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コサイン誤差アゲイン

2011年10月19日 00:00

台地の際(きわ)を歩く

台地の際(きわ)を歩く

Pentax K-7, SMC FA28mmF2.8AL

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10月6日の記事でAFカメラによるコサイン誤差について重要な事を書いたつもりだ。今回はその検証をしてみる。

アサヒカメラ7月号で、コサイン誤差を検証した結果、中央以外の任意の測距点を用いるよりも、中央の測距点を用いて、AFロックして写真を撮った方がピントの精度が良かった、なる記事が掲載された。

これは皆さんも「えぇっ?、そんな馬鹿な!」と思ったに違いない。「だったら三脚使う以外での多点測距は丸で意味がないじゃないか!」と大声で叫んでしまった事だろう。

結論を先に申し上げると、「アサヒカメラ7月号で書かれている事はほぼ正しかった」である。そう、中央の測距点を利用しAFロック後、構図を整えても大抵の写真はピントの合って欲しい部分は被写界深度内に収まっていると言う事。

10月6日の記事を書いてから3度、お散歩写真に出掛けていて、MFレンズを使う時は必然的にフォーカスエイドは中央しか働かないから、比較の意味で中央以外の測距点を利用する以外は中央の測距点だけで撮影していたと言っても良いだろう。それで明らかにピントを外していたのは300枚以上撮った中でほんの10数コマしかなかった。

ではどんな写真が外していたか。これは恐らく皆さんの想像された通りだと思う。

1、24~35mmレンズを用いて

24mm、これは135換算で準広角の36mm相当のレンズとなり、被写体までの距離がおおよそ40センチくらい、明らかに左側に寄っている被写体を狙ってフォーカスロックをし、パチリ。勿論絞り開放。5センチ以上の後ピンで使えるレベルではない。これは三角比で計算すると30度くらいカメラを振った事になる。

これを考えると被写体が手に取れるような距離で、広角レンズを使い、絞りを浅くした場合、30度近くまでカメラを振るようなフォーカスロックすると中央の測距点ではピントが確実にずれるのが判る。よってこの手のシチュエーションでは中央以外の、構図にマッチした測距点を選択するか、F5.6くらいまで絞り込むしかない。

これはFA28mmF2.8(135換算43mm相当)でもFA35mmF2(135換算53mm相当)でも同じ結果が出た。被写体が間近である場合は、ピントを合わせる被写体が端っこなら、広角、標準関係無しに中央測距点を用いてフォーカスロックはしない方が良い。

2、50mmレンズを用いて

うちのレンズの中で最も明るいFA50mmF1.4を使って1メートル以内の三分割法の交点に位置する被写体を絞りF2で撮影した場合。これは合っている時と外している時があった。

距離1メートル、50mmレンズ(135換算75mm相当)、絞りF2、これの被写界深度はおおよそ4センチ、前1.5、後ろ2.5センチくらいまでピントは合う事になるが、これは限りなく薄いと言って良く、レンズとカメラの相性もあるので一概にコサイン誤差の影響とは言えない。

と言うのもレンズとカメラの相性が悪いと、特に近い距離の風景ではどこの測距点を使っても結局は誤差が発生する。余裕がある場合は、どこの測距点を使おうが、念の為に保険で絞りを1段~1.5段絞ったコマも撮るべきかもしれない。

と言う事でそれ以外のパターン、3メートル以上被写体が離れていたり、望遠レンズを使った場合でも、中央の測距点を使ってフォーカスロックするだけで全てのコマが被写界深度に入っていた(見た目ピントが合っているようにモニター上では見えている)。

要するに1メートル以内の風景に関してはレンズを絞り込むか、構図に見合った測距点を使った方が良い結果が出る、そう結論に達した。

私の場合、写真の大半はF5.6、F8、F11と絞り込んでいる事が多いので、普通の風景を普通に撮るのだったらわざわざ測距点を変更する必要はないって事になる。

但し、注意点が2つ。

今回、プリントした訳でなく、24インチモニターに横位置で目一杯表示させた状態での検証。これはおおよそA3ノビと同じくらいの大きさとなり、等倍鑑賞が趣味だったり、A3ノビ以上に大きくプリントする場合は、もっと厳密にテストしないとならないだろう。

そして、今回のテストはあくまでも私のカメラ、レンズでの検証であり、これは皆さんもご自分の機材で一度はテストされた方が良いと思う。

個人的にはアサヒカメラの7月号の記事は半分は信用出来ないでいる。確か女性のバストアップで目にピントが来ているか否かをチェックしていたと思うが、どんなレンズを使っているか判らないまでも、それが標準レンズであれば女性までとの距離はそうは遠くない。1.5メートル以内だろう。

その状態でF1.4やF1.8の浅い絞りで写真を撮って果たして中央測距で構図を整える手法、確実にコサイン誤差が発生し、後ピンになると思うのだが・・・。

それともテストに用いたカメラでは中央の測距点以外の測距点の精度が悪過ぎるので、コサイン誤差は発生しても中央で測距した方がピントの精度が良いのか・・・。やはり各自、手持ちの機材で検証するべきだろう。

さて本日の写真。FA28mmF2.8AL、135換算で43mm相当で絞り開放のF2.8を使っている。ピントは右側の洗濯ばさみに合わせ、距離は50センチくらいだったろうか。この構図で中央の測距点を用い、フォーカスロックするとピントは洗濯ばさみに合わなかった。

そこで今まで通り、Pentax K-7の場合、ちょうどこの位置は一番端のセンサーに引っかかるのでほんの少しだけ構図を整えてパチリ。ジャスピンである。


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