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2009年の写真を見て・・・

2011年08月20日 00:00

柵のある風景

柵のある風景

Pentax K-m, SMC FA50mmF1.4

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ,プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



デジタル一眼レフデビューしたのが2009年の春、これだけ偉そうな事を言っている割にはデジタル一眼レフ歴は3年に満たない。そしてその当事の写真を振り返ると・・・。

2009年は勘違いの年だったと言って良い。Pentaxの一眼レフはASP-Cフォーマットを採用しているから、フィルムカメラと同じ被写界深度を望んだ場合、絞りを約1段空けられる事になる。同じ焦点距離で撮っていたら(135換算後)、今までF8で撮っていたらF5.6で、フィルム時代と類似する写真を撮れる、そう思い込んでいた(これそのものは間違いではない)。

だから絞りを開けた写真が非常に多い。初めてデジタル一眼レフを使った日のデータを見ると、(初日なのでレンズの絞り開放テストをした事もあるが)一番絞ってF5.6半だ。この時使ったレンズはPentax K-mのセットレンズであるDA-L18-55mmF3.5-5.6AL(DA18-55mmは2本所持しており、本ブログではDA-Lも便宜上DA18-55mmF3.5-5.6ALとしている)。

F5.6半、これは広角側では2段絞った事になるが、望遠側では半段しか絞っていない事になる。そりゃぁそうだな、フィルム時代この手のレンズを使っていたらだいたいF8半~F11で撮っていたのだから被写界深度をフィルムと同じにするのだったらF5.6半が多くなるのは当たり前の事。

そして家に帰り、この日撮影したの写真を見て愕然とした訳だ。解像力不足で使い物にならない写真ばかり。この時の事は鮮明に覚えている。何のレタッチもせずにJPGファイルのままをA4で4枚をプリントしたんだ。でもそれはパソコンのモニタで見た状態と変わらなかった。写真が眠い!。Photoshopでフィルム時代では想定もしない量のシャープネスを強調して初めて何とか見られる写真に・・・。

当然、次の撮影データからF9.5、F11が増え、次の次ではF13と言う数字がデータとして残されている。それでもF5.6とF8の2つの絞りが中心。これはフィルム時代からの「F8神話」を信じて疑わなかったからだ。「どんなにショボいレンズでもF8で写せばそこそこの写りをする」、そういう神話があるのだ。

でもこれは神話でも都市伝説でも無く、事実だったりする。F2.8までの明るいレンズの場合、どんなレンズでもMTF曲線を見ればF5.6~F8で中心部と周辺部がピークになるように設計されている事が判る。そしてこれが開放F値の暗い普及タイプのズームレンズでもF8が設計者の1つの基準となっているようだ。望遠側の絞り開放がF5.6のズームレンズでも1段絞ってF8で撮影すればそこそこの描写をする事になる。

でもここでまた勘違いをしちゃう。望遠側の絞り開放がF5.6のズームレンズでも1段絞ってF8で撮影すればそこそこの描写をするのだから「広角側でも1段絞ればこれまたそこそこの描写をするだろう」って。だから広角側で撮影したコマではF4.5って数字がやたらに多い(笑)。F3.5スタートだから確かにF4.5で1段絞った状態になる。

また2年前はまだ135のフルサイズのフォーマットとAPS-CフォーマットではAPS-Cの方がセンサーサイズが小さいので、より性能の良いレンズを使わないと大きくプリントする時に耐えられない、なんて話は一切知らなかった訳。

135フォーマットとは36x24mm。APS-Cは(各社異なるが規格上)24mmx16mmとなる。だから24mmx16mmを1.5倍に無理矢理に引っ張って135フォーマットになるのだから、当然、センサーの解像度とレンズの解像度(加えてカメラの画像処理エンジン)が135フォーマットのカメラ、レンズよりも良くないと眠い写真になる。こんなのテストしなくても判る。そんな単純な事を知らなかったのだから・・・。

勿論、人間の目はかなり鈍感なので、135センサーカメラとAPS-Cセンサーカメラで撮られた写真の違いを言い当てられる人なんてほとんどいないと思うが、A3ノビ以上、A1やB1くらいの大きなプリントを前提とすると、135センサーで使われているレンズよりも優れたものを使わないと無理が生じてくるのは誰もが理解出来る筈。その無理をカメラ側でどれだけ修正出来ているかが鍵なのだろう。

そして残念ながら、Pentaxのカメラは数値上の解像力と言うのはNikonやCanonよりも劣ってしまうし、どうも画素数も描写に関係するようで、1000万画素のPentax K-mとK10Dで大した描写をしなかったレンズが1460万画素のK-7、K20Dではその描写力がさらに劣ってしまう事になるそうだ。

そもそもフィルム時代、普及タイプのズームレンズってCanon EF28-135mmF3.5-5.6ISしか使っていなかった(他にも何本か持っていたが、持っていただけ)。あの頃に所持していたレンズの8割は単焦点レンズだったし、ズームレンズでもEFレンズなら「L」がついて当たり前、高級志向だったから、安いレンズの描写がどんなものか、今の今まで知らないで来ていた。

当然、2年前はこの手の安いレンズが遠景にとっても弱く、どんなに絞り込んでもパンフォーカスを得ようとしても像面歪曲や回折現象で結局はどうにもならないなんて事も全く知らなかった訳だ。回折現象を知っているカメラマンは多いと思うが、フィルム時代なんて像面歪曲(一般的に周辺部の描写が前ピンになり甘くなる現象)なんてほとんどのカメラマンは気にしていなかったのではなかろうか?。

※安いレンズは一般的に解像力がないから像面歪曲と回折現象が加わると中心部も含め、確実に風景はボヤける。ピントをしっかり合わせて、被写界深度を考慮して絞り込んでいるのに等倍で見るとボケボケの画像になっているのはまさにこのせい。

とにかく2年前までは、どんなに悪いレンズでも光学部分が故障していない限り、ピントを合わせている部分だけはしっかり解像と思っていたから、デジタルに移行してから、目を疑うような写真ばかりを量産し、相当ショックを受けたのを覚えている。

だからである!。たまたま知り合いがPentax用のレンズを売却すると言うので、彼から単焦点レンズ3本を譲り受け(FA28mmF2.8、FA50mmF1.4, Tamron90mmF2.8Di)、自分でもFA35mmF2やMFレンズではあるが、50mm単焦点を立て続けに何本も買った訳だ。こんなしょ~もないズームレンズなんて使ってられないと思ったのだなぁ~(笑)。

だから2009年も夏以降になると単焦点レンズで撮る機会が増え、さらにはFA28-70mmF4ALと言うフィルム時代のPetnax定番の標準ズームレンズ主体の撮影に変化していった。

ちなみにこのFA28-70mmF4ALはフィルム時代のレンズでカリッとした描写ではないが、ピントにはしっかりと芯がある。だから不思議。DA18-55mmF3.5-5.6AL、DA-L18-55mmF3.5-5.6ALはMTF曲線やレンズテストサイトを見る限り、さほど悪いレンズには思えないのだが、デジタル写真の描写とは数値には表れない何かがあるのだろう。

こういう話はPentaxだけじゃなく、CanonやNikonでも同じなのだろうか?(APS-Cレンズ)。各社の普及タイプの標準ズームレンズや高倍率ズームレンズも値段相応の解像力しか持っていないのだろうか?。

例えばNikonにもCanonにもPentaxと同様に18-55mmクラス、18-135mm(18-200mm)クラスのズームレンズをラインナップしているが、前者は所詮は入門用でしかないのか、後者は高倍率ズームとして望遠側の程度は大した事がないのか?・・・。非常に気になるところだ。

本日の写真、2009年夏・・・、すでに単焦点レンズを結構な割合で使っている。この頃、上述したように3本の単焦点レンズを入手したばかりな事もあるが、今以上に単焦点レンズへの依存度が高かったりする。

しかも何故か絞り開放をF1.4で撮っている。今じゃ開放絞りなんて滅多な事では使わず、きっと入手してすぐだからとテストの意味も兼ねてだったろうが、何故この風景でF1.4なんだ?、と言う疑問が2年前の自分自身に沸いちゃったりする。背景がそれほど汚かったのだろうか?(笑)。


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コメント

  1. mojolovich | URL | .uPwujTU

    ブログに来ていただいてありがとうです。
    このお写真も素晴らしいと思います。
    (他のお写真も素晴らしいのですけれど)

    絞りのことなどまだまだ勉強中で、はっきりと頭にイメージがわかないのですが、
    とても勉強になりました!!!

  2. BigDaddy | URL | -

    > mojolovichさん

    カメラ、写真の事は、1冊の入門書を買えばそれを暗記するだけですから、やっぱり、どれだけ写真を撮る事が出来るか、それが上達の鍵なのかもしれませんよね。

    後は写真ブログや写真共有サイトで皆さんの写真を見て学ぶ事になりましょう。私も未だに皆さんのお写真を拝見して学ぶ事が多いです。

    今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。


  3. ハンドル職人 | URL | Ko3VlV3g

    BigDaddyさん、おはようございます。
    いつも読み逃げ!? ですみません。(笑)

    私も絞り優先(AV)で撮ることが多いのですが、今だにその時その時の
    最適な絞り値というのには悩む事も結構多かったりします。(単純に理解できていないだけ)
    厳密にいうと計算して出せる方法もありますが、実際の場面ではなかなかそうもいきません。
    ベストな方法かどうかは別として私はその時の最適な絞り値の設定に悩んだ場合
    余裕があれば何枚か絞り値を変えて撮っています。(例えばf5.6,f8,f11,f16の4枚とか)
    そしてその中から自分のイメージに合うものを選ぶようにしています。
    設定を変えながら色々試行錯誤しながらやっていくのも面白いものですね。
    BigDaddyさんのブログ大変参考になりとても勉強になります。
    今後ともよろしくお願いします。

  4. BigDaddy | URL | -

    > ハンドル職人さん

    コメントありがとうございます。

    レンズの絞りは経験と、所持しているレンズの質によって変化すると思います。うちにあるズームレンズは皆しょぼいので、使う絞りは限られちゃいます。単焦点ともなると、仰る通り、私も未だに絞りを変えて複数撮影する事が多いです。

    デジタルカメラの楽しさは絞りも含めた各種設定で遊ぶ事にあるのでしょう。また、撮影後のRAW現像、レタッチも私個人は非常に楽しい時間であります。

    こちらこそ今後とも宜しくお願いします。

  5. toshi | URL | JalddpaA

    BigDaddyさん

    ご訪問いただき、またコメントまで残していただきありがとうございました。
    僕もちょくちょく拝見させていただいています。
    コメントは苦手なものであまり残すことはしませんが・・・・。

    1年前位までは風景写真をメインに撮り
    出かけられない時はアップしない というスタイルでしたが
    少しずづ街撮りにも興味を持ち始めて 撮るようになってきました
    日常見かける何気ないものをお洒落っぽく撮る というのを
    目指しているのでBigDaddyさんの写真にとても興味を持ちました
    これからも アップを楽しみにしています。

  6. BigDaddy | URL | -

    > toshi さん

    コメントありがとうございます。

    自然風景には自然の良さがありますし、街にも街の良さがありますよね。
    私も写真の発端は自然風景でしたが、普通のサラリーマンでしたから美しい風景のある場所に何度も足を運ぶ事が出来ず、結果、地元の利を大いに感じ、ならば、地元の利、私の場合は、東京ですから東京写真を撮ろうと思ったんです。

    今後とも宜しくお願いします。

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