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Pentax K-5の怪しい露出 - 測距点連動露出は効果ある!

2011年11月25日 00:00

20年の年月

20年の年月

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



Pentax K-5の露出がかなり怪しい時がある、これは今月最大のネタであり、4日に渡り検証している。詳しくは、11月17日の記事をご覧頂きたい。

その中で、K-5のカスタム設定で「AFロック時のAE-L(AEロック)」と「測距点と露出の関連付け」の両方をオンするととんでもない失敗写真は減ると書いた。このところこの状態でK-5を使っており、実際どんなものか、今回はそれをネタにしたい。

結論を言えばこのカスタム設定、かなり使える!。皆さんもおおよその写真はピントを合わせた位置に主になる被写体があると思う。だから露出もその被写体中心で考えている事が多いだろう。

K-5は測距点に露出を連動させないと(工場出荷設定)、分割測光では「低輝度の被写体の優先度がやや強くし、また画面中央部の被写体の優先度を下げた」アルゴリズムとの事で、中心部に明るい被写体が合ってもそれを無視し、周辺の暗い部分に露出を合わせる、結果、明るい部分が白く飛んでしまって露出オーバー写真を生んでしまう。

ところが測距点と露出を関連付けると、測距点周辺の優先度をかなり強くするアルゴリズムに変化するようで、言い換えると測距点周辺を18%グレーになるべく近付けるようなアルゴリズムになっているようだ。だから測距点周辺に明るい被写体があれば、見た目、もしくは少し暗く写るようになり、暗い被写体があれば、見た目、もしくは少し明るく写るようになってくれる。

結果、どーしよーもない露出オーバー写真が激減している。これは非常~に朗報である。先日は埼玉県は長瀞(ながとろ)を訪れて主に紅葉風景を撮影していたが、539コマを消費し、うち、ドオーバー露出になってしまった写真はたったの5コマだった。

全コマをチェックすると、測距点と露出を連動させなかった場合、恐らくドオーバー写真になるだろうと考えられる風景は20コマ以上あったから、それが4分の1以下に減ったのだから、かなり良好である。

失敗した例として、昨日の写真、車のボンネットでこちらをガン見しているブラッキー、これの2つ前のコマを下に示そう。


参考写真


これがいわゆるK-5の最大のネック、何も考えずに撮ってしまうとドオーバーになる典型的な例。測距点連動露出にしてはいるが、猫のいた位置が微妙で、猫を測距しているが、露出そのものは明るい部分を計ってしまったようで、結果、「低輝度の被写体の優先度がやや強くし、また画面中央部の被写体の優先度を下げた」と言うPentaxが考え出したとんでもない理論により、こんな写真になっちゃう。

でも上手く測距点連動露出を使うと、昨日の写真のように、0.5EV程アンダーになってしまったが、再現像で救える程度の問題のない露出になってくれる。

測距点連動による分割測光で失敗しないようにするには、明るいものと暗いものを常に理解している事。特に暗い被写体にピントを合わせる場合は、スポット測光と同様に必ずマイナス補正しないとならない。再び、失敗例を挙げよう。廃墟風景で、右下の畳にピントを合わせているが、その部分、明らかに暗いのにマイナス補正するのを忘れた。

結果、K-5のへんてこアルゴリズムのせいで1.5E以上ものオーバー写真になってしまった。


参考写真


明るい場合はプラス、暗い場合はマイナス、これは中央重点測光でもスポット測光でも同じだが、むしろ、カメラマンが測距した部分の露出をどうしたいか?、そう考える方が楽かもしれない。

この廃墟の写真では先ず光の当たっている部分、これはダイナミックレンジから完全に外れ、どう足掻こうが白く飛ぶから無視する。そして畳や、剥がれている天井、目的は廃墟の暗い雰囲気を見せる為だから、これは見る人が畳、天井であると判るだけ良い。

そこまで考えると、-1EVの補正だと見え過ぎちゃう、-2EVだと暗過ぎちゃう。だとすると畳、もしくは天井の剥がれ部分にピントを合わせ、それで-1.5EV。そう意図するのが正しいのだろう。

さて、本日の写真、これは測距点連動の分割測光で畳にピントを合わせている。これがスポット測光ならば出た目でドンピシャリだったろうが、畳周辺の暗い部分も分割測光は拾うのでセオリー通り、-0.5EVの補正を掛けている。

但し、この風景の場合、畳の手前にピントを合わせていれば今回のように-0.5EVで正解となるが、畳の奥にピントを合わせると、その延長線上に窓があるので、K-5はその窓の明るさも考慮しちゃうので、その割合によって露出が相当暴れてしまうだろう。オーバーになる場合もあるし、アンダーになる事もある。

そう、これは今になって気付いた事だが、K-5は露出のアルゴリズムがおかしいのに加えて、ほんのちょっと構図をずらしただけで大幅に露出が変化するのだ。光に対して敏感過ぎて、いわゆる「露出が暴れる」ってパターン。

このような風景の場合は、ブラッキーの写真も含めて、素直にスポット測光を使った方が良いと判断した。


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コメント

  1. ハンドル職人 | URL | Ko3VlV3g

    こんにちは!

    長瀞の紅葉撮影はいかがでしたでしょうか?
    私は先日懲りもせず4ヶ所も滝巡りをして来ました。(笑)
    K-5の露出決定なかなかシビアなのですね。
    私は考えもせずAEブラケットを多用して撮っています。(汗)
    でも明らかにK20Dに比べたらK-5はダイナミックレンジが
    広くなったと思います。
    う~ん、やはり輝度差の大きいシーンは頭を悩まします。(笑)

  2. BigDaddy | URL | -

    > ハンドル職人さん

    先日は情報ありがとうございました。詳しくは後日ネタにしますが、イチョウはほとんど散っていましたが、モミジはギリギリ間に合いました。ただ、途中で廃墟巡りをしちゃったりと(上の写真も長瀞撮影です(笑))、お勧めの華厳の滝、行けませんでした・・・。ここは来年ですね。

    K-5はアルゴリズムも不思議ですし、K20DやK-7と比較するとかなり暴れますね。ほんの少し構図をずらしただけで3段以上変化する時ありますから。

    輝度差が大きい場合は、やっぱりハイライトが飛ばないように、これだけ考えるしかないのでしょうね。シャドーは現像時にある程度持ち上がりますから。それと仰る通り、ブラケットするのが一番だと思います。

  3. hachimanさん | URL | tmuDHSOQ

    勉強になります。

    初めまして!

    私もK-5ですが、このような現象に悩まされております(^▽^笑)
    少しは理解できたかな?って感じです。
    他にも色々勉強させていただきたいと思います。
    今後ともよろしくお願いします。

  4. BigDaddy | URL | -

    > hachimanさんさん

    ご訪問、そしてコメントをありがとうございます。

    K-5ユーザーの皆さん、この怪しい露出に悩まされておられるようですね。この件に関しては、幾つも記事として掲載しておりますので、もしまだご覧になっておられなかったら、「Pentax K-5レビュー」と言うカテゴリから参照出来ますので、どうぞ。

    あとはとにかくどんな些細な事でも良いので、この手の事で疑問に思ったらPentaxに問い合わせ、ユーザーの本音を語られ、時には怒りをぶつける事だと思います。そうでないとK-5は今後もこの問題は修正されないでしょうから。

    こちらこそ、今後とも宜しくお願い致します。

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