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Olympusの戦略 - アートフィルターの妙

2011年12月16日 00:00

空を仰げば・・・

空を仰げば・・・

Olympus E-P3, M17mm F2.8

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



タイトルの戦略とは、例のイギリス人の元社長の発言が発端となった巷を賑わせているあの問題の話でなく、カメラ戦略の話である。

とは言え、そんな難しい話なんて語れる筈もなく、私個人がOlympusのカメラに対して感じた事をつらつらと書くだけではあるが・・・。

当然、一眼カメラ、PENデジシリーズが今の時代のニーズにマッチした訳だし、CMに宮崎あおいを起用したのも大正解だったろう。

でもPENデジ云々以前に、Olympus独自のアートフィルター、これが世の人々に好評だった、これに尽きると思う。如何にマイクロフォーサーズでコンパクトな一眼カメラであるPENデジがカメラ的に魅了されても、このアートフィルターがなければそこらのコンデジと同じ扱いを受けていたと感じる。

アートフィルターとは要するにカメラ内で、今までならパソコンのレタッチソフトを用いて作業を強いられていた「レタッチ」をJPGファイルを生成すると同時にやってくれちゃう機能である。

インターネットで様々なレビュー記事を見る度に、確かにこういう像を勝手に作りだしてくれるのは面白いだろうなぁと思っていた。「ポップアート」、「ドラマチックトーン」、「ジェントルセピア」、「デイドリーム」、「ラフモノクローム」の5つは特にユニークだ。

先日、最新機種、Olympus E-P3を使う機会を得た。最初は自分流に設定するのに時間を食ってしまい、数十枚しか撮影出来なかったが、2度目に借りた時は3時間近く散歩写真をし、170枚撮影した。近々、もう一度借りられる事になっているので、機材としてのレビューはまた後日!。

さて、デジカメWatchの「気になるデジカメ・長期リアルタイムレポート」内でオリンパスE-620【第6回】と言う記事がある。

ここではOlympusのアートフィルターをLightroomで模倣する際の(執筆者独自の)各種設定が記載されている。なるほど、その設定で現像すると、細部はそりゃぁ異なるが、大枠では外れはない。

書かれている通り、ポップアート、デイドリーム、ライトトーン、ラフモノクローム、トイフォトの5つはLightroomでちょこっとパラメータを弄っていやるだけで良く、ファンタジックフォーカスはレイヤーの使えるレタッチソフトが必要だが、これは昔から定番レタッチである。

LightroomにPhotoshop Elementsの2つを持っているだけで、いや、フリーのレタッチソフトのGimpと現像ソフトのRawTherapeeがあれば事足りる。1円も使わずにOlympusのカメラが吐き出すJGP像に近い写真を作り出す事が出来る。

ならばこれらアートフィルターを使いたいからと言う理由だけでOlympusのカメラを買う必要はないのか?。いや、これはNOと言わざるを得ない。例えばポップアート。これは彩度が異常に高くなるフィルターだが、写真に写っている風景によってLightroomのパラメータを調節する必要がある。写真によっては色が飽和してしまう。

だから100枚の写真を一瞬にしてポップアートにする事が出来ず、1枚1枚、写真の色合いを見ながら細かく調節しなくちゃならない。方やOlympusの本物のポップアートは試した限りでは色が飽和した事はない。この辺は当然ながら上手く考えられている。手間を考えればOlympusのカメラを買った方が特とも言える。

また、アートフィルターの中でも抜群の人気であるらしいドラマチックトーン。これは残念ながらLightroomだけでは作れない。このドラマチックトーンはHDR(ハイダイナミックレンジ)処理の1つで、これは専用のHDRソフトがないと作れない。

Photoshop CS5には1枚の写真からHDR風の写真に加工してくれるHDRトーンなる処理があり、結構似たような風合いになってくれるが、これもポップアートと同じく、写っている風景によって細かくパラメーターを調節せねばならず、これまた一気に100枚をドラマチックトーン風にphotoshopで加工するには相当な時間が掛かる。

ドラマチックトーンにせよ、他のアートフィルターにせよ、それを現像ソフトやレタッチソフトで真似るとなると、まずサンプルを相当集めないとならないと思う。私のようにOlympusのカメラを借りられる状況であれば良いが、そうでなかった場合は、ネット上で探すしかない。

Olympusのカメラは売れているから、「ドラマチックトーン」で検索を掛ければ幾つもその写真が見つかるから、大変な作業ではないが、サンプル集めが面倒な事には変わりない。

さて、本日の写真。これはE-P3のドラマチックトーンを利用したものなのか、それともPhotoshop CS5のHDRトーンでレタッチしたものか、皆さんお判りだろうか?。

上の写真だけを見て、機材データに「Olympus E-P3, 17mmF2.8」と記述されているから、きっと誰もがドラマチックトーンを使ったと思うだろう。しかし、これはE-P3が吐き出したRAWファイルを元にPhotoshop CS5のHDRトーンを使ってレタッチしたものだ。ちなみに下の写真が本物のドラマチックトーンである。


参考写真


それを考えると、Pentaxのカメラで写真を撮って、アスペクト比を4:3に変更。HDRトーンでレタッチを施し、、キャプションにE-P3と書いちゃったら誰もがドラマチックトーンを使ったと勝手に勘違いしてくれるのだ(笑)。

まぁそんな事をする意味がないし、実際のOlympusのドラマチックトーンは上手く機能してくれており、この絵が好きだったらやはりOlympusのカメラを買った方が良いと思う。

何しろHDRトーンのパラメーターの調節はかなり大変なのだ。ほんちょっと数値を変えるだけでガラリと作風が変化してしまうシビアなツール。これを100枚、200枚の異なる風景の写真をレタッチするなてぞっとする。


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