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Pentax K-5 レビュー - 測距点連動の分割測光

2011年12月21日 00:00

水溜りの風景

水溜りの風景

Pentax K-5, Sigma AF17-70mmF2.8-4OS HSM

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



再び、K-5のカスタム設定で、分割測光で測距点に連動させた時の挙動ってのを検証してみたい。この測距点連動の分割測光の過去の記事をご覧になっていない方は是非とも画面をスクロールさえ、右部分のカテゴリから「Pentax K-5 レビュー」、これをクリックして頂いて、過去の記事を参照して頂きたい。

測距点連動の露出設定にしてから1ヶ月くらい経つのだろうか?。実はあまりこれを気にして写真を撮っていた訳じゃない。

一昨日と、昨日の記事で書いた通り、AEBが楽に使えるようになり、考えちゃう露出の場合は、ブラケットしちゃうし、余裕のある撮影なら、撮影前にプレビューで露出を確認するから、たまげるくらいの失敗はないと言っても良いだろう。

でもファインダーを眺めていると、結構不安になる。と言うのも分割測光の癖にスポット測光のようにほんの少し構図を変えただけで数値が変化していく。半段くらいの変化なら気にならないが、構図上は数ミリしか動かしていないのに1段以上も変わるとなんじゃ?、どっちが正しいんだ?、と迷っちゃう。

分割測光を測距点連動にすると露出が暴れる、かなりピーキーな傾向になっていて、これは分割測光とは言い難い。スポット測光にかなり近い露出の出方をする。だからこれは分割測光と思っちゃうと失敗する。測距点に連動した、測距点部分測光と言うべきなのだろう。

ファインダーを覗いて、測距点を中心とした小さな円、そこを部分的に測光している、そんな感覚だから、測距点周辺の明るさ、色合いだけを考えていれば失敗は無い事になるが、そこは以前も書いた通り、スポット測光ではないので、相対的な明るさで露出補正値を判断しなくちゃならない。

昔からCanonのカメラを使っていた方は意外とこのK-5の露出、判り易いかもしれない。Canonのカメラは他社には存在しない中央部分測光と言うのがある。スポット測光よりも広い範囲を測光するが、周辺の明るさには引っ張られない、個人的には好きな測光方法で、AEロックと併用したら最強だと思う測光方法。K-5の露出はこれが測距点に連動していると考えれば良い。

そう言えばCanon EOS30Dの評価測光は最初から測距点に連動し、強制的にAEロックがされるので、現行の2桁系、Kiss系のカメラももしかすると測距点連動+AEロックと言う評価測光なのかもしれない。と言う事はEOSデジタルを使っている方も割りと簡単にK-5を扱えるんじゃないかと思う。

ちなみにEOS30DとK-5の出た目の露出は両機とも測距点連動+AEロック露出でも出た目が異なる事が多く、またEOS30Dを多用していた時期はK20Dをメインカメラとして使っていたので、ここ1年以上、EOS30Dでは評価測光は使っていなかったりする。

さて、ここまでは以前書いたネタを単になぞっているだけである。この方式は測距点に連動させないK-5の分割測光は使い物にならないから、測距点に連動させよう、AFロックと同時にAEロックもしちゃおう・・・、でもこれで文章を締めちゃったらイカンよねぇ(笑)。

そこで、もう一度、1970年代から存在していた中央重点測光、これに着目しようと思う。前回では、21世紀の今、中央重点測光を使うのは癪だ!、と書いたが、K-5の露出制御がここまで面倒だと21世紀なんちゃらなんて言ってられない。

中央重点測光なら、測距点を中心的にとか、AFロック、AEロック云々なんて丸で関係ない。太陽やそれに類似する超~眩しい光源だけを気にしていればおおよその判断が付く。輝度差の少ないフレーミングなら分割測光と大差ないし、輝度差が激しかったら、過去の経験が役立ってくれる。

一番簡単なのは中庸的な明るさの風景を代理測光してAEロック。また、私自身はズームレンズが中心の撮影なので、一度望遠側にズームして、眩しい光源が入り込まないような構図で測光してAEロック、ズームを元に戻してパチリ。

そうせずとも全体的に明るかったら+1.5~1.7EV、ちょっと明るいと感じたら+0.7~+1EV、全体に暗いと思ったら-1.5~1.7EV、ちょっと暗い程度なら-0.7~-1EV。それでも不安な風景があったら、露出補正値を中心に前後3枚の露出ブラケットすればどれかが必ず適正露出になってくれる。

一昨日と、昨日の記事に書いた通り、露出ブラケットが簡単に操作出来る事が判ったので、この方法がベストではないかと感じているのだった。

あとは使い分けだろう。ポートレートや人物を中心としたスナップをするなら測距点連動の分割測光が一番確率が良い。顔に合わせて適度な露出補正をすりゃいいだけなのだから。また一般風景でも、ピントを合わせた部分だけ、しっかりと意図した露出であれば良い、そんな風景でも測距点連動の分割測光が最適だ。

しかし、これらは全て対症療法。昨日はK-5を褒めたが、やっぱりK-5、Pentaxって「三歩進んで二歩下がる」、21世紀の今、ユーザーに中央重点測光を使わせるなんてちょっとお馬鹿さんだと思う。

K10D、K20D、K-7、K-5と確かに一歩ずつ進化している。K-5はこの妙な露出以外は優れていると感じるし、いずれ慣れたら露出で不平を言う事もなくなるのかもしれない。でも一歩ずつしか進めないなんてユーザーはいつか見切りを付けると思う。やっぱりNikonが一番なのかなぁ~。

本日の写真、中央重点測光を利用している。水溜りに映る太陽を写したもの。直接太陽を捉えている訳じゃないし、路面そのものは砂利道だから標準18%グレーと同じくらいの明るさであったので、さほどアンダーにならんだろう、でもローキーを表現したいからと-1EVしていた。

思った以上に映り込んだ太陽の明るさに引っ張られたドアンダー写真になってしまったが、これはこれで結果オーライだ(笑)。


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コメント

  1. NOBUNOBU | URL | -

    こんばんは

    こんばんは。

    色々と大変ですね…と他人事の感想しかないのですが、
    一つだけ確認です。

    自分はニコン使いですが、
    純正レンズとレンズメーカー製のレンズでは、
    評価測光の結果が異なる時があるように思います。

    予想される出目が、社外品だと、思わぬ出目で
    慌てる事があったりします。

    多分、距離情報とか、もろもろあるのだと思いますが、
    各種掲示板を眺めると、フラッシュでの調光が、
    レンズメーカーのレンズでは不安定との報告もあるようでして…

    ペンタックスも、その可能性はありませんか?

  2. BigDaddy | URL | -

    > NOBUNOBUさん

    Nikonとかって距離情報をしっかりと認識しているようですが、Pentaxはそんなものないと思います(笑)。

    純正の17-70mmとSigmaの17-70mmを無理を言ってPentaxでテストして貰った事があります。純正のSigmaではスポット測光時、Sigmaの方が約半段暗くなる事が判っています。これは絞りF8時、18%グレーをスポット測光で計測した時、ヒストグラムの山がどの位置に来るか、そんなテストでした。

    これにより、評価測光時にカメラ側が、明るくしてしまう原因の1つではなかろうか?、これがPentaxの見解ですが、確かに半段違うので原因の1つではありましょうが、やはりK-5の評価測光そのもののアルゴリズムが悪い、これが原因の大半だと感じています。

    ちなみに、K20D、K-7ではK-5のような白飛びするような測光値は出さないんです。

  3. TK | URL | EvmDRqhQ

    AFモード

    すみません、教えて欲しいのですが。。
    AFをAUTOではなく中央一点にしている場合、AF-AE連動+AF-AE同時ロックにすると中央重点測光と同じ意味になるんでしょうか?(意味分かりづらい質問でしたら済みません)

  4. BigDaddy | URL | -

    > TK さん

    測光モードが分割測光であれば、AFが中央固定でも分割測光のままです。

    但し、分割測光でも、AF測距点と露出の連動をする場合、測距した測距点の周辺の測距点を含めた露出になります。ですから、中央固定であれば周辺の8個の測距点までの範囲がおおよその測光ポイントとなります。ですからスポット測光より2回りくらい大きい部分を測光する、そんなイメージでしょうか。

    例えば、ファインダーで見えている長方形が9センチx6センチだったとします。それだとその長方形の中央を中心とした3~4センチくらいの直径を持つ円くらいが測光範囲、そう思われて結構です。

    中央重点測光も中央の3~4センチくらいの円を重点的に測光しますが、あくまでも「重点的に」であり、その円の外側の光も考慮されるので、例えば構図上に太陽が写っていたりすると、その太陽の露出に引っ張られますが、分割測光+測距点連動AE+AFと同時にAEロック、これを使うと、四隅に太陽がある程度の構図だったら、ほぼ太陽を無視してくれます(構図上の太陽の占める大きさによって変化しますが)。

    ですから、フォーカスポイント周辺の明るさ(暗さ)だけを考慮に入れて、意図した露出補正をすれば失敗はほとんどない事になります。まぁ露出補正値を幾つにするかは人間の曖昧な判断ですから(笑)、1EVくらい意図した露出と違っていたなんて事もありますが、そんな時はRAWで撮影していれば、あとから再現像すれば、1EV程度のミスは直せます。



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