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Pentax K-5でオールドレンズを使ってみた

2012年03月09日 00:00

廃業したお風呂屋さん

廃業したお風呂屋さん

Pentax K-5, Ricoh Rikenon XR50mmF2

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Sigmaの17-70mmF2.8-4OS HSM、このレンズが思った以上に使い勝手が良いので昨年8月末に購入してから、90%以上のコマでこれを使い続けている。レンズ交換が醍醐味の一眼レフなのにこの有様。そこで久々にオールドレンズを手に取りK-5と合わせてみた。

とその前に本日の写真、結構珍しいかもしれない。廃業した銭湯の煙突だ。銭湯の煙突は皆さんも見慣れていると思うが、根元を見た事がある人って少ないのでは?。私は初めてだった。本当は屋内も侵入したかったところだが、面白い絵が撮れて非常に満足している次第である。

さて、本題のオールドレンズ、利用したのがK10Dの頃から愛用し続けているSMCP24mmF2.8とRicoh Rikenon XR50mmF2の2本。APCセンサーなのでそれぞれ約36mm、75mmのレンズと化し、通常のお散歩写真ならこの2本あれば何でも撮れると言って良い。

以前にも解説したがSMCP24mmF2.8はKマウントになって初の24mmレンズで35年以上前の代物。残念ながらレンズ周辺はカビに侵食されているが、中央部分は運良く綺麗なままなので少なくとも順光の風景なら写りにはさほど支障はない。

XR50mmF2のI型は発売当時、カメラ雑誌で絶賛された名レンズであるが、残念ながらうちにあるXR50mmF2は恐らくIII型で、いわゆる軽量小型化によって生じたチープ仕様だ。それでも調べてみると最短撮影距離が45センチから60センチに長くなっただけで光学系はI型と変わりないようだ。

勿論、光学系に変化がないと言っても軽量小型化されたレンズの多くはレンズ素材や研磨そのものが悪い場合も多いので同性能とは言えないので、どうだ、このレンズ!、と自信を持って言える程ではないが、1980年代に発売された割には新品同様で気持ち良く使えている。

ちなみに2本とも絞り羽根は6枚だから絞り込むと点光源は六角形になり、8枚羽根や円形絞りのレンズと比較したらやボケは綺麗ではないのだろう。でも私個人はボケ味なんてどーでも良いのでさほど気にならないでいる。

余談だが、一昔前までボケ味を気にしていたのは日本人だけだったと聞く。海外ではボケ味よりもどれだけクリアに写るか、それに主眼があったそうだ。ところが今では「bokeh」と言う言葉が海外でしっかりと流通しているそうだ。

そして私はかつての海外のカメラマンと同じ、今も尚、ボケ味に関しては無関心だったりする。またデジタルになって、より一層解像力が気になって仕方がない。如何に切れ味鋭くシャキッと見えるか、それしか考えていないと言っても良い。

まぁそんな人間だから本来、オールドレンズなんて使っちゃいけない。オールドレンズの中にも優れた描写力を持つ代物もあるようだが、それは一握り。少なくとも今日紹介している2本のレンズは今のコンピューター設計で研磨技術の発達している最新のレンズには勝てないだろう。

特にSMCP24mmF2.8はカビの影響もあろうが、周辺部を良く見るとエッジ部分に赤と青の線が出ており、これは確か倍率色収差と呼ばれるものだったと記憶しており、ピントが合っている(被写界深度内に収まっている)のに関わらず、ボヤけて見えてしまう。

Pentaxのレンズは色収差を含め、各種収差をあまり補正しない方向性のようで、実は現行品でも周辺の解像力が悪いものが多いようだ。特にズームレンズはそれが顕著で、現行の標準ズームレンズ、DA18-55mmF3.5-5.6AL II(もしくはWR型やK-xやK-r等のキットになっているDA-Lレンズ)も周辺部の描写は褒められたものじゃない。

そんな訳でSMCP24mmF2.8は本気撮りには使わない、単焦点レンズの雰囲気を楽しむだけのレンズとなっている。実際に解像力はDA18-55mmF3.5-5.6のII型と同じくらい、そう思って頂いて良い(カビがなければ周辺部描写は勝っていると推測する)。但し、一応は単焦点レンズなのでこの辺の焦点距離でありがちな歪曲はズームレンズよりも修正されており、構図決定は楽だったりする。

ただ、これまたカビの影響で、逆光では時折、素晴らしいフレアー写真を作ってくれる。これをレタッチで再現するのは難儀でそれが面白くわざと逆光下で使う事もあり、良く言えば「オンリーワンのレンズ」と言えようか。

RicohのXR50mmF2はあくまでも主観であるが同じスペックのPentax SMCM50mmF2と比較すると解像力、特に周辺部の解像力は良いように感じる。ずば抜けて凄いとは思わないが、十分に50mmレンズ、APS-Cだから中望遠レンズを役割を務めていると感じる。

このレンズは特筆すべき長所がない反面、(ボケ味は微妙であろうが)短所もないと言える。ベラボーな解像力はないが、中央、周辺部関係なく、全体に解像力がそこそこある、実は個人的にはこういうレンズが一番使いやすい。特にデジタルの場合、好みでシャープの掛かり具合を調節出来るので、硬調にも軟調にも振れる、全体にそこそこ解像しているのがベストと言えよう。

本日の写真はXR50mmF2を使っている。電子接点を持たないレンズなので絞り情報はないが、恐らく日陰でこの手の風景だとF5.6で撮っている事が多いのでこの写真もF5.6だと思う。下の写真は左下の戸板部分を1000万画素に縮小した等倍写真だ。

今回現像はPentaxが吐き出したものでなく、Lightroomを使ってシャープネスを若干強めているが、隅っこがこれくらい写ってくれていれば50mmレンズとしては大満足である。

参考写真



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