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アスペクト比

2012年01月03日 00:00

Field of Dreams

Field of Dreams

Olympus E-P3, M17mmF2.8

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



写真のアスペクトの比率は3:2、4:3、16:9、1:1、この4つがポピュラーだろう。デジタル一眼レフを使えば3:2だし、フォーサーズ一眼カメラやコンパクトデジタルカメラなら4:3を利用する事が多いようだ。

実はつい最近まで4:3フォーマットがとっても苦手だった。横位置はどっしりした感じでさほど気にならないのだが(そもそもつい最近までのブラウン管テレビは4:3だったからテレビ像を考えれば横位置は簡単)、縦位置はどうも左右の余白が気になり、4:3フォーマットを持つコンパクトデジタルカメラでさえ画素数を減らして3:2で撮影していた。

ところが、昨年末、Olympus E-P3を借り、せっかくだからと全てのコマをデフォルトの4:3で撮影していて、おやっ?・・・。

※PENデジはJPGに加えRAW保存すると設定アスペクト比に関係なく、RAW画像は4:3を保持する。つまりPENデジのアスペクト比は生成されるJPGファイルのみに有効

2日間、実際には4、5時間程度、4:3に接していただけであるが、なるほど、アスペクト比なんてどーでもいいんだと感じた時間帯だった。脳味噌の中で何が変化したのか良く理解出来ないが、4:3は1:1と同じような感覚で撮影していれば全く苦にならない事が判ったとでも言えば良かろうか?。

単なる食わず嫌いだったのかもしれない。人間って環境への順応性が非常に高い生き物だから、与えられた規格に従う、それに慣れれちゃえば何とかなる!。

デジタルになってから写真にハマった方も多いだろう。そんなカメラマンは最初から当たり前のように4:3フォーマットで写真を撮っている。頭が固かったとでも言おうか。3:2が当たり前、3:2じゃないと写真じゃない、そう思い込んでいたのかもしれない。

フィルム時代、どんな写真HOWTO書、写真雑誌を見ても「ノートリミング」が前提だった。トリミングをする事、即ちそれは撮影時にしっかりと構図出来ていなかった、被写体への寄りが甘かった、単なる失敗写真と言われていた。トリミングをするなんて恥ずかしい、そんな風潮があった。

確かに撮影時にしっかりと考えればトリミングせずとも己の表現を伝える事が出来る。特に90年代ともなるとズームレンズが全盛であり、足で前へ行けずともレンズをテレ側にシフトする事で寄りを表現出来た。

この思考には間違いではないが、100%正しいとも言い切れない。自己表現って何だろう?。「フィルムの写る領域全てを利用して写真を撮らねばならない」、そんなルールがあれば別であるが、写真にそんなルールは昔から存在しない。あくまでも先人達がそういうルールがあるかのように後進へ伝えていただけの事。

そう、これは一部の人間による勝手な規格、それを我々は押し付けられていたとでも言おうか?。そういう規格があるからそれに従う、当たり前であった。

ならば今は3:2よりもむしろ4:3の規格の方が一般的ではなかろうか?。何故一眼レフが3:2でコンパクトデジタルカメラが4:3なのだろう?、またコンパクトデジタルカメラの多くは4:3以外に3:2、16:9、1:1とカメラ側でトリミングしてくれる機能が設けられている。

ファッションの世界。良く「今年の流行色」なんて言葉を聞く。誰がこれを決めているの?。実はこれは繊維メーカーが何年も前から数年後の色を決めているらしい。なんとファッション界の流行色とはユーザー、消費者が決めているのではないのだ。

写真、カメラ業界だってそうだろう。コンパクトデジタルカメラで4:3、デジタル一眼レフで3:2が採用されている理由、これは4:3、3:2がそれぞれのカメラに適している訳ではなく、工業的、技術的にセンサーを製作しているメーカーがたまたま4:3、3:2を選んだただけの事かもしれない。

そんなものに我々が踊らされて良いのか?。そう思い始めると、もう4:3だろうが3:2だろうが、はたまた1:1だろうがどうでも良い事に思えてくる(16:9はちょっと特殊な気がするが)。さらには3:2が得意で4:3が不得意だ、そんな自分にも腹が立ってきちゃう。

E-P3を使った時、「たまたま与えられたカメラが4:3だった」、撮影中は4:3であるなんて事は考えず、トリミングが必要だったらトリミングしちゃえば良い、そんな自由な発想をする事で、あれほど苦手意識のあった4:3が苦ではなくなった。

私個人はHDRやOlympusのドラマチックトーンは写真とは違う、別のアートだと思っている。でもそれも1つの表現であり、写真じゃないからそれらを使わないってのもなんとも勿体無い。デジタルだからこそもっと自由に自分を表現しても良い。フィルムとは全く異なる感覚で写真を撮る、いや、撮らねばならない。

4:3センサーを3:2で撮る、これは単に短辺の上下をマスクしているだけ、1:1にする時は長編、短辺ともマスクしただけ、これもトリミングだ。トリミングがご法度なんて時代はもう古い、そう感じる。

だからそれを反対に捉える事だって出来る。自由にトリミングしても誰からも文句を言われない時代が今なのだから、トリミングしない、4:3だったら4:3のまま写真を表現するのだって自由。そんな事を考えていると、何が得意で何が苦手だなんて言っているのは馬鹿馬鹿しく思えてくる。

ただ、人は「全てが自由!」、そう言われると逆に動きづらくなる。さらには自由過ぎる人に対して必ず否定的な一派が現れる。フィルム時代、「トリミングしちゃ駄目」、これも自由人に対する、自由人になり切れなかった人種のアンチテーゼ?、ノートリミングに徹する事で、彼らは心の拠りどころとしていた。

不思議なもので、「写真表現なんて何でもあり、自由でしょ」と言う人程、かっこ悪く感じちゃうでしょう?。「この写真は5:4、あっちの写真は2:1が最適だ!」、なんて叫んでいる人の写真展なんて見たいと思わないでしょう。人間ってある程度規格に沿うべきだとも感じちゃう。5:4だったら4:3でいいじゃん、2:1だったら16:9でも表現できるでしょ。

と言う事で私は自分の中でルールを設け、4:3センサーのカメラでは無理に3:2にせずに4:3のまま撮って行こうと思っているのだった。勿論、1:1のスクエアフォーマットは大好きだから1:1にトリミングする事も邪道だとは考えていない。

と言う事で本日はOlympus E-P3からの1枚。当然、4:3(縦だから3:4)のままである。


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コメント

  1. ゆたか | URL | LkZag.iM

    明けましておめでとうございます。

    今年もよろしくお願いします。

    ペンを使うと、アスペクト比以外にも自分勝手な概念が崩れますよね。(笑)

    おかげで一度リセットして考え直すきっかけになりました。

    正直なところ、写真の楽しさが2倍になった気がします。







  2. りこ | URL | vwIiNZgY

    こんにちは。

    これ、どうやって(何処から)撮ったんだろ~?
    と先ず興味を惹かれ、すっごいマジマジと見てたら、じわ~っと好きな気持ちが上昇する不思議なお写真です。

    わー、なんだかとっても好きなお写真です❤

  3. asfd | URL | pYrWfDco

    asdf

    この糞親父は理屈の塊かよ?
    理屈っぽい奴は好かん!!!

  4. ハッセルじいちゃん | URL | lalX43Vc

    こんにちは~
    現行のPENは 分かりませんが、E-P2での 真四角は6:6と云う表現です。
    6×6の名残でしょうかね。

    僕はプリントペーパーに合わせて 3:2が殆んどですが、RAW現像時 いちいち聞かれるのが めんどくさいです^^

  5. 銀天ジロー | URL | mQop/nM.

    いいです

    アスペクト比?・・・気にした事もなかったな(そんな言葉も知らなかった)
    私の写真はチラシの裏に書く落書き程度の作品だから(それでも作品って呼ぶのか!)
    意識した事はなかったです だたケータイのアスペクト比は今だに馴染めない(笑)

    BigDaddyさんの記事を読んでいるとデジイチ買ってもいいかな?なんて
    最近思ってきましたRAWって興味深いな 実際に使った事ないので
    否定も肯定もないですが ただただ興味という部分で(笑)
    そうそう 私のようにケータイやコンデジしか使わない人間にとっても
    BigDaddyさんの記事は参考になってます ちょっと長いがちゃんと読んでますよ
    専門的でコメントしづらい場合もありますが 今年もよろしくです







  6. BigDaddy | URL | -

    > ゆたか さん

    明けましたおめでとうございます。

    昨日、ふたたびPENを借り、3時間くらい撮っていましたが、ちょっと慣れませんねぇ(笑)。
    やはりあのサブダイヤルの小ささと力加減、ちょっとストレスがたまります。

    使い方にもより、ゆたかさんのように楽しさが2倍になる方もおられましょうが、私はどうでしょうかねぇ。使い勝手はGXRの方が良い気がしており、昨年末までは春にはE-PL2をと思っていましたが、それこそリセットして考え直しとなるようです。

  7. BigDaddy | URL | -

    > りこ さん

    お褒め頂き、ありがとうございます。下の陰の部分と、右端のトンボがポイントなのかもしれません。

    河川敷の野球場なので、河川に架かる橋の上から撮影しています。上手い具合に17mm(135換算36mm)の画角がぴったりでした。

  8. BigDaddy | URL | -

    > ハッセルじいちゃん さん

    昨日、またE-P3を借り、確認しました。やはり表記は6:6ですね。
    マニュアルを見ると4:3でなく3:4と最初から縦位置ってのもあり、だったら6x7もあったらと思うのは私だけでしょうか(笑)。

    フィルム時代って、ノートリングを指定しない限り、左右が切られて4:3に近いプリントになりますが、デジタルの場合、そんなの関係なく、ペーパーのサイズに合わせてとなりますから、やはり3:2が標準となるのでしょうね。

  9. BigDaddy | URL | -

    > 銀天ジロー さん

    普通は気にしないと思います。
    そもそも人って与えられた環境に順応しますから、カメラのフォーマットがどうあろうが、それにすぐに慣れてしまうのでしょう。上述した通り、頭が固くなると、それに否定的になってしまうのでしょうねぇ。

    携帯のアスペクト比って何でしょうね、携帯のカメラって1度も使ったことがありませんが、画面を見る限り、16:9なんでしょうかね。16:9は撮る側は難しいかもしれません。

    うちのページ、文章が長くなる理由として、私の文章表現がなっていない事が大半ですが、万人に向けて書くと、何かと解説しなくちゃならない部分があり、それで長くなるのと、単なるHOWTOって書いていて面白いと思わず、HOWTOに加え、自分の思いを書いていくと、これくらいの長さになってしまうのですよね(笑)。

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