験出来る、言い換えれば欠点だらけのレンズと言う事になる。おっと、もう1つ、凄い欠点は逆行で撮るとたまげるくらいにフレアーになる(笑)。これはレンズそのものが古いので、クモリもあるのかもしれないが・・・。

但し、一応単焦点レンズだから、ズームレンズのような歪曲収差は少ないので、縦写真で、縦筋の多い被写体にはズームレンズよりも綺麗に写ってくれる。

一番の欠点はピントの山が判り辛い点だろうか?。スクリーンに金が掛かっているPentax K-7を持ってしても絞り開放近辺を使おうと思うと相当に神経を使う。そんな時はフォーカスエイド機能を使うしかないが、未だにピンボケ写真を量産しちゃっている。5枚撮ってようやく1枚合うかどうか・・・、そんなレベル。

かつてCanon NewF-1にFD35mmF2SSC(フィルムカメラなので焦点距離はそのままの35mm)と言うレンズを愛用していた事があった。これはレンズも明るいし、カメラのファインダー、スクリーンが今のカメラとは雲泥の差、かなり出来が良かったのだろう。これはどんな風景でもピタッとピントが合ってくれた。

反対に、Contax RXにDistagon35mmF2.8、これがピントの山が全く判らないセットだった。RXにはフォーカスエイド機能が付いていたが、それでも結構ピンボケしていた記憶がある。今のPentaxカメラとSMCP24mmF2.8のセットはこのRXと35mmF2.8のセットと同じくらい神経を使う。

当事のContaxの一眼レフのスクリーンは糞以下、どうしてこんなしょ~もないファインダー、そしてスクリーンなのだろうと腹が立つくらいだが、スクリーンが良いと言われているPentax K-7(K-5も同じく)も実は大したファインダー、スクリーンではないのだ。

Pentax K-7、K-5のスクリーンが優れているのは、あくまでもそれ以前のカメラ、K20D、K10Dよりも勝っていると言うだけで、個人的にはフィルム時代のContaxの一眼レフと同じくらいのレベルだと思っている。PentaxもかつてのLXのようなファインダー、スクリーンを作れないものだろうか?。Ricohとくっついたから本物のカメラを作って欲しい。

多分、今、デジタルカメラで一番良いファインダー、スクリーン(マニュアルフォーカスでもピントの山を理解出来る)を持っているのはNikonではなかろうか?。Nikonはこれにプライドを持っているから。

まぁ何はともあれ、カメラマンって時折、誰でもマゾになるんだと思う。マゾになるからこそ、こんな欠点だらけの面倒くさいレンズを使えるのだ。そしてそういうレンズを使って良い風景が撮れたら、自分にウットリしちゃうのだった(笑)。

だってそうでしょう。どのメーカーのレンズでも18-55mmF2.8クラス(APS-C用で)のレンズだったら単焦点レンズに引けを取らない描写をするし、しかも(APS-Cで)広角~中望遠までをカバーし、オートフォーカスだし、至れり尽くせり。これさえ持っていれば何もいらない。

事実は私はCanonのデジタルカメラではEF-S18-55mmF2.8ISUSMで90%くらいの写真を撮っている。お散歩写真なら他のレンズなんてまんず必要としない。

なのに私も含め、誰もが単焦点レンズを欲しがったり、うん十年前の古いレンズに憧れたりしちゃう。レンズアダプターを付けて色々なレンズを試しちゃう。カメラマン=マゾ、これは正しいと思う。

本日の写真。勿論、そのSMC P24mmF2.8でのカット。これは現像処理やレタッチで紗を加えた訳でなく、絞り開放でハイキーで撮ったら勝手にこうなってくれちゃった(笑)。太陽が左前から来ていたのでどんなレンズでもフレアーが起こる状況にあるが、これほど出ちゃうのがこのレンズ(勿論、レンズそのものがすで劣化している可能性が高い)。

本来これは欠点となるが、絞り開放で半逆光で撮影するとこうなる!、これは以前から判っていた事で、理解した上で意図を明確にし、多分標準的な露出よりも+1.5段くらいハイキーに振ったと思うが(電子接点がないのでEXIFには露出データがない)、これはこれでちゃんとした心象写真になっている気がする。


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