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昭和風景、九段下ビルも消える・・・

2012年02月26日 00:00

九段下ビル

九段下ビル

Pentax K20D, SMC DA18-55mmF3.5-5.6AL

※ブログに視覚要素を加えるlightboxを導入しています。上記画像をクリックすると少し大きな画像をポップアップして見る事が出来、暗くなった部分をクリックするか、画像下部のCloseをクリックすると元に戻ります。また複数枚の掲載の場合、写真上の左右をクリックすると画面が遷移します。



現段階でどの程度解体が進んでいるか判らないが、東京のど真ん中、皇居から歩いていける距離にあった昭和の遺物、いや文化遺産とも言えるビルの解体の話を聞いたのが昨年秋・・・。嗚呼、このビルももう撮れないのねぇ・・・。

老朽化で危険だから、地権者への法的な整理が済んだ時点で取り壊される運命にあるのは承知していたが、1、2年先だと思っていた。九段下ビルを訪れたのは昨年春。その時は、半年後に解体が始まるなんて知る筈もなく・・・。これが残念でならない。

と言うのも解体されるのはまだ先だと思い込んでいたから、結構いい加減な撮影だったのと(撮影日は無茶苦茶暑く締め切られた屋内の写真を撮っている場合ではなかった)、使っていた機材が悪かった。

Pentax K20Dにあの悪名高いDA18-55mmF3.5-5.6AL(I型)、これでほとんどを撮っていたからISO3200で撮影したコマはかなりノイズリダクションを掛けないと辛いし、写真の解像度もイマイチ。勿論、アホみたいに大きくプリントしない限り問題はなかろうが、もう撮る事は出来ない風景だけに、現在手持ちの機材だったら・・・、と無いものねだり状態。

昨年はこの九段下ビルの他にも暗い廃墟での撮影が多く(まだまだブログで紹介していない風景が沢山ある)、撮影する度に、もうちょっと解像するレンズがあったら・・・、ISO3200が気軽に使えれば・・・、どんどんとストレスが溜まっていった。

フィルム時代はそこそこのレンズを使っていれば良かった。でも・・・、「カメラの画素数が増えるのと比例して、レンズの性能も上げなくてはならない」、これがデジタルカメラになってからの法則。これを痛感したのがK-5が発売された年、2010年だった。

Pentaxから発売直後のK-5とDA14mmF2.8、DA35mmF2.4、DA55mmF1.4、DA17-70mmF4、DA60-250mmF4、DA18-135mmF3.5-5.6、DAFE10-17mmF3.5-4.5の7本のレンズを借りる機会に恵まれ、この時に、当時メインで利用していたDA18-55mmF3.5-5.6AL(I型)、FA28-70mmF4AL、Tamron 18-200mmF3.5-6.3IIの3本がどれだけ解像力がないか痛感した。

とは言え、それでもデジタルカメラは撮っただけなく、現像、レタッチしてナンボ、解像力の悪い写真でも適度にコントラスト、シャープを掛けてやれば大伸ばししても十分鑑賞に耐える事が出来る、そう信じていた。実際に四つ切くらいのプリントなら問題のない写真は多い。

しかし、パソコン上では四つ切以上の大きさで写真を見る事が出来、無意味と判っていても等倍画像を見てガックリしちゃうし、カメラとの相性もあるのか、何故かK20Dとセットで使うと、ピンボケ写真を多く量産する事もあり、こりゃぁ良いカメラ、レンズを買わなくちゃ駄目だ、そう確信した訳だ。

結果、昨秋、ISO6400もシチュエーションによっては十分に利用出来る超高感度に強いK-5を買い、レンズもSigmaの17-70mmF2.8-4を新たに加えた。このコンビが最強とは言わないが、撮影の幅が大きく広がったのは言うまでもない。

実は遠景やセンサーの周辺部の描写力はDA17-70mmF4ALの方が上に思える。しかし以前にも述べた通り、Simga17-70mmは21mm(135換算で約31mm)までは開放F値がF2.8で、しかも1段絞ったF4で少なくとも中央部は十分過ぎるくらいの解像力があり、これは狭い場所、暗い場所と言ったシチュエーションが多い廃墟には非常に適している。

つまりDA17-70mmF4ALだと、どの焦点距離もF4が開放なので1段絞ったF5.6からが常用域となる。でもSigma17-70mmF2.8-4を使えば広角側はF4が問題なく使えるので1段早いシャッタースピード、もしくはISO感度を1段下げられる事になり、廃墟にはSigma 17-70mmF2.8-4が適しているのだ。

※お散歩写真やスナップメイン、また廃墟等の暗い場所では一脚や三脚を使われるカメラマンなら断然DA17-70mmF4ALをお勧めする

K-5とSigmaレンズを手にしてすぐに九段下ビルを訪れれば良かったのだが、上述した通り、まさかこんな早く実行されるとは思ってもみなかったので、解体のニュースを聞いて後の祭り・・・。昭和を感じる風景はいつまでも残っているものじゃない。つくづく痛感した。

本日の写真は勿論、九段下ビル。確か2階から3階の階段の踊り場を撮っているんだと思う。嗚呼、すでに記憶が薄れている・・・。

F5.6、1/30sec、ISO2200で撮影しており、決して優れた描写とは言えない。今思えばブレ補正があるので、シャッターをもう1段遅くし、感度を1段下げる事も出来た。ホント、K-5を入手してすぐにもう一度撮りに行くべきだったなぁ・・・。


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コメント

  1. てんくら | URL | -

    廃坑は素敵!!

    廃れ寂びれた建物ほど気を引く物も少ない。
    廃坑マニアでもないが、廃坑は大好きな被写体だ。

  2. vevey | URL | D3qtEyCY

    2~3週間前にたまたまこの付近に行きました。その時は、表通りに面した方は残っていましたが、裏側はボロボロに解体されてました。こういう遺産を後世に残す手立てはなかったのでしょうか。

  3. BigDaddy | URL | -

    > てんくら さん

    何故人は廃れる物に惹かれるのでしょうね、日本人独特のわびさびからなのか、それとも外国でもこの手の廃墟ブームがあるのか否か、知りたいところでもあります。廃坑は未だに一度も訪れた事がありません。北海道、九州、いずれかいつかは行きたいと思っております。

  4. BigDaddy | URL | -

    > vevey さん

    裏手は駐車場になっているので、裏から壊しているんでしょうね。

    この建物、数年前、テレビ朝日のタモリ倶楽部でも特集していましたが、その時点で、すでに住居部分が崩れ落ちているところがあり、補修も不可能だったのかもしれません。とは言え、もっと以前から文化遺産として行政が動いていればとは思いますが、あの同潤会アパートまでどんどんと壊しちゃう日本ですから仕方ないのでしょうね。東京は狭いって事ではないでしょうか。ヨーロッパのように旧市街を残して新たな土地に都市機能を移すなんて考えられないのでしょうねぇ。

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