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Ricoh GR LENS A12 28mmF2.5を使ってみた

2011年11月10日 00:00

自転車のある風景

自転車のある風景

Ricoh GXR, 28mmF2.5

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポッ,プアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



お遊びカメラとしてRicoh GXRを買うかOlympus PENデジを買うか、これは来年の話の事で鬼が笑っちゃうのであるが、借りられるものは借りちゃう。と言う事で、兼ねてから気になっていたA12の28mmF2.5と言うGRレンズを使わせて頂いた。

このA12レンズユニットはAPS-Cサイズのセンサーを利用しているので、実際の焦点距離は18mm前後。Ricohの場合、昔から135換算でレンズ表記をしているのでこのレンズ、本来は18mmF2.5であり、135換算で28mmレンズと言う事になる。

この日は凄い。レンズ1本勝負、こいつだけで3時間以上も撮影に挑んだ。広角が苦手、広角を使うのは後ろに引けないから仕方なく使う、そんな消極的な使い方しかしない私が135換算、28mmと言う広角レンズだけで写真を撮っていたのだ。

そりゃぁ不愉快になるくらいの苦労はあった。何しろ被写体に嫌と言う程、近付かなくちゃならないのだから、面倒臭い。そこはもう割り切るしかない。道幅5メートルの道路でも「ここは幅1メートルしかない路地だ」、そう自分に言い聞かせる事にする。

でも人間は順応性が無茶苦茶高い、これを再認識した。面倒で不愉快と思ったのは最初の30分、それ以降は特に不便と感じなかった。勿論、レンズ1本勝負だからして「見なかった事にした風景」は腐る程ある。でもそれはどう頑張っても28mmと言う画角では撮れない、そう感じたからであり、それはそれで仕方のない事。

さて、今回チェックしたかったのは、巷で言われている通り、本当にこのレンズは解像度が高く、また歪曲がないのか、そしてGXR本体と組み合わせた時のバッテリーがどの程度持つのか・・・。

前者については確かに素晴らしい。ここで何がど~のこ~のなんて述べる必要はないと思う。レンズレビューでありがちな表現・・・、

「絞り開放でもピントの合っている部分はしっかりしているしF5.6まで絞れば周辺までシャキッとする。また広角レンズ特有の樽型湾曲もほとんどない。」

もうそれ以上語る必要はないだろう。要するに良いレンズの条件を全て満たしている気がする。

このレンズ、現時点の最安値は5.7万程。これはレンズの価格ではない。レンズ、APS-Cセンサー、画像処理エンジンを含めた値段だから、もしレンズだけを切り離す事が出来れば、もう少し安くなると思う。将来135換算で28mmF2.5と言うGRの称号を持つレンズがPentax Kマウントで4万円を切れば凄い事である。

しつこいようだがこれは28mmレンズでなく18mmレンズだ。開放F値もF2.8から半段明るいF2.5なのにレンズそのものはマイクロフォーサーズ用レンズですか?、と思うくらいに小さい。周辺光量だってしっかりと保持しているし、他のメーカーがどうしてこういうレンズを作れないのか、不思議に思うくらい。

私個人はこういうレンズは大歓迎。しかし敢えて悪口を書こうと思えば、マニアには面白くないレンズかもしれない。と言うのも描写がしっかりし過ぎているから癖がない。初心者がどんな絞りを使っても問題なく扱えるレンズなのだ。つまりプロが撮ろうが、初心者が撮ろうが見分けのつかない写真が出来上がる。

絞り開放が簡単に使えるってのは非常に楽。私は数本のレンズを除いては安いレンズ、古いレンズばかりを使っているので、ついつい絞り込む癖が付いていて、、、

「絞り開放で撮るなんてしっかり解像する訳ないでしょ!、最低1段半は絞らなくちゃ駄目だよね。良好な像を求めるのだったらやっぱりF8だよ、F8!」

と言い切っちゃうくらい。でもこれはこのレンズユニットでは否定しなくちゃならない。絞り開放のF2.5でも全く問題なく使えるし、使った限りでは1.5段、F4まで絞ればほぼ周辺までしっかりと解像してくれちゃう。135換算で28mmの画角を持ち、F4の絞りで十分ならISO400もあれば十分。

本日の写真、ISO200、絞りF4で撮影している。これの上部左右端を等倍で切り取ったのが下の2枚。



参考写真



参考写真


いかがだろう?。このレンズと比較するだけ恥ずかしいPentax DA18-55mmF3.5-5.6AL、18mm側の開放がF3.5だからほぼ同じ条件にするのだったらF5.6で撮る事になるが、写真を撮らずしても結果は判ってしまう。四隅どころか、自転車の後輪部分ですでにボケボケの写真が出来上がる。

しかもDA18-55mmF3.5-5.6ALはF8、F11と絞り込んでもそれはほとんど改善されない。ただシャッタースピードが遅くなり、ISO感度が高まって画質の悪い写真に仕上がるだけ。

もしDA18-55mmF3.5-5.6ALを使って本日の写真と同じくらいに解像する写真を撮るのなら、1500万画素前後のカメラを使って二回りくらいに大きく構図した写真を元にしっかりと解像している中央部分だけをトリミングするしかない。

写真は結果だからそうやって撮影、トリミングされた写真でも見栄えが良ければ問題はない。しかし撮っている時の気分が違う。しっかりと構図してピントを合わせてパチリ、JPG撮って出しの写真がそのまま使えた時の気分は最高だろう。

「レンズは私の表現力だ」

これはCanon EFレンズのキャッチコピーだが、まさにその通りだと思うし、、、

「良いレンズは私を楽にさせてくれる」

なんてキャッチコピーも面白いと思う。良いレンズは撮影中にストレスを全く感じない。絞りをどうしようか、構図を変えるべきか・・・、そんな事を考えずに、写真を撮りたい!、そう思った時に自信を持ってシャッターを押せる。

絞り込むのは被写界深度を深くしたい時だけ、たったそれだけを考えていれば良い。これだけしっかりと解像してくれていればGXRのスナップモードを利用してピントを合わせなくても絞りをF8~F11にするだけでほぼどんな被写体にも問題なくピントが合うようになる。

Lumixに135換算で28mmになってくれる14mmF2.5と言うレンズがあり、これはマイクロフォーサーズだからOlympusカメラにも使える。このレンズがどの程度のものなのか。実売で2万円を切るレンズだけに実は大した事ない、外見優先、そんなレンズにも見受けられるが果たして・・・。あるレンズテストサイトでは樽型の歪曲が半端じゃない、なんてレポートもある。

レンズの話はこれくらいにしよう。問題はユニットとしてどうであるか・・・。

実はこの28mmレンズと先に発売された50mmF2.5マクロレンズの2本、なんで良くブレるんだろう、Ricohのブレ補正って相当に根性が無いと感じていたのだが、つい最近、この2本のユニットにはそもそもブレ補正機能がない事を知った。

ちょっとびっくり。50mmF2.5は1/15秒でかなりブレていたし、この28mmF2.5も使っている時はブレ補正があるから1/8秒くらいまでは大丈夫、と思って積極的に暗い場所で写真を撮っていたのだが、全滅だった。それでおかしいと思って調べたらブレ補正が付いていないってんだから・・・。

これで一気に購入意欲が下がってしまった。どんなに良いレンズであろうともブレちゃおしまいだ。これは1/8秒、1/15秒が使えないと言った問題に加え、夕方になったらレンズを絞り込む事が出来なくなるって事。

夕方でなくとも狭い路地裏散策をすれば、ISO400、F5.6の1/30秒、そんなのは当たり前の世界。50mmF2.5ではこの辺で安易に撮影しちゃうとブレるし、28mmF2.5はF8に絞ったら1/15秒となるので、これもブレる可能性が高くなる。

フィルム時代を考えればカメラはそういうものだ、と納得も出来るが、これは消極的な納得であり、21世紀、すでにデジタルカメラが出現してから20年近くを経過しいて、ブレ補正がないってのは如何なものだろうか?。

※だからこそA12 28mmF2.5は絞り開放から高い解像力を持っているのだろうが、高い解像力と被写界深度を稼ぐのとは意味が違う

また、問題のバッテリーの件もある。結果的には不満足。バッテリー2本使い、1本目は180枚、2本目は240枚。バッテリーのヘタリ具合もあるのだろうか?、ほぼ同じ使い方をしているのにこの60枚の差は何だろう?。240枚だったらギリギリ及第と言ったところだが、200枚を下回るとしたらPentax Qと同じく、通常のお散歩写真ではバッテリー3個、旅行に出れば4個は必要となる。

先に「良いレンズは私を楽にさせてくれる」と書いたが、ブレとの戦い、バッテリーの持ちを常に考えながら写真を撮る・・・、これは相当なストレスを感じる。バッテリーを予備に3つ持っていれば良いし、感度をISO1600まで上げれば良いのだろうが、カメラのバッテリーを都合4つ使う、夕方になったら全ての写真でISO1600ってのはちょっと駄目だよね。

まぁOlympusもLumixも気合を入れて常にRAWで撮ったり、アートフィルター等を頻繁に利用すると250枚を下回るようなので、バッテリーに限ってはGXRだけの問題ではないのだろうが、ブレ補正がない事も考えるとGXRが欲しいと思ってもちょっと考えちゃう。

PENデジはAPS-Cよりも一回り小さなフォーサーズなので(135換算で)28mmと言う焦点距離ならばパンフォーカスを得る場合、F5.6まで絞ればほぼ問題の無い。本体にブレ補正があるから1/8秒もなんとか撮れると思う。「楽に写真を撮れる」事に言及すれば、PENデジに軍配が上がる。

気合の入った撮影はデジタル一眼レフでいい。ちょっとしたお散歩写真に気軽に使いたいからのこの手のシステム、ならばデジタル一眼レフよりも楽をする事が出来る、これが最大の条件となろう。その点、GXRにブレ補正のないレンズユニットは失格だ。

バッテリーの件はカメラ返却の際に尋ねると、要するに枚数ではないそうだ。電源がオンになっている時間、これが問題との事。その日の撮影は、オートパワーオフを5分に設定したものの、5分以内に写真を撮っている事が多かったから、電源がオフになる事がほとんどなかった。

それだと2時間~3時間しか持たないそうだ。ただ朗報として、EVFを装着したからとか、RAW保存していたから程度の理由ではないそうで、バッテリーを長持ちさせたいのだったらスリープモードとオートパワーオフを併用するのが良いとの事。

スリープモードとは液晶モニターが消えてくれるらしい。これを1分に設定し、さらにオートパワーオフを5分に設定すれば、1分写真を撮らなかったら、液晶が消えてパワーセーブが出来、さらに4分写真を撮らなかったら自動的に電源がオフになってくれる・・・。

なるほど、そんな機能があったのか!。このバッテリー問題に関しては近々銀座に行ってもう一度カメラを借りようと思っているので、後日またここでレポートしてみたい。

いずれにせよ、PENデジも含めて、この手のカメラの場合、社外品の互換バッテリーも考えた方が良いかもしれない。電気関連は危険だから今まで互換バッテリーには見向きもしなかったが、どうも色々と調べていると、互換バッテリーでカメラが壊れたなる話はあまり目にしない。GXR互換バッテリーは純正の3分の1以下の価格なので、3つ買っても懐は痛まない。


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